スティール・ボール・ラン

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スティール・ボール・ラン』 (STEEL BALL RUN) は、荒木飛呂彦漫画作品。集英社少年向け漫画雑誌週刊少年ジャンプ』にて2004年8号から47号まで、集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』に2005年から連載されている。

『ウルトラジャンプ』移籍後はタイトルが『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』 (JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part7 STEEL BALL RUN) に改められ、『ジョジョの奇妙な冒険』の正統なPart7となっている。通称はSBR単行本2009年 7月現在18巻まで発刊中 (81 - ) 。

目次

[編集] 概要

当初は、Part6までと同じく『週刊少年ジャンプ (WJ)』誌上にて連載された(このときのタイトルは、「スティール・ボール・ラン」)。ストーリーとの兼ね合いから、「10週前後で休載し、描きためる」という手法を使ったため、週刊連載にもかかわらず、一週31ページという驚異的なペースでの掲載が行われた(他の連載作品は、通常19ページ前後)。二度目の中断後、二週掲載されたのみで『WJ』での連載が再開未定となった。その後、『WJ』の増刊号である『青マルジャンプ』に番外編が掲載、そして『ウルトラジャンプ』2005年4月号にプロローグ編が掲載され、続く5月号から本格的に連載再開、現在に至っている。この『ウルトラジャンプ』への移動時に、タイトルが『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』 に改められた。

『ウルトラジャンプ』への掲載誌移動理由について、荒木飛呂彦は「ダイナミックな画面表現と、繊細な心理描写をかねそなえた作品を描こう、と思ったからですね。あと、海外ドラマ『24』や、三部作の映画『ロード・オブ・ザ・リング』といった、壮大なボリュームの物語が増えてきた影響で、というのがありますね。週刊連載のコンパクトな起承転結の繰りかえしじゃなくて、もっと大きな物語を語りたくなったんです。[1]」と説明している。また、『週刊少年ジャンプ』から対象年齢の高い『ウルトラジャンプ』に移籍した事で同性愛やDV、レイプ等の倫理上繊細な記述が増えたが、これについては「40歳をこえて、倫理性にまつわる表現も描かなくちゃダメだろう、と思ったんですね。(中略)ぼくもターゲットを若い読者だけに限定していたら、作品が窮屈になるんじゃないかな、と思ったんですね。[1]」と答えている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 前作との関係

『スティール・ボール・ラン』は、前作『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ とは似て非なる世界観をもつ。従って、シリーズ一貫していた重大なストーリー上の繋がりが本作では断ち切れている。例えば、本作の主人公であるジョニィ・ジョースターは、ジョースターの姓をもつものの、いままでシリーズを通して主役を張り、血の繋がりを保ってきたジョースター家とは関係がない。しかしながらも、"ジョースター"、"ディオ"、"スタンド"等といったシリーズを構成する上で重要な要素が用いられたり、またシリーズを彷彿とさせる人物や設定がさりげなく盛り込まれ、本作がジョジョシリーズだと意図的に暗示されるものとなっている。

本作の世界観が一貫していた前作までのものとは違う作品であるので、作者自体も本作の位置づけに苦労していた様子が本作の連載開始後の以下の一連の状況から読み取れる。

タイトルそのものはPart6完結時の『週刊少年ジャンプ』2003年第19号の巻末作者コメントにおいて、次回作の題名として既に語られていたが(この時点では『スティール・ール・ラン』と表記されている)、当時はそれがPart7のサブタイトルを指すのか、それとも荒木にとっての全く新作となるのかは言及されておらず、ファンの間では様々な憶測を呼んだ。その後、Part6終了後の休養期間中にCS放送されたテレビ番組『週刊少年「」』のインタビューにおいて、Part7以降もシリーズを続行する意向と、その構想と準備が進んでいること、そしてそれこそが謎のタイトル『スティール・ボール・ラン』であることを荒木自身が示唆するコメントを残した(インタビューの収録はPart6完結の原稿をまさに仕上げた直後の仕事場であった)。第一話より、前作までの印象的な用語にはカッコや太文字があてられたり、縁のキャラ名が散見されるなど、作者本人がセルフパロディのように楽しんで描いている。

満を持して連載開始された2004年第8号巻末の作者コメントでは、「ジョジョの奇妙な冒険はパラレルワールドに突入」、「主人公はジョジョではなくなったため、タイトルはスティール・ボール・ランとなった」という主旨の説明が添えられた。

その後『スティール・ボール・ラン』第1巻において、実質的には『ジョジョの奇妙な冒険』Part7であると作者も公言。加えて、ここから新たに読み始める読者のために、この時点であえて『ジョジョ』Part7であるということをメインタイトルで強調しなかったとも語っている。一方で、「作家の創作の姿勢として、過去の作品を完全に葬り去ることはよくない」とし、Part6までの『ジョジョ』の世界の延長線上に本作品があることを読者に明言した。

その後、第4巻発売の後に連載が『週刊少年ジャンプ』から『ウルトラジャンプ』へ移り変わると共に、誌面掲載時のサブタイトルに『ジョジョの奇妙な冒険』Part7と明記されるようになった。単行本も第5巻以降はそのカバーを外せば『ジョジョの奇妙な冒険』Part7の表記が確認できるようになっているが、Part6のように『ジョジョ』1巻からの通し巻数が括弧つきで併記されるという措置は今のところとられていない。

しかしながらも、物語の視点はジョニィ・ジョースター(ジョジョ)なるアメリカ人におかれており、なおかつPart3 - Part6で物語を飾ったスタンド能力も登場していることから、本作はパラレルワールドでの新たなジョジョシリーズの始まりを予感させるものとなっている。また本作でのスタンドは、かつての守護霊的な意味あいの「傍に立つ (stand by me)」から、大陸横断のような試練・困難に「立ち向かう (stand up to)」へと再解釈がなされている。

作者の考えの変化等により、本作の位置づけが連載開始時から変わっているのかもしれないが、ジョジョシリーズを彷彿とさせる人物や設定がさりげなく盛り込まれ、往年のファンをにやりとさせる描写が描かれていることからも、ジョジョであってジョジョではない、新たな世界を構築しているといえる。この事に関して作者は「かつての登場人物の先祖であるか、あるいはパラレルワールドの存在と考えて欲しい」としている。

全くの新しい世界で、前作との直接的な繋がりも明らかにされていないが、「『運命』に立ち向かう」、というジョジョの永遠のテーマは、本作にもしっかりと受け継がれている。

[編集] あらすじ

19世紀末、アメリカ。6,000kmにも及ぶ、過酷きわまる"北アメリカ大陸横断レース"「スティール・ボール・ラン」に参加する冒険者達の姿を描く活劇である。物語は、ジョニィ・ジョースターの視点から、謎の男ジャイロ・ツェペリを中心に波乱の巻き起こるレース展開や、レースの裏に潜む陰謀との対決を描きながら、ジョニィの「青春から大人へ」歩き出す人間ドラマである。

[編集] レースの概要

[編集] 設定・ルール

  • 1890年 9月25日 午前10時 / サンディエゴビーチよりスタート。ゴールはニューヨーク
  • 総距離約6000kmに及ぶ、 史上初の乗馬による北米大陸横断レースである
  • コースは9つのチェック・ポイントにより9つのステージに分けられる
  • チェックポイントごとに、順位によってポイントが与えられ、9ステージのスコアを合計して王者を決定する
  • ゴールまでの予測日数は60 - 80日(の1日あたりの走行距離限界を70 - 100kmとして)
  • 主催者はスティーブン・スティール
  • 参加者総数は3852名
  • ステージによっては、コース中に通過義務のあるチェック・ポイントがある。それ以外はどのコースを取ろうが、いつ宿泊しようが自由である
  • レース中リタイアを表明する場合はゼッケンを旗にして掲げ、ルートに止まり、救助の幌馬車隊を待つこと。なお、走行可能であっても救助隊に水や食料を要求すればリタイアと見なされる

[編集] 賞金

  • 優勝 : 5000万ドルと南極の氷に入れられた優勝トロフィー
  • 2位 : 100万ドル
  • 3位 : 50万ドル
  • 4位 : 25万ドル
  • 5位 : 12万ドル
  • 以下10位までの賞、並びにチェックポイント賞など各賞
    • 第一チェックポイントの優勝者には1万ドルと1時間のタイムボーナスが与えられる

この作品世界では、本来アメリカで使われているフィートガロン等の単位をメートルリットルに換算して表されている他、賞金などの額は、連載時(2004年)の貨幣価値に相応した額として描かれる。すなわち、この優勝賞金は現代の価値にして5000万ドル(60億円)相当という意味である。

[編集] 参加資格

  • 16歳以上
  • 国籍、人種、性別、プロ・アマチュアなどは問われない
  • 参加料1200ドルを支払うこと

[編集] 出資者・出資条件

  • イースト アンド ウエスト・トリビューン紙
    • 独占取材権
  • 各出版社
  • レースのルート沿いのホテル群
  • B&C精肉会社
  • ウィンチェスター連発銃製造会社
  • ホリゾンタル大陸鉄道株式会社
  • スピードワゴン石油株式会社

[編集] ルール

  • 自動車ラクダ徒歩での参加も可能
  • 馬(搭乗物)の交換は失格となる
  • ニューヨーク - サンディエゴ間の間に設けられた9つのチェックポイントを通過すること
    • チェックポイントでは「レース順位」「走行タイム」「不正行為の有無」が確認される
  • リタイヤ時には、レース主催者により交通費、医療費、宿泊費等がまかなわれる
  • 「犯罪に関わる」行為以外、武装等に制限は行われない代わりに、自分の身は自分で守らなければならない
  • スタートの2分前からスタートまで、自分の番号のグリッドにいない、あるいは出た者はフライングと見なされ、ペナルティが加算される
  • 体当たりによる妨害はルール違反にはならない
  • 審議が必要な場合は審判員5名と、史上初の導入となる"映写機撮影"を元に着順が判定される

[編集] スティール・ボール・ラン・レースの成り立ち

スティール・ボール・ラン・レースは、40年のキャリアを持つプロモートの達人、スティーブン・スティール氏による一大レース企画である。レースの2年前、不幸なトラブルにより借金まみれのドン底にあったスティール氏は、起死回生の策として騎馬によるレース企画を思いつく。スポンサー探しは難航したが、偶然出会ったある少女(後のルーシー・スティール)のヒントにより、新聞社の人間との話が進み、結果として、わずか2年でこの巨大レースが開催される運びとなった。

[編集] その他

  • 大会マスコットは「手乗り馬」である

[編集] 登場人物

声のキャスティングは集英社ヴォイスコミックステーションVOMICのもの。

[編集] レース参加者

ジャイロ・ツェペリ
声 - 浜田賢二
  • 国籍:ネアポリス
  • 愛馬:ヴァルキリー(4歳、ストック・ホース)
主人公。ゼッケン番号B-636。24歳。前歯に"GO!GO! ZEPPELI"と彫られた金歯を挿しており、「ニョホ」と笑う癖がある。両脇のガンベルトに銃ではなく、掌に収まる程度の大きさの「鉄球」を1つずつ収納し持ち歩いている。法治国家ネアポリス王国に務める法務官。伝統ある死刑執行人の家系であるツェペリ家の長男(5人兄弟)に生まれる。国王の出す恩赦を得て、「国家叛逆罪」によって処刑されることになった靴磨きの少年マルコを救うため、レースの優勝を目指すが、それによりレース中、テロリストに命を狙われるようになる。かなり破天荒で奇妙な性格だが、その行動は常に臨機応変かつ緻密で大胆。その一方で、ぬいぐるみを持っていたり、ギャグや変な歌を考えたりなど、お茶目な面も見られる。
「遺体」を手に入れた事によってスタンド能力が開花するが、後にスティール夫人に遺体を渡したことで、スタンド能力を失った状態となっている。しかし、敵スタンド等は視認できているようだ。part1に同姓のキャラクターが存在しており、主人公に自身の持つ技術を教える点も共通している。モデルとなった人物は、実際に死刑執行人としてルイ16世などの著名人の処刑に使役していた「Charles Henri Sanson[2]
鉄球
肉体を動かさずに掌にある物体に「回転」を加える特殊技術によって鉄球を回転させ、回転する鉄球の振動波によって様々な効果を引き起こす。特に生き物の肉体に及ぼす効果は多用であり、これを戦闘に応用する。また鉄球は、自然界に存在する「黄金長方形」を見て「黄金の回転」を加える事によって真の力を発揮する。なお、鉄球の回転は代々処刑人と医者を務める彼の一族が「処刑と医術」の為に発展させた「技術」であり、スタンド能力ではない。しかし、鉄球は第一部第二部の「波紋」と共にスタンド能力に近づく「技術」であると説明されている[3]
スキャン
レース中盤に「遺体」を手に入れ開花させたスタンド能力。今まで使っていた鉄球に右目が搭載され、より精密な操作が可能となった。また相手に鉄球をぶつける、もしくは鉄球が生み出す「波紋」により、相手の肉体を調べ弱点を見抜いたりするのにも使われる。現在はルーシーに右目を渡したため使用不可。
ジョニィ・ジョースター(ジョナサン・ジョースター、通称:ジョジョ、ジョーキッド)
声 - 水島大宙
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:スロー・ダンサー(11歳、アパルーサ)
主人公。ゼッケン番号?-939。元一流騎手。19歳。ケンタッキー州生まれで、幼い頃にイギリスに住んでいたことがある。本名はジョナサン・ジョースターであり、Part1の主人公と同姓同名であるが、劇中では通称のジョニィで呼ばれることが多い。なお、第1ステージでの雑誌掲載時には「ジョニー」と表記されており、単行本第1巻までは“ジョニィ・ジョースター”という名前になっている。ジョニィは競馬界で有名になっていくうちに高慢な性格になっていったが、その性格のせいで銃撃を受け、下半身不随となる。その後の彼は後悔と失意に満ちた人生を送り、過去の経験から「見えない宿命に縛られている」考え方を持っていたが、スティール・ボール・ランのスタート地点で、レースに参加する謎の男ジャイロ・ツェペリと出会う。その際、彼が使う「謎の鉄球」の「回転」に生きる希望を見出し、その秘密を知るためにレースに参加。その後もジャイロとは協力関係という形で行動を共にしている。レース序盤に「悪魔の手のひら」に遭遇し「遺体」に取り憑かれ、スタンド能力を身に付ける。次々と襲いかかるテロリスト達の目的が「遺体」の回収であることを知り、ジョニィ自らも「遺体」の収集を決意する。
タスク(牙)
自身の爪を高速に回転させて、弾丸のように発射したり、物体を切り裂くスタンド。レース中盤には、自然界に存在する「黄金長方形」から見出した「黄金の回転」の軌跡で爪を回転させる事で、撃った爪弾の弾痕が、自動的に目標を数秒間追尾して破壊するというパワーアップに成功した。ただし、以前と違い弾数に制限があり、両手の指の数である10発を撃ち尽くすと、新たな爪が再生するまで待たねばならない(なお、ハーブティー(カモミールを混ぜるとより効果的)を摂取すると爪の再生が早くなる)。さらにアクセル・ROとの戦いでは、「黄金の回転」で自身を撃つことで、自分の肉体を穴に巻き込んで移動するという更なる成長を見せた。成長するたびにスタンドの像が人形のようだったころから人型に近づいていっている。また、当初は遺体が無ければスタンド能力が使えなかったが、アクセル・RO戦で成長によるものか全ての遺体を取られても能力を使えるようになった。
砂男(サンドマン/サウンドマン)
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:なし
インディアンネイティブ・アメリカン)。ゼッケン番号C-990。通称「大地の俊足」。思い込んだら他人と協調しない性格。自分の部族の考え方は白人には通用しないことを悟り、白人の知識を習得するなど柔軟な頭脳を持っているが、仲間のインディアンからは受け入れられなかった。白人移住者たちに奪い取られた土地を買い戻すために、レースに参加した。故郷に姉がおり、レースへの参加費として彼女から貰ったエメラルドを支払っている。レースでは馬を使わず、自分の足だけで優勝を目指す。特殊な走法としなやかな筋肉により、馬並の早さで長距離を走る事ができる。また第1ステージの短距離走でも(ジャイロの反則による繰り上げながらも)優勝するなど、他の優勝候補に引けを取っていない。本名の正確な意訳は「サウンドマン(音を奏でる者)」であり、サンドマンは白人が聞き間違えて呼んだ名前である(にもかかわらず彼の部族の人間や実姉も彼をサンドマンと呼んでいる上に、そもそもサウンドマンは英語である)。レース途中で「遺体」を巡る陰謀を知り、賞金を得るよりも大統領との取引に応じた方が条件がいいと考え、Dioと協力してジョニィの「遺体」を狙う。レース参加前から身につけていたスタンドでジャイロ達を窮地に陥れるものの、パワーアップしたジョニィの前に敗北する。
イン・ア・サイレント・ウェイ
切る音、燃える音など、音を文字として具現化し操る能力。Part4に登場するエコーズ ACT2と酷似しており、具現化した音に触れたものにその音と同様の効果をもたらす。切る音ならズタズタに破壊され、燃える音なら高熱に焼かれる。人間や、Dioの恐竜に音を乗せるなど応用も可能であり、触れた物はダメージを受ける。更に具現化した音を水中に流し込み襲わせることもできる。スタンド像は人型でインディアンの様な姿をしている。
マウンテン・ティム
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:ゴースト・ライダー・イン・ザ・スカイ(5歳、マスタング)
ワイオミング州のカウボーイ。31歳。通称「伝説のカウボーイ」。毎年3千頭の牛を連れて4千kmの旅をしている。ルックスはイケメンと紹介されている。馬は彼に敬意を払い頭を下げる。レース途中で起こった殺人事件を調査するため、臨時的に保安官助手に任命され、犯人の捜査と追跡を行った。かつて所属していた騎兵隊が「悪魔の手のひら」と呼ばれる謎の砂漠地帯で遭難した際に、スタンド能力を得た彼だけが生き残った。このような超越的な能力に属するものに「スタンド」(立ち向かうもの)という名前をつけたのは彼である。そのため、スタンドについてある程度の知識を持っている。優勝候補の一角であったが、オエコモバのスタンドによって負傷し、レースをリタイア。その後、“遺体”の場所を記したメモを奪った内通者(ルーシー・スティール)を捜索していたブラックモアによって殺害された。
オー!ロンサム・ミー
ロープに触れた者の肉体をロープと一体化させ、バラバラに分解して自在に操る。マウンテン・ティム自身は分解した自身をロープ上を長さの限り自在に移動することができ、奇襲や死角からの攻撃が行いやすい。
ディエゴ・ブランドー(通称:ディオ (Dio) )
声 - 加藤将之
  • 国籍:イギリス
  • 愛馬:シルバー・バレット(4歳、アラブ・サラブレッド混血)
もとは下層階級の出身だが、イギリス競馬界の貴公子になるほどの実力を持った天才ジョッキー。ゼッケン番号?-001。馬特有の「走るクセ」を見抜く才能がある。しかし、目的のためには手段を選ばない最低な男、との噂もある。貧困状態にあえいでいた両親により、生まれてからすぐ捨てられたが、どうしても見捨てられなかった母親と、近くの農場主の男に助けられて共に農場で暮らす様になる。ある時、農場主の男がディオの母親に対し肉体関係を要求した事を母親が拒んだため、ディオ達の食器を壊されるという嫌がらせを受ける。これに対しディオの母親は子供のためにシチューを手で受け取り火傷を負う。1年後、ディオの母親は破傷風により23歳の若さで死去。ディオはシチューによる手のひらの火傷が破傷風の原因だと"信じ込み"、理不尽な社会に復讐を誓う。そして社会の頂点に立つ事を志し、レースに参加した。レース中盤、遺体の「左目部」を手に入れたことにより、フェルディナンドの恐竜化の能力を引き継ぐ。
また、自身の名誉と権力を手に入れるために、ジャイロ達を倒すことを条件に大統領と取り引きをしていたが、後に大統領のスタンドによって異世界に引きずり込まれ、左目部を奪われてしまう。肉体が崩壊して死にかけるが、ウェカピポを利用することで辛うじて元の世界に戻り、大統領撃退の策を練る。今大会、優勝候補の一角である。姓名は、シリーズを通してジョースター家と因縁を持つ敵ディオ・ブランドーと同名である。
スケアリー・モンスター(恐竜)
自分を含め、生物を恐竜化する能力。恐竜のデザインは自由自在で、ランプスタンドや背景にあわせた保護色の形態に変身させることが出来るなど、フェルディナンド博士の能力よりも応用が利くものとなっている。自身を恐竜化する事で嗅覚や俊敏さなど身体能力の向上させ、馬の足跡から乗馬している人物を特定する事が出来、恐竜化させたものを用いた防御探知網を張ることが出来る。
ウルムド・アブドゥル
  • 国籍:エジプト
  • 愛馬:名称不明(?歳、ラクダ)
エジプトの流浪民で、優勝候補の一角だった。年に三度もラクダサハラ砂漠を横断し、レースにもラクダで参加する。第1ステージ開始直後、ラクダの巨体を生かしジャイロに襲い掛かる。しかしジャイロに裏を掻かれて群生サボテンに突っ込み自爆、リタイアとなる。Part3に同姓のキャラクターが登場する(Part3の方は「」ではなく「」となっている)。
ドット・ハーン
  • 国籍:モンゴル
  • 愛馬:#1(4歳、ブーロンネ)
東洋の馬術の名人。チンギス・ハンの子孫。優勝候補の一角。レース中盤まで好成績を残していたが、大統領の刺客となったサンドマンにより、ジャイロを倒すために利用され死亡した。
ポコロコ
声 - 岡林史泰
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:ヘイ!ヤア!(4歳、クオーター・ホース)
ジョージア州に住む黒人青年の農民。21歳。ゼッケン番号A-777。通称「黒い彗星」。彼の両親は必死になって働いたために、奴隷から解放され自由の身となるが、息子の彼はサボり好きでだらしがなく、呑気な性格。ジプシーの占い師(第3部に登場する「エンヤ婆」にそっくりである)によりレースが開催される2ヶ月は50億人にひとり(雑誌掲載時には10億人にひとり)の「幸運」がポコロコに訪れると聞き、レースに参加する。ジョニィ曰く馬術は3流だが、予言通りの凄まじい幸運(レース中にスタンド像が発現)を味方にし、レースを混乱させることに。なお、彼は寝過ごしてスタートに遅れたため、「スタートの2分前からスタートまで、自分の番号のグリッドにいない者はフライングと見なされ、ペナルティが加算される」のルールに違反しているが、今のところペナルティが加算されたような描写はない。
スタンド(名称不明)
幸運を呼び込む。また自我を持っており、本体にアドバイスを行う事もある。スタンドのヴィジョンは小さな人形のような姿。
ミセス・ロビンスン
  • 国籍:メキシコ
  • 愛馬:エル・コンドル・パサ(7歳、アバルーサ)
ジャイロ・ツェペリに懸けられた賞金を狙う暗殺者。体内に甲虫を飼い、その虫を操ってチョヤッサボテン)の針を自由に飛ばすという特殊能力を持つ。第2ステージにて、ジャイロ達に襲いかかるも、返り討ちにあい敗北している。「ミセス」という名前だが、男性である。
ブンブーン一家
ジャイロ・ツェペリの追っ手。一家揃ってスタンド使いの殺人鬼で、第1ステージでは3名の選手を殺害している。アリゾナで鉱山を探していたところ「悪魔の手のひら」と遭遇し、スタンドを身につける。それぞれ似た能力を持つが、像(ヴィジョン)は若干異なっている。3人での連携攻撃が得意で本体および同種のスタンドの本体の合計3人が対象を取り囲み、磁力の相乗効果によって効果を激増させ、標的達の肉体を破壊する物を得意とする。
ベンジャミン・ブンブーン
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:クロスタウン・トラフィック(4歳、クオーター・ホース)
ブンブーン一家の父。ゼッケン番号C-449。第1ステージでは3名の選手を殺害し、馬の蹄鉄からマウンテン・ティムに追跡されるが、それを利用してジャイロ達を追いつめる。しかし、スタンド能力を覚醒させたジョニィにより敗北している。
スタンド(名称不明)
長い舌を持つ怪物型のスタンド。周囲の砂鉄を磁力で引き寄せ一体化したり、体内の鉄分を操作して顔面を変形できる。
アンドレ・ブンブーン
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:フォクシーレディ(3歳、クオーター・ホース)
兄。ゼッケン番号C-450。性格は父親似だが、どこか狂っている。ジャイロの攻撃により腹部に大穴をあけられるが、父のベンジャミンはジャイロ達に磁力を帯びさせる為、その傷を銃弾で通す。その後もベンジャミンはアンドレを軽傷と見ていたふしがあるが、結果的にはその傷がもとで死亡する。
スタンド(名称不明)
父親と同様に、周囲の鉄分を操るスタンド能力を持つ。本体の血を浴びた人間に磁力を帯びさせる。
L.A.ブンブーン
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:リトル・ウイング(3歳、クオーター・ホース)
弟。ゼッケン番号C-451。気弱な優等生タイプ。父兄と共にジャイロ達を殺害しようとするが敗北。そのまま悪魔の手のひらに取り残される。
スタンド(名称不明)
父兄と同様に、周囲の鉄分を操るスタンド能力を持つ。砂鉄を操り、相手を拘束する事が可能。
オエコモバ
  • 国籍:ネアポリス
  • 愛馬:不明
ジャイロ・ツェペリの追っ手。ゼッケン番号?-242。ネアポリスの爆弾テロリストでツェペリ親子とは因縁の仲。アリゾナ砂漠にて「悪魔の手のひら」を越えたことで、スタンドが発現した。ジャイロ達を追撃するも、返り討ちにあい敗北。
スタンド(名称不明)
触れた物をピン付のアナログ時計型の爆弾に変える。カラスのような像のスタンド。爆弾化されたものは何かに触れ、触れたものが離れるとピンが抜けて爆発するが、爆発する前にピンを戻せば爆発を阻止できる。類似能力にPart4のキラークィーンがあるが、こちらのスタンドは複数のものを同時に爆弾化することが出来る上、水や煙など不定形な物も爆弾化できる点で優れている。反面、爆破の威力や自在度ではキラークィーンに劣る。
フリッツ・フォン・シュトロハイム
  • 国籍:ドイツ
  • 愛馬:ヨーロッパ・エクスプレス(4歳、トラケナー
ジャイロ・ツェペリの追っ手。テロリスト。第1ステージ7位の強豪。半身サイボーグのような容姿で、右手の義手に銃を仕込み、ジャイロに迫るものの、あっさりと撃退される。なお、雑誌掲載時は「フレッツ」と表記されていた。 Part2に同姓のキャラクターが登場しており、その人物も自身をサイボーグ化している。
ホット・パンツ
  • 国籍:アメリカ
  • 愛馬:ゲッツ・アップ(3歳、マスタング)
第1、第2ステージ共に上位にランクインし、第3ステージで後続に1時間の差をつけてトップ通過した人物。年齢・略歴も不明で、名前も偽名であるが、実は女性(それに気づいているのはジョニィとノリスケ・ヒガシカタだけ)。元々は教会のシスターで、「遺体」を集める目的でこのレースに参加。幼いころ、血の繋がった弟とハイキングへ出かけた際に灰色熊(グリズリー)に襲われ、自身が生き残るために血の繫がった弟を灰色熊へ「差し出して」死なせてしまった過去を持つ。教会に入った後も弟殺しの罪業感に苛まれ、遺体を集めれば自分の罪が赦されると思い込んでいた。また彼女の持ち物の中にジャイロの祖国と同じマークの入ったものがある。第2ステージのアリゾナ砂漠でスタンド能力を身につけたと思われる。サンドマンとの戦いで負ったジョニィとジャイロの傷を治すが、その際にジョニィに取り憑いていた遺体を奪っている。また、遺体を盗むべく大統領に近づいたルーシーを影でサポートし、遺体の「心臓部」と「両耳部」の入手に成功したが、大統領に追われる身となり、敵(アクセル・RO)からの保身のために今まで集めた遺体を手放してしまう。
クリーム・スターター
スタンドは全長10cmのスプレーヘッドがついた2本のスプレー。肉を搾り取ってこれでスプレー状に放射する能力を持ち、怪我の治療なども出来る。
ガウチョ
  • 国籍:スペイン(メキシコ)
  • 愛馬:ペグ(6歳、アパルーサ)
第1、第3と好成績を残している騎手。第4ステージ途中の奇妙な果樹園でジャイロ達と遭遇するが、リンゴォ・ロードアゲインとの果し合いに敗れ、殺されている。
ノリスケ・ヒガシカタ
  • 国籍:日本
  • 愛馬:ホノオ(4歳、バーバリアンウォーム・ブラッド)
レース序盤は上位にランクインし、第4ステージをトップ通過した騎手。仙台藩出身。68歳。一目でホット・パンツが女性だと見抜いた。へそが2つある男としてイタリアの新聞に載ったことがある。一度、サンドマンに致命傷を負わされたが、ホット・パンツの能力で復活。マタギであるらしく長銃を背負っている。なお姓の「ヒガシカタ」はPart4の主人公・東方仗助と同姓であり、出身地も同じく仙台(ただし、Part4の舞台は仙台市をモデルとしたM県S市杜王町であり、仙台と明記されているわけではない)である。ちなみに、東方仗助のスタンドである「クレイジー・ダイヤモンド」の由来となった「Shine On You Crazy Diamond」が収録されているPink Floydのアルバムに「Wish You Were Here 邦題:炎〜あなたがここにいてほしい」がある。

[編集] 大統領とその刺客

ファニー・ヴァレンタイン
  • 国籍:アメリカ
第23代アメリカ合衆国大統領。SBRレースを利用して、アメリカ各地に散らばっている「遺体」を集めようとしている。そのためには手段を選ばず、遺体を手に入れたジャイロたちに抹殺を目的とした刺客を送り込んでいる。過去にカルフォルニア・サンディエゴ捜索隊に同行した際、「悪魔の手のひら」に遭遇し遺体の「心臓部」を手に入れているが、ルーシーとホット・パンツにより奪われてしまう。しかしその後アクセル・ROの手を経て今まで集めた遺体の奪還に成功し、現時点では頭部以外の遺体を全て所持している。背中にかつて兵士だったころに戦争の拷問でつけられた、星条旗に酷似する古傷がある。また、物語序盤では肥満体として描かれていたが、アクセル・RO戦を境に筋肉質な体格へと変化している。
なお、あくまで架空の大統領であり、実在した第23代大統領はベンジャミン・ハリソンである。
Dirty deeds done dirt cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)
通称D4C。その世界の隣に存在する平行世界、パラレルワールドに干渉する能力を持つスタンド。異世界間を自在に行き来することができ、他者を異世界へ引きずりこむことも可能。世界を行き来する際には、何らかの物体の隙間に挟まれる必要がある(「扉と壁の間」「国旗と地面の間」等)。大統領自身を除き、2人の同じ人間が同じ世界に同時に存在することは出来ないため、引きずり込まれてしまうと身体が崩壊して死亡する。この能力を応用することで、大統領が致命傷を負ったとしても別世界に居る無傷の大統領と入れ替わることで死を免れることが可能となる。スタンド像は人型で、巨大な角のような頭部と全身にある縫い目状の模様が特徴。
ポーク・パイ・ハット小僧
大統領がジャイロ達に送り込んだ刺客。口癖は「ウィーン ガシャン!」などの機械音。ジャイロ自身を疑似餌とするなどといった戦法でジョニィを追い詰め、遺体の腕を奪い取るが、ジャイロとの連携の前に倒された。
ワイアード
口の中にあるウインチのようなスタンドから2本の鈎針を水の乗った皿に垂らし、異空間を通して目標を釣り上げる能力を持つ。またその鈎針は虫や人間を疑似餌(ルアー)として潜ませ、擬似餌に触れたものを釣り上げる。舌には鈎針を収納するための窪みがある。
フェルディナンド博士
大統領がジャイロ達に送り込んだ刺客。地質学・古代生物学者。2年前にアリゾナで「悪魔の手のひら」を探索中、スタンド能力を身につけた。その能力で、ディオや村人を恐竜化させ、ジャイロとジョニィに迫る。因果応報を信念とし、「大地」を尊敬している。ジャイロ達に敗れた後、恐竜化させていた野生のクーガーの群れに喰い殺される。また彼のスタンドは遺体を通して、ディエゴ・ブランドー(Dio)に受け継がれている。
スケアリーモンスターズ
自分以外の生物を恐竜化させて支配下に置くスタンド。恐竜化したものに傷をつけられた生物は、暫しの時を置いて恐竜となってしまう。恐竜化した生物は動くものしか認識できないため、その場でじっとしていればやり過ごせる。
リンゴォ・ロードアゲイン
大統領の送り込んだ刺客。ガンマン。奇妙な果樹園でジャイロ達を待ち受ける。殺し合いにおいても礼節を重んじ、対等な闘いによる修行を目的とする。公正なる果たし合い、漆黒の意思による殺人、それに勝利することでの精神の成長「男の世界」を説く。これは彼が幼少の頃、家族を殺しリンゴォを襲った男を対等な条件で殺したことで、持病であった皮膚の病気が治ったことが彼をそう考えさせている。ジャイロ・ツェペリとの決闘に敗北して死亡。彼の信念は、後のジャイロの考え方に大きく影響を与えている。
マンダム
3年程前、砂漠で身につけたタコのような姿をしたスタンド。本体が腕時計の秒針を戻すことで時間を6秒戻す事ができる(腕時計の針はあくまでスタンド能力を発現させる為の精神的スイッチ)。時間を戻しても記憶は戻らず、時間が戻される前のことを覚えている。それを利用して、リンゴォは果樹園に来る者を「時間を戻して、来た道を何度も通らせて迷路に迷い込んだように思わせて」いた。
ブラックモア
大統領の部下のスタンド使い。マウンテン・ティムが名前を知っていたことや、捜査と言っても怪しまれなかった点から表向きには保安関係の立場にあったと思われる。洞察力に優れ、わずかな手がかりから“遺体の在り処を記すメモ”を盗み取った侵入者(ルーシー・スティール)を追跡する。そして、侵入者ルーシー・スティールを追い詰めたまさにそのとき、“遺体”の本人と思われる人物を目撃する。しかし、その興奮のあまり冷静さを失い、その隙を突かれてルーシーによって重傷を負わされた。そして能力の消失(雨が止む)と共に死亡する状態になったが、それでも尚、大統領への忠誠心からルーシーの追跡を続けた。ルーシーと合流したジャイロ達と交戦し敗北、雨が止んだため死亡。
キャッチ・ザ・レインボー
雨を空中に固定する仮面型のスタンド。雨粒の上を歩いたり、固定した雨で敵を切り裂くことが可能。雨の中を自由に移動できるので、自分の身体をバラバラにして個別に移動させることも出来る。本人のセリフなどから、あくまでも雨を固定できる能力であって通常の水を固定することはできない様子。
11人の男たち
大統領が放った11人組のチーム。第6ステージにて、軍隊以上に統率の取れた行動でジャイロ達を追跡する。11人の中にリーダーが存在するが、それを知るのは彼らのみである。ジャイロ達との戦いに敗れているが、生き残った1人がジョニィが泉で入手した「遺体」の2つの部位「両耳」と「右腕」を所持していたワインボトルと交換している。
TATOO YOU!(タトゥーユー!)
背中に描かれた、お互いの絵の中を自由に空間移動できる能力。これは11人で1つのスタンド能力である。
マイク・O
大統領護衛警備のスタンド使い。大統領の裏切り者探しを中心に行動している。裏切り者の捜索中にホット・パンツと出くわし対決するも敗北、死亡している。語尾に「の世界」を付ける口癖がある。
チューブラー・ベルズ
金属に息を吹き込み、バルーンアートの犬や鳥を作り出す能力。金属に対象者の臭いを覚えさせて自動攻撃させることも可能。攻撃された対象は皮膚を打ち破られ、内部からズタズタに引き裂かれてしまう。
ウェカピポ
  • 国籍:ネアポリス
元ネアポリス王国の王族護衛官。妹に暴行を働いていた夫を「決闘」で打ち負かすが、その夫の父親が国家の重要人物であったために、国外追放の身となる。アメリカでの「市民権」や重要職の「地位」を得るために、マジェント・マジェントと共にジャイロ達の抹殺を図る。
鉄球の技術を駆使し、ジャイロとジョニィをあと一歩のところまで追い詰めるも、「遺体」が引き寄せた偶然(奇跡)の力によって敗北を喫した。しかし、ジャイロから「妹が生きている」との知らせを受け、大統領側からジャイロ側に寝返り、スカーレットに化けているルーシーを護衛することを決意する。大統領との戦いでDioと共闘するが、大統領の能力で異世界に引きずり込まれたDioに脱出のため利用され、肉体が崩壊し死亡。
ちなみに、作者の荒木飛呂彦と親交の深い日本のヒップホップグループSOUL'd OUT の楽曲に同名の楽曲「ウェカピポ (Wake Up People)」がある。
レッキング・ボール(壊れゆく鉄球)
スタンドではなく、ツェペリ一族とは異なる鉄球の技術。彼の一族は代々王族護衛を任された一族であり、王族を守るための「戦闘技術」として鉄球を発展させてきた。「衛星」と呼ばれる14個の小さな鉄球が付いており、鉄球を投球することで「衛星」がランダムに飛び散る。これに直撃すればもちろん重症は免れないが、体にかすっただけでもその衝撃波によって十数秒間「左半身失調」という(全ての左半分が消えていると脳が認識するため、何かに触れていても認識できない)状態に陥る。
マジェント・マジェント
マジシャンのような姿の刺客。ウェカピポ曰く「下っ端のカス」。ウェカピポとタッグを組んでおり、ウェカピポに対してくだらない冗談を言ったりするが、毎回相手にされていない。ウェカピポに対して憎らしいと思う時もあるが、好意を抱いている。身体が弱いのか、度々咳き込んだり、馬に直接乗らず、二頭の馬に自分の乗っているそりを引いてもらっている。ウェカピポと共にジャイロ達を追い詰めるも、片目を失う重傷を負う。しかしその後通りかかったDioに救出される。ウェカピポが裏切る一部始終を目撃していたため、ウェカピポに対して復讐の炎を燃やしていたが、最期はそのウェカピポとの激戦の末にデラウェア河に沈み、スタンドを解除しなければ浮かぶ事が出来ず、解除すれば溺死してしまう状態に陥り、能力を解除しないまま川底で生き続けるという、第二部のカーズのような「考える事を止めた状態」になった。ウェカピポ同様、SOUL'd OUT の楽曲に同名の楽曲「Magenta Magenta」がある。
20th Century BOY(トウェンティース・センチュリー・ボーイ)
“着るタイプ”のスタンド。バッタのような頭と両肩だけのデザインで、これを身に纏って構えている間、彼に当たった攻撃を全て周りに散らすことが出来るという、絶対防御能力を誇る。またこの状態になればゼロ距離での大爆発や無酸素状態にも耐えられる。ただし、スタンド発動時は一切身体を動かすことが出来ないので、一長一短と言える。また、川底で動けないマジェント本体の空腹や老化といった肉体面での衰弱を防いでくれるのかは不明である。
アクセル・RO
兵士のような格好をした刺客。ドヴォルザークのような音楽家に憧れていたが徴兵により戦場に送られ、敵軍進行の合図を自軍に送るという任務を全うせず、居眠りしている間に敵兵が陣地に侵入してしまった。合図を送れば自分の存在に気づかれ、殺されてしまうので合図を送らず、仲間と町の人間を見殺しにしたという過去を持つ。アクセルは「公平さ」のために自ら弱点をジャイロに教える。ジョニィに自分を殺させる(=捨てさせる)ことで彼に自身の罪を被せた上、スタンドの特性により復活し、ジョニィの遺体を奪取する。だがその際、逆にジョニィを殺す(=捨てる)行為をしてしまったがために再び捨て去った罪を被ることになった上、足止めのため大統領に銃撃される(この大統領の行為は「襲い掛かるアクセルからジョニィを守った=正当なる防衛」とみなされ、「捨てた」ことにはならなかった)。
シビル・ウォー
その人物の「捨てた」過去を引きずりだす空間を構築し、「過去」を以って攻撃するスタンド。弱点は水で清めること。この能力の影響下で殺人を犯すと殺した人物が殺された人物を「捨てた」とみなされ、殺された人物は捨てられた過去の一端として甦り、殺した人物は殺された人物の罪を全て被る事になる。また、捨てたものはアクセル・ROの意志で操ることが出来るため、相手が捨てたものが生物ならゾンビとして襲わせることが出来る。スタンド名の由来は同ロックバンドの楽曲「Civil War」。
ディ・ス・コ
無精髭を生やした大統領の刺客の一人。堂々とした歩き方をしつつ、刺客らしくスタンド名以外明かすことなく必要最低限の情報のみをジャイロに与える。スタンド能力を用いてジャイロの鉄球はおろか、釘、硫酸を使う事でジャイロを追い詰めるものの、鉄球の作り出した空気の層でレンズを作り出され距離を錯覚をさせられたことにより接近され再起不能になる。最後の抵抗として銃を用いたりあくまでスタンド能力を発動させ続けることでジャイロに情報を引き出させる事は無かった。
チョコレイト・ディスコ
X、Y座標を指定することで物質や同じものをその座標位置へ落下させる事ができるスタンド。腕に座標ブロックのような装置が付いており、何かを放り投げた瞬間に腕の装置で座標を指定すればその座標位置に物が瞬間移動し落下することになる。相手の攻撃でも射程距離内であればスタンドの特性で跳ね返す事が可能だが、本体からの攻撃方法自体は武器や道具を用いるしかない。自身の足元から伸ばすことのできる座標内が射程距離であるが、自身の肉体表面上にも座標を移動させる事ができる為ある程度応用がきくものと思われる。

[編集] レース関係者、その他

スティーブン・スティール
声 - 小形満
  • 国籍:アメリカ
「スティール・ボール・ラン」レースの主催者。ニューヨーク生まれ。現在、2巻では51歳、17巻では53歳となっている。身長190cm以上の長身で、若い頃は騎兵隊に入っていたが、除隊後は多数のプロデュース業を営んでいた。自身のプロデュース業に失敗し途方に暮れていたところ、ある少女(後の妻、ルーシー)の言葉をヒントに「スティール・ボール・ラン」を思いつきレースを開催する。その後彼は、彼女が少年時代に恋をし馬車の事故で亡くなった少女に似ていた事から求婚を申し入れ結婚した(後の回想では、マフィアへの借金により身売りされそうになっていたルーシーを救うための偽装結婚であったとされている。)。ちなみにその少女(妻)の年齢は14歳でスティーブンとは年齢が数十歳も下である。そのことについて記者から質問されたが、「関係ねーだろ、レースとは」と答えた。レース開催時の挨拶など引き締まった話をした最後にヌけたセリフを言う癖がある。また、大統領の目的である「遺体」の回収については知っているものの、「遺体」の回収に積極的に協力するでもなく、かといってルーシーのようにジャイロとジョニィに内通し、大統領の邪魔をするわけでもない。マジェント・マジェントに右胸を二発撃たれ、瀕死に陥る。
ルーシー・スティール
  • 国籍:アメリカ
スティーブンの妻。年齢は14歳で夫とはただの親娘以上に年の差が離れている。幼少時に落ちぶれていたスティーブンと出会い後に結婚、互いにかけがえのない相手になる。マウンテン・ティムに好意を寄せられていた。物語序盤で、大統領の所持する「遺体」を偶然目撃する。夫が大統領に利用されているという事実を知り、夫を助けるため、“遺体の在り処を記すメモ”を盗む。窮地に陥りながらも遺体の「脊椎部」を手に入れジャイロ達に渡すも、ジャイロから遺体の「右眼部」を譲り受け、大統領から遺体の「心臓部」を奪い取るべく行動する事になる。第6ステージでは、大統領夫人・スカーレットを利用し、大統領の保持する3つの遺体の奪取に成功する。しかし、スカーレットに一部始終を見られてしまい、やむなく、彼女を殺害する。ホット・パンツの助力もあったため、正体はばれなかったものの、ホット・パンツの能力でスカーレットに扮装し、身代わりとなった状態でいた。しかしその後大統領に正体がばれ、おまけに遺体の力で残りの頭部部分をお腹に宿してしまう。さらに遺体の力なのか自分の流した涙で敵にダメージを与えるスタンド能力を身に付けることに。
旧姓は第一部ヒロインのエリナと同じペンドルトン。
グレゴリオ・ツェペリ
  • 国籍:ネアポリス
ジャイロの父。ジャイロに「鉄球」の技術を伝授した張本人で、老練の死刑執行人。罪人に苦痛を味わわせることなく一瞬のうちにして生命を絶つ、すなわち「死の尊厳」を何よりも重んずる。彼は人間関係の思い出を作ることは一切しない。というのも、それは「感傷」に通じると考える彼なりの厳しい規律である。なぜなら「感傷」は心に動揺を生じさせ、斬首の際に振り下ろす剣の手元を狂わせかねない。そうなると死刑執行の任務は失敗に終わるだけではなく、生命の誇りを地に落とし、国家と法の威厳にさえ傷をつけることにもなる。グレゴリオはそれらのことを祖先からの教えと自らの経験で十分心得ていた。いずれ死刑執行の仕事を引き継ぐことになるであろう息子のジャイロにも「感傷」の危険さを示唆している。レースに参加するジャイロの身を案じている一面もあり、縫い付けた患部を完治させる「ゾンビ馬」はグレゴリオのスタンド能力ではないのかとジョニィは推論している。
マルコ
  • 国籍:ネアポリス
貧しい暮らしをしている少年。9歳。家は代々貴族に仕える召使いの家系で、彼もリッピという男爵の屋敷に帽子と靴磨きのためだけに住み込みで働くことになった。しかし奉公に入ってから数週間後、突然国の憲兵隊が男爵の家に押し入り、その際彼は逮捕されてしまう。男爵の屋敷でネアポリス国王の暗殺計画が進んでいたことが明るみに出たためである。これにより男爵とその家族および関係者は全員、最重罪である「国家叛逆罪」を犯したとして裁判にかけられ処刑される。計画は未然に防がれたが、ただ靴を磨いていただけのマルコも関係者の一員として見なされ、同じく「国家叛逆罪」により処刑が決定してしまう。処刑法は「斬首刑」。その処刑の責任者はジャイロ・ツェペリの初任務と決められた。
ニコラス・ジョースター
  • 国籍:アメリカ
ジョニィ・ジョースターの実兄。故人。ジョニィより5歳年上。過去に、天才騎手として将来を有望視されていたが、落馬事故で亡くなっている。父親からも期待され、ジョニィからも良い兄として慕われていた。しかし、父親はニコラスを溺愛し、ジョニィには愛情を注がなかったために、ニコラスの死後も彼の幻影を追い求めている。余談だが、ジョースター家は没落した貴族の末裔である。
シュガー・マウンテン
ミシガン湖畔の「大木」に一人で住む少女。推定66歳。視力がほとんど無いが、杖を用いて「大木」の周囲を自由に走ることができる。「悪魔の手のひら」と思われる「大木」のスタンド能力?によって、およそ50年前から番人をさせられている。
シュガー・マウンテンの泉
スタンドのようだが、こちらが本体[4]。「大木」の泉に物が落ちると、その落ちた物と対比して最高級のもの(鉄球なら金塊やダイヤモンド、紙切れなら札束など)が現れる。番人は落とし主に対し、本当に落とした物はどちらなのかを尋ねる(ここで落とし主が嘘をつくと、落とし主の舌が「大木」のツタに引き抜かれて死ぬ)。落とし主が正直に答えれば最高級の物と落とした物が落とし主の物となるが、落とし主は手に入れた最高級のものをその日の日没までに使い切らなくてはならない。使い切れなかった場合、落とし主は「大木」の木の実となり「大木」に閉じ込められてしまう。1人が木の実として閉じ込められると、今まで番人であった者は「大木」から解放され自由となる。大木には常に何人かが閉じ込められており、1人解放されると閉じ込められていた次の1人が番人となる(木の実になった順番が早いほど番人になる順番も早い)。この能力により、彼女の両親を含めて多くの人が木の実となり、次の順番を待つ状態になっていた。しかし、ジョニィが与えられた最高級品を日没までに使い切ると言う条件をクリアしたおかげで全員が木の実から解放された。
スカーレット・ヴァレンタイン
  • 国籍:アメリカ
ファニー・ヴァレンタインの妻(大統領夫人)。夫とは同じ町の出身で、15年前に知り合い、結婚した。バイセクシュアルであり、またマゾヒストと思われる描写も垣間見られる。ルーシーに好意を寄せ始めていたが、彼女が大統領に近づくために自分を利用したことに気付き、逆上。ルーシーを射殺しようとするが、ルーシーの機転により、誤作動したチューブラー・ベルズに刺し殺された。スタンドの存在を知っていたようだが、彼女自身がスタンド使いだったかどうかは不明。

[編集] 各ステージの概要

STAGE 副題 ルート 全行程 行程予想日数 参加総数 リタイア 死者
1st. 「15,000メートル」 サンディエゴ・ビーチ -
サンタ・マリア・ノヴェラ教会
15km - 3852 79 3
2nd. 「アリゾナ砂漠越え」 - モニュメント・バレー 1,200km 12-18日 3770 1219 82
3rd. 「ロッキー・マウンテン・
ブレイク・ダウン」
- キャノン・シティ 710km
(山岳ルート)
7日 2469 551 0
4th. 「広い広い大草原の
小さな墓標」
- カンザス・シティ 約1,250km 21日 1918 1476 1
5th. 「イリノイ・スカイライン」 - シカゴ・ミシガン湖畔 約780km 約14日 441 65 2
6th. 「ミシガン・レイクライン」 - マッキーノ・シティ ヒューロン胡 約690km - 374 313 0
7th. 「フィラデルフィア・トライアングル」 - フィラデルフィア 約1,300km 約22日 61 9 0
8th. 「ボース・サイド・ナウ」 - ニュージャージー 約140km 2日 52 - -
9th. - - - - - - -

[編集] 総合順位(途中経過)

  • 得点表

1位:100p+タイムボーナス1時間(第1ステージのみ副賞・賞金1万ドル)、2位:50p、3位:40p、4位:35p、5位:30p、6位:25p、7位:20p、8位:15p、9位:13p、10位:12p、11位:11p、12位:10p、13位:9p、14位:8p、15位:7p、16位:6p、17位:5p、18位:4p、19位:3p、20位:2p、21位:1p

※3rd.STAGE以降の結果の詳細が不明のため、総合順位7位以下は不明
順位 騎手名 国籍 馬名 1st. 2nd. 3rd. 4th. 5th. 6th. 7th. 8th. 9th. 総合ポイント タイムボーナス
1 ポコロコ ヘイ!ヤア! 3位 9位 5位 2位 1位 3位 3位 313p 1時間
2 ディエゴ・ブランドー シルバー・バレット 2位 1位 3位 着外 着外 20位 1位 292p 2時間
3 ノリスケ・ヒガシカタ 日本 ホノオ 19位 6位 12位 1位 2位 4位 2位 273p 1時間
4 ジャイロ・ツェペリ ネアポリス ヴァルキリー 21位 4位 4位 3位 4位 1位 6位 271p 1時間
5 ジョニィ・ジョースター スロー・ダンサー 5位 2位 2位 4位 5位 2位 7位 265p -
6 スループ・ジョン・B キャッチ・ア・ウェイヴ 20位 10位 着外 8位 6位 6位 4位 114p -
7 バーバ・ヤーガ ナットロッカー 14位 15位 8位 着外 10位 5位 5位 102p -
8 ゼニヤッタ・モンダッタ ロクサーヌ 12位 7位 ?位 10位 ?位 8位 57p -
9 キャラバン・サライ メキシコ ムーン・フラワー 13位 18位 14位 11位 7位 ?位 52p -
10 ジョージー・ポージー 不明 不明 着外 20位 11位 ?位 17位 7位 38p -
11 デキシー・チキン ランブリン・マン 8位 19位 ?位 ?位 9位 ?位 31p -
12 ネリビル カントリーグラマー 15位 12位 ?位 ?位 11位 ?位 28p -
13 ナイトフライ 不明 不明 着外 着外 ?位 ?位 8位 ?位 25p -
14 イグレシアス ポルトガル ナタリー 23位 11位 ?位 ?位 12位 ?位 21p -
15 カニエ 不明 不明 着外 13位 ?位 ?位 13位 ?位 18p -
16 マック・ザ・ナイフ 不明 不明 着外 21位 9位 ?位 19位 ?位 17p -
17 シゲチー 不明 不明 着外 14位 ?位 ?位 15位 ?位 15p -
18 ビリー・ホワイト ラヴ・アンリミテッド 22位 16位 ?位 ?位 14位 ?位 14p -
19 ロッターズ・クラブ 不明 不明 着外 着外 ?位 9位 ?位 ?位 13p -
20 タルカス 不明 不明 着外 17位 ?位 ?位 16位 ?位 11p -
21 ミスター・ 不明 不明 着外 着外 ?位 ?位 18位 ?位 4p -
脱落 ホット・パンツ ゲッツ・アップ 6位 5位 1位 7位 3位 脱落 - 215p 1時間
サンドマン (本人自身) 1位 3位 6位 6位 脱落 - 190p 1時間
ドット・ハーン モンゴル #1 16位 8位 7位 5位 脱落 - 71p -
ガウチョ スペイン ペグ 17位 着外 10位 脱落 - 17p -
マウンテン・ティム ゴースト・ライダー
・イン・ザ・スカイ
4位 着外 脱落 - 35p -
F.V.シュトロハイム ヨーロッパ・エクスプレス 7位 脱落 - 20p -
ベンジャミン・ブンブーン クロスタウン・トラフィック 9位 脱落 - 13p -
アンドレ・ブンブーン フォクシーレディ 10位 脱落 - 12p -
L.A.ブンブーン リトル・ウイング 11位 脱落 - 11p -
ミセス・ロビンスン メキシコ エル・コンドル・パサ 18位 脱落 - 4p -
オエコモバ ネアポリス 不明 着外 脱落 - 0p -
ロッカチュゴ (自動車) 脱落 - 0p -
ウルムド・アブドゥル エジプト (ラクダ) 脱落 - 0p -

[編集] 用語

悪魔の手のひら
アリゾナ砂漠に存在する謎の土地。インディアンの伝承によると大昔に墜落した隕石の影響で生まれたらしい。一日に何kmと移動するため何所にあるのか全く分からない。悪魔の手のひらでは方位磁石が全くきかず、あるはずの山が消える、無いはずの谷が現れる等、地形が常に変化するため足を踏み入れたものは悉く遭難し命を落としてしまう。
また、悪魔の手のひらでは人間の眠っている未知の才能、すなわち「スタンド」を引き出す場所であり、そこから生還できたものはスタンド使いとなる。一説では悪魔の手のひらが人を選び、引き寄せるらしい。Parte5にも「弓と矢」に関して類似したエピソードが存在し、因果関係を感じさせるものとなっている。
聖人の遺体
北アメリカ大陸に散らばっている聖人の遺体。アリマタヤのヨセフが書き記したとされる地図によると心臓、左手、両目、脊椎、両耳、右手、両脚、胴体、頭部の9つの部位に分かれて存在しているという。
本作においては聖人と呼ばれる人物には明確な定義があり、「死後2度以上の奇跡を起こした人物」を聖人と呼ぶ。これは(作中の)バチカン市国法王庁において定められた定義である。聖人の遺体は腐る事が無く、聖人の遺体を所有する国は1000年の栄光と繁栄が約束されるとされている。
手にした者の体内に入り込み、スタンド能力を発現させたり半身不随のジョニィを歩ける様にしたりするなど、数々の奇跡的な力を秘めている。そのため大統領他、複数の勢力がその力を求めてレースの影で争奪戦を繰り広げている。劇中においてその聖人が誰なのかについては明らかになっていないが、ジョニィは「イエス様」とその正体を推測している。

[編集] その他

  • この作品中で行われている「スティール・ボール・ラン」は、かつて実際に行われていたアメリカ大陸横断レース「キャノンボール・ラン」(現在も名前を変えて行われているらしい)をもとにしていると思われる。この「キャノンボール・ラン」を題材とした映画は現在までに数本作られている。
  • 登場人物や馬の名称はアーティスト名、バンド名や曲名などをアレンジしたものが多い。
  • ドミノ - 第1話冒頭で無敗のケンタッキーダービー馬と紹介されているが、事実とは異なる。
  • ジャイロが黄金比について語った時、雑誌掲載時には「1:0.618」と言っていたのが単行本(11巻)では「1:1.618」に修正されている。これらの数値はどちらも正しいが、近似値ではジャイロの言う「9対16」(=0.5625:1≒1:1.778) よりも「10対16」 (=5:8=0.625:1=1:1.6) の方が近いが、こちらの数値は単行本でもそのままであった。なお9対16は画面アスペクト比のひとつであり黄金比ではない。
  • 13巻が作者荒木の弟子である田中靖規の作品「瞳のカトブレパス」第1巻と発売日が重なり、荒木が同作品のオビで「これって運命を感じるね!」とコメントしていた。

[編集] 単行本

  1. ISBN 4-08-873601-X
  2. ISBN 4-08-873613-3
  3. ISBN 4-08-873673-7
  4. ISBN 4-08-873689-3
  5. ISBN 4-08-873845-4
  6. ISBN 4-08-873890-X
  7. ISBN 4-08-874117-X
  8. ISBN 4-08-874119-6
  9. ISBN 4-08-874147-1
  10. ISBN 4-08-874285-0
  11. ISBN 978-4-08-874336-3
  12. ISBN 978-4-08-874362-2
  13. ISBN 978-4-08-874420-9
  14. ISBN 978-4-08-874438-4
  15. ISBN 978-4-08-874518-3
  16. ISBN 978-4-08-874574-9
  17. ISBN 978-4-08-874648-7
  18. ISBN 978-4-08-874725-5

[編集] 脚注

  1. ^ a b 文化庁メディア芸術プラザ Manga Meister Vol.3 荒木 飛呂彦
  2. ^ MEN'S NON-NO 2007年 12月号 P246 『死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男』の荒木飛呂彦による書評より。
  3. ^ コミックス第10巻
  4. ^ ユリイカ 2007年11月臨時増刊号

[編集] 外部リンク