廿日市駅
廿日市駅 | |
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南口駅舎(2016年9月) | |
はつかいち Hatsukaichi | |
◄JR-R06 五日市 (3.4 km) (1.6 km) 宮内串戸 JR-R08► | |
下は広電廿日市駅 | |
所在地 | 広島県廿日市市駅前1-1 |
駅番号 | JR-R07 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 320.2 km(神戸起点) |
電報略号 | ハツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,305人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月25日[1] |
乗換 | 広電廿日市駅(広島電鉄宮島線) |
備考 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
廿日市駅(はつかいちえき)は、広島県廿日市市駅前にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-R07。
歴史
[編集]- 1897年(明治30年)9月25日:山陽鉄道広島駅 - 徳山駅間延伸時に開設[1]。旅客・貨物取扱開始[1]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道国有化、官営鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、山陽本線所属となる。
- 1964年(昭和39年)7月4日:駅舎改築[2]。
- 1980年(昭和55年)9月24日:車扱貨物取扱廃止[1]。駅舎南側に有蓋車用貨物ホームが設置されていた。
- 1986年(昭和61年)4月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)10月1日:業務委託駅化(ジェイアール西日本広島メンテック受託)[注釈 1]。
- 2009年(平成21年)6月1日:ジェイアール西日本広島メンテックの西広島営業所が新設され、当駅に設置[注釈 2]。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2018年(平成30年)5月12日:廿日市駅周辺整備事業の完成記念式典が行われ、南口駅前広場が供用開始となる[10]。
- 2021年(令和3年)7月1日:駅業務がJR西日本中国交通サービスに移管される。
- 2022年(令和4年)4月19日:みどりの券売機プラスを導入し、[11]みどりの窓口の営業を終了[11]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。橋上駅舎を備える。駅構内にはエレベーターが設置されている。改札口、上下線ホームにLED発車標が設置されている。業務委託駅(JR西日本中国交通サービス受託)。みどりの券売機プラスが設置されている。
構内にトイレは無く、南口ロータリーの公衆トイレ(バリアフリー対応)を利用する。
駅舎は鉄骨造であるが、木工の街を意識した内外装になっており、広島近郊駅舎では珍しいデザインである。 i以前の便所は2000年代後半までは長らく男女共用の汲取り式であった、広島 - 岩国間で唯一の汲取り式であり改修が遅れた。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 山陽本線 | 下り | 宮島口・岩国方面[12] |
2 | 上り | 広島・三原方面[12] |
上下線間にホームの無い待避線(運転指令上は「2番線」)があるが、現在は架線が無く、配線上の理由(広島側で上り線のみ、岩国側で下り線のみに接続)によって電車は入線出来ない。かつては両側で上り線、下り線両者に接続した、いわゆる中線であった。
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新駅舎改札口(2015年11月)
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木を多用している駅舎天井
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LED式発車標と案内サイン
利用状況
[編集]「廿日市市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。当駅は廿日市市の代表駅であるが、隣の宮内串戸駅の方が乗車人員が多い。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1987年(昭和62年) | 4,775 |
1988年(昭和63年) | 3,966 |
1989年(平成 元年) | 3,803 |
1990年(平成 2年) | 3,807 |
1991年(平成 3年) | 3,890 |
1992年(平成 4年) | 4,120 |
1993年(平成 5年) | 4,069 |
1994年(平成 6年) | 4,048 |
1995年(平成 7年) | 3,958 |
1996年(平成 8年) | 3,863 |
1997年(平成 9年) | 3,688 |
1998年(平成10年) | 3,738 |
1999年(平成11年) | 3,783 |
2000年(平成12年) | 3,899 |
2001年(平成13年) | 3,903 |
2002年(平成14年) | 3,743 |
2003年(平成15年) | 3,619 |
2004年(平成16年) | 3,500 |
2005年(平成17年) | 3,463 |
2006年(平成18年) | 3,488 |
2007年(平成19年) | 3,556 |
2008年(平成20年) | 3,478 |
2009年(平成21年) | 3,376 |
2010年(平成22年) | 3,325 |
2011年(平成23年) | 3,324 |
2012年(平成24年) | 3,410 |
2013年(平成25年) | 3,473 |
2014年(平成26年) | 3,400 |
2015年(平成27年) | 3,648 |
2016年(平成28年) | 3,791 |
2017年(平成29年) | 3,966 |
2018年(平成30年) | 3,983 |
2019年(令和 元年) | 4,064 |
2020年(令和 2年) | 3,432 |
2021年(令和 3年) | 3,305 |
駅周辺
[編集]駅前には、古くからの商店街がある。かつて二十日の日に、市場が開かれていた。廿日市の名前の由来である。徒歩3分の中央公民館の辺りが、西国街道の廿日市本陣であった。
洞雲寺と言う禅宗の寺がすぐそばにある。とても古い寺で、毛利元就との厳島の戦いで名高い陶晴賢の墓がある。本尊は釈迦如来像。
桂公園という広い公園がある。元は、桜尾城と言って海に浮かぶ城であり、厳島の戦いの折には毛利元就が陣を敷き、後には豊臣秀吉も宮島に参詣する際に滞在している。その後荒れていたが、その城主の子孫・桂太郎(明治期の元老・総理大臣・公爵)が土地を買い戻して当時の廿日市町に寄贈し、公園としたので桂公園と言う。
天満宮がある。高台にあり、市内を一望可能。大きな楠が名物で、下から眺めても良く見える。1991年(平成3年)の台風19号によりいくつかの木は倒されてしまったが、残った現在ある楠も素晴しいものである。
駅裏北側には田や山が残っていたが、駅裏工事に伴って一変し宅地に変った。
- 南口
- 広電廿日市駅
- 山陽女子短期大学
- 山陽女学園中等部・高等部
- 広島県立廿日市高等学校
- 廿日市天満宮
バス路線
[編集]JR廿日市駅南口バス停とJR廿日市駅北口バス停があり、廿日市さくらバス[14]の佐方ルートが発着する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、228-229頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道中国支社 編『中国支社30年史』日本国有鉄道中国支社、1966年10月31日、359頁。doi:10.11501/8798368。全国書誌番号:66010199。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1987年2月号、p.165,173。
- ^ 会社案内[営業所], ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2009年4月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ 会社案内[営業所], ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2010年3月30日時点におけるアーカイブ。
- ^ “廿日市新駅舎完成 木のまちPR”. 中国新聞 (中国新聞社). (2015年10月3日) 2015年10月4日閲覧。
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2015年11月20日時点におけるアーカイブ。
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2016年10月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “廿日市駅整備事業が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2018年5月23日)
- ^ a b “廿日市駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2022年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月24日閲覧。
- ^ a b “廿日市駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月26日閲覧。
- ^ “再開発エリアにフジ廿日市店が開店”. 中国新聞 (中国新聞社). (2016年3月31日)
- ^ 廿日市さくらバス 広島県廿日市市
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 廿日市駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道