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'''ジェイコブ・ジョセフ・アリエータ'''('''Jacob Joseph Arrieta''', [[1986年]][[3月5日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]・[[ミズーリ州]][[ |
'''ジェイコブ・ジョセフ・アリエータ'''('''Jacob Joseph Arrieta''', [[1986年]][[3月5日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]・[[ミズーリ州]][[ファーミントン (ミズーリ州)|ファーミントン]]出身([[テキサス州]][[プレイノ]]育ち)の[[プロ野球選手]]([[投手]])。右投右打。現在は[[メジャーリーグベースボール|MLB]]・[[シカゴ・カブス]]に所属している。 |
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メディアによっては「アリエタ」、「アリエッタ」とも表記される。 |
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メディアによっては右記のような表記も見られ、発音上は「'''ェアリーエッタ'''(air-ee-etta)」であるが、本人は「'''エリアラ'''」<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=kIplxItczgs Jake Arrieta for Mizzen+Main - YouTube]</ref><ref>[https://www.youtube.com/watch?v=sVDQmsQd5IE&feature=youtu.be&t=27s Jake Arrieta - 'Is This The Year?' - World Series Trailer - YouTube]</ref>と発音している。 |
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== 経歴 == |
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[[ミズーリ州]]で生まれ、[[テキサス州]][[プレイノ]]で育つ。[[テキサス・レンジャーズ]]のファンで、好きな選手は[[ノーラン・ライアン]]だった<ref>Dan Connolly(2010-07-10),[http://articles.baltimoresun.com/2010-07-10/sports/bs-sp-orioles-notebook-0711-20100710_1_texas-rangers-rangers-ballpark-fan Playing Rangers is 'homecoming' for O's pitcher Arrieta],The Baltimore Sun(英語),2010年9月16日閲覧</ref>。 |
[[ミズーリ州]]で生まれ、[[テキサス州]][[プレイノ]]で育つ。[[テキサス・レンジャーズ]]のファンで、好きな選手は[[ノーラン・ライアン]]だった<ref>Dan Connolly(2010-07-10),[http://articles.baltimoresun.com/2010-07-10/sports/bs-sp-orioles-notebook-0711-20100710_1_texas-rangers-rangers-ballpark-fan Playing Rangers is 'homecoming' for O's pitcher Arrieta],The Baltimore Sun(英語),2010年9月16日閲覧</ref>。 |
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{{by|2004年}}に[[2004年のMLBドラフト|MLBドラフト]]で[[シンシナティ・レッズ]]から31巡目(全体918位)指名を受けるが、契約をせずに[[ウェザーフォード大学]]へと進学した。 |
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⚫ | さらに、2年後の{{by|2007年}}に[[2007年のMLBドラフト|MLBドラフト]]で[[ボルチモア・オリオールズ]]から5巡目(全体159位)指名され、プロ入り<ref>[http://web.minorleaguebaseball.com/milb/stats/stats.jsp?n=Jake%20Arrieta&pos=P&sid=milb&t=p_pbp&pid=453562 Jake Arrieta Stats, Bio, Photos, Highlights | MiLB.com Stats | The Official Site of Minor League Baseball]</ref>。同年はまだプロデビューせず、オフのアリゾナ秋季リーグに参加して、14試合に登板。16イニングで[[防御率]]0.00という成績を残した<ref>[http://www.thebaseballcube.com/players/A/jacob-arrieta.shtml Jacob Arrieta Pitching Statistics - The Baseball Cube]</ref>。 |
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⚫ | さらに2年後の{{by|2007年}}に[[2007年のMLBドラフト|MLBドラフト]] |
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=== プロ入りとオリオールズ時代 === |
=== プロ入りとオリオールズ時代 === |
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[[File:Jake Arrieta 2011.jpg|200px|thumb|[[ボルチモア・オリオールズ]]時代]] |
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{{by|2008年}}はA+級 |
{{by|2008年}}はA+級[[フレデリック・キーズ]]でプレー。20試合に先発し、6勝5敗・防御率2.80を記録した。8月には[[北京オリンピックにおける野球競技|北京オリンピック]]の[[北京オリンピック野球アメリカ合衆国代表|野球アメリカ合衆国代表]]に選ばれ、予選の[[野球中華人民共和国代表|中国]]戦に先発し、6回無失点で勝利投手になっている<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/gameresult/japan-beijingolympic/2008/08/18/04.html 北京五輪野球1次リーグ日程],Sponichi Annex,2010年9月16日閲覧</ref>。 |
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{{by|2009年}}はAA級[[ボウイ・ベイソックス]]でスタートし、シーズン途中にAAA級[[ノーフォーク・タイズ]]へ昇格した。 |
{{by|2009年}}はAA級[[ボウイ・ベイソックス]]でスタートし、シーズン途中にAAA級[[ノーフォーク・タイズ]]へ昇格した。 |
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=== カブス時代 === |
=== カブス時代 === |
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{{by|2013年}}[[7月2日]]に[[ペドロ・ストロップ]]と共に[[スコット・フェルドマン]]、[[スティーブ・クレベンジャー]]との2対2の[[トレード]]で、[[シカゴ・カブス]]へ移籍した。 |
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{{by|2014年}}[[3月3日]]にカブスと1年契約での契約更新に合意した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140303&content_id=68628832&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=March 3, 2014|accessdate=March 4, 2014}}</ref>。[[3月30日]]に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、[[4月5日]]にリハビリのため、傘下のAA級[[テネシー・スモーキーズ]]へ異動した。[[5月3日]]に復帰した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140503&content_id=74180344&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=May 3, 2014|accessdate=May 4, 2014}}</ref> |
{{by|2014年}}[[3月3日]]にカブスと1年契約での契約更新に合意した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140303&content_id=68628832&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=March 3, 2014|accessdate=March 4, 2014}}</ref>。[[3月30日]]に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、[[4月5日]]にリハビリのため、傘下のAA級[[テネシー・スモーキーズ]]へ異動した。[[5月3日]]に復帰した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140503&content_id=74180344&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=May 3, 2014|accessdate=May 4, 2014}}</ref>。 |
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{{by|2015年}}[[8月30日]]の[[ロサンゼルス・ドジャース]]戦では[[ノーヒットノーラン]]を達成した<ref>{{cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/08/31/kiji/K20150831011040640.html?feature=related|title=カブス・アリエッタが無安打無得点 ドジャース今季2度目の屈辱|work=[[スポーツニッポン]]|date=2015.8.31|accessdate=2015.9.21}}</ref>。[[9月22日]]の[[ミルウォーキー・ブ |
{{by|2015年}}[[8月30日]]の[[ロサンゼルス・ドジャース]]戦では[[ノーヒットノーラン]]を達成した<ref>{{cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/08/31/kiji/K20150831011040640.html?feature=related|title=カブス・アリエッタが無安打無得点 ドジャース今季2度目の屈辱|work=[[スポーツニッポン]]|date=2015.8.31|accessdate=2015.9.21}}</ref>。[[9月22日]]の[[ミルウォーキー・ブリュワーズ]]戦では9回を投げ被安打3・奪三振11・与四球1・無失点の完封勝利を収め20勝の大台に到達。最終的に33試合に登板し229イニングを投げ、両リーグ通じて最多となる22勝(6敗)、防御率1.77([[ザック・グレインキー]]に次ぐ2位)、236奪三振(リーグ3位)の成績を記録。[[最多勝利]]のタイトルを獲得し、大ブレイクを果たした。特に、オールスターゲーム以降では前述のノーヒッターを含め、15試合に先発し12勝1敗、防御率0.75、自責点はわずかに9と驚異的な成績を残した。また、バッティングでも2本塁打を放ち意外性を発揮した。10月7日、[[ピッツバーグ・パイレーツ]]との[[2015年のナショナルリーグワイルドカードゲーム|ワイルドカードゲーム]]で[[メジャーリーグベースボールのポストシーズン|ポストシーズン]]初登板を果たし、4安打、無四球、11奪三振の完封勝利で[[2015年のナショナルリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]進出に大きく貢献した。これらの活躍が評価され、シーズンオフにはグレインキーや[[クレイトン・カーショウ]]といった球界を代表する好投手を抑えて、自身初となる[[ナ・リーグ]]の[[サイ・ヤング賞]]の栄誉に輝いた。 |
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{{by|2016年}}[[4月21日]]のレッズ戦でノーヒットノーランを達成<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/1635666.html カブス・アリエッタ快挙 2年連続のノーヒッター]</ref><ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160422-00000211-ism-base 【MLB】J.アリエッタ、自身2度目のノーヒッターで4勝目! カブスは圧勝]</ref>。昨年に続いて2年連続の達成。[[6月5日]]の[[アリゾナ・ダイヤモンドバックス]]戦では5回で12三振を奪う力投を見せるも3点を失って昨年[[7月25日]]の[[フィラデルフィア・フィリーズ]]戦以来の黒星を喫し、昨年から継続していた自身の連勝は20でストップした。このシーズンは要所を抑えるものの昨シーズンから一転して四球の多さに苦しみ、前半戦終了時点で昨年の倍近いペースで四球を与えた。また、前半戦終了直前の4試合連続で4失点以上を喫するなど6月下旬からやや調子を落としたものの、シーズン通算ではリーグ3位タイとなる18勝(8敗)、防御率3.10、190奪三振の成績をマーク。また、バッティングでも打率.262、前年に続き2本塁打、7打点という成績をマークした。[[10月10日]]、[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]との[[ディビジョンシリーズ]]第3戦に先発。2回表に自身自らジャイアンツ先発の[[マディソン・バンガーナー]]から先制となる3ラン本塁打を放った。ピッチングでは6回を97球、2失点で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、その後後続が逆転を許し勝敗はつかなかった。チームは71年ぶりのナ・リーグ優勝を果たし、迎えた[[クリーブランド・インディアンス]]との[[2016年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]では敵地[[プログレッシブ・フィールド]]での第2戦と第6戦に先発、第2戦では5回2/3を2安打1失点、6奪三振、第6戦では5回2/3を3安打2失点、9奪三振の好投でそれぞれ勝利投手となった<ref>{{cite web |url=http://www.espn.com/espn/wire?section=mlb&id=17950126 |title=Arrieta keeps Indians in check as Cubs force Game 7 |date=November 1, 2016 |work=ESPN.com |language=英語 |accessdate=November 4, 2016 }}</ref>。 |
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== 投球スタイル == |
== 投球スタイル == |
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持ち球は、 |
持ち球は、[[速球#シンキング・ファストボール|シンカー]]を中心に、[[速球#フォーシーム・ファストボール|フォーシーム]]、[[スライダー (球種)#縦スライダー|スライダー]]、[[カーブ (球種)|カーブ、]][[チェンジアップ]]を使用する。<br> |
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2013年の[[四球#与四球|与四球率]]は4.9であったが、2014年は2.4、2015年は1.9に改善している。 |
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左足が三塁側に大きくクロスステップするオーバーハンドの投球フォームが特徴。このクロスステップは年々大きくなる傾向にあり、それに伴いリリースポイントも三塁側へ移動している。2010年のリリースポイントの水平成分は投手板中央から三塁側に約2.0フィートずれた場所にあったが、2015年では約3.2フィートずれた場所から投じられている。また、垂直成分は2010年と比べると2015年は約0.5フィート上昇している。[[四球#与四球|与四球率]]は2013年では4.9であったが、2014年は2.4、2015年は1.9に改善している。 |
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== 人物 == |
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祖父は[[プエルトリコ]]人で、祖母はイタリア系アメリカ人<ref>[http://www.elnuevodia.com/deportes/beisbol/nota/decisiondificilparajakearrieta-2114542/ Decisión difícil para Jake Arrieta]ELNUEVODIA.com</ref>。 |
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== 詳細情報 == |
== 詳細情報 == |
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=== 年度別投手成績 === |
=== 年度別投手成績 (MLB) === |
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{|{{投手成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}} |
{|{{投手成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}} |
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|5||5||0||0||0||1||2||0||0||.333||111||23.2||25||2||17||1||2||23||1||0||19||19||7.23||1.78 |
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=== 獲得タイトル・表彰・記録 === |
=== 獲得タイトル・表彰・記録 === |
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* [[サイ・ヤング賞]] |
* [[サイ・ヤング賞]] 1回:2015年 |
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* [[MLBオールスターゲーム]]選出:1回([[2016年のMLBオールスターゲーム|2016年]]) |
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== 関連項目 == |
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* [[メジャーリーグベースボールの選手一覧 A]] |
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* [[オリンピック野球競技メダリスト一覧]] |
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[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]] |
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[[Category:ミズーリ州の人物]] |
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[[Category:1986年生]] |
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2017年3月18日 (土) 18:52時点における版
シカゴ・カブス #49 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ミズーリ州ファーミントン |
生年月日 | 1986年3月5日(38歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 225 lb =約102.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 ドラフト5巡目(全体159位)でボルチモア・オリオールズから指名 |
初出場 | 2010年6月10日 |
年俸 | $516,500(2013年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
五輪 | 2008年 |
この表について
|
オリンピック | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
銅 | 2008 | 野球 |
ジェイコブ・ジョセフ・アリエータ(Jacob Joseph Arrieta, 1986年3月5日 - )は、アメリカ合衆国・ミズーリ州ファーミントン出身(テキサス州プレイノ育ち)のプロ野球選手(投手)。右投右打。現在はMLB・シカゴ・カブスに所属している。
メディアによっては「アリエタ」、「アリエッタ」とも表記される。
経歴
プロ入り前
ミズーリ州で生まれ、テキサス州プレイノで育つ。テキサス・レンジャーズのファンで、好きな選手はノーラン・ライアンだった[2]。
2004年にMLBドラフトでシンシナティ・レッズから31巡目(全体918位)指名を受けるが、契約をせずにウェザーフォード大学へと進学した。 その後、テキサスクリスチャン大学へ編入すると、2005年にはMLBドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから26巡目(全体775位)指名を受けた。しかし、この時も契約をせずに大学にとどまった。
さらに、2年後の2007年にMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから5巡目(全体159位)指名され、プロ入り[3]。同年はまだプロデビューせず、オフのアリゾナ秋季リーグに参加して、14試合に登板。16イニングで防御率0.00という成績を残した[4]。
プロ入りとオリオールズ時代
2008年はA+級フレデリック・キーズでプレー。20試合に先発し、6勝5敗・防御率2.80を記録した。8月には北京オリンピックの野球アメリカ合衆国代表に選ばれ、予選の中国戦に先発し、6回無失点で勝利投手になっている[5]。
2009年はAA級ボウイ・ベイソックスでスタートし、シーズン途中にAAA級ノーフォーク・タイズへ昇格した。
2010年はAAA級ノーフォークで防御率1点台と好投し、6月10日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー。6回を3失点に抑え、初登板を初勝利で飾った[6]。そのまま先発ローテに入り、6勝を挙げた。
2011年は初めて開幕ロースターに入り、打線の援護に恵まれたこともあって、7月26日のトロント・ブルージェイズ戦でシーズン10勝に到達。しかし、8月1日に右肘に痛みを訴えて故障者リストに入り、骨棘除去手術を受けてシーズンを終えた[7]。
カブス時代
2013年7月2日にペドロ・ストロップと共にスコット・フェルドマン、スティーブ・クレベンジャーとの2対2のトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した。
2014年3月3日にカブスと1年契約での契約更新に合意した[8]。3月30日に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、4月5日にリハビリのため、傘下のAA級テネシー・スモーキーズへ異動した。5月3日に復帰した[9]。
2015年8月30日のロサンゼルス・ドジャース戦ではノーヒットノーランを達成した[10]。9月22日のミルウォーキー・ブリュワーズ戦では9回を投げ被安打3・奪三振11・与四球1・無失点の完封勝利を収め20勝の大台に到達。最終的に33試合に登板し229イニングを投げ、両リーグ通じて最多となる22勝(6敗)、防御率1.77(ザック・グレインキーに次ぐ2位)、236奪三振(リーグ3位)の成績を記録。最多勝利のタイトルを獲得し、大ブレイクを果たした。特に、オールスターゲーム以降では前述のノーヒッターを含め、15試合に先発し12勝1敗、防御率0.75、自責点はわずかに9と驚異的な成績を残した。また、バッティングでも2本塁打を放ち意外性を発揮した。10月7日、ピッツバーグ・パイレーツとのワイルドカードゲームでポストシーズン初登板を果たし、4安打、無四球、11奪三振の完封勝利でディビジョンシリーズ進出に大きく貢献した。これらの活躍が評価され、シーズンオフにはグレインキーやクレイトン・カーショウといった球界を代表する好投手を抑えて、自身初となるナ・リーグのサイ・ヤング賞の栄誉に輝いた。
投球スタイル
持ち球は、シンカーを中心に、フォーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップを使用する。
2013年の与四球率は4.9であったが、2014年は2.4、2015年は1.9に改善している。
詳細情報
年度別投手成績 (MLB)
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2010 | BAL | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 | 0 | 0 | .500 | 449 | 100.1 | 106 | 9 | 48 | 3 | 4 | 52 | 5 | 0 | 57 | 52 | 4.66 | 1.53 |
2011 | 22 | 22 | 0 | 0 | 0 | 10 | 8 | 0 | 0 | .556 | 523 | 119.1 | 115 | 21 | 59 | 2 | 4 | 93 | 0 | 0 | 70 | 67 | 5.05 | 1.46 | |
2012 | 24 | 18 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 1 | .250 | 496 | 114.2 | 122 | 16 | 35 | 3 | 5 | 109 | 4 | 0 | 82 | 79 | 6.20 | 1.37 | |
2013 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 111 | 23.2 | 25 | 2 | 17 | 1 | 2 | 23 | 1 | 0 | 19 | 19 | 7.23 | 1.78 | |
CHC | 9 | 9 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | .667 | 213 | 51.2 | 34 | 7 | 24 | 0 | 3 | 37 | 0 | 0 | 22 | 21 | 3.66 | 1.12 | |
'13計 | 14 | 14 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 | .556 | 324 | 75.1 | 59 | 9 | 41 | 1 | 5 | 60 | 1 | 0 | 41 | 40 | 4.78 | 1.33 | |
2014 | 25 | 25 | 1 | 1 | 0 | 10 | 5 | 0 | 0 | .667 | 614 | 156.2 | 114 | 5 | 41 | 2 | 3 | 167 | 3 | 0 | 46 | 44 | 2.53 | 0.99 | |
2015 | 33 | 33 | 4 | 3 | 2 | 22 | 6 | 0 | 0 | .786 | 870 | 229.0 | 150 | 10 | 48 | 2 | 6 | 236 | 8 | 0 | 52 | 45 | 1.77 | 0.87 | |
通算:6年 | 136 | 130 | 5 | 4 | 2 | 56 | 38 | 0 | 1 | .596 | 3276 | 795.1 | 666 | 70 | 272 | 13 | 27 | 717 | 24 | 0 | 348 | 327 | 3.70 | 1.18 |
- 2015年度シーズン終了時
獲得タイトル・表彰・記録
- サイ・ヤング賞 1回:2015年
- 最多勝利 1回:2015年
- ノーヒットノーラン 1回:(2015年8月30日、対ロサンゼルス・ドジャース戦)
背番号
- 57 (2010年)
- 34 (2011年 - 2013年途中)
- 49 (2013年途中 - )
脚注
- ^ “Jake Arrieta Contracts, Salaries, Cap Hits, & Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年12月31日閲覧。
- ^ Dan Connolly(2010-07-10),Playing Rangers is 'homecoming' for O's pitcher Arrieta,The Baltimore Sun(英語),2010年9月16日閲覧
- ^ Jake Arrieta Stats, Bio, Photos, Highlights | MiLB.com Stats | The Official Site of Minor League Baseball
- ^ Jacob Arrieta Pitching Statistics - The Baseball Cube
- ^ 北京五輪野球1次リーグ日程,Sponichi Annex,2010年9月16日閲覧
- ^ Brittany Ghiroli(2010-06-10),O's Arrieta beats Yankees in MLB debut,orioles.com(英語),2010年9月16日閲覧
- ^ Jake Arrieta to have elbow surgery. Associated Press(英語). 2011年10月4日閲覧
- ^ “Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts”. MLB.com Cubs Press Release (2014年3月3日). 2014年3月4日閲覧。
- ^ “Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan”. MLB.com Cubs Press Release (2014年5月3日). 2014年5月4日閲覧。
- ^ “カブス・アリエッタが無安打無得点 ドジャース今季2度目の屈辱”. スポーツニッポン (2015年8月31日). 2015年9月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jake Arrieta (@JArrieta34) - X(旧Twitter)