HBO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Home Box Office (HBO)
HBO logo.svg
開局日 1972年11月8日
所有者 ワーナー・エンターテインメント
ワーナーメディア
映像方式 480i (SDTV)
1080i (HDTV)
スローガン It's What Connects Us.
アメリカ合衆国
放送エリア 国内
本社 ニューヨーク
関連チャンネル Cinemax
ウェブサイト HBO
HBO Latino

HBO(エイチビーオー、Home Box Office の略)は、アメリカ合衆国衛星およびケーブルテレビ放送局。

概要[編集]

タイム・ワーナー(現ワーナーメディア)傘下でニューヨークに本部がある。HBOおよび映画専門チャンネル「Cinemax」を運営しており、2016年末の段階で契約者数はアメリカ合衆国で4900万、世界中で13000万[1][2]

1975年の通信衛星経由の番組配信はケーブルテレビの歴史を変えた老舗。ライバル局のShowtimeStarzを抑えアメリカでトップの実績を誇る。関連企業のワーナー・ブラザース参加のもと、オリジナルのテレビドラマの制作に絶対的な自信を持っており、主要なコンテンツとなっている[注釈 1]。近年では『ゲーム・オブ・スローンズ』が日本を含め世界的に大ヒットした。

基本料金とは別に、2015年の段階で月額15ドル~20ドルの視聴料を支払うことで視聴可能となるプレミアムチャンネルである。HBOは日本におけるWOWOW、Cinemaxはスター・チャンネルと同じような位置付けの局である。なお、視聴者からの視聴料を主要な財源としているため、放送中にコマーシャルが流れることはない。

1999年よりHDTV放送を開始。現在はHBO・CinemaxのすべてのチャンネルがHDTVで放送している。

日本では、 J:COM 子会社のジュピターVODと契約、2007年10月よりJ:COMのビデオ・オン・デマンドサービス「J:COMオンデマンド」で放送。また2016年2月にHuluとSVODサービスにおいてコンテンツ国内独占配信契約を締結した。

経歴[編集]

番組内容[編集]

ドラマ、映画、スポーツ、ドキュメンタリーが柱となっている。また、HBOのドラマには一話約30分程度の作品が多数あるので手が付けやすいことでも有名である。特にVice Principle[3]は数ある短編ドラマの中でも1エピソード30分程度、1シーズン18エピソードが2シーズンという短さでコメディタッチで非常に人気を得ている。

HBO製作の主なドラマ[編集]

映画[編集]

ワーナーメディア傘下のワーナー・ブラザースの他、ドリームワークス20世紀フォックスユニバーサル映画ニュー・ライン・シネマとペイテレビ独占契約を結んでいる。

ドキュメンタリー[編集]

2007年8月6日、広島長崎原爆被害(→広島市への原子爆弾投下長崎市への原子爆弾投下)の実像を描いた日系3世の監督・スティーブン・オカザキの「White Light, Black Rain: The destruction of Hiroshima and Nagasaki」(邦題『ヒロシマナガサキ』)を放映し話題になった。このドキュメンタリーには、アメリカのテレビ番組に登場し、広島への原爆投下を後悔するエノラゲイ号の元搭乗員と握手する谷本清牧師の貴重な映像なども含まれている。

その他[編集]

2016年から子供向け番組セサミストリート」をPBSと並行して放送している。

放送終了番組[編集]

ボクシング[編集]

1973年1月に中継を開始して以降ボクシングを局の看板コンテンツに据え、中継する試合のマッチメイクの最終決定権を持つほどの強い影響力を有し、ボクシングを中継するテレビ局としてはアメリカ国内トップに君臨していた。「ワールド・チャンピオンシップ・ボクシング」および「ボクシング・アフターダーク」を放送していたが[4]、視聴者のボクシングへの関心が時代と共に低下して視聴率が落ち込み看板コンテンツがドラマや映画に移ると、HBOは2000年初頭に9千万ドル(インフレ率を換算すると約1億3千万ドル相当)かけていたボクシングの年間予算を2千万ドル~3千万ドルまで徐々に削減、このためトップランク社などの有力プロモーターと選手の流出が相次ぎ、45年間続けてきたボクシング中継を2018年で打ち切った[5][6][7]

NFL[編集]

1977年より2007年シーズンまでNFLの情報番組「Inside the NFL」が放送されていた。ケーブルテレビで放送されている番組としては最長寿番組であったが2008年シーズンからはShowtimeに移行した。

チャンネル[編集]

HBO[編集]

  • HBO
  • HBO2(1991年放送開始。旧称はHBOPlus(1998年-2002年)。HBOのサブチャンネルで、映画やドラマ、ボクシング中継の再放送が中心。)
  • HBO Signature(1995年「HBO3」として放送開始、1998年チャンネル名変更)
  • HBO Family(1996年放送開始)
  • HBO Comedy(1999年放送開始)
  • HBO Zone(1999年放送開始)
  • HBO Latino(2000年放送開始。スペイン語チャンネル)
  • HBO HD(1999年放送開始。HDTV)

Cinemax[編集]

  • Cinemax
  • MoreMAX(1991年「Cinemax2」として放送開始、1998年チャンネル名変更)
  • ActionMAX(1996年「Cinemax3」として放送開始、1998年チャンネル名変更)
  • ThrillerMAX(1998年放送開始)
  • 5starMAX(2001年放送開始)
  • WMAX(2001年放送開始)
  • OuterMAX(2001年放送開始)
  • @MAX(2001年放送開始)
  • Cinemax HD(2003年放送開始。HDTV)

ネット配信[編集]

放送加入者向けのHBO GOおよび、加入者かどうかを問わないHBO Nowを運営する。いずれも、HBOオリジナル番組に加えて、HBOで放送された外部作品を配信するものであり、独自の番組は配信していない。

脚注[編集]

注釈[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ケーブルテレビは放送法の制約を受けないため、放送禁止用語や女性の裸体などが自由に放送できる。

出典[編集]

  1. ^ Number of HBO subscribers in the United States from 2009 to 2016 (in millions)”. Statista. 2017年5月27日閲覧。
  2. ^ Emily Steel (2016年2月10日). “HBO Now Has 800,000 Paid Streaming Subscribers, Time Warner Says”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2016/02/11/business/media/hbo-now-has-800000-paid-streaming-subscribers-time-warner-says.html 
  3. ^ “Vice Principals” (英語). Wikipedia. (2019-04-28). https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Vice_Principals&oldid=894593571. 
  4. ^ 三浦勝夫(MACC出版)「海外読物 世界の放送席から」『アイアンマン』11月号増刊(『ボクシング・ビート』11月号)、フィットネススポーツ、2011年10月15日、 124頁。
  5. ^ THE NEW ORDER AND THE FUTURE OF BOXING: PART ONE”. The Ring (2018年9月27日). 2019年1月9日閲覧。
  6. ^ HBO Says It Is Leaving the Boxing Business”. The New York Times (2018年9月27日). 2018年8月7日閲覧。
  7. ^ 米ケーブルTV大手HBOがボクシング中継から撤退 有力選手奪われ視聴率苦戦”. スポニチ (2018年9月28日). 2019年1月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

[[Category:]]