ゴンクール賞

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ゴンクール賞(Prix Goncourt)は、フランスで最も権威のある文学賞のひとつ。1903年発足。その年でエスプリに満ちた独創的な散文による作品(主として小説)を書いた著者に贈られる。フランスの作家エドモン・ド・ゴンクールの遺言により、弟のジュール・ド・ゴンクールと共に築いた財産を元に設立されたアカデミー・ゴンクールによって選定・贈呈されている。1903年より毎年アカデミー・ゴンクールの10人の会員によってパリ2区にあるミシュラン一つ星レストラン「ドルアン」(Drouant)で11月に選考・発表が行われる。

原則として一人につき一回のみの受賞で、再度受賞したケースは一例のみ(1956年に受賞したロマン・ガリーが1975年にエミール・アジャールの変名で出した小説により再受賞した)。受賞者や作品はフランス国外でも親しまれているものも多い。受賞作品はその年のフランス文学を代表する作品として捉えられ、その著者の地位や作品の売れ行きにも大きく影響する権威ある賞で、趣旨としては若手の新鋭の作家に贈られることになっているが、この限りでないケースも見られる。フランス文学の登龍門的存在として知られる。なおこの賞の賞金自体は10ユーロ(日本円で千数百円程度)とあえて少額にされてあるが、これはこの賞を受賞したことによって得る利益の莫大さを象徴するものとして捉えられているものである。


1988年に高校生のゴンクール賞が新設された。ゴンクール・アカデミーによる推薦リストをもとに、フランス全国の1500人の高校生の投票によって受賞作が決定されるもので、ゴンクール賞の発表と同時に発表される。

目次

[編集] 受賞作品一覧

[編集] 1903年 - 1919年

(『失われた時を求めて』の第2篇「花咲く乙女たちのかげに」訳書多数)

[編集] 1920年代 - 1930年代

1933年アンドレ・マルロー『人間の条件』
(『北緯六十度の恋 ジェロオム』) 作家今日出海福永武彦共訳で新潮社で1951年刊行。
(『或る行動人の手記 一人の男がわが過去を覗きこむ』) 作家芹沢光治良が戦前の訳書がある。

[編集] 1940年代 - 1950年代

(『シルトの岸辺』 安藤元雄訳、ちくま文庫新版、2003年)

(『けものたち 死者の時』 渡辺一夫佐藤朔二宮敬訳、岩波文庫新版、2007年)

(『レ・マンダラン』朝吹三吉訳、人文書院、1967年)

[編集] 1960年代 - 1970年代

(『忘却のパレルモ』 高橋たか子訳、新潮社、1967年)
(『余白の街』 生田耕作訳、河出書房新社、新版1992年)
(『魔王』上下 植田祐次訳、みすず書房で新版、2001年)
(『森の中のアシガン』 山田浩之訳、青山出版社、1996年)
(『レースを編む女』村上香住子訳、早川書房、1976年)
(『これからの一生』荒木亨訳、早川書房、1977年)
(『火炎樹』 篠田知和基訳、国書刊行会、1998年)
(『暗いブティック通り』 平岡篤頼訳、白水社、2005年)

[編集] 1980年代 - 1990年代

(『天使の手のなかで』 岩崎力訳、早川書房、1985年)
(『愛人(ラマン)』 清水徹訳、河出文庫ほか)
(『聖なる夜』 菊地有子訳、紀伊国屋書店、1996年)
(『名誉の戦場』 北代美和子訳、新潮社、1994年)
(『テキサコ』上・下、星埜守之訳、平凡社<新しい世界文学シリーズ>、1997年
(『片道切符』 早川書房、高橋啓訳、1995年)
(『ゼロ戦-沖縄・パリ・幻の愛』 鈴村靖爾訳、集英社、1998年)
(『ぼくは行くよ』 青木真紀子訳、集英社、2002年)

[編集] 2000年代 -2010年代

2006年ジョナサン・リテル Les Bienveillantes
(『黄金の声の少女』横川晶子訳、新潮社、2005年)
(『ブラジルの赤』野口雄司訳、早川書房、2002年)
(『さまよえる影』高橋啓訳、青土社、2003年)
(『ブレヒトの愛人』中原毅志訳、小学館文庫、2004年)
(『スコルタの太陽』新島進訳、河出書房新社、2008年)
(『母の家で過ごした三日間』白水社、渋谷豊訳、2008年)
(訳題は『ゼルダ 最後のロマンティシスト』 伝田温訳、中央公論新社、2008年11月)
(訳題は「悲しみを聴く石」関口涼子訳、白水社、2009年10月)
(『トロワ・ファム・ピュイサント(3人の強い女)』は未訳だが、「心ふさがれて Mon coeur a l'etroit」笠間直穂子訳、インスクリプト、2008年がある。) 

[編集] 関連項目

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