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: [[東日本旅客鉄道|JR東日本]]の普通列車に乗務する[[グリーンアテンダント]]が、乗客の男に相次いで暴行・強姦(未遂含む)される事件が発生。事件後JR東日本は客室への防犯カメラ設置、閑散時間帯の警備員の配置などの対策を行った。 |
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=== 近鉄大阪線連続放火事件 === |
=== 近鉄大阪線列車便所連続放火事件 === |
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: 2009年6月4日午前8時40分頃、[[大阪府]][[八尾市]]の[[近鉄大阪線]][[河内山本駅]]を発車した[[河内国分駅|河内国分]]発[[大阪上本町駅|大阪上本町]]行き普通電車(6両編成、乗客約400人)の6両目トイレ内から、煙が出ているのを乗客が発見。連絡を受けた車掌が[[トイレットペーパー]]が焦げているのを見つけ、[[消火器]]で消し止めた。乗客は次の[[近鉄八尾駅]]で避難。けが人はなかった。 |
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: 同線では5月26日の朝にも、[[奈良県]][[香芝市]]の[[五位堂駅]]に停車中の準急電車内のトイレで、トイレットペーパーや壁の一部を焦がされ、6月3日朝には、大阪府[[柏原市]]の[[大阪教育大前駅]]ホームの男子トイレの個室内で、緊急通報用押しボタンのプレートが燃やされた事件が発生しており、近鉄秘書広報部は「ラッシュ時で、発見が遅れれば負傷者が出た可能性もあった」とし、[[青山町駅]]以西の準急、普通電車のトイレの使用を中止し、社員が乗り込み警戒を強化することを決めた。 |
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: 近鉄大阪線では中・長距離列車が多く、トイレを装備する一般車両が近鉄他線区よりも重点的に投入されている<!--- 名古屋線も同様 -->上に、折り返し運用の関係でトイレを装備する車両が上記のように準急や普通列車にも多く充当されており、中には[[近鉄5200系電車|5200系]]や[[近鉄5820系電車|5820系]]といったクロスシートを装備する車両も準急や普通列車に充当されていたが、トイレでの喫煙やいたずらの防止策として、これらのクロスシート車両ではトイレを使用不可とする処置がとられていたものの、[[近鉄2600系電車|2610系]]などのロングシート車両ではトイレが使用可能であった。短期間で放火事件が多発したため、大阪 |
: 近鉄大阪線では中・長距離列車が多く、トイレを装備する一般車両が近鉄他線区よりも重点的に投入されている<!--- 名古屋線も同様 -->上に、折り返し運用の関係でトイレを装備する車両が上記のように準急や普通列車にも多く充当されており、中には[[近鉄5200系電車|5200系]]や[[近鉄5820系電車|5820系]]といったクロスシートを装備する車両も準急や普通列車に充当されていたが、トイレでの喫煙やいたずらの防止策として、これらのクロスシート車両ではトイレを使用不可とする処置がとられていたものの、[[近鉄2600系電車|2610系]]などのロングシート車両ではトイレが使用可能であった。短期間で放火事件が多発したため、大阪・奈良両府県警は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を始めたが、結局犯人は逮捕されなかった。 |
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===JR東日本電車内・乗務員強姦未遂事件=== |
===JR東日本電車内・乗務員強姦未遂事件=== |
2014年4月18日 (金) 19:38時点における版
日本の鉄道に関する事件(にほんのてつどうにかんするじけん)では、日本国内の鉄道施設で発生した刑事事件(破壊活動や騒乱事件、強盗等)や、鉄道車両の運行ではないが、鉄道施設内で発生した事故、もしくは軍事的攻撃の主な一覧である。なお、過失・天災による鉄道事故は別項を参照していただきたい。
1940年以前
山陽鉄道列車強盗殺人事件
- 1898年(明治31年)12月3日
- 山陽鉄道(現在の山陽本線)の鴨方-笠岡間を走行中の下り夜行列車の車中で、陸軍大尉が強盗に殺害された。強盗2人は逮捕され共に死刑になったが、当時の客車が小型であるうえ、隣の客車に行くための貫通扉がなかったため、車掌の目が行き届かないことから、犯罪被害を受けても他人の助けを得ることが出来ないという指摘もあった。そのため山陽鉄道は貫通扉のある大型客車の導入をすすめた。
詳細は「山陽鉄道列車強盗殺人事件」を参照
山陽鉄道芸妓放り出し事件
- 1898年(明治31年)12月8日
- 山陽鉄道(現在の山陽本線)姫路駅を出発した三等客車に乗車していた芸妓(当時16歳)が、二軸客車で30歳ぐらいの男と二人きりになったところ、持ち物を奪われた上に車外に放り出された。幸い落ちたところが泥田であったため怪我しなかったが、犯人は特定できず未解決事件。
函館本線列車妨害脱線事件
- 1908年(明治41年)6月20日
- 函館本線の銭函駅・軽川駅を運行中の下り旅客列車が、午前11時53分に線路に何者かが置いた材木に乗り上げて脱線転覆し、1人が死亡20人が負傷した。日本国内で死傷者が出た最初の列車妨害事件であるとされている。
京阪京津線電車脅迫脱線事件
- 1930年(昭和5年)11月9日
- 京阪電気鉄道京津線の浜大津駅発三条大橋駅行きの早朝の電車に、大谷駅で5人組の覆面姿の男が乗り込み、車内の乗客・乗務員・巡視監督ら全員を脅迫して降車させたのちに制動をはずして下車した。同駅は勾配上に位置しており、電車は下り勾配となる三条大橋駅方面に無人のまま自然転動、1.3km先の追分踏切で脱線大破した。男たちは駅前に待たせていたタクシーで逃走したがのちに逮捕された。犯人は京津線の労働組合関係者で、要求事項が決裂し、争議の支援を求めていた他の組合からの支援が得られなくなって妨害に及んだものであった。
京都駅跨線橋転倒事故
- 1934年(昭和9年)1月8日
- (群集事故)東海道本線の京都駅構内で、広島県呉市の海軍海兵団に入団する新兵715人と付添人約300人を輸送する臨時列車を見送ろうとした関係者数千人が駅構内に詰めかけていた。駅員が東跨線橋から第3ホームに群衆を下ろそうとしたが降りることが出来ず将棋倒しになり、77人が死亡、74人が負傷する惨事となった。
詳細は「京都駅跨線橋転倒事故」を参照
第二次世界大戦下
山陽線列車脱線転覆事件
- 1944年(昭和19年)6月22日
- 兵庫県明石市にある明石駅構内を通過中の上り急行12旅客列車が、何者かがレールの上に小石を並べていた為、乗り上げて脱線し線路脇の民家に突入。4人が死亡、36人負傷した。
山陽線軍用列車衝突事件
- 1945年(昭和20年)4月21日
- 広島県の「瀬野八越え」と呼ばれる急勾配区間を走行中の下り臨時3033軍用列車が、何者かが貨車の空気ブレーキ装置を故意に閉鎖していたため、ブレーキが利かず減速できなくなり暴走、先行していた2869貨物列車に衝突し、4人が死亡20人が負傷したほか、軍用列車に乗せられていた軍馬85頭も死傷した。
多治見駅列車空襲事件
詳細は「多治見駅列車空襲事件」を参照
大山口列車空襲事件
- 1945年(昭和20年)7月28日
- 鳥取県西伯郡所子村(現在の大山町)の山陰本線大山口駅東方約600m地点で傷病兵輸送の赤十字標章付の車輌も含む旅客列車に対してアメリカ軍の艦載機3機が機銃掃射を加え、多数の死傷者が出た。
詳細は「大山口列車空襲事件」を参照
湯の花トンネル列車銃撃事件
- 1945年(昭和20年)8月5日
- 東京都南多摩郡浅川町(現、八王子市裏高尾町)内の国鉄中央本線、湯の花トンネルで、アメリカ軍の戦闘機によって旅客列車に機銃掃射を加えられたため、多数の死傷者が発生した。
詳細は「湯の花トンネル列車銃撃事件」を参照
筑紫駅列車空襲事件
詳細は「筑紫駅列車空襲事件」を参照
成東駅軍用列車爆発事件
- 1945年(昭和20年)8月13日
- 千葉県の成東駅に、予想される連合国軍による日本本土侵攻作戦のため一般貨物列車に偽装した高射砲四門と弾薬が積載された軍用列車が到着した。しかしアメリカ軍の艦載機の機銃掃射を受け炎上、将兵と鉄道職員が必死の消火活動を行ったが、大爆発を起こし駅舎を含む周辺を吹き飛ばした。この爆発で職員15人と将兵27人のあわせて42人が死亡した[1]。
1946年 - 1999年
庭坂事件
詳細は「庭坂事件」を参照
予讃線事件
詳細は「予讃線事件」を参照
下山事件
詳細は「下山事件」を参照
三鷹事件
詳細は「三鷹事件」を参照
松川事件
詳細は「松川事件」を参照
まりも号脱線事件
詳細は「まりも号脱線事件」を参照
庄内事件
(電車通せんぼ事件)
詳細は「庄内事件」を参照
営団銀座線爆破事件(草加次郎事件)
- 1963年(昭和38年)9月5日
- 営団地下鉄(現・東京地下鉄)銀座線京橋駅に停車中の電車内で時限爆弾が爆発した事件。遺留品から、当時脅迫・爆破事件を起こしていた「草加次郎」による犯行が疑われたが未解決。
詳細は「草加次郎事件」を参照
山陽電鉄爆破事件
詳細は「山陽電鉄爆破事件」を参照
横須賀線電車爆破事件
詳細は「横須賀線電車爆破事件」を参照
新宿騒乱
詳細は「新宿騒乱」を参照
近鉄奈良線爆破事件
上尾事件
- 1973年(昭和48年)3月13日
- 国鉄労働組合(国労)と国鉄動力車労働組合(動労)の遵法闘争によって、朝の通勤時に運行ダイヤが乱れていたが、高崎線上尾駅(埼玉県上尾市)のホームで電車に乗れなかった乗客多数が暴徒となり、駅の施設等を破壊する騒擾事件に発展した。
詳細は「上尾事件」を参照
首都圏国電暴動
- 1973年(昭和48年)4月24日
- 国鉄労働組合(国労)・国鉄動力車労働組合(動労)の順法闘争に反発した乗客が、首都圏の日本国有鉄道の駅で同時多発的に起こした騒擾事件。
詳細は「首都圏国電暴動」を参照
お召し列車爆破未遂事件
- 1974年(昭和49年)8月14日
- 極左テロリスト集団である東アジア反日武装戦線が昭和天皇を暗殺する為、東北本線の荒川橋梁(赤羽-川口間)を通過予定のお召し列車ごと爆破しようとしたが、未遂に終わった事件。
詳細は「虹作戦」を参照
京成スカイライナー放火事件
詳細は「京成スカイライナー放火事件」を参照
京阪電気鉄道置石脱線事故
- 1980年(昭和55年)2月20日20時59分
- 京阪電鉄京阪本線の枚方市駅 - 御殿山駅間で、中学校2年生5人組のグループが悪戯で側溝のU字溝用のコンクリート蓋を線路に置き、ここを通りかかった淀屋橋駅発三条駅行の急行電車(5000系7両編成・乗客約400名)の先頭3両が脱線、先頭車輛が民家に突っ込み、2両目は横転。幸い死者は出なかったが負傷者104名の大事故になった。
国電同時多発ゲリラ事件
詳細は「国電同時多発ゲリラ事件」を参照
西船橋駅ホーム転落死事件
- 1986年(昭和61年)1月14日
- 千葉県の総武線西船橋駅の4番線ホームで、女性が泥酔した男性にしつこく絡まれたため、もみ合いになり、身体を突いたところホーム下に転落し、男性は泥酔のためかホーム下から上ろうとしなかったため、入線してきた電車に引かれ死亡した。女性を検察は傷害致死罪で起訴したが、一審で正当防衛であったとして無罪判決が出され無罪が確定した。
詳細は「西船橋駅ホーム転落死事件」を参照
こだま485号殺人事件
- 1988年(昭和63年)9月5日
- 東京発名古屋行きの「こだま485号」の指定席で、午後6時ごろ男同士が口論になった。片方の男が沼津市在住の男(当時44歳)の腹部4箇所を刺し逃亡した。被害者の男性は追いかけたがホームで倒れ、午後9時ごろに死亡した[2]。目撃証言によれば加害者は50歳前後で、凶器のナイフや持ち物の老眼鏡やタオルが発見されたほか、階段付近に血痕がついた左手の跡など多数の物証があったが、被疑者を特定できず、2003年に時効が成立した。
東海道新幹線墨子事件
- 1993年6月10日~2000年4月24日
- 2度にわたって東海道新幹線の線路上に異物が置かれ、最後に脅迫状がJR東海に送りつけられた事件。1998年4月に線路のボルトが引き抜かれた事件も関連が疑われたが、いずれも未解決事件となった。
詳細は「東海道新幹線墨子事件」を参照
のぞみ24号殺人事件
- 1993年(平成5年)8月23日
- 博多発東京行きの「のぞみ24号」(300系16両編成)が、午後8時25分ごろ静岡県掛川市を走行中、9号車のグリーン車内で大阪で研修を受けて同僚と共に帰宅途中の埼玉県在住の会社員(当時40歳)が同じ車両に乗車していた奈良県在住の27歳の男に刺殺された[3]。被害者は同僚4人と研修に関する話をしていたが、2列後方に座っていた男が「静かにしてくれ」と声を上げたため黙っていた。しかし男はいきなり刃渡り30cmのナイフで会社員の左胸に突き刺し殺害した。男はその場にナイフを持ったまま座ったため、同乗していた客は犯人に気づいたり、車掌のアナウンスで犯行が明らかとなったため他の車両へ逃げた。のぞみ24号は先行していたひかり号を静岡駅で待避させながら[4]そのまま走行を続け、新富士駅で緊急停車した。男はナイフを持ったまま11号車に移動し、午後8時49分に身柄を拘束しようとした警察官と乱闘のうえ取り押さえられたが、その際警察官1人に重傷を負わせている[5]。
- 男の所持品から覚醒剤や大麻が発見され、尿からも覚醒剤反応が出たため、精神鑑定が行われた。そのうえで覚醒剤中毒であるが犯行時心神喪失状態ではなく責任能力があったとして、殺人罪などで起訴され、1995年7月27日、静岡地方裁判所沼津支部で懲役15年(求刑懲役20年)の判決が言い渡された。
地下鉄サリン事件
詳細は「地下鉄サリン事件」を参照
下関通り魔殺人事件
- 1999年(平成11年)9月29日
- 山口県の下関駅構内に、自暴自棄になり無差別大量殺人を企てた男がレンタカーで突入し、通行人を跳ね飛ばした上に、ホームに乱入し利用客を刺した。結果、5人が死亡し10人が重軽傷を負った。犯人の男は死刑が確定し、2012年(平成24年)3月29日に死刑が執行された。
詳細は「下関通り魔殺人事件」を参照
2000年以降
渋谷駅駅員銃撃事件
詳細は「渋谷駅駅員銃撃事件」を参照
下関駅放火事件
詳細は「下関駅放火事件」を参照
明石駅駅員現金着服事件
- 2006年(平成18年)6月以降659回
- JR西日本明石駅に勤務する駅員ら4人が、架空の定期券を不正に再発行した上で払い戻す手口で、計約8,600万円を着服したとして、兵庫県警明石署に詐欺などの容疑で逮捕された。
滋賀電車内駅構内連続強姦事件
- 2006年(平成18年)8月・12月
- 滋賀県内で、相次いで発生した走行中の列車内での強姦事件。
詳細は「滋賀電車内駅構内連続強姦事件」を参照
岡山駅突き落とし事件
詳細は「岡山駅突き落とし事件」を参照
JR東日本電車内・乗務員連続暴行事件
- 2008年(平成20年)3月27日・4月2日
- JR東日本の普通列車に乗務するグリーンアテンダントが、乗客の男に相次いで暴行・強姦(未遂含む)される事件が発生。事件後JR東日本は客室への防犯カメラ設置、閑散時間帯の警備員の配置などの対策を行った。
近鉄大阪線列車便所連続放火事件
- 2009年(平成21年)5月26日〜6月4日
- 2009年6月4日午前8時40分頃、大阪府八尾市の近鉄大阪線河内山本駅を発車した河内国分発大阪上本町行き普通電車(6両編成、乗客約400人)の6両目トイレ内から、煙が出ているのを乗客が発見。連絡を受けた車掌がトイレットペーパーが焦げているのを見つけ、消火器で消し止めた。乗客は次の近鉄八尾駅で避難。けが人はなかった。
- 同線では5月26日の朝にも、奈良県香芝市の五位堂駅に停車中の準急電車内のトイレで、トイレットペーパーや壁の一部を焦がされ、6月3日朝には、大阪府柏原市の大阪教育大前駅ホームの男子トイレの個室内で、緊急通報用押しボタンのプレートが燃やされた事件が発生しており、近鉄秘書広報部は「ラッシュ時で、発見が遅れれば負傷者が出た可能性もあった」とし、青山町駅以西の準急、普通電車のトイレの使用を中止し、社員が乗り込み警戒を強化することを決めた。
- 近鉄大阪線では中・長距離列車が多く、トイレを装備する一般車両が近鉄他線区よりも重点的に投入されている上に、折り返し運用の関係でトイレを装備する車両が上記のように準急や普通列車にも多く充当されており、中には5200系や5820系といったクロスシートを装備する車両も準急や普通列車に充当されていたが、トイレでの喫煙やいたずらの防止策として、これらのクロスシート車両ではトイレを使用不可とする処置がとられていたものの、2610系などのロングシート車両ではトイレが使用可能であった。短期間で放火事件が多発したため、大阪・奈良両府県警は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を始めたが、結局犯人は逮捕されなかった。
JR東日本電車内・乗務員強姦未遂事件
2012年4月にJR東日本の普通列車に乗務するグリーンアテンダントが、泥酔した60代乗客に強姦目的でトイレに押し込もうとされた事件が発生。2008年にJR東日本は警備員配置等の対策を行ったと公にしたが、事件当時は深夜23時だったにも関わらずグリーンアテンダントは1人で乗務していたことが埼玉新聞の取材により判明した。
関西本線運行妨害事件
- 2010年(平成22年)2月14日・5月9日
- 2月14日、関西本線(大和路線)で団体運行されていた臨時列車「あすか」を撮影するために三郷駅 - 河内堅上駅間並びに河内堅上駅 - 高井田駅間の線路上に鉄道ファンが侵入。JR西日本社員の退去命令に従わなかったため、後日大阪府警に被害届が提出された。
- 5月9日には臨時特急「まほろば」撮影のために線路内に三脚を置き、大和路線に遅延並びに運休を発生させる事件が発生。JR西日本は被害届を提出していないが、奈良県警は鉄道営業法違反の疑いで神戸市営バスの運転手の男を書類送検した。鉄道ファンに対する世間からのバッシングが過熱した一件。
詳細は「鉄道ファン#鉄道ファンによる迷惑・犯罪行為」を参照
防護無線装置ヒューズ抜き取り事件
- 2010年(平成22年)4月など計約20件
- JR西日本所属の電車の運転室内の列車防護無線装置のヒューズが、相次いで抜き取られているのが見つかり、大阪府警が捜査。その後、同社天王寺車掌区所属の男性車掌がヒューズの抜き取りを認め、同府警は器物損壊と偽計業務妨害などの容疑で逮捕した。
列車無線配線切断事件
- 2010年(平成22年)4月など計4件
- JR西日本関西本線(大和路線)久宝寺駅構内で、奈良電車区の201系電車の運転室内の列車無線の配線が切断されているのが見つかり、同社がさらに調査した結果、いずれも同電車区所属の同系が同様の被害に遭っているのが4件判明した。同社は内部犯行の可能性もあると見て、奈良県警奈良署に被害届を提出しているが、2013年9月現在未解決事件となっている。
東京モノレール社員マイル不正取得事件
- 2012年1月 - 3月
- 東京モノレールでは、2012年1月から3月にかけ、日本航空と連携し、羽田空港国際線ビル・同空港第1ビルなど羽田空港内に位置する3駅から山手線各駅への割引切符などを1回購入する毎に1マイルを得られるキャンペーンを実施したが、これらのキャンペーン対象駅に勤務する東京モノレール社員計6人が、実際には切符を購入していないにもかかわらず、専用のカード読取機に自らが所持するカードを通すことで不正にマイルを得ていたことが明らかになった。同社は日本航空に対し謝罪するとともに、6人を諭旨解雇などの懲戒処分にした[6][7]。この不正が発覚したことにより、キャンペーン終了を繰り上げた。
阪和線運行妨害事件
富士急行置き丸太事件
JR北海道運転士ATS破壊事件
- 2013年(平成25年)9月17日
- JR北海道の寝台特急「北斗星」の運転士が自動列車停止装置(以下、ATS)の確認ミスによってATSが作動し、腹いせにATSのスイッチを破壊した。運転士は「後輩社員が同乗しており、ミスを知られたくなかった」と言っていた。以前、運転士は2004年と2008年にもオーバーランを起こしていた[8][9]。この社員は2014年1月30日に器物損壊容疑で北海道警察に逮捕された[10]。JR北海道が起こした相次ぐ事故と不祥事の一件。
注釈・引用
- ^ 成東駅爆破
- ^ 「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典」、東京法経学院出版、2002年、375頁
- ^ 「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典」、東京法経学院出版、2002年、376頁
- ^ 先行していたひかり号は緊急停車ではなく、通常の客扱い停車であった。
- ^ 新富士駅に緊急停車した際は、身柄確保のため11号車以外のドアをドアカットしていた。
- ^ 東京モノレールの駅職員、マイル不正取得で処分 読売新聞 2013年7月23日
- ^ 【お詫び】当社社員によるJALマイル不正取得について 東京モノレールニュースリリース 2013年7月23日
- ^ 運転士がATS(自動列車停止装置)のスイッチを損壊した件について (PDF) JR北海道のニュースリリース
- ^ 「後輩にミス隠すため」 ATS破壊のJR北海道運転士 北海道新聞 2013年9月18日閲覧
- ^ 「ミス隠したい」とATS破壊、JR北社員逮捕 読売新聞 2014年1月30日