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和泉多摩川駅

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和泉多摩川駅
和泉多摩川駅北口(2005年10月15日撮影)
いずみたまがわ
Izumi-Tamagawa
狛江 (0.6 km)
(0.8 km) 登戸
所在地 東京都狛江市東和泉4丁目2番地1号
北緯35度37分39秒 東経139度34分25.5秒 / 北緯35.62750度 東経139.573750度 / 35.62750; 139.573750座標: 北緯35度37分39秒 東経139度34分25.5秒 / 北緯35.62750度 東経139.573750度 / 35.62750; 139.573750
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 14.4 km(新宿起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線*
乗降人員
-統計年度-
15,287人/日
-2009年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日
備考 *通過線2線含む
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和泉多摩川駅
配線図

狛江駅

2 1


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登戸駅

和泉多摩川駅(いずみたまがわえき)は、東京都狛江市東和泉4丁目2-1にある、小田急電鉄小田原線

概要

新宿駅から17番目(新宿駅も含む)の駅。新宿駅からの距離は14.4km。多摩川寄りホームからは登戸駅よみうりランドが見える。多摩川の東京側最寄り駅(町田市を除く東京都に所属する最後の駅)。1990年代後半に路線の高架複々線化事業と駅前再開発事業が行われた。喜多見狛江の両駅とともに成城学園前駅の管理管区に属する。

駅構造

間に通過線をはさんだ相対式ホーム2面4線を有する高架駅である。線路・ホームは高架上に、改札口は地上にある。複々線区間にあり、当駅で各停特急ロマンスカー急行準急などに追い越されることがある。ただし、複々線区間の末端のため各駅停車が優等列車に抜かれるための時間調整をすることもある。

改札口は登戸駅側に1か所、狛江駅側に1か所、計2か所ある。狛江駅側は後から増設された簡易的なものである。臨時改札口はない。登戸駅側の改札口には北側と南側の出口がある。屋根はホームの全面を覆っているが、路線部分は覆っていない。

駅舎両脇の高架下を商業施設として利用している。

駅舎デザインは、内側外側とも淡いグリーン色を基調色としている。

出入り口付近の装飾(駅名が掲げてある個所)、改札階の窓枠、およびホーム階の窓枠は、淡いグリーン色(壁面のグリーン色よりやや濃い)で、上部が三角形状のデザインに統一されている。隣りの狛江駅では、ブラウン色、上部が半円形状となっており、両駅間のデザイン上の差異となっている。

また、ホーム上屋(屋根)については、喜多見駅などの世田谷区内の新設高架駅では、丸みを帯びたもの(横から見て)に統一されているが、狛江市内にある狛江駅と和泉多摩川駅は、直線状のものに統一されている。

ホーム有効長は10両編成に対応している。登戸側にある下り線用多摩川橋梁が完成しホームを延伸するまでは、8両編成までに対応していた。

和泉多摩川駅プラットホーム
ホーム 路線 方向(線路) 行先
1 小田原線 下り(緩行線) 小田原箱根湯本藤沢片瀬江ノ島方面
通過線 □小田原線 下り(急行線) (下り列車の通過)
通過線 □小田原線 上り(急行線) (上り列車の通過)
2 小田原線 上り(緩行線) 新宿千代田線方面

※下り梅ヶ丘 - 登戸間、上り向ヶ丘遊園 - 梅ヶ丘間の急行線・緩行線は原則として以下の通り使い分けられている。

〔急行線〕

特急ロマンスカー・快速急行・多摩急行・急行・準急が使用する。

〔緩行線〕

区間準急・各駅停車が使用する。

出入り口

  • 登戸駅側改札口 - 駅前より改札階の方が高く、階段(北側5段、南側7段)とスロープがある。エレベーターエスカレータはない。
  • 狛江駅側改札口 - 駅前より改札階の方が高く、緩やかな坂になっている。エレベータ・エスカレータはない。

駅構内設備

駅舎は、1990年代後半に新築された。当駅より新しい駅に設置されている壁面透過タイプ(ガラス張り)エレベーターやセンサー起動式エスカレータは導入されていない。多目的トイレオストメイトに対応している。

機器

  • 狛江駅側改札口
    • 自動改札機 - 3台設置。
    • 自動券売機 - 1台設置。
    • 自動精算機 - 1台設置。

施設

  • トイレ - 改札内改札階山側にあり、多目的トイレも設置されている。
  • 水飲み場 - 各ホームに1か所ずつ、合計2か所ある。
  • 休憩コーナー - 改札内側改札階に2か所ある(旧・喫煙所)。
  • 待合室 - 各ホームに1か所ずつ、合計2か所が2004年冬に設置された。
  • エレベーター - 改札階と各ホーム階を連絡する2機がある。
  • エスカレーター - 改札階と各ホーム階を連絡する両方向に計4機がある。
  • 車掌用モニター - ホームは直線状なのでモニタはない。

商業設備・施設

利用状況

2010年度の1日平均乗降人員は15,318人である[1]。同クラスの駅には、参宮橋片瀬江ノ島鶴巻温泉などがある。

近年の1日平均乗降人員、乗車人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗降人員
増加率 順位 1日平均
乗車人員
1990年 8,364[2]
1991年 8,415[3]
1992年 16,135[要出典] 56位/69駅 8,225[4]
1993年 7,893[5]
1994年 7,836[6]
1995年 7,661[7]
1996年 14,925[要出典] 57位/69駅 7,501[8]
1997年 7,512[9]
1998年 7,405[10]
1999年 7,557[11]
2000年 7,501[12]
2001年 14,635[13] 57位/69駅 7,499[14]
2002年 7,537[15]
2003年 14,737[16] 0.0% 57位/69駅 7,516[17]
2004年 14,956[18] 1.5% 58位/70駅 7,608[19]
2005年 15,107[20] 1.0% 57位/70駅 7,658[21]
2006年 15,217[22] 0.7% 57位/70駅 7,715[23]
2007年 15,541[24] 2.1% 57位/70駅 7,891[25]
2008年 15,339[26] -1.3% 57位/70駅 7,792[27]
2009年 15,287[28]

駅周辺

登戸駅側改札(西口)の北側に駅前広場、ロータリーがある。ロータリーは世田谷通りに通ずる。

再開発前は駅周辺の道路は狭隘で、最寄りバス停も200mほど離れていたが、1999年4月に新道およびロータリーが完成し、路線バスの乗り入れが始まった。

西口

1961年に多摩川橋梁手前の和泉多摩川2号踏切で立ち往生していたダンプカーに列車が衝突し、列車が橋梁から転落する事故が起きた。当該編成は2400形2470編成で、1両目が多摩川に転落し、2両目が宙吊り状態になった。この事故を機に世田谷通りが現在のルートに変更された。詳細は「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#小田急線列車衝突転落事故」・「小田急2400形電車#その後の推移」を参照。
2009年現在、複々線化のための工事が行われており、多摩川橋梁は上下線ともに新規に架け替えられた。新しい橋梁は従来よりも高い位置に建設されており、2004年秋には当駅 - 登戸間の土手上に1か所だけ残っていた踏切も廃止となった。

東口

高架下

駅両脇の高架下に商業施設小田急マルシェがある。2004年に小田急電鉄グッズ販売店「TRAINS(トレインズ)」、美術工芸品の制作・展示・販売コーナー「アトリエおだきゅう」がオープンした。

バス路線

駅前ロータリーの「和泉多摩川駅」に小田急バスの路線が乗り入れる。

歴史

  • 1927年昭和2年)4月1日 - 開業。
  • 1937年(昭和12年)9月1日 - 片瀬江ノ島駅行「直通」の停車駅となる(小田原方面行「直通」は通過)。
  • 1948年(昭和23年)9月 - 桜準急が設定され、停車駅となる。
  • 1951年(昭和26年)4月 - 準急の停車駅となる。
  • 1964年(昭和39年)11月5日 - 準急の通過駅となる。
  • 1989年平成元年)7月 - 喜多見 - 和泉多摩川間の複々線化着工。
  • 1996年(平成8年)12月1日 - 上り新ホームの使用開始。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月 - 喜多見 - 和泉多摩川間の複々線化竣工。
    • 6月23日 - 複々線の使用開始。
  • (時期不明) - 現駅舎供用開始。
  • 1999年(平成11年)4月 - 駅前ロータリー完成により路線バスの乗り入れ開始。
  • 2003年(平成15年)4月 - 狛江駅側の改札口が供用開始。
  • 2004年(平成16年)12月11日 - 区間準急が設定され、停車駅となる。

駅名の由来

当初「多摩川」という駅名にする予定だったが、多摩川の対岸に「稲田多摩川駅(現・登戸駅)」が開設されることを受け、地名である「和泉」と「多摩川」をあわせて「和泉多摩川」と名づけられる。

旧駅舎

駅舎、路線とも地上にあった。駅舎は上りホーム側にあり、下りホームとは跨線橋により連絡され、下りホームには臨時改札口があった。

その他

列車の撮影スポットとして知られているが、以前ファンと警察の間でトラブルがありホーム端の柵に掲示がされていたことがあった[要出典]

その他

隣の駅

小田急電鉄
小田原線
快速急行・多摩急行・急行・準急
通過
区間準急・各駅停車
狛江駅 - 和泉多摩川駅 - 登戸駅

脚注

  1. ^ 1日平均乗降人員 2011年12月31日閲覧
  2. ^ 東京都統計年鑑(平成2年)224ページ
  3. ^ 東京都統計年鑑(平成3年)230ページ
  4. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  5. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  6. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  7. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  8. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  9. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  10. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  11. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  12. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  13. ^ 厚木市の現況(「厚木市移動円滑化基本構想」内) (PDF)
  14. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  15. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  16. ^ 関東交通広告協議会「平成15年度1日平均乗降人員・通過人員」
  17. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  18. ^ 関東交通広告協議会「平成16年度1日平均乗降人員・通過人員」
  19. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  20. ^ 関東交通広告協議会「平成17年度1日平均乗降人員・通過人員」
  21. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  22. ^ 関東交通広告協議会「平成18年度1日平均乗降人員・通過人員」
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  24. ^ 関東交通広告協議会「平成19年度1日平均乗降人員・通過人員」
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  26. ^ 関東交通広告協議会「平成20年度1日平均乗降人員・通過人員」
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  28. ^ 関東交通広告協議会「平成21年度1日平均乗降人員・通過人員」

関連項目

外部リンク