大国町駅
大国町駅 | |
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![]() ホーム(2008年8月) | |
だいこくちょう Daikokucho | |
![]() | |
所在地 | 大阪市浪速区敷津東三丁目 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
12,899人/日(降車客含まず) -2020年- |
乗降人員 -統計年度- |
25,094人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1938年(昭和13年)4月21日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●御堂筋線 |
駅番号 | M21 |
キロ程 |
11.7 km(江坂起点) 千里中央から17.6 km |
◄M20 なんば (1.2 km) (1.2 km) 動物園前 M22► | |
所属路線 | ●四つ橋線 |
駅番号 | Y16 |
キロ程 | 5.3 km(西梅田起点) |
◄Y15 なんば (1.2 km) (1.3 km) 花園町 Y17► |
大国町駅(だいこくちょうえき)は、大阪府大阪市浪速区敷津東三丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅である。御堂筋線と四つ橋線の2路線が乗り入れる。駅番号は御堂筋線がM21、四つ橋線がY16。
歴史[編集]
- 1938年(昭和13年)4月21日 - 1号線(現在の御堂筋線)の難波駅 - 天王寺駅間延伸時に開業。
- 1942年(昭和17年)5月10日 - 3号線(現在の四つ橋線)が当駅から花園町駅まで開業。乗換駅かつ同線の起点駅となる。
- 1965年(昭和40年)10月1日 - 3号線が西梅田駅まで延伸、途中駅となる。
- 1987年(昭和62年)12月 - 御堂筋線ホームの有効長を難波方面に34 m延長し、10両編成対応ホームとなる。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 大阪市交通局の民営化により、所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に変更。
- 2021年(令和3年)12月25日 - 御堂筋線ホームで可動式ホーム柵の使用を開始[1]。
- 2022年(令和4年)2月19日 - 四つ橋線ホームで可動式ホーム柵の使用を開始[2]。
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線を有する地下駅である。御堂筋線と四つ橋線ののりばは、Osaka Metroの乗換駅の中では唯一同一平面上にあり、御堂筋線が四つ橋線を内側に挟み込む配置になっていることから、同一方向同士の列車の乗換えは容易である。通常は御堂筋線は四つ橋線の東側に位置しているが、上り・北行き方向は、御堂筋線が四つ橋線の西側に入る唯一の駅である。上下線共、御堂筋線の1 - 5号車部分と、四つ橋線の2 - 6号車部分が対面している。1・2番線の住之江公園寄りと3・4番線の梅田寄りに、御堂筋線と四つ橋線を連絡する両渡り線が設置されている。また、梅田寄りには四つ橋線上下線間の片渡り線がある。並走路線において同一ホームでの乗換ができる地下鉄の駅は、当駅の他に表参道駅がある。(東京メトロ銀座線と東京メトロ半蔵門線)
昇降設備は、エレベーターは両ホーム共に、南側階段(御堂筋線1号車1番ドアのさらに南端)の更に南側(四つ橋線1号車1番ドア付近)、地上へは南改札口から6番出入口(大国交差点の北西角)にあり、エスカレーターは3・4番線から北改札と5番出入口にあり、いずれも上りのみとなっている。
1928年当時の建設当初の計画では、大国町 - 玉出間のみの支線的計画が強かった四つ橋線は単線ホーム、御堂筋線は複線ホームの2面3線式であった[3]。ホーム幅は25尺 (7.5 m) で設計されたため[3]、それほど広くない。
改札口は北改札と南改札の2か所がある。
当駅は、大国町管区駅に所属し、同管区駅長が、当駅のみの単駅管理を行う。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ![]() |
天王寺・あびこ・なかもず方面[4] |
2 | ![]() |
北加賀屋・住之江公園方面[4] |
3 | 西梅田方面[4] | |
4 | ![]() |
梅田・中津・新大阪・千里中央方面[4] |
- Osaka Metroでは路線ごとにホーム番号が付番されるのが通例だが、当駅は前述した通り両線のホームが同一平面上にあるため例外となっている[注 1]。
配線図[編集]
↑ 御堂筋線 天王寺・なかもず方面 |
||
← 御堂筋線 梅田・千里中央方面 四つ橋線 西梅田方面 ← |
![]() |
→ 四つ橋線 花園町・住之江公園方面 |
凡例 出典:[5][6][7] |
自動放送について[編集]
Osaka Metroでは、通常は梅野真由美(女声)が下り線を、有田洋之(男声)が上り線の自動放送を担当している。
しかし大国町駅ではホームが狭く、また両線が同時に入線するダイヤが存在するため、四つ橋線の下り線(2番線)を有田(男声)が、上り線(3番線)を梅野(女声)が担当している。従って、四つ橋線に限り通常とは逆方向の担当者による放送を聞くことができる。
接近メロディーは、1989年当時は御堂筋線は上り用、四つ橋線は下り用であった。2002年には御堂筋線が更新されて1番のりばが下り用に変更、2012年には四つ橋線が更新されて2番のりばが上り用に変更された。
利用状況[編集]
2020年11月10日の1日乗降人員は25,094人(乗車人員:12,899人、降車人員:12,195人)である[8]。これは、御堂筋線の増発区間(新大阪駅 - 天王寺駅間)の中では動物園前駅の次に少ない。四つ橋線の駅では、乗り換え駅上位独占7駅の中では最下位である(住之江公園駅とほぼ同数)。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|---|---|
1990年 | 11月 | 6日15,407 | 15,470 | 30,877 |
1995年 | [注 2]2月15日 | 14,585 | 13,780 | 28,365 |
1998年 | 11月10日 | 12,805 | 12,870 | 25,675 |
2007年 | 11月13日 | 11,687 | 11,276 | 22,963 |
2008年 | 11月11日 | 11,720 | 11,565 | 23,285 |
2009年 | 11月10日 | 11,550 | 11,204 | 22,754 |
2010年 | 11月 | 9日11,537 | 11,072 | 22,609 |
2011年 | 11月 | 8日11,643 | 11,278 | 22,921 |
2012年 | 11月13日 | 12,153 | 11,782 | 23,935 |
2013年 | 11月19日 | 13,593 | 13,232 | 26,825 |
2014年 | 11月11日 | 13,657 | 13,070 | 26,727 |
2015年 | 11月17日 | 16,434 | 15,764 | 32,198 |
2016年 | 11月 | 8日15,843 | 15,135 | 30,978 |
2017年 | 11月14日 | 16,546 | 15,558 | 32,104 |
2018年 | 11月13日 | 16,071 | 15,253 | 31,324 |
2019年 | 11月12日 | 16,743 | 15,912 | 32,655 |
2020年 | 11月10日 | 12,899 | 12,195 | 25,094 |
駅周辺[編集]
社寺[編集]
- 敷津松之宮大国主神社 - 駅名や地名(旧・木津大国町、現・大国)の由来になった神社。
- 今宮戎神社
- 願泉寺
- 正宣寺
- 徳浄寺
公共施設[編集]
学校[編集]
その他[編集]
- なにわ生野病院
- 木津卸売市場
- Zepp Namba (OSAKA)
- クボタ本社
- ヤマダデンキLABI1 なんば - 御堂筋線・四つ橋線からのアクセスは難波駅よりも当駅1号出入口の方が近い。
- 愛染橋病院
- なにわ生野病院
- でんでんタウン - 四つ橋線沿線からのアクセスには当駅も利用できる。
周辺の駅[編集]
バス路線[編集]
最寄り停留所は、国道25号上にある地下鉄大国町であった。かつては以下の路線が発着し、大阪市交通局により運行されていた。
付記[編集]
- 当駅3番ホームの南側には、大阪市営地下鉄でかつて(1980年代頃まで)使われていた「ひげ文字」と通称される独特の字体で表記された、ラインカラーのない駅名標が残されていて、乗車中に車内から見ることができた(のちに撤去)。なお、2番・3番ホームの南側に繋がる階段はステンレス製の柵で閉鎖され、昇り降りすることはできない。
- 当駅において御堂筋線と四つ橋線の連絡待ちを行う場合がある。発車時刻がほぼ同時で、片方が30秒 - 1分程度遅れている場合はもう片方は発車待ちを行い、連絡する。2013年3月23日のダイヤ改正以降は、四つ橋線の列車は当駅で御堂筋線の列車と相互接続を行うのが原則となった。但し、平日の朝ラッシュ時など乗り換え客でホームの混雑が激しくなる時間帯は相互接続を行わないことも多い。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “御堂筋線大国町駅の可動式ホーム柵の運用開始について” (日本語) (プレスリリース), Osaka Metro, (2021年12月20日), オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。 2021年12月20日閲覧。
- ^ “四つ橋線大国町駅の可動式ホーム柵の運用開始について” (日本語) (プレスリリース), Osaka Metro, (2022年2月14日), オリジナルの2022年2月14日時点におけるアーカイブ。 2022年2月14日閲覧。
- ^ a b 大阪市高速鐡道設計要覧 - 大阪市電気局高速鉄道課 著,昭和3年5月
- ^ a b c d “Osaka Metro|大国町” (日本語). www.osakametro.co.jp. 2018年8月12日閲覧。
- ^ 川島令三、『全国鉄道事情大研究 - 大阪都心部・奈良篇』ISBN 978-4-7942-0498-1、76p、草思社、1993
- ^ 「特集 短絡線ミステリー6」、『鉄道ファン』、通巻第502号 2003年2月号、16p、交友社、2003
- ^ 井上孝司 『配線略図で広がる鉄の世界 - 路線を読み解く&作る本』 ISBN 978-4-7980-2200-0、秀和システム、176p.、2009
- ^ “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査) (PDF)” (日本語). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 大国町駅(御堂筋線) - Osaka Metro
- 大国町駅(四つ橋線) - Osaka Metro