ブラッド・バード

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ブラッド・バード
Brad Bird
Brad Bird
本名 フィリップ・ブラッドリー・バード
Phillip Bradley Bird
生年月日 (1957-09-11) 1957年9月11日(64歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 モンタナ州 カリスペル
職業 映画監督脚本家アニメーター
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ブラッド・バードBrad Bird, 1957年9月11日 - )は、アメリカ合衆国モンタナ州カリスペル生まれの、映画監督脚本家、アニメーション作家。アニメーション映画アイアン・ジャイアント』で映画の初監督を担当し、長編アニメーション部門で『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』の2作品がアカデミー賞を獲得。

来歴[編集]

11歳から13歳にかけて初めてのアニメーション作品を制作する。14歳の時、その作品がウォルト・ディズニー・スタジオに注目され、同スタジオにてアニメーション制作の指導を受ける[1]。このときブラッド・バードを指導したのがナイン・オールドメンの1人であるミルト・カールであり[1]、バードは彼を師匠と仰いでいる。その後、カリフォルニア芸術大学に入学、アニメーションを学ぶ。またここで、後にピクサーの監督となるジョン・ラセターと出会っている。

卒業後、ディズニーに就職するが短い期間しか在籍せず、1981年に公開された『きつねと猟犬』の制作に関わったのち退職する[1][2]。その後、テレビドラマの監督や映画脚本などを手がけている。また一時期、アンブリン・エンターテインメントに所属しており、『世にも不思議なアメージング・ストーリー』『ニューヨーク東8番街の奇跡』の制作にも関わっている。

1989年、『ザ・シンプソンズ』の制作プロダクションであるクラスキー・シスポに席を置き、『ザ・シンプソンズ』の第1シーズンに演出家として携わる[2]。数年間『ザ・シンプソンズ』や、その他のテレビアニメ制作においてエグゼクティブ・コンサルタントとして従事する[1]

初監督映画作品『アイアン・ジャイアント』を制作するため、ワーナー・ブラザースに移籍[1][2]。この作品は評論家から絶賛されたが興行的には成功せず、その後『Mr.インクレディブル』の制作に移る。当初この作品はワーナー・ブラザース製作の2Dアニメーション作品として進められていたが、ワーナー・ブラザースのアニメーション部門凍結により、制作が頓挫する。そこへ旧友ジョン・ラセターから誘いがあり、ピクサーに迎えられたブラッド・バードは3DCGアニメーション作品として『Mr.インクレディブル』の制作を再開、2004年に公開される。この作品は第77回アカデミー長編アニメ賞を受賞[3]し、アニー賞では全10部門制覇を成し遂げた[4]

2007年に公開されたピクサー作品『レミーのおいしいレストラン』では降板したヤン・ピンカバに代わって急遽監督を引き継いだ。すでに出来上がっていたキャラクターデザインや脚本を大幅に改訂して制作した本作は第80回アカデミー長編アニメ賞[5]、2007年度のアニー賞[6]を受賞した。その後、1906年に発生したサンフランシスコ地震を題材にした実写長編作品『1906』(ワーナー・ブラザースとディズニー/ピクサーによる共同製作)の制作に取り掛かるも、予算面で制作が中断。トム・クルーズ製作・主演の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の監督オファーを受け、自身初の実写映画監督作品となった[7][8]

2009年の第66回ヴェネツィア国際映画祭で、ジョン・ラセターピート・ドクターアンドリュー・スタントンリー・アンクリッチと共に、アニメ映画への多大な貢献を評価され栄誉金獅子賞を受賞した[9]

参加作品[編集]

テレビアニメ[編集]

劇場映画[編集]

実写映画[編集]

劇場アニメ[編集]

その他[編集]

  • Do the BartmanMV、1991年) - 監督
『ザ・シンプソンズ』の派生シングル。

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 世にも不思議なアメージング・ストーリー The Main Attraction1985年) - 科学者役

声優[編集]

2004年
  • Mr.インクレディブル(エドナ・モード)
2007年
  • レミーのおいしいレストラン(アンブリスター・ミニオン)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e John Petrakis (1999年9月3日). “`IRON GIANT' DIRECTOR BIRD GOT ANIMATED START WITH DISNEY – Chicago Tribune” (英語). Chicago Tribune. 2022年1月23日閲覧。
  2. ^ a b c Tom Huddleston Jr. (2018年6月15日). “How ‘Incredibles 2’ director Brad Bird got his start at Disney” (英語). CNBC. 2022年1月23日閲覧。
  3. ^ ピクサー、「Mr.インクレディブル」でアカデミー賞受賞 - CNET Japan”. CNET Japan. 朝日インタラクティブ (2005年3月1日). 2022年1月23日閲覧。
  4. ^ アニー賞は「Mr.インクレディブル」が10部門を独占! : 映画ニュース - 映画.com”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2005年2月1日). 2022年1月23日閲覧。
  5. ^ 第80回アカデミー賞長編アニメ映画賞は『レミーのおいしいレストラン』 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News”. AFPBB News. クリエイティヴ・リンク (2008年2月25日). 2022年1月23日閲覧。
  6. ^ アニー賞長編アニメーション賞に「レミー」劇場映画10部門で受賞 | アニメ!アニメ!”. アニメ!アニメ!. イード (2008年2月10日). 2022年1月23日閲覧。
  7. ^ 「ミッション・インポッシブル」第4弾の製作発表会見にトム・クルーズら 写真11枚 国際ニュース:AFPBB News”. AFPBB News. クリエイティヴ・リンク (2010年10月29日). 2022年1月23日閲覧。
  8. ^ SCOTT THILL (2011年12月21日). “Brad Bird Talks Ghost Protocol and Making Great Movies | WIRED” (英語). WIRED. 2022年1月23日閲覧。
  9. ^ 中山治美 (2009年9月7日). “ジョージ・ルーカス監督登場!金獅子像をジョン・ラセターに授与:第66回ヴェネチア国際映画祭|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ. 2022年1月23日閲覧。

外部リンク[編集]