MiG-23M(E) (航空機)

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Flag of the Soviet Union (1936–1955).svg MiG-23M(E) / МиГ-23М(Э)

MiG-23M(E)(ミグ23M(E);ロシア語:МиГ-23М(Э)ミーグ・ドヴァーッツァットリー・エメー)は、ソ連で開発された戦闘機。ソ連空軍向けのMiG-23Mの輸出型のひとつとして開発され、1974年に初飛行を行った。北大西洋条約機構(NATO)の使用するNATOコードネームフロッガーE (Flogger-E)。

なお、MiG-23ME(МиГ-23МЭ)とも表記される。「Э」は「экспортный」即ち「輸出の」という形容詞を意味する。

概要[編集]

リビアなどのアラブ諸国は、ソ連より不当に簡略化された輸出型(モンキーモデル)のMiG-23MEを購入した。この航空機は、基礎となった機体の構造を維持していたが、トゥマーンスキイ設計局製のR-27F2M-300(Р-27Ф2М-300)ターボジェットエンジンを搭載されていた。これはMiG-23Mの搭載エンジンより旧式で、10200 kgの推力を持ち、MiG-23SMiG-23UBなどが搭載していた。一方、MiG-23MやMiG-23MSなどの搭載するR-29-300(Р-29-300)エンジンは、12500 kgの推力を持っていた。また、MiG-23MEはレーダーも能力の低いサプフィール21("Сапфир-21")を短縮されたノーズコーンに搭載していた。このレーダーは有効捜索距離とロックオン距離は29 km、18 kmと短く、ルックダウン機能も備えていなかった。赤外線探知装置がない、ナヴィゲーション・システムの不全など、完全には揃えられていなかった。MiG-23MEは、多くの中東国家に配備された。これらはのちにすべて、より高性能の航空機によって代替された。

要目[編集]

  • 初飛行:1974年
  • 翼幅:7.80 m - 14.00 m
  • 全長:16.70 m
  • 全高:4.28
  • 翼面積:37.25 m2
  • 空虚重量:10000 kg
  • 通常離陸重量:15200 kg
  • 最大離陸重量:18145 kg
  • 発動機:R-27F2M-300 ターボジェットエンジン
  • 出力:10200 kg
  • 最大速度(地表高度):920 km/h
  • 最大速度(高高度):2245 km/h
  • 実用飛行上限高度:18200 m
  • 実用航続距離:1750 km
  • 実用航続距離(800 ℓ増槽 ×3):2420 km
  • 戦闘行動半径:900 km
  • 最大G:8.5
  • 乗員:1 名
  • 武装

関連項目[編集]


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