矢板大田原バイパス

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一般国道
国道4号標識
矢板大田原バイパス
国道4号バイパス
路線延長 未定(約 8km
開通年 -
起点 栃木県矢板市針生
終点 栃木県那須塩原市三区町
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0461.svg国道461号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

(仮称)矢板大田原バイパス(やいたおおたわらバイパス)は、栃木県矢板市から同県那須塩原市にかけて計画されている国道4号バイパスである。

現在は計画段階で事業着手されていないため名称は未決定であり、国土交通省は「(仮称)矢板大田原バイパス」[1]、栃木県では「(仮称)土屋バイパス」の名称を用いている[2]。 本稿では、事業主体となる国土交通省に準じた記事名としている。

概要[編集]

道路諸元[編集]

概説[編集]

国道4号を南北に貫く栃木県では県都宇都宮市を中心に、その南側を新4号国道として2013年迄に全線6車線で整備され、また宇都宮以北でも北宇都宮拡幅氏家矢板バイパスが整備された結果、埼玉県境から矢板市の東北自動車道矢板ICにかけて約65km区間は連続しての高度移動が可能となっている[3]

これに対し、矢板市から大田原市那須塩原市を経て那須町に至る国道4号現道の県北部分は一部を除いて往復2車線区間が続き、交通容量オーバーによる混雑・渋滞の発生やそれに伴う沿線環境の悪化、狭隘で線形不良な道路がもたらす交通事故の増加が課題となっていた[3]。 とりわけ当該区間7.8kmにおいては、県内有数の製造品出荷規模を誇る野崎工業団地を擁し矢板ICまで僅かな距離にありながら、渋滞により定時制が担保されない等その立地を十分に活かし切れておらず、また県内農業出荷額の60%を占める那須塩原市・大田原市においては出荷時の物流非効率が、フレッシュさが重視される生鮮食品の競争力低下を招いている現状がある[3]。加えて、県北地域唯一の三次救急医療受入施設であり栃木県災害拠点病院にも指定されている那須赤十字病院への搬送時に多くの救急車が国道4号を利用しているため、混雑・渋滞時には搬送30分圏人口が約9.2%減少するなど国道4号現道の現状を踏まえた域内交通網の再構築は喫緊の課題となっている[3]

このバイパスはそういった問題を解消すると同時に、隣接区域で事業が進められている矢板拡幅(2015年度事業化)や西那須野道路2006年度事業化)と一体的に栃木県北部のネットワークの根幹をなす事を目的として計画されており、この整備によって栃木県のほぼ全域をカバーする国道4号の広域バイパスが完成し、東北自動車道の混雑時や通行止の際にも迂回路としての役割を果たす事が期待されている。

沿革[編集]

この道路を整備するに当たり2014年2015年、主に矢板大田原那須塩原の地域住民や関係団体を対象としたアンケートが1度ずつ実施された。初回は道路整備の必要性に対するアンケート[4]、2回目はルートを中心とする整備方針に関するものであった[5]。 1回目のアンケートでは殆どの回答者が渋滞や通行止などで現道に問題ありと考えている意向が確認され、約90%が「必要」「どちらかと言えば必要」との回答であった[6]。とりわけ箒川を跨ぐ野崎橋に通行障害が生じた際に大掛かりな迂回を余儀なくされているとの意見が多く寄せられた[6]。 2回目のアンケートでは現道を4車線化拡幅する案と、箒川及び石上小学校周辺でバイパスを整備し残りの区間は現道を拡幅する案とを比較するものであった。

宇都宮国道事務所では現在、計画段階評価を進めるための調査としてアンケート結果に基づく概略ルートや構造の検討が進む[7]。今後は有識者らで構成される国交相諮問機関の社会資本整備審議会(道路分科会関東地方小委員会・3回目)において計画段階評価を踏まえたルート選定が行われる予定で、その後は測量や道路の詳細設計、環境影響評価、都市計画決定[注釈 1]等の手続きを経て事業化へ進む事となる[8]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ただし大田原市・那須塩原市境の区間については、1967年に4車線で都市計画が決定されている[3]

出典[編集]

  1. ^ 平成27年度 宇都宮国道事務所の事業概要(国土交通省宇都宮国道事務所)2015年5月29日 (PDF, 2.92 MiB)
  2. ^ “ものづくりと観光立県 吉田県土整備部長インタビュー 4号土屋バイパスに期待 川治温泉 道路計画に方向性示す”. 日刊建設新聞 (日本建設新聞社). (2013年11月8日) 
  3. ^ a b c d e 一般国道4号栃木県矢板市~那須塩原市間 計画段階評価 第1回説明資料(国土交通省関東地方整備局)2013年11月15日 (PDF, 6.67 MiB)
  4. ^ 一般国道4号栃木県矢板市~大田原市~那須塩原市間の計画検討に関する地域の意見聴取(第1回)を実施します。(国土交通省宇都宮国道事務所)2014年2月26日 (PDF, 1.86 MiB)
  5. ^ 一般国道4号栃木県矢板市~大田原市~那須塩原市間の計画検討に関する地域の意見聴取(第2回)を実施します。(国土交通省宇都宮国道事務所)2015年1月27日 (PDF, 1.86 MiB)
  6. ^ a b 一般国道4号栃木県矢板市~那須塩原市間 計画段階評価 第2回説明資料(国土交通省関東地方整備局)2014年10月1日 (PDF, 5.40 MiB)
  7. ^ “4号矢板拡幅が路線測量 27年度3事業で27.1億 50号新川島橋を耐震設計 -宇都宮国道事業概要”. 日刊建設新聞 (日本建設新聞社). (2015年6月2日) 
  8. ^ “26年度にルート決定へ 4号8kmの対策検討 地域の意見聴取し対応方針 宇都宮国道の矢板大田原バイパス”. 日刊建設新聞 (日本建設新聞社). (2013年11月19日) 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]