コンテンツにスキップ

ふたりはプリキュア Splash Star

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。MerlIwBot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月30日 (水) 17:07個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ロボットによる 追加: es:Futari wa Pretty Cure Splash Star)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

プリキュアシリーズ > ふたりはプリキュア Splash Star
ふたりはプリキュア Splash Star
ジャンル 魔法少女(バトルヒロイン)、女児向けアニメ
アニメ
原作 東堂いづみ
監督 小村敏明
シリーズ構成 長津晴子→成田良美
キャラクターデザイン 稲上晃
アニメーション制作 東映アニメーション
製作 ABC, ADK, 東映アニメーション
放送局 ABCテレビ朝日
放送期間 2006年2月5日 - 2007年1月28日
話数 全49話
漫画:ふたりはプリキュア スプラッシュスター
原作・原案など 東堂いづみ
作画 上北ふたご
出版社 講談社
掲載誌 なかよし
レーベル なかよしコミックス
発表期間 2006年3月号 - 2007年2月号
巻数 事実上全1巻
話数 全11話+3話
その他 コミック2巻は未発売
ゲーム:ふたりはプリキュア Splash Star
パンパカゲームでぜっこうちょう!
ゲームジャンル ミニゲーム集
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 バンダイナムコゲームス
キャラクターデザイン 稲上晃
メディア DSカード
プレイ人数 1人
発売日 2006年11月30日
レイティング CERO:A(全年齢対象)
セーブファイル数 1
キャラクターボイス あり
映画:ふたりはプリキュア Splash Star
マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター(3D映画版)
ふたりはプリキュア Splash Star
マジッ★ドキッ♥ シアター(IMAX版)
監督 不明
制作 不明
封切日 2006年
上映時間 12分
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画

ふたりはプリキュア Splash Star』(ふたりはプリキュア スプラッシュ スター)は、東映アニメーション制作のアニメ作品。『プリキュアシリーズ』の第3作である。タイトルロゴにもあるとおり『ふたりはプリキュア Splash☆Star』とつきで表記されることもある。

概要

2006年(平成18年)に新たな『ふたりはプリキュア』シリーズとして放送を開始した2代目プリキュア。2004年(平成16年)の開始の際からスタッフ間で今までのキャラクターのまま続行するか検討した際、「キャラクターを変えてシリーズを続ければどうか」といった提案から企画された番組である[1]。女児向けアニメシリーズがメインキャラを一新することは前例になく、当時スタッフ間ではかなりの議論が行われた[1]。そこに至るまでに前作のキャラクターのままシリーズを続投するという選択肢も存在していたが、「従来通りの継続方法では、数年後先細りするかもしれない」という危惧や、オリジナル作品を二年間監督し続けたシリーズディレクターの西尾大介の消耗を感じていたことから新たな方針を提案し、そのまま決定した[2]

プロデューサーの鷲尾天は、新たなシリーズディレクターとして小村敏明を起用した。小村は鷲尾から見て「子供向けアニメをよく理解している」人物であり、保護者が嫌がる描写や食べ物を粗末にするなどといった描写は絶対にしないからという理由からの抜擢で、結果、鷲尾は本作がやわらかい世界観になったと語っている[2]

前作が派手な格闘アクションが中心だったのに対し、本作のシリーズディレクターを勤める小村は「日曜の朝の番組としてはちょっと刺激が強すぎる」と感じていた。くわえて前番組『Max Heart』における「アクションが派手過ぎる」「子供が怖がる」といった声を取り入れた結果、本作は光を効果的に使用する柔らかい感じの作風を意識して製作が行われることになる。戦闘においても前述の光の演出を取り入れることで、「攻撃」より「守り」のイメージを強く伝えようとする意図があった[1]。本作のこういった演出により、戦闘シーンはバリエーション豊かになった[3]。また、変身や世界観における背景も、前作までの鉛色や暗雲のイメージ[注釈 1]から一転して、空や海、そして新緑の木々など、自然物が中心になっている[1]

また、小村の「『世界名作劇場』のようにもう少し日常を前面に出せないだろうか」という考えから、日常描写にも力が入れられており、主人公の家族の出番を意識的にあげている。[4]各キャラクターへの親近感が向上した[3]

キャラクターデザインの稲上晃は、本作の主人公をデザインするうえで「前作の二人を越えるのは大変だろう」と考え、イメージとして妹分的なコンセプトを意識したという。身長は二人ともほぼ同じで揃っており、印象としては「前作より幼く見えるかも」としている[5]

新規視聴者の取り込みや、新規商品の販売といった都合を踏まえての決断であったが、結果としては商業面で苦戦を強いられる形となり(「#商業面」も参照)、メインキャラクターの刷新が裏目に出たとも言われた[6]。本作品はもう1年継続する準備が進められていたが、ビジネス的な都合で急遽新しい作品を製作することが決まり、プリキュアシリーズは『Yes! プリキュア5』へと移行することとなった [7]。鷲尾自身は「次も続くだろうという慢心があったためだ」と述べつつ、現場としては「充実した良い作品を作ったと自負している」など、本作の内容の自己評価を下している[6][2]。同時にこの経験が次のプリキュアのアプローチを大きく変えなくてはいけないと考えるに至った契機にもなったという[2]。なお、途中より登場するキュアブライトとキュアウィンディは、元々二年目を想定して作られていたバリエーションを起用したものである[8]

本作までプリキュアシリーズの定番であった「主人公を手助けする小動物が変身アイテムに変身する」「2人が揃わないと変身出来ない」という設定は次作より廃された[注釈 2]。また、設定上の誕生日が本作まで明らかにされていたが、次のシリーズより詳細には設定されなくなった[注釈 3]

また、『Yes! プリキュア5』以降はハイビジョン放送に移行したため、本作はプリキュアシリーズ最後の非ハイビジョン放送作品でもある。

なお、『Splash Star』とは本作の世界観をイメージして付けられたものである[7]

あらすじ

海原市立夕凪中学校に通うふたりの女子中学生、日向咲と美翔舞。幼いころに「大空の樹」で妖精を見たふたりは、5年の月日を経て同じ場所で再会する。そのとき、ふたりの元にかつての妖精たち、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピが現れ、力を貸して欲しいと頼まれる。ふたりは、「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦い、奪われた泉の郷の七つの泉を取り戻していく。


注意:以降の記述にはふたりはプリキュア Splash Starに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

プリキュア

日向 咲(ひゅうが さき) / キュアブルーム / キュアブライト
- 樹元オリエ
本作の主人公の一人で、夕凪中学校2年生。8月7日生まれ、O型。
ソフトボール部投手を務め、第1話では10人連続奪三振を達成している。家は両親が営む「ベーカリーPANPAKAパン」というパン屋。口癖は「絶好調ナリ」(上手くいかないときは「絶不調ナリ」)。
勉強・絵画は苦手[注釈 4]だが、ソフトボールでは超がつくほど活発になる。マイペースだがそこにいるだけで周囲をパッと明るくさせるムードメーカー的な性格で、舞の兄・和也には「真夏の向日葵みたいな子」と例えられた。その明るさから人と人とのパイプ役を無意識に務めることもしばしば。一方で、健太に「一度怒ると中々許そうとしない程に頑固」と呼ばれるような一面もある。
敵幹部の名前を毎度のように間違えたり、「良い絵を描くためには観察するといい」と聞いて、舞の似顔絵を描くために学校で時間を問わず彼女を観察して困惑させるなど、天然ボケなところを見せるときがある。しかし、時折敵に対して突っ込みを行い相手をたじろがせることもある。一方で機転がよく利く面も見せ、モエルンバにチョッピを捕らえられた際はもっともらしく嘘をついて隙を作ったり、得意の腹話術でムープがシタターレに捕まったときはゴム風船をムープに似せ、シタターレを騙しきった。
朝が苦手で、よく寝坊をすることは周知の事実であり、それに伴った遅刻癖がある。そのため誕生日にはソフトボール部メンバーらから特大の目覚まし時計を贈られた。
幼いころから両親に自然や物の大切さを教えられてきている。和也に密かな恋心を持っており、彼を前にするとしおらしくなる。
美翔 舞(みしょう まい) / キュアイーグレット / キュアウィンディ
声 - 榎本温子
本作のもう一人の主人公で、夕凪中学校に転校してきた2年生。5年前までは舞台となる街で暮らしていたことがあり、本作の第1話で再び引っ越してきた。そのため幼いころに遊びに行った縁日でフラッピとチョッピに導かれたことによって、咲には一度だけ出会っている。11月20日生まれ、血液型はAB型。
絵を描くことが大好きで、感性も豊かであることからその美意識は高い。熱心にデッサンをしたり、感動した物事に集中すると名前を呼ばれても気づかないという癖がある。こういった性質を見た咲の薦めから美術部に所属する。
普段はどちらかというとお淑やかな性格であり、咲の行動を見て冷や汗を流し、それにやんわりと突っ込むことも少なくない。また勘も鋭く、満と薫の様子から2人が何かを抱えていることにいち早く気付いていた。普段着はブラウスに上は長袖シャツきていて下は紺色のジーパンをはいている。
親友の咲をとても大事に思っており、彼女がソフトボールの試合で惜敗したときや緊張しているときにその心情をいち早く察し、励ましたり慰めに行くなどして精神面で多く支えていた。逆に、自分が悩んだり落ち込んだりしたとき、彼女の明るさによく救われており、涙を流したこともあった。
絵だけでなく縫い物なども得意で、一晩のうちにフラッピ達の人形を仕上げたり、咲の誕生日には本人の顔を模した手製のクッションを贈るなどしている。
咲や精霊たちなど一部を除き、基本的に人を「さん」「君」付けで呼んでいる(咲の妹のみのりに対しては「ちゃん」付け)。当初は咲とも苗字で呼び合っていたが、歓迎会での一連の出来事でお互い名前で呼ぶ様になった。

泉の郷の精霊

ムープとフープはアイテム状態への変身はせず、シリーズでは初めて形態変化をしないマスコットである。浮遊能力のあるマスコットとしても初[注釈 5]

フラッピ
声 - 山口勝平
泉の郷からやってきた花の精で、咲のパートナー。身体は水色で耳は細長い渦巻状になっている。普段はミックスコミューンとして携帯電話のような形をしている。語尾は「ラピ」。ふりかけごはんが好物で、おやつにはお汁粉を好んで食べる。チョッピに想いを寄せており、ときおり露骨なまでのアピールをするが、タイミングの悪さとチョッピの鈍感さが災いし、なかなか想いを伝えられずにいる。少々ワガママなところもあるが元気一杯な性格で、活発なところなどは咲と似ているところがある。中盤になるとムープとフープから「月の力」と「風の力」を受け、チョッピとともにクリスタルコミューンへとパワーアップ。咲をキュアブルームだけでなく、キュアブライトの姿にも変身させることが可能となった。文化祭ではミイラ男に扮して驚かせようとしたが、逆に可愛がられた。第39話では健太達に耳をつかまれ、珍獣と勘違いされた。
ダークフォールとの最終決戦が終結した後、チョッピに想いを伝えたようで、より親密な仲になった様子が描かれた[9]
チョッピ
声 - 松来未祐
泉の郷からやってきた鳥の精で、舞のパートナー。身体は白っぽい色で耳は横にたれてカールしている。語尾は「チョピ」。フラッピのあからさまな求愛に気づかないなど恋愛に関しては鈍感。悩みを自分の中だけで溜め込んでしまう性格で、泉の郷に対するホームシックにかかったときも弱みを打ち明けることに躊躇っていた。フラッピ同様中盤でクリスタルコミューンへとパワーアップ。舞をキュアイーグレットだけでなく、キュアウィンディの姿にも変身させることが可能となった。
初期のころはクリスタルコミューンでブルームとイーグレットに変身する際、変身前に咲や舞、フラッピ&チョッピが「大地のプリキュア」「大空のプリキュア」などと宣言して変身していた。文化祭では白布を被り、杖を振り回して客を驚かそうとしたが、逆に可愛がられた。第39話では健太達に発見され、珍獣と勘違いされた。
ムープ
声 - 渕崎ゆり子
泉の郷にある空の泉からやってきた月の精の男の子[10]。人魂のような姿をしていて、身体は薄い緑色。尻尾と小さな手がついており、空中を浮遊して移動する。フラッピやチョッピに比べると若干幼気な性格。咲がキュアブライトに変身するとき力を与える。普段は、フープとともにスプラッシュコミューンに住みついている。語尾は「ムプ」。初登場したときは人見知りが激しかったが、すぐに咲たちと打ち解けた。最終決戦の際、「月の力」で満を変身させた。第39話では健太達に発見され、珍獣と勘違いされた。
フープ
声 - 岡村明美
泉の郷にある空の泉からやってきた風の精の女の子[10]。ムープと似た姿をしており、身体は薄いピンク色。舞がキュアウィンディに変身するとき力を与える。語尾は「ププ」。初登場したときは人見知りが激しく姿が見つかると物陰にすぐ隠れていたりしたが、すぐに咲たちと打ち解けた。最終決戦の際、「風の力」で薫を変身させた。第39話では健太達に発見され、珍獣と勘違いされた。
文化祭ではムープと一緒にお化け屋敷でお化け役になり、ただ飛び回っているだけで驚かせていた。そのため、その時変装してまで驚かそうとしていたフラッピとチョッピは悔しがっている。
ニギニギ、レスレス、アマアマ
声 - 苗木将也(ニギニギ)、埴岡由紀子(レスレスとアマアマの2役)
コミューンでフラッピ達を世話する際に出てくる妖精。ニギニギは食事担当で、オニギリのような姿をしている。
フィーリア
声 - 川田妙子
泉の郷の王女。全ての命を生み出す世界樹の精霊で、奇跡の雫が7個集まるごとに降臨する。当初は精霊の力が弱かったため声は聞けなかったが、土の泉を取り戻したことで精霊の力がある程度復活、ようやく互いの声を伝え合えるようになった。
小柄で戦闘能力はほぼ皆無だが、命を慈しむ心を持っており、滅びの力で生まれた満と薫のことも常に案じていた。目は常に閉じているが、気配のみでゴーヤーンに気付くなどかなり感覚が鋭い。
フェアリーキャラフェをゴーヤーンに奪われ、本来の姿を維持できなくなった所をコロネに救われる。ダークフォールから身を隠して緑の郷に滞在するためコロネに憑依、彼に会話能力を貸し与えた。

協力者

共通項・戦闘における詳細は満と薫を参照。

霧生 満(きりゅう みちる)
声 - 渕崎ゆり子[注釈 6]
色をしたショートヘアの少女。頭脳明晰で運動神経も抜群。
薫と同じく冷たい性格であるが、薫と比べると当初から社交的な面を見せており、パン屋の手伝いで客の相手をする姿を見た薫からは「自分には(真似が)出来ない」と言われている。人との交流を避け冷たい言葉を無自覚に吐く薫をフォローするなど比較的口数が多いが、内面的には冷たい。薫が緑の郷の人間に情を見せたり、みのりに対して笑顔を見せたりしたことを見て驚いており、情に流される薫に苦言を呈する場面がある。
パン屋の手伝いをしたり、咲に勉強を教えて欲しいと請われたりなどしていくうちに薫と同じく心境の変化が徐々に現れ始め、特に薫によってそれが口に出されようとした際は取り乱していた。
正体を明かしてもなお、自分を「友達」と呼び続ける咲と半ば意地になって戦い続けるが、最後は「運命を変えたい」とする薫に止められる。最後は本心をアクダイカーンに打ち明け、プリキュア達を滅びの力から庇って消滅した。
自分達の運命対しては悲観的で、咲に説かれたり薫の思いを聞いた後も、「運命を変えられるわけがない」と否定している。しかし復活後は薫と同様前向きになっている。
改心してからは咲の影響でパン作りに興味を示すようになり、最終回では咲の顔をイメージしたパンを作っていた。
霧生 薫(きりゅう かおる)
声 - 今井由香(第14話 - 第19話)→岡村明美(第20話 - 第49話[注釈 7]
色のロングヘアで長身の少女。咲や舞を含めた4人の中で、一番背が高い。満と同じく頭脳明晰で運動神経が抜群である。
表面上の態度は満に比べると無愛想で、厚意を持ってやってきたクラスメイトを冷たくあしらう場面もあるが、実際は満より情に流されやすく、自ら野心を口に出しかける場面もある。緑の郷の人間に対して情を見せ始めたのも薫の方が早い。
みのりのことを何かと気にかけており、初めて会話した際は(無意識ながら)子供扱いせず対等な目線からみのりに忠告し、彼女に懐かれる契機となる。
プリキュアをドロドロンから助けだすなど心境の変化が目に見えて大きくなっていく。実際プリキュアに正体を明かして戦った際も舞から「命の大切さを知っている二人が滅びを望むわけがない」と説かれ、最終的には自分の気持ちに正直になって涙ながらに満の拳を止めた。
最後はアクダイカーンに本心を打ち明けるが聞き入れられず、満ともどもプリキュアを助けるために消滅した。
復活してからは以前よりも豊かな表情を見せるようになり、舞の影響か絵を描くことが好きになった描写があり、美術部のメンバーと一緒に絵を描いている場面も見られる。

主人公の家族

日向 大介(ひゅうが だいすけ)
声 - 楠見尚己
咲の父親。PANPAKAパンの店長兼パティシエ。ごつい風貌ではあるが、根が優しく、誰からも頼りにされている。地元の住民に美味しいパンを食べてもらうことが本人の誇り。そのため何度も一流店からスカウトをされたことがあるが断り続けている。「全てのものに生命は宿る」という考えの持ち主で、物をとても大事にしている。
日向 沙織(ひゅうが さおり)
声 - 土井美加
咲の母親。家業のパンを焼く職人。しっかり者の性格で、愛情を込めて焼いたパンが自慢の商品。中学生時代は咲と同じくソフトボールをやっており、咲の不調時には自分のグローブを貸した。
日向 みのり(ひゅうが みのり)
声 - 齋藤彩夏
咲の妹で、夕凪小学校2年生。背伸びしたがる年ごろ。咲が大好きで尊敬しており、咲に憧れてソフトボールの真似事をたまにやっている。それが原因で一度咲と喧嘩したが、舞のフォローにより仲直りしている。
満や薫とも親しくなり、その影響からか姉を始めとした仲間達の絵を描くシーンが多く見られる。特に自分を子供扱いせず対等な会話で助言をくれた薫を慕っている。
コロネ
声 - 渡辺英雄
咲が飼っている、PANPAKAパンの看板猫。5年前に咲が拾ってきたが、家族から飼う事を反対され家を飛び出した咲の危機を救ったことから家族として迎え入れられる。咲には「無愛想」、キントレスキーに「いい面構え」と評される顔付きで、普段は昼寝ばかりしている。フラッピ達とも仲が良い。
第42話では、キャラフェを奪われ本来の姿を維持できなくなったフィーリアを救出、彼女を自分に憑依させる。彼女から力をもらうことで人の言葉を話したり、二足歩行で走ったり、ボール状に丸まって敵に一撃お見舞いするなど色々と活発な行動をとる。年齢は5歳(人間換算で約40歳)であるためダンディな声質で、また完全に大人目線で話すため、咲は不平を漏らしていた。
自分を拾ってくれた咲には大変な恩義を感じているらしく、ピンチになった咲を助けに敵幹部の目の前に飛び出そうとしたこともある。最終回でフィーリアが復活したため彼女と分離、普通の猫に戻った。
美翔 弘一郎(みしょう こういちろう)
声 - 入江崇史
舞の父親で天文学者。たまに講演会を行っているが、一人で天体観測をすることを好む。美翔家には、まるで天文台のような巨大な天体望遠鏡があるため、それを研究に利用している模様。
美翔 可南子(みしょう かなこ)
声 - 日下由美
舞の母親で考古学者。何事にものめり込むタイプ。古墳の研究で徹夜することが多く、客にお茶一つ入れるときは気をつけないとすぐにこぼす。「形あるものはいつか壊れる」という考えを持つが、よく皿を割ったりする彼女が言うと説得力に欠ける。
美翔 和也(みしょう かずや)
声 - 野島健児
舞の兄で、高校2年生。舞にとってとても頼りがいのある人物で、咲の憧れの人でもある。
地球を外から眺めたいという願望から宇宙飛行士を目指して日夜勉強しており、咲が難しい顔をするような書物をたくさん所持している。また、それらのいくつかを暗記するなど頭が非常に良い。咲と健太が自分が貸した書物を汚してしまったことを謝罪した際、気にせずとも良いと赦免する寛大さも持ち合わせている。周囲から憧れられたり頼られたりする存在だが、それ故に悩みを抱えたこともある。
宇宙飛行士を目指すがゆえに牛乳をよく飲んでいる。天文学に非常に興味を持っており、咲の誕生日には「隕石のかけら」をプレゼントしている。
普段は部活で忙しいため咲とはたまにしか会っている場面がないが、会える時間を大切にしている描写がある。

夕凪中学校

篠原(しのはら)
声 - 氷青
咲や舞の担任を務める女性教師。担当学科は英語。ソフトボール部顧問も務めている。男勝りで逞しい語調が特徴。コスモスの花を毎日育てている。追い詰められたミズ・シタターレが彼女に化けてプリキュアを苦しめたことがある。
岡井(おかい)
声 - 伊藤静
教師。
星野 健太(ほしの けんた)
声 - 竹内順子
夕凪中学校2年で咲や舞のクラスメイトにして、咲の幼馴染。将来はコメディアンを目指しており、親父ギャグ好きで笑いのセンスがあるのかは疑問だが、クラスではムードメーカー的な存在。時折ねじり鉢巻をしている。実家の釣り船屋を継がせられると勘違いしたときは落ち込んでいたが、後にそれが勘違いとわかると同時に夢に向かって前向きになり、お笑いの同好会を設立した。文化祭で漫才をやるという名目で、宮迫が半ば強引に相方にされた。
意外に怖がりで、ムープとフープを人魂と間違えた。咲に気があるため、和也と咲が一緒にいると表情が曇る。
宮迫 学(みやさこ まなぶ)
声 - 入野自由
咲や舞のクラスメイトで学級委員。引っ込み思案で皆からからかわれることもよくあり、学級委員も乗り気ではなかったが、加代の朗読会の手伝いをしたことで少し前向きになる。本当は物事を頼まれると断れない、面倒見がよく優しい性格。健太との漫才コンビでツッコミを担当。意外な才能を見せる。手先が器用で絵も上手である。健太には「サコッチ」と呼ばれるようになった。
伊東 仁美(いとう ひとみ)
声 - 小野涼子
咲や舞のクラスメイト。咲と同じくソフトボール部に所属。「マジ」と付けるのが口癖。文化祭ではドラキュラを演じたが、棺桶が倒れて中に閉じ込められた。咲がアイドルにスカウト(実は勘違い)されたときは教室で咲のアイドル姿を想像していた。
太田 優子(おおた ゆうこ)
声 - 城雅子
咲や舞のクラスメイト。体格はぽっちゃり体型でややふっくらしている。咲と同じくソフトボール部に所属し、咲とはバッテリーを組む。健太にかなり好意を持っており、海の家では人一倍頑張って手伝っていた。文化祭ではフランケンシュタインを演じたが、驚かせるタイミングを外した。
安藤 加代(あんどう かよ)
声 - 中川亜紀子
咲や舞のクラスメイトで、学級委員。眼鏡をかけている。生真面目な性格で、皆からも信頼される人物であるが、当初は学級委員としてやっていける自信がなかった。しかし、図書館で子供を静めるために始めた朗読会のボランティアでその思いを払拭する。文化祭ではゴブリンのような怪物を演じた。
二階堂 直人(にかいどう なおと)
声 - 安澄純
新田 純平(にった じゅんぺい)
声 - 山口孝史
山口 真理(やまぐち まり)
声 - 伊瀬茉莉也
竹内 彩乃(たけうち あやの)
声 - 石塚さより
2年の美術部員でクラスはA組。舞を部に誘う。彼女の祖母(声 - 好村俊子)はキャベツ畑で働いている。
泉田(いずみだ)
声 - 伊藤静
咲の先輩で、ソフトボール部のキャプテンを務める。最後の大会で惜敗し、部の優勝を咲に託す。最終回ではソフトボールの決勝戦で咲たちを応援していた。

その他

準レギュラー

星野 健吾(ほしの けんご)、星野 静江(ほしの しずえ)
声 - 志村知幸甲斐田ゆき
健太の両親。釣り船屋「星野屋」を経営しており、夏には海水浴場に海の家を開設する。

ゲストキャラクター

鈴木 明日香(すずき あすか)
声 - 沢海陽子
第13話に登場。咲が廃工場で出会った女性。芸術家の卵で、仕事の合間にガラス細工を作り続けている。そのデザインには舞も興味を持っている。将来自分の個展を開くことが夢。
柳田 国吉(やなぎだ くにきち)
声 - 園部啓一
第39話に登場。民俗学の元老学者。フラッピたちが健太達に目撃され、夕凪町が謎の珍獣騒動になった際、古くから伝わる「珍獣ミミンガ」の民話を説明したが、話を終える前に人々が解散してしまったため、余計騒ぎを大きくしてしまう。彼もミミンガが民話の中の生物であると説いていたが、自分の背後にフラッピ達がいたことには気付かなかった。

ダークフォール

アクダイカーンが支配する滅びの国。第47話の終盤でゴーヤーンによって国自体は消滅させられる。

5大幹部

5人全員五行思想がモチーフ[11]となっている。滅びの力を使い果たすと枯葉などといった自身の身体を構成する素体をまき散らして消滅する。

ダークフォールが掌握した、泉の郷にある泉の支配権が与えられており、幹部一人につき泉を一つ支配している。幹部たちは、世界樹を支える最後の泉「太陽の泉」の探索をアクダイカーンに命じられており、太陽の泉の場所を知っていると思われるチョッピとフラッピ、およびその庇護者であるプリキュアを狙う。

一度それぞれの手下はプリキュアに倒されたが、第41話よりキャラフェの力で復活した。なお、復活後は身体が一部黒く変色しており、ゴーヤーンマークが入っているのが特徴。精霊の力を無効化するなど滅びの力も強化されているが、無効化できるのはあくまで「精霊の」力で、満や薫の滅びの力は無効化できず、彼女たちにマークを破壊されると元の姿に戻ってしまう。再生後にプリキュアに倒されると「ミニゴーヤーン」に化して散らばっていく。

初期に登場するドロドロンまでの3人は人間としての仮の姿は持たない。悪役をモチーフにした楽曲は前作に存在したが、今作の5人の手下は敵役で唯一(台詞出演で)『七つの泉を奪還せよ!!〜フィフスエレメントの逆襲〜』というキャラクターソングに参加している。

カレハーン
声 - 千葉一伸
第1話から第7話に登場。五行思想の「木行」がモチーフ。を支配しており、を使ってウザイナーを操り、花やバットなど植物およびそれに準ずる物や、樹に関わるものを精力の源としているもの(セミなど)も操ることができる。ダークフォール内での愛称は「カレッチ」で、自称することもある。お下げのが特徴。元は枯葉であるため体は燃えやすく、モエルンバに触られただけでも焼けそうになってしまう。
咲には毎回「カレーパン」と間違えられており、当初はやんわりと突っ込んだりしていたが、後には「中辛がオススメ」とノリツッコミを返すシーンもある。
本人曰く「踊る奴や歌う奴とは反りが合わない」という。後述のとおり何かと自分に抱きついてくるモエルンバを「暑苦しい」と言って嫌っており、ドロドロンとも合わないと主張している。
普段は冷静な態度をとっているが短気なところがあり、ゴーヤーンの嫌味にいつも苛立ち、時にはそれを露にすることもあった。泉を奪うという目的に忠実で、生真面目な性格であるが、突然現れたかと思えば前述の愛称で呼ぶよう咲と舞におどけて言って見せたり、本屋の店員と入れ替わって登場したり、咲の突っ込みにたじろいだりとコミカルな一面もある。
最後は山の木々から作り出したウザイナーと融合しプリキュアに挑み、精霊の力を吸収するなどして圧倒するが力を吸収しきれず逆転され、敗北した。
復活の際は自身にとって相性の悪いタッグを連続で組まされ(1度目はモエルンバ、2度目はドロドロン)、不満を漏らしていた。
モエルンバ
声 - 難波圭一
第8話から第13話に登場。五行思想の「火行」がモチーフ。5人の中ではもっとも登場期間が短い。の泉を支配しており、を使ってウザイナーを操る。男性であり、話し方も男らしいが物腰は女性的であり、体形も細身。「チャ、チャ、チャ♪」を口癖に、サンバを踊りながら「セニョリータ」などのスペイン語を交えながら喋る。体が炎であるにもかかわらず、水に濡れても平気で、それどころか冷たい海の中から登場したこともある。ウザイナーも炎とは直接的に関係しない海の生物を何度か使った(火を灯すことで使役出来るようにする)。
見た目や口調どおり陽気な性格で、ゴーヤーンの嫌味には苛立ちを感じつつも比較的明るい言葉を返している(一度だけ怒りで炎を飛ばしたことがある)。さらに失敗が嵩んでもそれを気に留めない振る舞いをするため、ゴーヤーンさえもタジタジにさせ、彼からは「変な奴」と呼ばれた。
最後は二体のウザイナーを使役してプリキュアに挑むが、力およばず敗北する。
再登場後はカレハーンに抱きついたり炎でハートを作ったりして好意を持っている素振りを見せるが、彼からは何かと煙たがられている。また、カレハーンに自身の踊りを否定された際は怒りを露にしたが、その後はコンビネーションで一度はプリキュアを退ける。
ドロドロン
声 - 岩田光央
第14話から第20話にかけて登場。五行思想の「土行」がモチーフ。の泉を支配しており、土に関連したものをウザイナーとして操る。の日になるとを吸収してさらに巨大化する。戦いの際には泥の弾を飛ばしたり、手のひらから蜘蛛の巣状の糸を出して相手の行動を封じるといった攻撃を行う。
一人称は「僕」で、行動や口調は少年的なものである。他の幹部と比べ比較的身体は大柄だが、楽しそうにしているものが嫌いという根暗な性格で、小声で呟くような独特の喋り方をする。頭などが蜘蛛のような姿をしている。知能戦は苦手であり、満と薫によって提案された作戦を曲解し、「こうすればプリキュアの力が弱くなる」と思って咲のソフトボールの練習を密かに妨害したことがある。また、満と薫に作戦を邪魔されたことがあるが、当人は犯人が誰か突き止められなかった(ブルームとイーグレットは後に気付いた)。ダークフォール幹部の中で唯一、飛行能力を持たず、移動の際には地中をモグラのように移動する。
人間の姿に変身することは出来ないが、一度だけ清掃員の格好をして強引に人の世界に紛れたことがある。
最期は泥を通じて雨のパワーを吸収して巨大化、ウザイナーと合体してさらにパワーアップするが、動きが鈍くなった上バランスが悪くなって体勢を崩すなど逆に不利になってしまい、プリキュアの反撃の前に消滅、土の塊に戻った。
ミズ・シタターレ
声 - 松井菜桜子
第24話から第32話に登場。5人の中でもっとも登場期間が長い。五行思想の「水行」がモチーフ。水の泉を支配しており、を使ってウザイナーを操る。水のほかにも氷を自由に操ることもできる。高飛車な性格でやや天然。
毎回咲に「ハナミズターレ」「ミズ・ハナターレ」など名前を間違えられ、怒って突っ込み返しているが、1度だけ正しく覚えてもらえた。海の家の女主人や夜店の客、宅配便の配達員に扮装したり、電車の運転士に扮して咲と舞の乗った電車を乗っ取ったりと、様々な策を披露した。輪投げとヨーヨー釣の腕前は極上で、健太からは弟子志願されている。その他水芸が得意であり、咲の腹話術に騙されて悔しがるなど、芸に関してはそれなりのプライドを持っている。満や薫と同じように人に近い姿をしており、人ごみに紛れても違和感がない。なお、その際は髪が黒くなり瞳が出来る(普段は瞳がない)。その姿で緑の郷での行動を楽しんでいる節がみられる。
ゴーヤーンのことは必ず「ゴーちゃん」と呼び、彼に手柄を横取りされることを嫌っている。そのため、フラッピとチョッピがゴーヤーンに誘拐された際、咲達のためにダークフォールへの道を開けた。
クリスマスにキントレスキーとPANPAKAパンに来店した際には、ペアルック(サンタの服装)で来たため夫婦に見間違えられてしまった。そのため咲には「夫婦で来て浮かれすぎ」と罵られて、あげく「ミズ・シミッタレ」と呼び間違えられ、かなり怒った。ただし、キントレスキーの告白めいた言葉に顔を赤らめるなど、本人はまんざらでもない模様。
キントレスキー
声 - 小杉十郎太
第33話から第40話にかけて登場。五行思想の「金行」がモチーフ。の泉を支配しており、筋肉パワー全開でプリキュアに挑む。人間に近い姿をしているため、人混みにいても違和感を与えない(その際は瞳が出来、肌も普段の金色ではなく人肌に近い色になる)。特徴はモヒカン口髭で、クリスマスに来たときはサンタ仕様になっていた。正々堂々の勝負を好むトレーニングマニアで、アクダイカーンには忠誠心を見せつつも泉を手に入れることよりプリキュアとの真剣勝負を重視している。そのためウザイナーを使役するのはあくまでも「プリキュアを鍛える」ことが目的である。
他のメンバーと違って、悪役らしからぬ義理堅さを持ち、また礼節を弁えている。そのため咲と舞の話を盗み聞きしたことや、舞が作ったモニュメントを破壊してしまったことに対して謝るなど紳士的な一面があったり、他人を巻き込まない戦い方をするため和也を気絶させたこともあった。反面、勝利や結果に固執するが故に、結果の伴わない努力を「無駄」と切り捨てたり、プリキュアに本気を出させるために無関係な者をわざと狙おうとするなど、ダークフォールの一員らしい一面も持ち合わせる。
PANPAKAパンのチョココロネが好物。いつの間にか店の常連客となっており、大介とも親しげに話し、彼曰く「面構えが良い」コロネのことも気に入っている。意外にもが上手く、咲に助言を与えたことがある(果し状にも彼なりのアドバイスが書かれていた)。
自分が集めたトレーニング器具を置いた亜空間の部屋「スペシャルマッスルトレーニングルーム」を持っている(無理やり「私の部屋」と略して咲に突っ込まれた)。
本気を出すと両腕両脚をはじめとした筋肉が増強され、何故かヒゲやモヒカンも増量する。また、パンチ一つで壁を溶かすことも出来、プリキュアを驚愕させた。
復活後、クリスマスにシタターレと2人でPANPAKAパンを訪れた際、大介に夫婦と間違われた。その際「悪い冗談だな」と顔を引きつらせたが、消滅の寸前彼女に告白まがいの台詞を呟いている。

上層部

アクダイカーン
声 - 五代高之
滅びの国「ダークフォール」の支配者で、巨大な鎧武者のような姿をしている。世界樹を手に入れて七つの泉全てを掌握し、滅びの世界に変えることを目論む。
部下の行動に対して寛容なところもあるが、失敗がかさんだ部下には容赦なく制裁や叱責を与える。ダークフォールの深部の中で常に鎮座しており、最終決戦では遂に立ち上がり、強大な力でプリキュア達を苦しめた。
その正体はゴーヤーンが生み出した傀儡の支配者であり、ダークフォール深部で常に燃えていた青白い炎こそ、彼の命の源であった。最終決戦でプリキュアの反撃を受け致命傷を負い、空洞の胸部が崩れ暴走し始める。ついにはダークフォールそのものを破壊しようとしたため、彼を見限ったゴーヤーンに命の源を破壊され、あっけなく消滅してしまう。
ゴーヤーン
声 - 森川智之
アクダイカーンの腹心。いつも揉み手をしていて、プリキュアとの戦いで戦士たちが敗れるとその原因について何かと口出してくる嫌味な性格。側近のような役割で身長もかなり小柄だが、他の幹部に匹敵するほどの高い戦闘能力を持つ。
満と薫の登場後は、緑の郷から様子を伺うことも多くなり、海の家の客や夜店的屋に扮装して現れたり、キントレスキーのマラソンに自転車で付き合わされるなど、コミカルな一面を見せることが多くなった。また、時折ダジャレを言うことがある。
ダークフォールに自分だけの隠れ家のような物(ただし、岩の形がゴーヤーンそのもので、ミズ・シタターレには場所を知られていた)を作っていたが、プリキュアとの闘争により破壊される。第42話で再建されており、地下深くには当時消息不明となった満と薫が沈んでいた。
ミズ・シタターレには「ゴーちゃん」呼ばわりされていて、いつも言い返している。第41話でフィーリアからフェアリーキャラフェを強奪し、カレハーンらを再生させた。
その正体はアクダイカーンを生み出したダークフォールの真の支配者であり、最終決戦でアクダイカーンを消滅させ、その真の姿を現す[注釈 8]。姿を問わず終始慇懃無礼な口調が特徴。元々は何も無かった宇宙の頃から存在したが、後から数々の星や生命が誕生していくのを不快に思っており、以前の何も無い暗黒の静けさの宇宙を再び戻そうとすることが真の目的だった。
アクダイカーンより遥かに超える戦闘力を誇り、プリキュア達を圧倒する。主な技は、手から赤い光球型の光線で攻撃したり、黒色な球体で周囲を破壊したり、最終的には地球すら崩壊させる。
最後はブラックホールを生み出して宇宙もろともプリキュア達を滅ぼそうと試みるが、プリキュアと満と薫の最終必殺技の「プリキュア・スパイラル・ハート・スプラッシュ・スター」の前に滅び去った。
宇宙創成・ビッグバン以前より存在していたかのような言動がみられるが詳細は不明。

その他

霧生 満/霧生 薫
物語当初はダークフォールの一員であった。詳しくは協力者、または満と薫の項を参照。
ウザイナー
声 - 渡辺英雄
ダークフォール幹部によって闇に染められた精霊達が様々な物に憑依し、姿を変える怪物で終始「ウザイナー」と雄叫びを上げる。憑依対象そのものや力はそれぞれの幹部の操る力によって異なり、幹部自身が融合することもある。全固体の共通点として、頭部にUの字状の突起がついている。プリキュアに浄化されると元の精霊に戻る(ただし、映画に登場したものは除く)。41話以降は登場しない。

プリキュアの設定

精霊の導きによって日向咲と美翔舞が変身する、伝説の戦士。前作同様変身には2人揃う必要があり、手を繋ぎながら変身アイテムを手にして「デュアル・スピリチュアル・パワー!」の掛け声とともに変身を開始する。変身中にはブルームが「花開け大地に!」イーグレットが「羽ばたけ空に!」、あるいはブライトが「未来を照らし!」ウィンディが「勇気を運べ!」という掛け声が入り、この時点でどちらの変身形態になるかが明確になる。いずれの場合でも変身後に「聖なる泉を汚す者よ!」「アコギな真似はお止めなさい!」という決め台詞が入る。必殺技は前作同様2人揃っていないと発動できない。イメージはそれぞれ花鳥風月の要素をモチーフにしている[11]

精霊の力で戦い、空中浮遊・水面着地・エネルギー弾・突風・バリアといった様々な力を駆使できる。また、精霊の力を両手・両足に集中させることで強大な腕力・跳躍力を発揮する。精霊の力を使い空中でジャンプ・方向転換することで擬似的に飛行することも可能で、精霊の光を靴裏から噴射することでブースターにもなる。他にも精霊の力で衝撃を与えてボートを動かす動力としたり、地上に激突した際の衝撃なども精霊の力によるクッションが概ね自動的に発動し、ダメージからプリキュアを守るなど、用途の幅は広い。

変身後の身体能力自体は人並み外れているが、その力のほとんどは精霊の力に多く依存しており、そのため肉弾戦は必要以上に行わない。反面、精霊の力を失うとその戦闘力は激減してしまう。作中では咲と舞が仲違いをした際などに精霊の力が発動しなくなっているほか、ゴーヤーンが復活させた幹部達を相手にした際に、その力を打ち消されている。変身すると前作以上に髪型が大幅に変わり、特にブルーム・ブライトは明らかに髪が長くなる。この傾向は後のシリーズでも引き継がれていく。

これらの力は、二人が手を繋ぎ合わせることによってさらに強力なものとなり、劇中ではドーム型のバリアを巨大化させたり、精霊の力を敵に叩きつけるなどを見せている。スプラッシュコミューンの力によって「プリキュア・スパイラル・リング」を装着できるようになり、それらによって基本能力を上昇させることが可能。

敵勢力とプリキュアとの戦いは人目がないところで行わることが多いため、プリキュアの戦いを一般人が目撃することは少ない。作中の世間一般でのプリキュアの認知度は前作よりもさらに低く、噂に上ることさえなかった。また、戦闘によって起こった地形や建造物への損害などは、敵の幹部や使役する怪物を倒すことで修復される。

番組中盤の第30話からは両フォームともミックス・コミューンではなくクリスタル・コミューンでの変身となる。だが、本人達の意思でフォームを選択することは出来ず、変身する際に状況に適したフォームに自動的に決定され、変身時のBGMも組み合わせによって異なる曲が用意されている。また、前作の『Max Heart』や後の『Go Go!』のコスチューム変更によるパワーアップとは異なり、あくまでフォームチェンジ(モードチェンジ)に過ぎないため、それぞれにおける総合的な戦闘力で明確な差はないとされている。

最終決戦の際、ブライトとウィンディは続けざまの戦闘により精霊の力が弱まり変身解除してしまうが、フラッピの「大地の力」、チョッピの「大空の力」によって最初にプリキュアに変身した際のブルームとイーグレットに変身している。満と薫もその後「月の力」と「風の力」を受け変身を遂げているが、この二人はプリキュアではないとされている[11]

『プリキュアオールスターズDX』シリーズでは、各作品においてブルーム→ブライト、イーグレット→ウィンディへのフォームチェンジを遂げている。このため、オールスター各作品においては唯一フォームチェンジ出来るプリキュアとなっている。なお、ブルームとイーグレット・ブライトとウィンディは必ずペアになり、それ以外のペアになることは劇中ではなかった。

なお、前後作における映画などで登場する『スーパープリキュア』に該当する変身形態『キュアレインボー・ブライティブルーム』『キュアレインボー・ウィンディイーグレット』は、後の『プリキュアオールスターズDX2』にて初めて設定された。これに関しての詳細はキュアレインボーを参照。

ブルーム&イーグレット

フラッピとチョッピの力で変身するプリキュア。ミックス・コミューン、ないしはクリスタル・コミューンを使用して変身する。

キュアブルーム
日向咲が変身する、「輝く金の花」こと、大地のプリキュア。デザインモチーフは、花鳥風月における、花。名乗りでは「」と言っているが、コスチュームの基本色は赤紫色で、精霊の力を使うと黄金色の光に包まれる。
大地の力を借りた技や格闘技などの近接戦闘をメインとしている。自分の周囲を包み込むバリアを張ることができ、襲い掛かってくる敵を押し返す。精霊の力を集めて放つパンチは強力である。
キュアイーグレット
美翔舞が変身する、「煌めく銀の翼」こと、大空のプリキュア。デザインモチーフは、花鳥風月における、鳥。名乗りでは「」と言っているが、コスチュームの基本色は乳白色に近い銀白色で、精霊の力を使うと空色の光に包まれる。
大空の力を借りた技や格闘技をメインとした戦い方で、精霊の力で敵を振り払ったり、かかと落としなどの蹴り技を使用する。自分の周囲を包み込むバリアを張ることができ、襲い掛かってくる敵を押し返す。
必殺技
プリキュア・ツイン・ストリーム・スプラッシュ
大地の精霊よ!」(ブルーム)「大空の精霊よ!」(イーグレット)と呼びかけて精霊の力を収束し、「今、プリキュアとともに!」(イーグレット)「奇跡の力を解き放て!」(ブルーム)という掛け声で精霊の力を発射、相手を包みこんでウザイナーを引き離す。プリキュア・スパイラル・リング登場後は使用しなくなったが、プリキュアオールスターズDXではムープとフープが不在だったため、この技を使用している。なお、「クリスタル・コミューン」の状態でこの技を使ったのは同作品一度きりである。
プリキュア・スパイラル・ハート・スプラッシュ
精霊の光よ!命の輝きよ!」(イーグレット)「希望へ導け!二つの心!」(ブルーム)という掛け声とともに2つの混ざり合った螺旋状のエネルギーを放ち、ハートの型の枠で相手を包みこみ、ウザイナーを引き離す。プリキュア・スパイラル・リングを必要とする。
プリキュア・スパイラル・ハート・スプラッシュ・スター
最終決戦で一度のみ使用。ブルームとイーグレットに加え、月と風の力を受けて変身した満・薫の助力を受け使用した4人の合体技。発動時の掛け声は「精霊の光よ!」(イーグレット)「命の輝きよ!」(薫)「希望へ導け!」(満)「全ての心!」(ブルーム)。真の力を発揮する全員の身体は鮮やかに光り輝いた。
かつてゴーヤーンが見た宇宙創成の光に匹敵する輝きを持つ。

ブライト&ウィンディ

ムープとフープの力で変身するプリキュア。クリスタル・コミューンを使用して変身する。ブルームとイーグレットのようにスパイラル・リング無しで使える必殺技は登場していない。

キュアブライト
日向咲が変身する、「天空に満ちる月」こと、のプリキュア。デザインモチーフは、花鳥風月における、月。コスチュームの基本カラーは明るい黄緑色。満月の力を利用した遠距離攻撃が主体で、それを駆使して戦う。精霊の力を使うと明るい黄緑色の光に包まれる。
スパイラル・リングの力によって「光よ!」の掛け声とともに黄緑色の光弾[注釈 9]を生み出し、それを押し出すことで発射することができる。この光の力は万能で、細かく拡散して光弾を発射したり、前方のみのバリアとしても使うなどの戦闘面以外にも、そのまま明かりとして利用したり、強い光による目くらましという補助的な面でも応用が可能。『オールスターズDX2』の予告編ではこの光の力をボード代わりにし、ウィンディの風の力を推進力にして水上を移動するという描写もあったが、実際の劇中では使用されていない。第48話では特に巨大な光弾を形成し、ゴーヤーンを押し潰している。
キュアウィンディ
美翔舞が変身する、「大地に薫る風」こと、のプリキュア。デザインモチーフは、花鳥風月における、風。コスチュームの基本カラーは空色で、羽衣を纏った天女のようなフォルムが特徴。薫風の力を借りた遠距離攻撃を中心に戦う。精霊の力を使うと濃いピンク色の光に包まれる。ブライトと同じく前面にバリアを張ることが出来る。
ピンク色の突風を起こして攻撃することができ、これは真空波(かまいたち)や竜巻攻撃など他の形に応用することが可能。それによって相手を吹き飛ばしたり押し込めたりする戦いを得意とし、他にもミズシタターレの霧を払う使い方もされた。この風の力はスパイラル・リングの力と「風よ!」の掛け声により、威力を増強することが出来る。
オールスター各作品では光弾を放つブライトを風の力でバックアップするという使い方を見せている。48話では巨大な風の塊を形成しゴーヤーンにぶつけたりもしている。
必殺技
プリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュ
掛け声はスパイラル・ハート・スプラッシュと同一。2つの異なるエネルギーが交差して相手を星型に包み込み、ウザイナーを引き離す。プリキュア・スパイラル・リングを必要とする。映画では自体十二支の力によってパワーアップした状態で放たれており、その力を受けたブライトとウィンディの身体は鮮やかに光り輝いた。

関連アイテム

ミックス・コミューン
第1話 - 第29話の携帯電話型変身アイテム。変身したりフラッピ・チョッピの世話をするときには「プリキュア・ダイヤ」と呼ばれるカードを用いる。プリキュアダイヤは2枚1組で使われる。2つのコミューン間で赤外線通信に似た機能が使用可能で、フラッピがチョッピに煎餅をあげたりしている。
クリスタル・コミューン
第30話以降の変身アイテム。細長い棒状で先端に光る電球のような物(フェアリー・ドロップ)が付いている。ミックス・コミューンと異なり、変身や世話の時にカードは使わない。フラッピ・チョッピの世話をするときには息を吹きかけた後にコミューンを上下に振る。映画やプリキュアオールスターズではこちらの変身アイテムを使用している。
スプラッシュ・コミューン
ピンク色の小型のパソコンのような形をしていてムープ・フープが住んでいるアイテム。ディスプレイ(本体)とキーボードが分離していてキーボードはワイヤレスになっている。普段は咲が専用の鞄に入れて持っている。コミューンにはフラッピ・チョッピが入り込むことも可能。
プリキュア・スパイラル・リング
ブルーム&ブライトはベルト状の、イーグレット&ウィンディはブレス状の形をしたパワーアップアイテム。装着することで能力が底上げされる他、それぞれ強力な必殺技を放つことが出来るようになる。なお、必殺技を放つ際は付随している2つのリングを中心部分(ブルーム&イーグレットはハート型、ブライト&ウィンディは星型)に装着する。装着にはムープとフープの存在が不可欠で、ムープ、フープがスプラッシュ・コミューンに入り込んでプリキュアに向かって発射する。スプラッシュ・コミューンとともに第24話から登場。
フェアリー・キャラフェ
敵を倒したときに得られた奇跡の雫を収める、ガラスの水差しのような容器(キャラフェは水差しのこと)。フィーリア王女が緑の郷のどこかに隠しており、第7話でカレハーンとの決戦の場となった山中から発見された。奇跡の雫を7個集めるとキャラフェの力で扉が出現し、プリキュアを涸れ果てた泉の下へ導く。そして泉の底に雫を注ぐと水が溢れ出し泉が復活する。また涸らされていた6つの泉を甦らせた後、キャラフェにその6つの泉の力を込めて太陽の泉に注ぐ事で世界樹は完全に甦る。しかし第41話でゴーヤーンに強奪されカレハーンら5幹部の復活に使われたが、同時に満と薫の復活にも一役買った。その後アクダイカーンとの決戦で奪還に成功するが、真の姿を現したゴーヤーンとの戦いの中でこれが偶然海に落ちたことで、太陽の泉の正体が緑の郷にある海そのものであることが判明する。
チャーム・ペンケース
もともと二人が持っていた普通の筆箱が変化したもの。ピンク色のかなり大きなサイズの筆箱で、ダイヤ状の紙に願い事を書いてペンケースに入れると願いが叶う。第19話から登場し、咲と舞がそれぞれ所持している。満と薫の策略によりお互いが交わしていた「一緒に砂浜に咲く花を見に行く」という約束を忘れてしまい、その後「なんとかして相手に謝りたい」という二人の想いに精霊の力が反応して誕生した。

満と薫

アクダイカーンにより「命の炎」を分け与えられることで生み出された存在。その恩義からアクダイカーンに忠誠を誓う僕(しもべ)。ちなみに同じ名字だが、どういう認識をされているかは明確にされていない(姉妹なのかと質問されている描写はあるが、答えは出ていない)。

空の泉の支配者であり、泉の番を任されていた(この時にムープ、フープと知り合っており、一時的に行動をともにしていた)が、カレハーンとモエルンバを相次いで倒したプリキュアに興味を持ち、独断で緑の郷に現れた。夕凪中学校に転校生として潜入し、咲や舞のクラスメイトとなる。この時2人は異世界の力で緑の郷へやって来ていたため、封印されていた間、緑の郷の人々は2人のことを忘れていた(教室の2人の席も消えていた)が、復活してからは皆思い出していた。

ダークフォールの住人であるため、緑の郷の常識については非常に疎い。友情などにも興味を示していなかったが、咲や舞との交流から人間愛の素晴らしさを知り、緑の郷を滅ぼさないよう懇願するが、アクダイカーンによって裏切り者として制裁を受け消滅してしまう[12]。その後はダークフォールの底で封印され眠っていたが、フィーリアの操ったキャラフェの力により復活[13]。以後は「アクダイカーンに生み出してもらった恩義」と「咲や舞との友情」との間の葛藤や、戦いが終われば自分達も消えてしまうという宿命を感じつつも「消滅するその時まででもいいから咲や舞と一緒にいたい」という強い思いからプリキュアに全面協力するようになる。

戦闘時は灰色のシャツに黒いロングスカートに身を纏った姿になり、赤黒いエネルギー弾を駆使する。これは二人の力を合わせることでより巨大かつ強力なものになる。キャラフェの力で再生した幹部を倒す際は、精霊の力とは異なる力を持つ彼女たちの協力が不可欠で、再生幹部に記されたゴーヤーンマークを破壊する役目を担う。

最終決戦ではプリキュアとともに月と風の力を受けて変身し、ゴーヤーンと戦った。以降、瞳にハイライトが出来るようになる。戦後は滅びの力が尽きたことにより消滅しかけたが、フィーリアや精霊たちの力で新たな命を得て復活し、咲や舞とともに平穏な生活を送るようになる。

本作の中でも人気の高いキャラクターであり、『プリキュアオールスターズDXシリーズ』シリーズの監督の大塚隆史も好きなキャラクターとしてあげている[14]が、プリキュアとしては扱われておらず[11]、『オールスターズ』では、戦闘に参加しないサブキャラクターとしての登場に留まっている。監督の大塚隆史はどんなキャラクターにも役割を持たせて登場させたいと考えており、この二人は登場させると意味が出てきてしまうため、無作為に登場させることのほうが無礼にあたるだろうと考えての措置であった。『DX2』では「みのりを守る」という役割を与えることが出来たため、セリフ付きで登場している[14]

月の力
最終決戦において霧生満が変身した姿。胸元にムープの額のマークがついた黄緑色の長袍のような羽衣を纏う。丸っこいイヤリングはムープと同じ色をしている。キュアブライトとは異なり「月の光よ!」と唱え力を扱う、手から明るい黄緑色のエネルギー光球を放ち、閃撃する。
風の力
最終決戦において霧生薫が変身した姿。胸元にフープの額のマークがついた、空色の長袍のような羽衣を纏う。丸っこいイヤリングはフープの同じ色をしている。キュアウィンディとは異なり「天空の風よ!」と唱え力を扱う、両手から濃いピンク色の大爆風を呼び出し、敵を吹き飛ばす。

用語集

泉の郷(いずみのさと)
チョッピやフラッピたち精霊が住む自然豊かな世界。世界樹がそびえ、その周囲にいくつもの泉がある。フィーリア王女によって治められていたが、ダークフォールの侵攻により、第1話の時点では六つの泉が枯れ果ててしまっている。
緑の郷(みどりのさと)
咲や舞が住むこの世界のこと。ほとんどの人間たちは知らないようだが、緑の郷でも泉の郷と同じく精霊たちが住まう。
ダークフォール
滅びの国。明けない夜空に包まれた荒野として描写される。統治者であるアクダイカーンは普段は巨大な洞窟の中に鎮座している。
世界樹(せかいじゅ)
全ての世界の命を司るといわれる巨大な樹木。七つの泉によって支えられており、泉が全て枯れ果てると世界樹もまた倒れるとされる。ダークフォールは世界樹を枯らして全てを滅ぼそうとしている。
七つの泉
世界樹を支えるといわれる七つの泉。第1話の時点では六つまでがダークフォールによって枯らされている。ダークフォールの幹部たちは一人につき泉を一つ管理しており、幹部たちが作り出すウザイナーや幹部自身を倒すことで、その幹部が支配する泉の属性に従った奇跡の滴が一つ手に入る。特定の属性の滴を七つ集めるとその泉をよみがえらせることができる。
木の泉
カレハーンが支配する泉
火の泉
モエルンバが支配する泉
土の泉
ドロドロンが支配する泉
空の泉
霧生満と霧生薫が支配する泉。ムープ、フープはこの泉の住人だった。
水の泉
ミズ・シタターレが支配する泉
金の泉
キントレスキーが支配する泉
太陽の泉
所在不明の泉。ダークフォールは太陽の泉のありかを聞き出すために、チョッピとフラッピを捕まえようとしている。
海原市夕凪(うなばらしゆうなぎ)
作中の主な舞台となる街。海に面しており自然に囲まれた景観の良い街。#作品舞台の節も参照。
海原市立夕凪中学校
大空の樹(おおぞらのき)
海原市夕凪にある山の頂上にそびえる巨大な樹。大きめのうろがあり、泉の郷と緑の郷をつなげる門となる。
咲と舞の再会、咲・舞と満・薫の出会い、プリキュアと満・薫の決闘は全てこの樹の前での出来事であり、最終決戦ではゴーヤーンによって世界が滅びた後も空間に屹立し、プリキュア達の最後の拠り所となった。

スタッフ

  • 企画[注釈 10] - 大野逸雄(ABC)、松下洋子(ADK)、清水慎治(東映アニメーション)
  • プロデューサー - 大野逸雄→亀田雅之(ABC)、鶴崎りか(ADK)、鷲尾天(東映アニメーション)
  • 原作 - 東堂いづみ
  • シリーズ構成 - 長津晴子→成田良美
  • 音楽 - 佐藤直紀
  • 美術デザイン - 行信三
  • 色彩設計 - 沢田豊二
  • キャラクターデザイン - 稲上晃
  • シリーズディレクター - 小村敏明
  • デジタル特殊効果 - 星野健
  • CG製作 - 川崎健太郎、中沢大樹、早川一繁、中村充彦、工藤たかし、松浦義孝、柳沢好伯
  • 編集 - 麻生芳弘
  • 効果 - 石野貴久
  • ダンス振付 - 久米田彩
  • 制作協力 - 東映
  • 制作 - ABC, ADK, 東映アニメーション

主題歌

オープニングテーマ

「まかせて★スプラッシュ☆スター★
作詞 - 青木久美子、作曲 - 小杉保夫、編曲 - 家原正樹、歌 - うちやえゆか with Splash Stars
番組後期では映像がリニューアルされ、ムープ・フープなどの新キャラクターや、キュアブライト・キュアウインディも登場する。

エンディングテーマ

『「笑うが勝ち!」でGO!』
作詞 - 青木久美子、作曲 - 高取ヒデアキ、編曲 - 家原正樹、歌 - 五條真由美
前期(第1話 - 第30話)で使用。第49話(最終話)では、エピローグの挿入歌として使用された。
「ガンバランスdeダンス」
作詞 - 青木久美子、作曲 - 小杉保夫、編曲 - 家原正樹、歌 - 五條真由美 with フラッピ&チョッピーズ
後期(第31話 - 第49話)で使用。
特別仕様エンディング
第44話では、TV地上波初回放送のみ野原しんのすけと着ぐるみ共演を果たしている(独立UHF放送やCSやBS等の放送、DVDでは通常版になっている)。
最終話では、回想シーンの映像と最後にメッセージの入った特別バージョンを使用。2024年現在、シリーズ中唯一最終話で特殊EDを用いている(DVDでは通常版になっている)。

放送リスト

話数 サブタイトル 脚本 作画監督 演出 美術監督 本放送日
1 おっどろきの再会! ふたりは何者なの!? 長津晴子 青山充
稲上晃
小村敏明 行信三 2006年
2月5日
2 パンパカ歓迎会は嵐の予感! 成田良美 河野宏之 大塚隆史 2月12日
3 真っ向勝負! 君こそエースだ!! 清水東 東美帆 岩井隆央 2月19日
4 うっそー!? 春の景色とセミの声 羽原大介 高橋任治 矢部秋則 2月26日
5 健太どうする!? 咲と素敵なお兄さん! 成田良美 爲我井克美 山吉康夫 3月5日
6 やっぱ最高! イケてるお父さん!! 羽原大介 生田目康裕 川田武範 3月12日
7 超マジ! 怒りのカレハーン! 長津晴子 飯島秀一 小村敏明 3月19日
8 大好き! みのりと二人のお姉ちゃん 清水東 青山充 大塚隆史 井芹達朗 3月26日
9 朗読会を邪魔しちゃダメ! 成田良美 川村敏江 岡佳広 行信三 4月2日
10 ちょいヤバ? 海の上は大騒ぎ! 清水東 東美帆 岩井隆央 杦浦正一郎 4月9日
11 ふらふらフラッピ 大ピンチ! 羽原大介 河野宏之 座古明史 行信三 4月16日
12 チョッピはチョピっとホームシック? 清水東 篁馨 矢部秋則 杦浦正一郎 4月23日
13 熱すぎ! モエルンバダンス! 羽原大介 高橋任治 山吉康夫 行信三 4月30日
14 謎の転校生! 満と薫がやってきた 成田良美 爲我井克美 川田武範 保坂有美 5月7日
15 ソフトボールは親子の絆 山下憲一 生田目康裕 大塚隆史 行信三 5月14日
16 夢と希望と健太の悩み! 羽原大介 飯島秀一 岩井隆央 5月21日
17 壊れた埴輪! どうする舞とお母さん 山下憲一 青山充 岡佳広 杦浦正一郎 5月28日
18 本日特売! 満と薫がお手伝い!? 成田良美 川村敏江 矢部秋則 行信三 6月4日
19 大切なものは何? 咲と舞の願い事 清水東 河野宏之 山吉康夫 井芹達朗 6月11日
20 雨に唄えばドロドロン! 篁馨 川田武範 行信三 6月25日
21 夜空に輝け! 星の光の仲間たち 山下憲一 高橋任治 座古明史 行信三 7月2日
22 超オドロキ! 満と薫の衝撃告白!! 羽原大介 青山充 岩井隆央 7月9日
23 ついに対決! 脅威のアクダイカーン 成田良美 爲我井克美 長峯達也 7月16日
24 ムープとフープ登場! って誰? 奥山美佳
稲上晃
岡佳広
小村敏明
7月23日
25 商売繁盛! 海の家のお手伝い 山下憲一 飯島秀一 大塚隆史 7月30日
26 咲には内緒! ドッキドキの夏合宿! 清水東 川村敏江 矢部秋則 8月6日
27 みんな大好き! 思い出の夏祭り 村山功 篁馨 川田武範 8月13日
28 旅だ! 電車だ! 大冒険! 羽原大介 河野宏之 山吉康夫 井芹達朗 8月20日
29 フラッピチョッピ 絶体絶命! 東美帆 岩井隆央 行信三 8月26日
30 驚異の力! プリキュア大変身!! 成田良美 高橋任治
稲上晃
小村敏明 9月3日
31 マジ決まり? 健太の相方は誰!? 清水東 青山充
爲我井克美
長峯達也 9月10日
32 難しすぎ! ミズ・シタターレの宿題 山下憲一 奥山美佳 座古明史 9月17日
33 筋肉全開 キントレスキー現る! 飯島秀一 矢部秋則 9月24日
34 お月見会はロマンスの香り 成田良美 川村敏江
青山充
川田武範 井芹達朗 10月1日
35 いざ決勝! ファイトだ凪中ソフト部! 村山功 篁馨 大塚隆史 行信三 10月8日
36 何作る? 舞の悩みと文化祭 羽原大介 河野宏之 山吉康夫
矢部秋則
10月15日
37 みんな仲間だ! 明日にジャンプ! 清水東 東美帆 岡佳広 10月22日
38 アイドル誕生 日向咲! ってマジ!? 山下憲一 高橋任治 岩井隆央 10月29日
39 珍獣ミミンガ大騒動!? 清水東 奥山美佳 矢部秋則 井芹達朗 11月12日
40 うるさ〜い! キントレスキーと誕生日 村山功 飯島秀一 小村敏明
大塚隆史
行信三 11月19日
41 王女が危ない! 奪われたキャラフェ!! 成田良美 篁馨 座古明史 11月26日
42 お帰りなさい! 満と薫!! 河野宏之 川田武範 杦浦正一郎 12月3日
43 夢じゃない! みんなのいる一日 清水東 東美帆 大塚健
大塚隆史
行信三 12月10日
44 二人が消える? 苦しみの満と薫 羽原大介 高橋任治 岡佳広 12月17日
45 ケーキと和也とクリスマス! 山下憲一 青山充 矢部秋則 12月24日
46 反撃! アクダイカーン脅威の力! 村山功 飯島秀一 川田武範 2007年
1月7日
47 大逆転!? 黒幕って誰のこと? 成田良美 奥山美佳 岩井隆央 1月14日
48 最終決戦! 奪われた緑の郷! 山下憲一 篁馨 大塚隆史 1月21日
49 絶好調なり! 永遠の星空の仲間たち!<終> 成田良美 稲上晃 座古明史 井芹達朗 1月28日

視聴率

平均視聴率は6.3%、最高視聴率は8.8%、最低視聴率は4.0%であった。

漫画版

ふたりはプリキュア スプラッシュスター』は、原作・東堂いづみ、まんが・上北ふたごによって漫画作品が描かれている。漫画版は『スプラッシュスター』とカタカナ表記。

連載版
なかよし」(講談社)にて2006年3月号から(12月号は休載)2007年2月号まで、「なかよしラブリー」2006年春の号から秋の号まで連載。前2作と違いメイン連載扱いである。テレビアニメのストーリーを追う形で、漫画版独自の要素も織り込んでいる。
「なかよしラブリー」では雑誌掲載時は番外編扱いだったが、単行本では本編の一部として扱われている。
単行本
連載版をほぼそのまま収録した『ふたりはプリキュアスプラッシュスター』(講談社)が事実上の全1巻、映画版の漫画版が描きおろしで全1巻発売されている。
  • ふたりはプリキュアスプラッシュスター 第1巻 - ISBN 4063722031 - 2006年3月号 - 9月号・なかよしラブリー2006年春の号・夏の号掲載分
  • 映画ふたりはプリキュアスプラッシュスター チクタク危機一髪! - ISBN 4063722457

映画

映画が1作、3Dシアターが1作制作された。

チクタク危機一髪!(チクタクききいっぱつ)

マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター

『ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター』は2006年より上映のシリーズ初の3D映画。上映時間12分。また、『ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ シアター』のタイトルでシリーズ初の大型映像化を謳ったIMAXシアター対応版も制作されている。

ストーリー
フラッピの頭から希望の種の芽が生えた。その種を狙いゴーヤーンの送り込んだ、絶望の実から変身したウザイナーよってプリキュアは大ピンチに。

作品舞台

作品の舞台となる「海原市夕凪」は深い森がまだ残る、海岸に近い自然溢れる町となっている。舞台と設定された町は湘南鎌倉がイメージされていることが明かされているほか、世界観自体は北欧神話を裏モチーフにして「大空の樹」は同神話に登場する「世界樹」をイメージして設定した[11]

次期作『Yes! プリキュア5』作中にも「海原市夕凪」の地名が登場する。ただし同作が本作と世界観は同じと明言されているわけではない。

商業面

2006年の経営計画としてバンダイが発表した年間売上目標(90億円)[15]を下回り、同年第1四半期には70億円目標に下方修正された[16]。同年中間決算期の説明会ではバンダイ(当時)の社長より「女児玩具の売れ行きが非常に厳しい」と語られた[17]。その後も厳しい戦況は続き、第3四半期における再度の下方修正をへて[18]、最終決算は60億円(年初計画の三分の二、前年比約49%)にまで下がることとなった [19]

一方でこうした商業面での苦戦は、結果的にはスポンサー各社の間での結束を強めることにも繋がり、次回作からは企業間でのコラボレーションを重視していくような体制作りへと反映されていったという[6]

商品展開

例年通り、変身アイテムを初めとした玩具展開が行われていた。食品関連は従来から続くバンダイ森永製菓の商品に加え、トップ製菓からガム類、丸美屋からカレー、ふりかけ、お茶漬け、コーンスープが発売された。ふりかけ、カレーは番組内でCMも放送されていた。

前作や後年の作品は、放送中からその後にかけてフィギュア展開が行われているが、本作品のキャラクターは前作から続く女児向けのプリキュアスタイルシリーズのドール玩具、プライス、ガシャポンなどでしか商品化されていなかった。なお、ドール玩具は本作が最後となり、以降デフォルメ化されたフィギュア玩具「キュアドール!」へと受け継がれる。その後、オールスターズの「キュアドール!」として、ブルームとイーグレットが前作のMax Heartのキャラクター同様初めて発売されることとなった。

音楽CD

シングル

  1. まかせて★スプラッシュ☆スター★』(2006年2月22日、MJCD-23016)
  2. ガンバランスdeダンス』(2006年10月4日、MJCD-23023)

アルバム

  1. ふたりはプリキュア Splash☆Star Vocal アルバム I 〜Yes! プリキュアスマイル〜』(2006年7月21日、MJCD-20064)
  2. ふたりはプリキュア Splash☆Star Vocal アルバム II 〜奇跡の雫〜』(2006年11月22日、MJCD-20078)
  3. ふたりはプリキュア Splash☆Star ボーカルベスト!!』(2007年4月25日、MJCD-20095)

サウンドトラック

  1. ふたりはプリキュア Splash☆Star サウンドトラック 1 プリキュア・サウンド・シャワー!』(2006年8月25日、MJCD-20069)
  2. 映画 ふたりはプリキュア Splash☆Star チクタク危機一髪! オリジナル・サウンドトラック』(2006年12月22日、MJCD-20080)
  3. ふたりはプリキュア Splash☆Star サウンドトラック2 プリキュア・サウンド・スプラッシュ!』(2007年1月25日、MJCD-20084)

映像ソフト化

  • 本篇のDVD2006年(平成18年)9月20日から2007年(平成19年)8月17日にかけて発売。全13巻(10巻までは4話収録で11巻以降は3話収録)。

ゲーム

ふたりはプリキュア Splash Star パンパカゲームでぜっこうちょう!
バンダイナムコゲームスより2006年(平成18年)11月30日発売のニンテンドーDSソフト。

よにんでSUPER☆TEUCHI☆LIVE

樹元オリエ榎本温子五條真由美うちやえゆか、以上4人によって2007年(平成19年)より定期的に行われているライブ。

同4人が番組終了後も親交を続けていることから、2007年(平成19年)5月6日に渋谷TAKE OFF 7を舞台に開催された。また、好評により、同年11月11日には初台ドアーズにて第2回が開催されている。第2回では、このライブのために用意された新曲『ST STARS☆(Super Teuchi STARS☆)』、『似たものどうし(咲とフラッピのことを歌った曲)』の2曲が披露された(どちらも非売品)。

ミニライブを挟みつつ2009年(平成21年)6月21日には「みんなでSUPER☆TEUCHI☆LIVE〜Friend×Friend〜」というタイトルで、2回目と同様の初台ドアーズで開催された。出演者として正式に千葉一伸が加わった他、『プリキュア5』のメンバー(三瓶由布子前田愛)をゲストに行われ、ウザイナー役の渡辺英雄が飛び入りで駆け付けた。

2010年(平成22年)5月2日には「みんなそろって♪SUPER TEUCHI LIVE☆〜1日限りの大集合!!〜」が開催された。ゲストにはさらに美翔和也役の野島健児が加わり、前回同様他シリーズのメンバーも参加。『プリキュア5』メンバー(前田愛、仙台エリ)にくわえて、『ふたりはプリキュア』(本名陽子)と『フレッシュプリキュア!』(沖佳苗中川亜紀子)のメンバーが加わり、実質フレッシュまでの歴代声優陣が揃うという、過去最大級のものとなる。さらに歌手からは、当時『ハートキャッチプリキュア!』のEDを担当し、『5』からシリーズに関わっていた工藤真由も参加している。これらのメンバーは正式に告知されたメンバーであり、当日は観客として見に来ていたプリキュアシリーズの声優陣(田中理恵松来未祐、渡辺英雄、高木渉置鮎龍太郎)がステージに登場。また、ゆかなは飛び入りで歌唱にも参加した。

SUPER☆TEUCHI☆LIVEとしてではないが、「Magical☆Voice☆Party! -silent & noisy night-」という特別版が開催。この際は榎本温子が以前から親交を深めている山本麻里安が、榎本とともにユニット「マリオン」として参加し、合同でライブを行った。

脚注

脚注

  1. ^ 前作はザケンナーなど敵が現れるとほぼ必ず天候が暗雲に包まれる。
  2. ^ ただし「2人が揃わないと変身出来ない」という設定は後に『スイートプリキュア♪』でも再採用された。
  3. ^ 後に『ハートキャッチプリキュア!』でプリキュア3人の誕生日は設定されている。
  4. ^ 舞の誕生日の際に、キントレスキーからのアドバイスで以前より上手く描けるようになった
  5. ^ フラッピ、チョッピもエネルギー球形態であれば浮遊能力がある。ただし通常形態では浮遊能力はない。
  6. ^ ムープと2役。
  7. ^ 今井が諸事情により降板したため。第24話以降は岡村がフープと2役。
  8. ^ 泉の郷を滅ぼした力を持っていることから、フラッピたちは一度はゴーヤーンの真の姿を目撃している。
  9. ^ ムープの頭についているマークと同じマークがついている。
  10. ^ ABC制作日曜8:30枠のアニメでは長らく存在しなかった役職だが、本作の中盤から最初にクレジット。

出典

  1. ^ a b c d プリキュア5th ANNIVERSARY プリキュアボーカルBOX2〜希望の章〜(DVD付)内、プリキュア5th ANNIVERSARY オープニング&エンディング(後期)ノンテロップムービー集解説書内対談、『プリキュアボーカルBOX発売記念・懲りずに第2弾! メタモル☆脱線☆座談会』
  2. ^ a b c d プリキュアぴあ 85P
  3. ^ a b プリキュアぴあ 66P
  4. ^ プリキュアぴあ 99P
  5. ^ プリキュアぴあ 93P
  6. ^ a b c 野口智雄大ヒット「プリキュア」に学ぶ子どもマーケット攻略法」『プレジデント』、プレジデント社、2010年8月30日、2010年8月13日閲覧 
  7. ^ a b 加藤レイズナ (2009年8月1日). “[鷲尾天インタビュー”. WEBマガジン幻冬舎. 2009年8月1日閲覧。
  8. ^ プリキュアぴあ 94P
  9. ^ フラッピがチョッピを「ハニー」と呼ぶと、彼女は「ダーリン」と返しており、フープからも「ラブラブフプ」と言われていた。
  10. ^ a b DS版ゲームサイトキャラクター紹介
  11. ^ a b c d e 加藤レイズナ.webマガジン幻冬舎鷲尾天インタビュー
  12. ^ 第23話
  13. ^ 第42話
  14. ^ a b WEBマガジン幻冬舎・お前の目玉は節穴か?第6回後編「プリキュア」シリーズの大塚隆史監督インタビュー
  15. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf/20060517b.pdf
  16. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20060808_2.pdf
  17. ^ http://www.irwebcasting.com/061110/04/317b1f9d01/main/index_hi.htm
  18. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf/20070214.pdf
  19. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20070509_3.pdf

外部リンク

ABC 日曜朝8時30分枠のアニメ
前番組 番組名 次番組
ふたりはプリキュア Splash Star