Starz

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Starz
Starz 2022.svg
開局日1994年2月1日
所有者Liberty Starz
映像方式480i (SDTV)
1080i (HDTV)
アメリカ合衆国
放送エリア国内
本社コロラド州イーグルウッド
旧称Starz! (1994-2005)
関連チャンネルEncore
MoviePlex
ウェブサイトhttp://www.starz.com

Starz(スターズ, 2016年以降はSTARZと表記)は、ライオンズゲート・エンターテイメントが所有するアメリカのプレミアムケーブルおよび衛星テレビネットワーク。Starzの番組は、劇場で公開された映画と、初回放送のオリジナルテレビシリーズで構成されている。1994年にアンコール(現: スターズ・アンコール)の多重放送サービスとして誕生したStarzは、6つの24時間のリニア多重放送チャンネル、従来の定額制ビデオ・オン・デマンド・サービス、そして名前の由来となったオーバー・ザ・トップのストリーミング・プラットフォームを運営しており、Starzのリニアテレビ加入者向けのどこでもテレビサービスとして機能するとともに、ストリーミングのみの消費者にも直接販売されている。

概要[編集]

Starzは、リバティ・エンターテインメント(リバティメディアのトラッキングストック)傘下のStarz Entertainment, LLCが運営している。

ライバル局のHBOショウタイムと比べて新興勢力だが、短期間で肩を並べるまでに成長し、アメリカの主要ケーブルテレビ局となった。スパルタカスアウトランダーダヴィンチズデーモンBlack Sails等成人向きの歴史ドラマを得意としている。

Starz Entertainmentは、Starzの他に、プレミアチャンネルのEncore、MoviePlex、定額制ストリーミングサービスStarzplayも運営している。2015年末の加入世帯はStarzが3100万世帯、Encoreが3900万世帯[1]

Starzは、1994年の開局時にはユニバーサル映画の新作を独占放送した。現在はウォルト・ディズニー・スタジオウォルト・ディズニー・ピクチャーズタッチストーン・ピクチャーズハリウッド・ピクチャーズピクサーミラマックスを含む)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントコロンビア ピクチャーズトライスター ピクチャーズ含む)と優先契約を結んでいる。

また、Starz Entertainmentが運営する5つのチャンネルで日本のアニメが放送されており[1]カートゥーン ネットワークと並んで日本のアニメがよく放送されている。

なお、2006年には、持株会社Starz, LLCを設立、Starz Entertainmentはその子会社となっている。Starz, LLCの子会社には、リバティメディアが2006年にIDT Corporationから買収したStarz Media(旧IDT Entertainment。傘下には「ザ・シンプソンズ MOVIE」などを制作したアニメーションスタジオのフィルム・ロマン、日本のアニメを扱うディストリビューターのマンガ・エンタテインメントw:en:Manga Entertainment)などがある)、2006年秋に設立した映画スタジオオーバーチュア・フィルムズ(Overture Films)などがある。

沿革[編集]

  • 1991年 Encore Movie Group設立。TCI(1999年AT&Tと合併)で映画専門チャンネル「Encore」放送開始。
  • 1994年 Encore、7つの新チャンネルを放送開始。うち6つはジャンル別に特化したチャンネル、もう1つは新作を放送する「STARZ!」(Encore 8)。
  • 1996年 「STARZ!2」(現「Starz Edge」)放送開始。
  • 1997年 「Movieplex」放送開始。BETとの合弁で「BET Movies/STARZ!」(現「Starz InBlack」放送開始)。
  • 1999年 「STARZ! Cinema」、「STARZ! Family」(現「Starz Kids & Family」)放送開始。
  • 2001年 BETのバイアコム傘下入りに伴い合弁解消。「BET Movies/STARZ!」は「BLACK STARZ!」にチャンネル名変更(2005年には「Starz InBlack」にチャンネル名変更)。ビデオ・オン・デマンドサービス「Starz On Demand」開始。
  • 2003年 「STARZ! Kids」(2005年「Starz Kids & Family」に統合)、「STARZ! HD」放送開始。
  • 2004年 「Encore HD」放送開始。会社名をStarz Entertainment Group, LLCに変更。
  • 2005年 大規模なブランド変更(「STARZ!」から「Starz」に変更、Encoreのジャンル別チャンネルに「Encore」を冠する等)。「Starz Comedy」放送開始。「Encore On Demand」、「MOVIEplex On Demand」開始。
  • 2006年 「Vongo」開始。「Indieplex」、「RetroPlex」放送開始。社名をStarz Entertainment, LLCに変更。持株会社Starz, LLCを設立、その子会社となる。
  • 2007年 ディレクTVにて「Starz Edge HD」、「Starz Kids & Family HD」、「Starz Comedy HD」の放送開始。

運営チャンネル[編集]

Starz[編集]

  • Starz(1994年放送開始)
    • Starz HD(2003年放送開始)
  • Starz Edge(1996年「STARZ!2」として放送開始、1999年「STARZ! Theater」に変更、2005年現チャンネルに変更)
    • Starz Edge HD(2007年放送開始)
  • Starz InBlack (1997年、BETとの合弁で「BET Movies/STARZ!」として放送開始。2001年BETとの合弁解消により「BLACK STARZ!」にチャンネル名変更、さらに2005年に現チャンネル名に変更)
  • Starz Cinema(1999年放送開始)
  • Starz Kids & Family(2005年、「STARZ! Family」(1999年放送開始)と「STARZ! Kids」(2004年放送開始)が統合)
    • Starz Kids & Family HD(2007年放送開始)
  • Starz Comedy(2005年放送開始)
    • Starz Comedy HD(2007年放送開始)

Encore[編集]

  • Encore(1991年放送開始)
    • Encore HD(2004年放送開始)
  • Encore Action(1994年「Action」として放送開始、2005年チャンネル名変更)
  • Encore Love(1994年「Love Stories」として放送開始、2005年チャンネル名変更)
  • Encore Westerns(1994年「Westerns」として放送開始、2005年チャンネル名変更)
  • Encore Mystery(1994年「Mystery」として放送開始、2005年チャンネル名変更)
  • Encore Drama(1994年「True Stories」として放送開始、2005年チャンネル名変更)
  • Encore Wam(1994年「WAM!」として放送開始、2005年チャンネル名変更)

MoviePlex[編集]

  • MoviePlex(1997年放送開始)
  • INDIEPlex(2006年放送開始)
  • RETROPlex(2006年放送開始)

Starzplay[編集]

STARZPLAY.png

Starzplay(スターズプレイ)は、Starzのオリジナル番組や長編映画を配信する定額制ストリーミングサービスである[2]

前身は、2008年からNetflixと提携していた事業で、現在のStarzplayは2012年にスタートしている。2011年9月1日、Starzは2012年2月28日に終了するNetflixとのストリーミング契約を更新しないことを発表した。Netflixとの契約が終了すると、Starzが放送権を持つ映像コンテンツはオンラインで視聴できなくなため、Starzは新たなストリーミングサービスをスタートさせることになる[3]。Starzplayのアプリは2012年10月9日にiPadiPhoneiPod Touch向けに、2013年5月7日にAndroid端末向けにリリースさた[4]

Starzplayは、米国外にローカライズされた初のStarzブランドのサービスで、中東および北アフリカ地域の17カ国ではNetflixよりも先にローンチした[5]

Starzplayは国ごとにサービスの提供形態が異なる。

  • DTCアプリ - ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、スペイン、イギリス
  • Apple TV チャンネル - ヨーロッパ、ラテン・アメリカ、日本
  • Amazonプライム・ビデオ・チャンネル - フランス、ドイツ、メキシコ、イギリス、日本
  • Rokuストリーミング・デバイス - ブラジル、メキシコ、イギリス

フランスではOrange、メキシコではizzi及びTotalplay、スペインではOrange及びVodafone、イギリスではVirgin Media、インドではLionsgate Play、カナダではBell Mediaと提携してStarzplayサービスを提供している[6]

日本[編集]

日本のStarzplayは、2020年4月にApple TVのApple TV チャンネルの一つとしてローンチした[7]。これはフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなどからちょうど1年遅れてのスタートだった[6]。日本のStarzplayはApple TV内のサービスとなるが、Apple TV+への加入は不要である。対応デバイスはMaciPhoneなどのApple製品の他、ストリーミング対応のテレビ、Amazon Fire TVのアプリなどでも視聴可能である[6]

2020年12月17日、Amazon Prime Videoの新たなチャンネルとしてStarzplayが追加された。Amazonプライムに加入し、別途Starzplayの料金を払えば視聴することができるようになった。

日本のStarzplayでは、海外で利用されているStarzplay専用アプリなどは利用できない。また、アメリカのHuluにて制作されたものの、配信権の都合上、日本の同サービスでは配信されなかった一部のオリジナル作品も配信している[8]

オリジナル番組[編集]

以下は日本語字幕・吹き替え版が製作されているタイトル。

ドラマシリーズ[編集]

タイトル 初回 最終
クラッシュ英語版 Crash 2008 2009
スパルタカス Spartacus: Blood and Sand 2010 2010
CAMELOT 〜禁断の王城〜 Camelot 2011 2011
ボス ~権力の代償~英語版 Boss 2011 2012
スパルタカスII Spartacus: Vengeance 2012 2012
マジックシティ 黒い楽園英語版 Magic City 2012 2013
スパルタカスIII ザ・ファイナル Spartacus: War of the Damned 2013 2013
ダ・ヴィンチと禁断の謎英語版 Da Vinci's Demons 2013 2015
Black Sails/ブラック・セイルズ Black Sails 2014 2017
アウトランダー Outlander 2014 継続
POWER/パワー Power 2014 2020
アメリカン・ゴッズ American Gods 2017 2021
カウンターパート/暗躍する分身英語版 Counterpart 2017 2019
スイートビター 甘くて苦いニューヨーク・ライフ英語版 Sweetbitter 2018 2019
ヴィダ 故郷の母が遺したもの Vida 2018 2020
スパニッシュ・プリンセス キャサリン・オブ・アラゴン物語 The Spanish Princess 2019 継続
ダブリン殺人課 Dublin Murders [注釈 1] 2019 継続
ハイタウン Hightown 2020 継続
Pバレー: ストリッパーの道 P-Valley 2020 継続
POWER/パワー ブックII:ゴースト Power Book II: Ghost 2020 継続

コメディシリーズ[編集]

タイトル 初回 最終
パーティー・ダウン ケータリングはいつも大騒ぎ英語版 Party Down 2009 2010
サバイバーズ・リモース~スターの代償~英語版 Survivor's Remorse 2014 2017
死霊のはらわた リターンズ Ash vs Evil Dead 2015 2018
ナウ・アポカリプス 〜夢か現実か!? ユリシーズと世界の終わり Now Apocalypse 2019 2019

アンソロジー[編集]

タイトル 初回 最終
ザ・ミッシンング 〜消えた少年〜英語版 The Missing 2014 2017
ガールフレンド・エクスペリエンス The Girlfriend Experience 2016 継続

ミニシリーズ[編集]

タイトル 初回
ダークエイジ・ロマン 大聖堂 The Pillars of the Earth 2010
スパルタカス ゴッド・オブ・アリーナ Spartacus: Gods of the Arena 2011
秘密情報部トーチウッド Torchwood: Miracle Day [注釈 2] 2011
フレッシュ・アンド・ボーン英語版 Flesh and Bone 2015
ホワイト・プリンセス エリザベス・オブ・ヨーク物語 The White Princess [注釈 3] 2017
ハワーズ・エンド英語版 Howards End 2018
ザ・ルーク The Rook 2019

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ BBCと共同製作
  2. ^ BBCのドラマシリーズだが、第4シーズンのみStarzが共同製作
  3. ^ 2013年にStarzで放送されたBBC製作のドラマ『ホワイト・クイーン 白薔薇の女王The White Queenの続編

出典[編集]

  1. ^ Robert Seidman (2015年7月21日). “List of how many homes each cable network is in as of July 2015”. TV by the Numbers. 2015年7月27日閲覧。
  2. ^ Press, Michael Lietdke, Associated. “Netflix to stream newer Disney movies” (英語). USA TODAY. 2020年6月19日閲覧。
  3. ^ Joseph_Parish (2011年11月18日). “Starz making streaming app, might not require cable subscription” (英語). The Verge. 2020年6月19日閲覧。
  4. ^ New Starz Play website and apps stream only to Cox customers, but you might not need them” (英語). Engadget. 2020年6月19日閲覧。
  5. ^ IR Home” (英語). investors.lionsgate.com. 2020年6月19日閲覧。
  6. ^ a b c STARZPLAYがグローバル展開を拡充 APPLE TVチャンネルにて日本でサービスを開始”. 共同通信PRワイヤー (2020年4月29日). 2020年6月19日閲覧。
  7. ^ 【ニュース】Apple TVアプリで新チャンネル「STARZPLAY」「Smithsonian Channel Plus」のサブスクリプション配信開始。無料トライアルも” (日本語). iをありがとう (2020年4月16日). 2020年6月19日閲覧。
  8. ^ NetflixやHuluに対抗か。U-NEXT、海外ドラマ「独占配信契約」の本気度”. bizSPA!フレッシュ. p. 2 (2021年5月4日). 2021年6月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]