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: 怖がらせ学部の1年生でマイクのルームメイト。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つが、本人はコンプレックスに感じている。気さくで真面目な性格だが、一方で上昇志向が強く、一目置かれる存在になるためには努力を惜しまない。
: 怖がらせ学部の1年生でマイクのルームメイト。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つが、本人はコンプレックスに感じている。気さくで真面目な性格だが、一方で上昇志向が強く、一目置かれる存在になるためには努力を惜しまない。
: 前作では怖がらせ屋として登場。社長・ウォーターヌースに唆され、サリーを出し抜こうと悪事を働いた結果、サリーとマイクによってモンスター界を追放された。『[[ディズニー・ヴィランズ]]』でもある。本作の時点ではまだ悪役の面影はないが、ある時点でロアー・オメガ・ロアーの一員となりマイクと距離を置き、彼らと過ごしているうち、一緒になって、かつてのルームメイトであったマイク達に嫌がらせをするなど現在の意地の悪い性格になり、後に怖がらせ大会で隣のシミュレータールームでサリーの脅かしの衝撃により、自分のルームが揺れて怖がらせることに失敗。それをきっかけに、彼をライバル視する布石となる出来事が描かれている。
: 前作では怖がらせ屋として登場。社長・ウォーターヌースに唆され、サリーを出し抜こうと悪事を働いた結果、サリーとマイクによってモンスター界を追放された。『[[ディズニー・ヴィランズ]]』でもある。本作の時点ではまだ悪役の面影はないが、ある時点でロアー・オメガ・ロアーの一員となりマイクと距離を置き、彼らと過ごしているうち、一緒になって、かつてのルームメイトであったマイク達に嫌がらせをするなど現在の意地の悪い性格になり、後に怖がらせ大会で隣のシミュレータールームでサリーの脅かしの衝撃により、自分のルームが揺れて怖がらせることに失敗。それをきっかけに、彼をライバル視する布石となる出来事が描かれている。
=== ウーズマ・カッパ(OK) ===
=== ウーズマ・カッパ ===
; ドン・カールトン
; ドン・カールトン
: 勤勉真面目な「'''社会人学生'''」。元々[[セールスマン]]だったが、経済的に苦しくなりスキル取得のためMUに入学する。[[コンピュータ科学]]部。手が吸盤なので壁や天井に張り付くことができる。ウーズマ・カッパの部長。
: 勤勉真面目な「'''社会人学生'''」。元々[[セールスマン]]だったが、経済的に苦しくなりスキル取得のためMUに入学する。[[コンピュータ科学]]部。手が吸盤なので壁や天井に張り付くことができる。ウーズマ・カッパの部長。

2016年11月28日 (月) 03:09時点における版

モンスターズ・ユニバーシティ
Monsters University
監督 ダン・スキャンロン英語版
脚本 ダン・スキャンロン
ダン・ガーソン英語版
ロバート・L・ベアード
原案 ダン・スキャンロン
ダン・ガーソン
ロバート・L・ベアード
製作 コリー・レイ
製作総指揮 ジョン・ラセター
ピート・ドクター
アンドリュー・スタントン
リー・アンクリッチ
出演者 ジョン・グッドマン
ビリー・クリスタル
音楽 ランディ・ニューマン
編集 グレッグ・スナイダー
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2013年6月21日
日本の旗 2013年7月6日
上映時間 104分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 日本の旗 89.6億円[2]
前作 モンスターズ・インク
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モンスターズ・ユニバーシティ』(Monsters University)は、2013年公開のアメリカ合衆国3Dコンピュータアニメーション映画である。2001年の『モンスターズ・インク』の続編であり、サリーとマイクの大学時代を舞台にした冒険を描かれる(事実上の前日談)。

劇場公開時にはサーシャ・アンセルド監督の短編『ブルー・アンブレラ』が併映された[3]

あらすじ

マイク・ワゾウスキ(マイク)は、小学生の頃は小さい身体つきを理由に、同級生から鬱陶しく思われていた。そんなある日、学校の授業でモンスターズ・インクの見学にきた時に、“怖がらせ屋”フランク・マッケイの勇姿を目の当たりにし、自分も怖がらせ屋になることを決意する。月日は流れ、マイクはフランクの出身校・モンスターズ・ユニバーシティ(MU)に入学することに。

マイクが所属する、怖がらせ屋を育成する「怖がらせ学部」には著名な怖がらせ屋を代々輩出するサリバン家のエリート、ジェームズ・P・サリバン(サリー)やランドール・ボッグス(ランディ)も入学していた。しかしサリーは自らの才能にかまけており、なにかにつけて努力家のマイクを馬鹿にする。

そして、怖がらせ学部の期末試験の日。試験に臨もうとするマイクとサリーだったが、二人は小競り合いの末にハードスクラブル学長の記念悲鳴ボンベを壊してしまい、ついには学長に「二人とも怖がらせ屋には向いていない」と言い放たれてしまう。学部を追放され、苛立つサリーと意気消沈するマイク。そんな時、部屋に戻ったマイクの目に飛び込んできたのは、MUの伝統行事「怖がらせ大会」のチラシ。彼は怖がらせ学部に復帰するために大会への出場を決意する。出場資格は6人の団体であること。そんな中マイクとサリーを唯一受け入れてくれたのは、MUの落ちこぼれ達が集うサークル「ウーズマ・カッパ」。へんてこながらも愛すべき仲間たちと大会での優勝を目指すことになる。衝突しながらも友情を深めていくマイクとサリー。果たして、彼らは怖がらせ屋として再び認めてもらえるのか?

登場人物

マイク・ワゾウスキ(マイク)
本作の主人公。見かけは一つ目で、緑のボールから手足が生えたような体つき。
幼い頃から『モンスターズ・インク』で怖がらせ屋として働くのが夢で、努力を重ねモンスターズ・ユニバーシティの怖がらせ学部に合格した。体が小さく恐ろしさに欠ける分、勉強やトレーニングは誰よりも努力するひたむきな性格だが一方で自身の頭脳に過信するあまり、協調性に欠けている部分があったが仲間達と『モンスターズ・インク』に潜入したことでその事に気づき、サリーとも協力するようになる。学生証は背の低さで頭と角しか写っていない。幼少期は小さい体が災いしてか影が薄く、同年代の子供から疎まれていた。
前作ではサリーの名サポート役として登場するが、そこに至るまでの苦悩と挫折が描かれる。また、人を笑わせることは得意であり、後に笑わせ屋として大成する布石が描かれ、『モンスターズ・インク』で活躍する夢を叶えた[4]
特別予告編では寝ている時にサリーにミラーボールにされ、最終的には吊り下げられた。
ジェームズ・P・サリバン(サリー)
もう一人の主人公。240センチ(前作現在)の巨体に2本の角、紫斑点のある青緑の毛むくじゃらの姿が特徴。髪型をいじって格好つけている。
怖がらせ学部の1年生。怖がらせ屋の名家の出身で、自分の才能にかまけた自信家である。そのため、当初は地道に努力することが嫌いで、授業でも徐々に先生とは対立するようになり、努力家のマイクとも事あるごとに衝突していたが、大会に向けての数々のやり取りを通して徐々に信頼関係を築いていく。また本人曰くおっかなく振舞っているが本質は気弱で天才家系ゆえにそのプレッシャーに苦悩していたことをマイクに告白した。
前作では怖がらせ屋として登場。マイクと名コンビを組む。
特別予告編では寝室に忍び、マイクに鏡を貼り付け、ミラーボールにする悪戯をした。
ランドール・ボッグス(ランディ)
外見は8本の手足を持つ紫色のトカゲのようなモンスター。度の強い眼鏡をかけている。
怖がらせ学部の1年生でマイクのルームメイト。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つが、本人はコンプレックスに感じている。気さくで真面目な性格だが、一方で上昇志向が強く、一目置かれる存在になるためには努力を惜しまない。
前作では怖がらせ屋として登場。社長・ウォーターヌースに唆され、サリーを出し抜こうと悪事を働いた結果、サリーとマイクによってモンスター界を追放された。『ディズニー・ヴィランズ』でもある。本作の時点ではまだ悪役の面影はないが、ある時点でロアー・オメガ・ロアーの一員となりマイクと距離を置き、彼らと過ごしているうち、一緒になって、かつてのルームメイトであったマイク達に嫌がらせをするなど現在の意地の悪い性格になり、後に怖がらせ大会で隣のシミュレータールームでサリーの脅かしの衝撃により、自分のルームが揺れて怖がらせることに失敗。それをきっかけに、彼をライバル視する布石となる出来事が描かれている。

ウーズマ・カッパ

ドン・カールトン
勤勉真面目な「社会人学生」。元々セールスマンだったが、経済的に苦しくなりスキル取得のためMUに入学する。コンピュータ科学部。手が吸盤なので壁や天井に張り付くことができる。ウーズマ・カッパの部長。
スコット・スクイブルス(スクイシー)
肌色の肌をした五つ目のモンスターでサリーとマイクの1学年上の2年生であり恥ずかしがりやで影が薄く気づかれないことが多いが後にそれを生かすようになる。優しく物静かな性格。昔は怖がらせ屋になる夢を持っていた。ウーズマ・カッパの寮は彼の実家を利用している。学部は不明。
アート
足が長く紫の毛むくじゃら姿が特徴なモンスター。能天気で天然な性格で飄々した言動が特徴的で、素性は全て謎。予想外の戦法で相手を打ち負かす実力を持つ。
ニュー・エイジ哲学部。
ペリー兄弟(テリとテリー)
一つの体で合体している双子の一つ目モンスター兄弟。性格は正反対で、口喧嘩が絶えないが後にチームワークの大切さをしり、協力し合うようになった。テリはダンス学部で、テリーは英語学部。

ロアー・オメガ・ロアー

ジョニー・ワーシントン
大きな角の芽えたモンスター。全権を握る王のようにメンバーを統括する。小さな体のマイクのことを馬鹿にする。サリーに愛想良く接していたが、成績が芳しくなくなった様子から態度が変わり、サリーが試験不合格になってからは、てのひらを返したように、冷たく接するようになる。もちろんロアー・オメガ・ロアーに来ることも拒絶した。パーティーに来たウーズマ・カッパの面々によりユニバーシティの新聞広告、Tシャツにまでプリントした屈辱的な一面を晒される嫌がらせをするも、最終的には大会で打ち負かされる。サリーを見直してチームに再歓迎するが断られ、トロフィーを手渡される。卒業後は全員モンスターズ・インクとは別の会社の怖がらせ屋になった。
チェット・アレキサンダー
一つ目のカニのような姿をしたモンスター。見下す相手を馬鹿にし、ジョニーには何でもうなずくイエスマン。
ハビエル・リオス
四つ目と触覚を持ったモンスター。普段は二足歩行だが、怖がらせる時は六足歩行。怖がらせ大会のかくれんぼでは頭から花瓶に突っ込んだ。本編では一言も喋っていないが卓球が上手い。特別予告編ではミラーボールにされたマイクを懐中電灯で照らした。MUの公式キャラブックではハビエル・リオスではなくジャビエ・リオスとされており、日本で名前が安定していない。尚、小説版ではハビエルなので正しい名前はハビエル・リオスだと思われる。ちなみに、マイクとサリーが喧嘩をした際に学長の素晴らしい記録が入ったボンベを落とした最、空中を物凄い勢いで飛ぶボンベが頭上を通った際に、唯一、顔を引っ込めている姿と開いた瞳孔が見れる。エンディングで出てくるカードでは所属がMIになっている。
レジー・ジェイコブス
毬藻のような緑色の体に三つ目が生えたモンスター。怖がらせ大会の最終戦では勢いのあまりこけてしまい失敗した。
チップ・ゴフ
団子鼻とバイソンのような角を持つ屈強なモンスター。恐らくロアー・オメガ・ローの中で一番影が薄い。

パイソン・ニュー・カッパ

スタイルの良い三つ目のモンスター。全員顔がそっくりで六つ子のよう。威嚇時には三つ目が真っ赤に光り、キャリーは口からは火を吐く。
ロアー・オメガ・ロアーと共闘したのかパーティを開くことをウーズマ・カッパたちに伝えに来た。
キャリー・ウィリアムス
ターコイズ色の肌とピンク色の髪。
ナオミ・ジャクソン
紫色の肌と紫色の髪。
ヘザー・オルソン
青色の肌と紫色の髪。
クリスタル・デュ・ボイス
紫色の肌と赤色の髪。
ブリトニー・デイヴィス
ピンク色の肌と赤色の髪。
テイラー・ホルブルック
紫色の肌とピンク色の髪。

ジョーズ・シータ・カイ

ロイ・“ビッグレッド”・オグロウラハン
真っ赤な丸い巨体と大きな口、アンテナのように生えた二つ目を持つモンスター。
ダーク・プラット
毛で覆われた黄色く丸い体と長く鋭い牙を持つモンスター。髪型はオレンジのモヒカン。
バボソ・ゴルテガ
ナメクジに似た水色のモンスター。
ジョージ・サンダーソン
オレンジ色の毛に覆われた一角モンスター。JOXの中で唯一強面でない。前作ではモンスターズ・インクの怖がらせ屋として登場した。
パーシー・ボウルスロー
紫色の丸い体に、太い2本の角と一つ目が特徴のモンスター。
オマール・ハリス
豆のような形をしたオレンジ色の体から大きなコウモリ羽が生えたモンスター。JOXで唯一飛行スキルを持つ。

スルグマ・スルグマ・カッパ

カーラ・デルガード
ピンク色の肌にタコのような触手が特徴のモンスター。
ヴァイオレット・ステスリッキ
紫色の大柄な体に一つ目と曲がった角を持つモンスター。
ドナ・スーフー
蛇のような体のモンスター。頭部は紫色の髪の毛ですっぽり覆われ、顔は見えない。
ブリン・ラーソン
俵型の青い体に三つ目を持つモンスター。特別予告編でも登場した。
マリア・ガルシア
ナメクジのような赤い体に赤い髪が生えたモンスター。
デビー・ガブラー
頭部が水色の毛で覆われ、てっぺんからアンテナのような一つ目が生えたモンスター。

エータ・ヒス・ヒス

ロージー・レヴィン
岩石のような巨体に、尖ったメガネとピアスが付いた太い角が特徴のモンスター。蛇のような舌とうなり声で相手を威嚇する。
ナディア・ペトロフ
暗いピンク色の肌と紫色の髪を持った、三つ目のモンスター。
ソニア・ルイス
タコのような形の水色の体で、黒いミディアムヘアからアンテナのような目が2本生えている。
スーザン・ジェンセン
顔から長い手足が生えた紫色のモンスター。赤と紫のツートーンの髪が特徴。
ロンダ・ボイド
ナメクジに似た体に、触手のような髪がモヒカン型に生えた一つ目モンスター。
ナンシー・キム
クモのような足から長い首と一つ目が生えた灰色のモンスター。

グリーク・カウンシル

クレア・ウィーラー
グリーク・カウンシル(自治会)の会長を務める、灰色の肌にヒレのような髪をした三つ目の女性モンスター。副会長のブロック(後述)とコンビを組み、MUのスポーツ行事「怖がらせ大会」の運営と司会を担う。普段はテンションが低く投げやりだが大会では見事な司会ぶりを発揮。
ブロック・ピアソン
グリーク・カウンシルの副会長。紫色の屈強な体に鳥のような嘴を持つ男性モンスター。何をするにもいちいち無駄にテンションが高く、しばしばクレアにたしなめられている。

モンスターズ・ユニバーシティの職員

ディーン・ハードスクラブル学長
MUの学長であり、かつて伝説の怖がらせ屋として活躍した女性モンスター。ドラゴンムカデを合わせたような姿をしている[5]。怖がらせ学部の部長も兼任し、徹底した実力主義で学生を教育している。モンスターとしては見た目がかわいすぎるマイクと、才能に溺れ努力をろくにしないサリーに対し、「怖がらせ屋にはなれっこない」という残酷な結論を突きつける。最終的には大学を退学させたものの、二人のコンビネーションの高さを認めた。
デレク・ナイト教授
怖がらせ学部の初級コース「101教室」を担当している教授。何百人もの入学生のうち、期末試験で合格できるのはごくわずかというスパルタ教育ぶり。

その他のキャラクター

フランク・マッケイ
モンスターズ・インクの職員。マイクやサリーより前の時代に活躍した、怖がらせ屋一のスーパースターの一人。MUの卒業生でもあり、幼いマイクに怖がらせ屋になる夢を与え、「すごいな、いるなんて気づかなかったよ」という彼の言葉がきっかけで、マイクはMUに入学することを決めた。
カレン・グレーヴス先生
小学校時代のマイクの担任。なかなか友達のできないマイクを心配する。
シェリー・スクイブルス
スコットの母親。明るくお茶目な肝っ玉母さんで、ウーズマ・カッパのメンバーたちを優しく見守る。かわいらしい見かけに似合わず、デスメタル好き。後にドン・カールトンと婚約。
アーチー
角を生やした子豚の姿をした6本足の生き物。MUのライバル校である「フィアーテック大学」のマスコットで、劇中ではサリーによって寮に連れ込まれている。

前作からのキャラクター

ジョージ・サンダーソン
前作ではマイクとサリーの同僚だったが、本作ではジョーズ・シータ・カイというグループのメンバー。怖がらせ大会では違反行為をしたために、一回戦で他のメンバー全員と共に退場してしまう。
ロズ
前作モンスターズ・インクでクローゼットの扉の鍵を管理する管理人だったが、本作では終盤にて人間の子供による脅威を排除する保健局CDAの職員であったことが判明(ただしチョッキではなく、全身防護服を着用)。マイクとサリーに一目置いた。
CDA
モンスター界の保健局。合図番号は「2319」。前作では事件の捜査に必死であったが、本作でもハードスクラブル学長の通報により、人間界へ入り込んだマイクとサリーの捜索に必死だった。
イエティ
前作では人間界に永久追放されていたが、本作では終盤にモンスターズ・インクの郵便係の職員として登場する。また郵便物を勝手に開くと追放されるとマイク達に忠告する場面があり、前作で彼が追放された原因と思われる節がある。
ヘンリー・J・ウォーターヌースⅢ世
モンスターズ・インクの社長で前作の『ディズニー・ヴィランズ』。写真のみの登場だが、ラストに怖がらせ屋となったサリー、そのアシスタントとなったマイクと握手している。以前は髪とヒゲがあったことが発覚した。

モンスターズ・ユニバーシティの世界

サークル

MUには個性的なサークルが数多く存在し、物語の重要な部分を担っている。アメリカの大学の伝統的なサークル文化フラタニティとソロリティがモチーフになっており、ギリシャ文字をベースにしたサークル名もそこに由来する(実在のものとは違い、アルファベットも含む他、読み方もモンスター風にアレンジされている)。サークル独自の儀式やしきたりなど、フラタニティ文化を象徴するシーンも物語の随所に登場する。

ウーズマ・カッパ(ΟΚ/Oozma Kappa)
通称オーケー(OK)。お世辞にも怖いとは言えない上にどこか間の抜けた面々ばかりが集う、のほほんとした雰囲気のサークル。ことあるごとにMUの学生たちから笑いものにされている。メンバーの一人スクイシーの実家をクラブハウスとして使っている。
ロアー・オメガ・ロアー(RΩR/Roar Omega Roar)
通称ロアー(ROR)。MU随一のエリート集団。優秀な怖がらせ能力を持つ者しか入ることができない。また、一度入っても学期試験などで実力を発揮・維持できなければたちまち追放されてしまう。その歴史は深く、著名な怖がらせ屋を多数輩出している。学内では一目置かれる存在で、豪華なクラブハウスを所有する。
パイソン・ニュー・カッパ(PΝΚ/Python Nu Kappa)
通称ピンク(PNK)。チアガール風の衣装をまとった女子学生のサークル。普段はとてもキュートなイメージだが、怖がらせ大会になると恐ろしく豹変する。6つ子のようにそっくりな容貌をしている。
ジョーズ・シータ・カイ(JΘX/Jaws Theta Chi)
通称ジョックス(JOX)。筋力と体力が自慢の大柄な男子学生が集うサークル。知性には乏しく、ライバルを打ち負かすためには手段を選ばない姑息な面も。前作にも登場するジョージ・サンダーソンが所属している。
スルグマ・スルグマ・カッパ(ΣΣΚ/Slugma Slugma Kappa)
通称イーク(EEK)。アスリート系の女子学生で構成されたサークル。チームワークがとても強い。日々運動中心の活発な怖がらせトレーニングを重ねるこのサークルの加入試験は、トライアスロンである。
エータ・ヒス・ヒス(ΗSS/Eta Hiss Hiss)
通称ヒス(HSS)。ゴスエモ系女子学生が集うサークル。その鋭い眼光とミステリアスなオーラは威圧感十分。ハードスクラブル学長をOGに持ち、MU開学当時から続く名門である。
グリーク・カウンシル(GRΣΣK COUNCIL)
MUに在籍するサークルを取りまとめる自治会的な組織。怖がらせ大会の実行委員会も兼ね備える。

キャスト

役名 原語版 日本語吹替版
マイク・ワゾウスキ 青年期・成人期 ビリー・クリスタル 田中裕二
爆笑問題[6]
少年期 ノア・ジョンストン 佐藤和太
ジェームズ・P・サリバン
(通称:サリー)
ジョン・グッドマン 石塚英彦
ホンジャマカ
ランドール・ボッグス
(通称:ランディ)
スティーブ・ブシェミ 青山穣
ディーン・ハードスクラブル学長 ヘレン・ミレン 一柳みる
スコット・スクイブルス
(通称:スクイシー)
ピーター・ソーン 嶋田翔平
ドン・カールトン ジョエル・マーレイ 宝亀克寿
テリ・ペリー ショーン・ヘイズ 佐藤せつじ
テリー・ペリー デイヴ・フォーリー 花輪英司
アート チャーリー・デイ 姫野惠二
デレク・ナイト教授 アルフレッド・モリーナ 石住昭彦
ジョニー・ワーシントン ネイサン・フィリオン 東地宏樹
クレア・ウィーラー
(怖がらせ大会女性アナウンサー)
オーブリー・プラザ 東條加那子
ブロック・ピアソン
(怖がらせ大会男性アナウンサー)
タイラー・ラビーン 三宅健太
チェット・アレキサンダー ボビー・モイニハン 田中英樹
シェリー・スクイブルス ジュリア・スウィーニー 堀越真己
カレン・グレーブズ先生 ボニー・ハント 柳原可奈子
フランク・マッケイ ジョン・クラシンスキー 小松史法
スラッグ ビル・ヘイダー 玉木雅士
レフェリー 多田野曜平
キャリー・ウィリアムス ベス・ベアーズ 大津愛理
ロズ ボブ・ピーターソン 磯辺万沙子
イエティ ジョン・ラッツェンバーガー 立木文彦
ロイ・“ビッグレッド”・オグロウラハン ジョン・サイガン 関貴昭
バスの運転手 ロリ・アラン 杉浦慶子
オメガ・ホウルの部長 ジェス・ハーネル 朝倉栄介
ウィリアム・ブランディワイン教授 星野充昭
ジェイ 星野健一
ケイ 川島悠美
トレイ 綿貫竜之介
フェイ 愛河里花子
その他声の出演
佐々木優子 西村太佑 北村謙次
増岡裕子 山本格 角田紗里
野一祐子 石狩勇気 八百屋杏
遠藤純平 宮本崇弘 後藤ヒロキ
志田有彩 宗川めぐみ まつだ志緒理
畠中祐

トリビア

  • 前作「モンスターズ・インク」に出ていたロズは人間の子供による脅威を排除する保健局CDAの職員、イエティは郵便局職員、ジョージはジョーズ・シータ・カイというグループのメンバーとして、カメオ出演している。
  • 前作「モンスターズ・インク」でのランドールの名言は「It's the Winds of Change」(聞こえる?風向きの変わる音)だが、今作でも登場している。マイクとランドール寮の部屋、ランドールのベッドの側の壁に「Winds of Change」と書かれたポスターが張ってある。
  • マイクが入学、退学など節目になる一歩を踏み出すときは、必ず左足から。

キャッチコピー

誰だって、子供の頃の夢がある。難しいのは、その夢を持ち続けること…。

MovieNEX

2013年11月20日MovieNEXの第1弾として発売。 今までに発売されたソフトと違い、Blu-ray DiscDVDは勿論、クラウドに対応したデジタルコピーや購入者限定の特典を収録。

評価

批評家の反応

2013年9月20日時点でRotten Tomatoesでは175件のレビューで支持率は78%、平均点は10点中6.8点となっている。[7]。またMetacriticでは41件のレビューで加重平均値は65/100となっている[8]

受賞

また、2013年に開催されたハリウッド映画祭において、アニメーション映画賞を受賞し[9]、作品賞にもノミネートされた[10]

テレビ放送

2016年3月12日フジテレビ系列の『土曜プレミアム』で地上波初放送[11]二ヶ国語放送 / 文字多重放送 / データ放送)。前日の11日に同局の『金曜プレミアム』で『モンスターズ・インク』を放送した後の2夜連続での放送となる。

参考文献

  1. ^ Chang, Justin (2013年6月9日). “Film Review: ‘Monsters University’”. Variety. http://variety.com/2013/film/reviews/film-review-monsters-university-1200494184/ 2013年6月14日閲覧。 
  2. ^ 2013年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  3. ^ Chai, Barbera (2013年1月7日). “Watch an Exclusive Clip of Pixar's New Short, 'The Blue Umbrella'”. The Wall Street Journal. http://blogs.wsj.com/speakeasy/2013/01/07/watch-an-exclusive-clip-of-pixars-new-short-the-blue-umbrella/ 2013年1月7日閲覧。 
  4. ^ 終盤でサリーとともに「俺達で世界を変えよう」と宣言し、それが前作で実現した
  5. ^ ウォーターヌースと同様、上半身が衣類を羽織った形だが、背に羽、下半身がムカデ型であり、空を飛べたり、壁を這い登れる。
  6. ^ 石塚英彦&田中裕二『モンスターズ・ユニバーシティ』で吹替えキャスト続投!@ぴあ、2013年4月17日閲覧
  7. ^ Monsters University (2013)”. Rotten Tomatoes. 2013ー06-21閲覧。
  8. ^ Monsters University”. Metacritic. 2013年6月21日閲覧。
  9. ^ “Monsters University” and “Pacific Rim” take Hollywood Film Awards Honors”. 2013年9月20日閲覧。
  10. ^ Hollywood Movie Awards – Vote for Your Favorite Online!”. 2013年10月16日閲覧。
  11. ^ TVステーション」(ダイヤモンド社)関東版2016年6号 44号

外部リンク