徳山駅

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徳山駅
新幹線駅舎(みなと口)
新幹線駅舎(みなと口)
とくやま
Tokuyama
所在地 山口県周南市御幸通二丁目28
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 トマ
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅橋上駅)(在来線)
ホーム 2面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
7,013人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1897年明治30年)9月25日
乗入路線 3 路線
所属路線 ■ 山陽新幹線
キロ程 430.1km(新大阪起点)
東京から982.7km
新岩国 (47.1km)
(44.3km) 新山口
所属路線 山陽本線
岩徳線直通含む)
キロ程 414.9km(神戸起点)
岩国から岩徳線経由で47.1km
櫛ケ浜 (3.4km)
(4.1km) 新南陽
備考 直営駅(事実上の管理駅
みどりの窓口
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徳山駅ビル(みゆき口)
徳山駅ビル(みゆき口)
山陽本線ホーム
山陽本線ホーム
1番ホーム上に残るかつて運行された列車の号車案内
1番ホーム上に残るかつて運行された列車の号車案内
2013年に供用開始した跨線橋
2013年に供用開始した跨線橋
山陽新幹線ホーム
山陽新幹線ホーム

徳山駅(とくやまえき)は、山口県周南市御幸通二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。

概要[編集]

周南市(旧徳山市)の中心駅である。駅の南側には徳山下松港(徳山港)が広がり、新幹線プラットホームからは臨海部に広がるコンビナート群を眺めることができる。

山陽本線の和木駅 - 大道駅間各駅と岩徳線の全駅、山陽新幹線単独駅である新岩国駅を管轄する徳山地域鉄道部が構内に置かれた直営駅であり、当駅はこれらの駅の事実上の管理駅となっている。ただし、当駅が直接管理面での窓口となる対象は、山陽本線の下松駅 - 戸田駅間、岩徳線の高水駅以西のみで、それ以外の区間の駅については近接する直営駅に窓口の役割を委ねている。

事務管コードは▲800665を使用している[1]

乗り入れ路線[編集]

山陽新幹線と、在来線の山陽本線との接続駅であるほか、山陽本線で隣の櫛ケ浜駅から分岐する岩徳線の列車も乗り入れている。

新幹線は「こだま」の他に、「のぞみ」、「さくら」のどちらかがおよそ1時間に1本停車する。また、土日や祝日、また多客期を中心に臨時の「のぞみ」や「さくら」も設定される。

歴史[編集]

駅構造[編集]

在来線が橋上駅舎を有する[3]地上駅、新幹線が高架駅となっている。在来線・新幹線とも線路が東西に延び、在来線駅舎のすぐ南に新幹線駅舎がある。各駅舎へのアクセスは、駅の南北を結ぶ徳山駅南北自由通路[6]を利用する。

在来線[編集]

プラットホームは島式・単式の2面3線を有する。欠番となっている2番線は上り貨物待避線で、3・4番ホームが島式となっている。各ホームは橋上駅舎で結ばれている。改札口(在来線口)と、新幹線駅舎への連絡通路・乗換改札を有する。

山陽新幹線開業前には山陽本線で運行されていた特別急行列車急行列車の大多数が停車していた。この名残で、倉敷駅 - 門司駅間を走る在来線優等列車が全廃した21世紀初頭の現在でもプラットホームにはかつて運行された列車の号車案内が記されている。

2014年9月6日より、列車到着に合わせて、周南市出身の詩人・まど・みちおが作詞した童謡が流れるようになっている(上り方面は「ぞうさん」、下り方面は「一年生になったら」)[3][7]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 山陽本線 上り 柳井岩国方面  
3 岩徳線 - 周防花岡高水周防高森方面  
4 山陽本線 下り 防府・新山口方面 一部3番のりば
  • 本稿では公式サイトの広島エリア路線図[8]に従いラインカラーを表記しているが、山陽本線については2017年3月改正時点では駅掲示時刻表に限り、岩国駅以東からの延長のような形で赤いラインカラーシンボル(アルファベットなし)が使われている。
  • このほか、1・3番のりばの間にはホームのない中線(2番線)があり、貨物停止線・通過列車待避線として使われている。
  • 3番のりばは基本的に岩徳線列車の折り返しに使われるが、山陽本線の当駅止まりの列車や当駅始発の列車の発着に使われることもあり、4番のりばとの併用で、当駅で系統分断となる一部の下り普通列車の同一ホーム上での乗換にも活用される。2011年以前は山陽本線の上りの当駅発着列車が設定されていた。
  • 4番のりばは山陽本線の下り列車の発着のほか、一部の岩徳線列車の降車ホームとされている(閉鎖された5番のりばの役割を譲り受けた形である)。
  • かつて5番のりばが存在したが、駅舎橋上化工事に併せて廃止された[9]。現在は貨物列車の待避線として使用される。

新幹線[編集]

新幹線駅は3階建て。高架下の2階部分にみどりの窓口みどりの券売機および改札口(新幹線口)、在来線駅舎への連絡通路・乗換改札を有する。1階は出入口と団体待合室、駅レンタカー事務所。ホーム部分を含む駅舎の南側は、徳山港を見渡すことができるガラス張りとなっている。

16両編成対応(ホーム長410m)の相対式ホーム2面2線(内側に上下通過線を挟む)の高架ホーム[10]。カーブ半径が 1,600m と厳しく[11]、通過列車は東海道新幹線熱海駅と同様に170km/hまで減速する。停車する列車は車体がカーブに沿って傾いた状態となる。ホームのさらに外側には保守用車留置線が備えられている[10]

のりば 路線 方向 行先
6 ■ 山陽新幹線 上り 広島新大阪方面
7 下り 博多鹿児島中央方面

駅弁[編集]

かつては徳山駅弁当株式会社が駅弁の製造・販売を手がけていたが、2010年(平成22年)3月に販売を終了。同年7月以降は、徳山ふくセンター株式会社が当駅限定の弁当を新幹線改札内の売店で販売している[12][13]

  • 過去に徳山駅弁当が販売していた主な駅弁は以下のとおり。なお、同社は同年7月に下関駅弁当とともに小郡駅弁当に併合され、消滅している。
    • 幕の内弁当
    • とくちゃんふくちゃん弁当
    • あなご飯
      • あなご飯は、小郡駅弁当が製造販売を引き継ぎ、新山口駅で販売が継続されていたが、同社が2015年(平成27年)4月末に駅弁事業から撤退したことで消滅した[14][15]

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである[16]。新幹線乗車人数を含む。山口県の駅では下関駅新山口駅に次いで第3位である。

乗車人員推移
年度 1日平均人数 備考
1992 11,055 [17]
1999 8,218
2000 7,891
2001 7,659
2002 7,306
2003 7,236
2004 7,195
2005 7,146
2006 7,172
2007 7,219
2008 7,237
2009 6,881
2010 6,935
2011 6,997
2012 7,060
2013 6,821
2014 6,694
2015 7,013

駅周辺[編集]

みゆき口は市中心市街地に面しており、商店街の買い物客や若者、会社員で賑わう。みなと口は徳山下松港に面し、港にはスオーナダフェリーや大津島巡航のフェリー乗り場などがある。船乗り場までの距離が最も近い新幹線駅という特徴を持つが、みゆき口とは打って変わって閑散としている。

商店街は郊外大型店への消費流出によりかつての賑わいを失っているが、県内有数のビジネス街としての地位は健在で、企業の本社や支社が多く設置されている。

みゆき口[編集]

みなと口[編集]

徳山駅周辺整備事業[編集]

事業の経緯[編集]

徳山駅を中心とする、周南市の中心市街地は、モータリゼーションの進展や消費者ニーズの多様化、郊外への大型店進出等により空洞化が進み、活力が失われる状況であった。市では、2004年(平成16年)12月に策定したまちづくり総合計画において、本事業を中心市街地の活性化や駅および駅周辺施設の利便性の向上を図る主要事業と位置づけており[18]、順次整備を進めている。2005年(平成17年)2月には基本方針として、徳山駅周辺整備構想[19] が策定された。

2009年(平成21年)12月には、徳山駅北口駅前広場整備、南口駅前広場整備、南北自由通路整備の基本計画が策定された[20]2013年(平成25年)11月には、賑わい交流施設の整備基本構想が策定された[21]

主な事業[編集]

徳山駅前賑わい交流施設整備[21][22]
トークス閉鎖後、周南市役所の分庁舎(市民活動支援センターなど)として活用されていた徳山駅ビルを解体し、新たに図書館周南市立徳山駅前図書館)を核施設とする交流施設を整備する。
図書館やブック&カフェ、学習スペース等の一体的な運営を想定して指定管理者制度が導入されることになり、その前提として武雄市図書館などの指定管理者を務めているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との連携を行い、コンセプトの具体化を進めた[23]。2015年(平成27年)頃には、CCCが管理する他市の図書館でトラブルが頻発したことから、市民団体による反対署名活動に発展した。その後、署名数は有効数を上回ったが、市議会に上程された条例案は否決された。[24][25]
2016年(平成28年)7月、市による指定管理者の公募と審査を経て、CCCが正式に指定管理者として選定された。公募に応募したのはCCC1社のみだった[26][27]
一方、新たな建物については2014年度(平成26年度)に基本・実施設計を実施。公募型プロポーザルにより日向市駅高知駅旭川駅などを手掛けた内藤廣建築設計事務所[28]が設計を行った。
旧駅舎は2015年(平成27年) 3月21日に全館が閉館し[4]、2016年(平成28年)2月までに解体を終えた[5]。その後本体工事に着手した。その後、2018年2月3日のオープンが発表され[29]、県東部初出店となるスターバックスを含む県内初出店となる蔦屋書店を併設したBook&cafe形式となる予定。
なお、駅ビルの外壁に掲げられた看板に記された図書館名が「周南市立駅前図書館」となっており、条例上の図書館名と異なっていることが市議会中心市街地活性化対策特別委員会で指摘され[30]、市長が謝罪している[31]
南北自由通路及び橋上駅舎整備[20][3]
徳山駅ビルの解体に併せて、在来線駅舎を橋上化し、これまで地下通路だった南北自由通路(幅員8m、総延長約130m)を橋上駅舎に併設。バリアフリー化と駅周辺地区と港周辺地区との交流軸確保を図る。
2014年(平成26年)9月6日に供用を開始した。
北口駅前広場整備[20]
駅ビル改築に併せ、南西側に広場を拡幅し、広場区域を約7,400m2から約7,900m2とし、さらに南北自由通路入口の南東側に約400m2の小広場を整備する。また身障者用乗降場の整備や、バス乗降場の配置変更などを行い、バリアフリー化を進める。
新駅ビル(賑わい交流施設)完成後に完成予定[32]
南口駅前広場整備[20]
市道築港町3号線につながる交差点の改良を行い、港への移動動線を確保する。
駅北西側に広場を拡幅し、広場区域を約2,980m2から約3,800m2とする。
用地取得の完了後に着工予定[32]

バスターミナル[編集]

みゆき口に6面のホームを持つバスターミナルを有する。市内に本社を置く防長交通の運行上の拠点となっており、周南市および周辺地域への路線バスが発着するほか、下記の高速バスが発着する。5分刻みに発車するよう時刻が設定されており、発車時には防長交通の職員が案内放送のうえ、発車ブザー・チャイムを鳴らす。

なお、一般路線バスについては徳山駅前の乗り場(バスホーム)に応じた系統番号が割り当てられている。詳細については、防長交通の当該項を参照のこと。

隣の駅[編集]

※新幹線各列車の隣の停車駅は、各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
■ 山陽新幹線
新岩国駅 - 徳山駅 - 新山口駅
山陽本線
櫛ケ浜駅 - 徳山駅 - 新南陽駅
岩徳線(櫛ケ浜駅までは山陽本線)
櫛ケ浜駅 - 徳山駅

脚注[編集]

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 井上秀人(2014年6月5日). “徳山駅ビル:駅ビル周辺の思い出資料募集 周南市、解体前に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  3. ^ a b c d 井上秀人(2014年9月7日). “JR徳山駅:南北自由通路、在来線口の橋上駅舎が完成 列車の到着音、まどさんの童謡に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  4. ^ a b 峰下喜之(2015年3月22日). “徳山駅ビル:閉館 46年の歴史に幕”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  5. ^ a b 徳山駅ビル解体工事の進捗状況について - 周南市、2016年5月31日閲覧。
  6. ^ 設置者は周南市。旧徳山町出身の詩人・まど・みちおの代表作にちなんだ『ぞうさんのさんぽみち』の愛称を持つ。通路の北側出入口はみゆき口、南側出入口はみなと口と呼称される。
  7. ^ まどさん童謡流れるホーム - 読売新聞 - 2014年9月8日閲覧
  8. ^ 広島エリア路線図 (PDF)”. JRおでかけネット. 2017年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月4日閲覧。 (PDF)
  9. ^ 徳山駅周辺整備全体計画図 (PDF) - 2012年2月26日閲覧
  10. ^ a b 国鉄新幹線建設局 1977, p. 408.
  11. ^ 国鉄新幹線建設局 1977, p. 404.
  12. ^ フグ弁当で徳山に福呼びたい 料理店が駅で販売中(朝日新聞、2011年1月28日) - 2012年2月26日閲覧
  13. ^ 日本鉄道構内営業中央会の加盟業者ではないため、狭義の駅弁ではない。
  14. ^ “山口唯一の駅弁撤退、「小郡駅弁当」4月末で”. 読売新聞西部本社. (2015年4月30日). http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/entame/railway/20150430-OYS1T50039.html 2015年5月8日閲覧。 
  15. ^ 蓬田正志 (2015年5月2日). “駅弁:山口の味消えず 「ふく寿司」「SL弁当」販売継続 広島駅弁当がレシピ継承”. 毎日新聞山口版. http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20150502ddlk35040482000c.html 2015年5月8日閲覧。 
  16. ^ 出典:山口県統計年鑑
  17. ^ 山口県統計年鑑 平成6年刊 JR旅客及び貨物輸送実績、158頁、山口県企画部統計課、1996年
  18. ^ 周南市まちづくり総合計画 実施計画”. 周南市 (2017年5月10日). 2017年10月8日閲覧。
  19. ^ 徳山駅周辺整備構想 (2005年2月策定) - 2012年2月26日閲覧
  20. ^ a b c d 徳山駅北口駅前広場、南口駅前広場及び南北自由通路 基本計画 平成21年12月 (PDF) - 2012年2月26日閲覧
  21. ^ a b 新たな徳山駅ビル整備基本構想を策定しました - 2014年4月19日閲覧
  22. ^ 徳山駅前賑わい交流施設, 周南市, http://www.city.shunan.lg.jp/site/nigiwaikouryu/ 2017年10月8日閲覧。 
  23. ^ カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社との連携について, 周南市, (2013-11-18), http://www.city.shunan.lg.jp/section/chushin/ekibiru/h251118ccc_kyoudouseimei.html 2016年7月30日閲覧。 
  24. ^ 周南「ツタヤ図書館」反対派、11月7日にシンポ
  25. ^ 「ツタヤ図書館」あすから署名活動 住民投票目指し反対団体
  26. ^ 周南市徳山駅前賑わい交流施設及び周南市立徳山駅前図書館指定管理者候補者の選定結果について, 周南市, (2016-07-29), http://www.city.shunan.lg.jp/section/chushin/sitei_2.html 2016年7月30日閲覧。 
  27. ^ “周南市、CCC選定 徳山駅ビルの指定管理者候補”. 山口新聞. (2016年7月30日). http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2016/0730/2.html 2016年7月30日閲覧。 
  28. ^ (仮称)新徳山駅ビル基本・実施設計業務委託に係るプロポーザル - 2014年4月19日閲覧
  29. ^ “来年2月3日オープン 集客の目玉ブック&カフェ 蔦屋書店とスタバ入店”. 毎日新聞. (2017年10月5日). https://mainichi.jp/articles/20171005/ddl/k35/040/443000c 2017年10月8日閲覧。 
  30. ^ “駅ビル掲示「周南市立駅前図書館」、名称再考求める決議”. 山口新聞. (2017年8月11日). http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0811/12p.html 
  31. ^ tysテレビ山口 (2017年9月7日). “周南・徳山駅ビル図書館「名称」で市長謝罪”. 2017年9月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
  32. ^ a b 周南市議会会議録 平成26年9月 第5回定例会-09月09日-05号
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参考文献[編集]

  • 国鉄新幹線建設局 『山陽新幹線岡山博多間工事誌』 社団法人日本鉄道施設協会、1977年 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]