スキャット (航空機)

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Skat / Скат

MAKS2007で展示された スキャットのフルサイズモックアップ

MAKS2007で展示された
スキャットのフルサイズモックアップ

スキャット(Skat;ロシア語:Скат、魚類のマンタの意)はロシアRSK「MiG」によって開発された、2つのコンセプトを持った無人偵察攻撃機UCAV)である。

機体形状はステルス性を考慮した全翼機で、当初は2枚羽の垂直尾翼を有する形状も考慮したが、風洞実験の結果から全翼機型が選定された。発動機はクリーモフ RD-5000B ターボファンエンジンで、これはRD-93エンジンの派生型とみられる。スキャットはSEAD任務に使用されることが想定されており、腹部ウェポンベイにはKh-31のような大きなミサイルでも搭載できるよう十分な容積が確保されている。

スキャットの初期型はロシア国内の航空関連法令に従うため有人で飛行する予定だった。

開発状況[編集]

RSK 「MiG」の総合ディレクターのセルゲイ・コロトコフロシア語版が以前に報道陣に話したようにスキャットの開発は中止されている。同機の開発中止後、 ロシア国防省の決定によりスホーイが主体となって新たな無人攻撃機の開発を行う事となった。このプロジェクトにはMiGの技術者も参加するため本機のデータも使われるものと考えられていたが、同プロジェクトも資金不足で中断した。

2013年6月3日、MiGはスキャットの設計に基づいて新しいUCAVを研究開発する契約に署名した[1]。2015年12月22日、セルゲイ・コロトコフは「TsAGIと共同で無人攻撃偵察機の開発を継続している」とコメントしている[2]

S70 Okhotnik-B[編集]

2019年1月24日、(スキャットの設計に基づいて開発された)新型無人攻撃偵察機「S70 オホートニク(Okhotnik;ロシア語:Охотник、狩人の意)-B」が公開された。機体形状はアメリカで開発されていた無人戦闘攻撃機(UCAV)X-47B同様に、ステルス性を考慮した全翼機。「S70 Okhotnik-B」はステルス機能により、レーダーで探知される可能性が低く、なおかつ大推力のAL-31F-M3-1ジェットエンジン(アフターバーナー推力:14,500kg)を1基搭載。巡航速度1100km、航続距離6000km、最大離陸重量20t[3]。2020年以降から順次ロシア軍に配備される予定[4][5][6]

スペック(計画値)[編集]

Skat sketch.svg
  • 乗員:なし
  • 全長:10.25 m
  • 全幅:11.5 m
  • 推進機:クリーモフ RD-5000B 1基
  • 最大離陸重量:10t
  • 航続距離:2,000 km
  • 最高速度:800 km/h
  • 実用上昇限度:12,000 m
  • 兵装:機体内ウェポンベイに2tまで

出典[編集]

外部リンク[編集]