パレットタウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
東京臨海副都心 > 青海 (江東区) > パレットタウン
パレットタウン
Palette Town Ⅱ.JPG
地図
店舗概要
所在地 東京都江東区青海一丁目3-15
開業日 1999年3月19日
(一部は99年夏開業)[1]
土地所有者 東京都→森ビルトヨタ自動車[2]
施設管理者 臨海副都心パレットタウン運営協議会
敷地面積 約24,000m²[1]
延床面積 約24,200m²[1]
営業時間 各施設による
駐車台数 950台
※2箇所の合計
最寄駅 青海駅東京テレポート駅
最寄IC 首都高速11号台場線台場出口、首都高速湾岸線臨海副都心出口・有明出口
テンプレートを表示

パレットタウン(palette town)は、東京都江東区青海に位置するシンボルの大観覧車を中心する大規模複合集客施設である。都が暫定利用として森ビル三井物産に貸し出した土地に1999年3月開業した。後に土地は森ビルとトヨタ自動車に売却され、両社およびトヨタグループ東和不動産2025年を目処にスポーツ観戦ができる多目的アリーナや新しい商業施設への建て替え計画を発表している。

概要[編集]

都が所有する「世界都市博覧会」(開催中止)予定地だった青海地区のS街区、T街区を使い、1997年(平成9年)3月に、貸付期間10年の事業用借地権を設定した両街区の暫定利用について希望事業者を募集するコンペを実施[3]。その結果、6月にS街区に森ビル、東京りんかい商業開発、伊藤忠商事のグループ、T街区に三井物産、トヨタ自動車、電通大成建設のグループが当選し[3]、土地は森ビルと三井物産に貸し出されることになった[2]

その後、隣接する両街区で別個に開発するよりも、共同で行い一体利用を図り、統一感ある街並みを創出するほうが、より賑わいのあるまちづくりにつながるとの結論に至り、両グループの参画企業からなる臨海副都心ST街区開発推進協議会を発足させ、開発に取り組むことなり[3]1999年(平成11年)3月19日に開業した(一部は99年夏開業)[1]

施設の閉鎖と跡地開発[編集]

パレットタウン用地における借地権の契約期間が10年に設定されていたため、当初の予定では2010年(平成22年)6月までに施設全体を閉鎖(撤去)し、都に土地を返還することとなっていた。これは1990年代当時、バブル崩壊による不況や交通の便の悪さという悪条件が重なり、台場地区の売却先が見つからなかったことから、苦肉の策として都が10年間の期限付で賃貸料を月額約830-850円/m21996年〈平成8年〉3月時点)という異例の廉価で土地の貸し出しを行ったためであり[4]、事業主体の森ビルや三井物産もその条件を承諾し施設の開設を行った。しかし、結果としてパレットタウンは成功を収めたため、撤去し更地にしてしまうことはお台場全体の景観を大きく変えてしまうことに繋がりかねず、利用者はもちろん都の幹部からも不満の声があがっていた[5]

そうした中、都は2008年(平成20年)に10年5月以降の利用方法が決まっていなかったパレットタウン用地について、森ビルとトヨタ自動車に814億円で売却すると発表した[2]。売却発表時に都から公表された両社の事業計画によると地上23階・地下2階の建物が建設されオフィスや商業施設、コンベンションホテル一体型施設のほか、自動車をテーマとした参加体験型の展示施設、新型観覧車などが設置され2013年(平成25年)に開業することが予定されていた[6][7]

しかし、リーマン・ショックによる経済状況の変化などから、2009年(平成21年)11月に建設計画が延期され、既存施設の営業が延長される見通しとなり[8][9]、2010年(平成22年)1月、都と森ビル・トヨタ自動車は2016年(平成28年)3月までに新施設を開業させることで合意したが[10]、その後、さらに開業が2024年度に先送りされていた[11]

2025年にアリーナ・商業施設オープンへ[編集]

2020年令和2年)3月末にトヨタグループ東和不動産が大型複合アリーナの建設計画を発表し[12]、同年6月30日にはトヨタ自動車・東和不動産・森ビル・東京都の4者が協議を進め、2025年を目処にアリーナや商業施設などを開業すると日本経済新聞が報じた[13]。これらによれば、2023年(令和5年)春に工事着工し、2025年(令和7年)6月頃にアリーナが竣工予定で、Bリーグアルバルク東京のホームアリーナとしての機能をメインに各種イベントの開催も見込んでいる[12][13]。また、アリーナにはコンベンション機能を含むほか、ホテルやオフィス、商業・エンターテインメント施設なども入る複合施設となる見込みである(計画名:青海ST区画プロジェクト (仮称)[14][15]

名称の由来[編集]

パレットにのせた絵具のようにカラフルで楽しさにあふれた町であることから。

パレットタウンウエストモール棟の屋上駐車場は、パレットのようなカラフルな塗装が施されている。

おもなテナント・施設[編集]

かつてあった施設[編集]

  • ネオジオワールド東京ベイサイド(閉店)
  • 東京レジャーランドパレットタウン店(閉店)
  • ハイパーシュート&ハイパードロップ(閉店)
  • サンウォーク(ヴィーナスフォート ファミリー → ヴィーナス ファミリーに名称変更)
  • ヴィーナス アウトレット アネックス(ヴィーナス グランドに名称変更)
  • 東京カルチャーカルチャー(渋谷区に移転)

沿革[編集]

  • 1999年(平成11年)
    • 3月19日 - 「パレットタウン」オープン。
    • 7月14日 - 「サンウォーク」オープン。
    • 8月25日 - 「ヴィーナスフォート」オープン
  • 2002年(平成14年) 3月12日 - 「東京レジャーランドパレットタウン店」オープン。
  • 2006年(平成18年) 4月29日 - 「サンウォーク」を「ヴィーナスフォートファミリー」と改称。
  • 2009年(平成21年)12月11日 - ヴィーナスフォート3階に「ヴィーナスアウトレット」オープン。
  • 2010年(平成22年) 6月5日 - ヴィーナスフォート2階に「ヴィーナスアウトレット アネックス」オープン。
  • 2018年(平成30年)6月21日 - 「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」オープン。

提携クレジットカード[編集]

その他[編集]

アクセス[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 月刊レジャー産業資料 1999, p. 43.
  2. ^ a b c 「パレットタウン 森ビルとトヨタへ 都が売却発表」『読売新聞』都民版 2008年10月9日
  3. ^ a b c 月刊レジャー産業資料 1999, p. 38.
  4. ^ お台場 にぎわいどこへ パレットタウン2年後撤去 - 日経ネット 2008年8月1日/Archived 2008年9月1日, at the Wayback Machine.
  5. ^ 日本経済新聞 2008年8月2日付け朝刊「お台場激変!?パレットタウン撤去」ほか
  6. ^ 「臨海副都心青海ST区画の進出事業予定者の決定について」 東京都港湾局(報道発表資料)、平成20年(2008年)10月8日/Archived 2012年1月17日, at the Wayback Machine.
  7. ^ 東京都:「パレットタウン」用地をトヨタと森ビルに売却-814億円 - Bloomberg (2008年10月8日)、2020年8月24日閲覧
  8. ^ ヴィーナスフォート、アウトレット開設 12月、23区で初 日経ネット 2009年11月6日/Archived 2009年11月9日, at the Wayback Machine.
  9. ^ 森ビル・トヨタ、お台場の大型商業施設の建設先送り 日経ネット 2009年11月6日/Archived 2009年11月11日, at the Wayback Machine.
  10. ^ お台場新施設、16年3月までに開業 都、森ビル・トヨタと合意 日経ネット 2010年1月8日/Archived 2010年1月14日, at the Wayback Machine.
  11. ^ 臨海副都心(青海地区):青海ST区画〈アーカイブ〉 - 東京都港湾局、Wayback Machineによる2018年7月5日時点のアーカイブ
  12. ^ a b 大型複合アリーナ建設計画に関するお知らせ (PDF) - 東和不動産 (2020年3月31日)、2020年8月21日閲覧
  13. ^ a b お台場にスポーツ・商業複合施設 トヨタ、25年開業へ - 日本経済新聞 (2020年6月30日)、2020年8月21日閲覧
  14. ^ 臨海副都心(青海地区):青海ST区画 - 東京都港湾局、2020年8月21日閲覧/Archived 2020年7月28日, at the Wayback Machine.
  15. ^ 「パレットタウン」を再開発する「青海ST区画プロジェクト(仮称)」 計画地の一部に最大約13,000席の「大型複合アリーナ」を建設! - 東京・大阪 都心上空ヘリコプター遊覧飛行 (2020年7月17日)、2020年8月21日閲覧
  16. ^ 閉店のお知らせ(東京レジャーランド公式サイト内)
  17. ^ “デジタルアートで宇宙遊泳 東京・お台場に新スポット”. NIKKEI STYLE. (2018年6月4日). https://style.nikkei.com/article/DGXMZO30797520S8A520C1000000 2020年12月23日閲覧。 
  18. ^ 「デジタルアートミュージアム インバウンド観光の新名所に 1年で230万人 CG駆使した作品人気 お台場」『毎日新聞』東京版 2019年8月5日

参考文献[編集]

  • 『月刊レジャー産業資料』綜合ユニコム、1999年5月。

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度37分32.2秒 東経139度46分51.9秒