対空砲火

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対空砲火(たいくうほうか)は、航空機に対して行われる、火砲による攻撃である。

航空機の高度によって使用する火砲もさまざまな種類があり、ごく低空においては小火器による攻撃も脅威となりうる。実際に太平洋戦域では、小銃などで撃墜された例がある。

使用兵器の変化[編集]

第二次世界大戦では、戦争全般にわたって対空機銃高射砲を使っていた。低空-中空にかけては対空機銃を使い、高高度の敵には高射砲が用いられていた。

戦後になりミサイルが登場すると、高射砲に変わり高高度の対空兵器の主力となった。ミサイルの射距離は低空-高空まであるが、ミサイルは対空機銃より高価・ジャミングに弱いなどの欠点があることから、対空機銃と両用される場合が多い。

戦術[編集]

防空側攻撃側双方とも、被害を減らすためにあるいは被害を増やすためにさまざまな戦術が考えられてきた。攻撃側においては如何にして防空網を掻い潜るか、若しくは弾幕に邪魔されないようにするか他、防空側においては如何にして地上側への被害を抑えるか、若しくは投弾に適した侵入経路を妨害するか他お互いの様々な思惑が重なって、対空兵器の発展とともに今日まで至っている。

防空側戦術[編集]

第一次-第二次世界大戦前までは、防空側戦術としては撃墜が考えられてきたが、第二次大戦などになると大量の航空機が入り乱れて狙いがつけられない、航空機の高速化および運動性のため撃墜しにくいという場合が多く出始めてきた。そのために、航空機が飽和状態の空域への弾幕や、敵機侵入経路(例えば、急降下爆撃機による単従陣形の襲撃があったとしたら、敵機に狙いを定められなくともその編隊が通る位置(経路)への弾幕など)に弾を送り続けることによって妨害すると言う戦術が取られた。

侵入経路の妨害の戦例についてはヴィルベルヴィントの項目を参照

また、レーダーによる射撃砲弾の改良(VT信管など)、防空陣地の強化、対空兵器の1箇所集中配置、1箇所散陣配置など配置方法も工夫が凝らされた。戦後になると新しい概念、誘導兵器ミサイルなども考案され実用化された。

関連項目[編集]