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: [[東日本旅客鉄道|JR東日本]]の普通列車に乗務する[[グリーンアテンダント]]が、乗客の男に相次いで暴行・強姦(未遂含む)される事件が発生。事件後JR東日本は客室への防犯カメラ設置、閑散時間帯の警備員の配置などの対策を行った。
=== 近鉄大阪線連続放火事件 ===
=== 近鉄大阪線列車便所連続放火事件 ===
; [[2009年]](平成21年)[[5月26日]]〜[[6月4日]]
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: 2009年6月4日午前8時40分頃、[[大阪府]][[八尾市]]の[[近鉄大阪線]][[河内山本駅]]を発車した[[河内国分駅|河内国分]]発[[大阪上本町駅|大阪上本町]]行き普通電車(6両編成、乗客約400人)の6両目トイレ内から、煙が出ているのを乗客が発見。連絡を受けた車掌が[[トイレットペーパー]]が焦げているのを見つけ、[[消火器]]で消し止めた。乗客は次の[[近鉄八尾駅]]で避難。けが人はなかった。
: 2009年6月4日午前8時40分頃、[[大阪府]][[八尾市]]の[[近鉄大阪線]][[河内山本駅]]を発車した[[河内国分駅|河内国分]]発[[大阪上本町駅|大阪上本町]]行き普通電車(6両編成、乗客約400人)の6両目トイレ内から、煙が出ているのを乗客が発見。連絡を受けた車掌が[[トイレットペーパー]]が焦げているのを見つけ、[[消火器]]で消し止めた。乗客は次の[[近鉄八尾駅]]で避難。けが人はなかった。
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: 同線では5月26日の朝にも、[[奈良県]][[香芝市]]の[[五位堂駅]]に停車中の準急電車内のトイレで、トイレットペーパーや壁の一部を焦がされ、6月3日朝には、大阪府[[柏原市]]の[[大阪教育大前駅]]ホームの男子トイレの個室内で、緊急通報用押しボタンのプレートが燃やされた事件が発生しており、近鉄秘書広報部は「ラッシュ時で、発見が遅れれば負傷者が出た可能性もあった」とし、[[青山町駅]]以西の準急、普通電車のトイレの使用を中止し、社員が乗り込み警戒を強化することを決めた。
: 同線では5月26日の朝にも、[[奈良県]][[香芝市]]の[[五位堂駅]]に停車中の準急電車内のトイレで、トイレットペーパーや壁の一部を焦がされ、6月3日朝には、大阪府[[柏原市]]の[[大阪教育大前駅]]ホームの男子トイレの個室内で、緊急通報用押しボタンのプレートが燃やされた事件が発生しており、近鉄秘書広報部は「ラッシュ時で、発見が遅れれば負傷者が出た可能性もあった」とし、[[青山町駅]]以西の準急、普通電車のトイレの使用を中止し、社員が乗り込み警戒を強化することを決めた。


: 近鉄大阪線では中・長距離列車が多く、トイレを装備する一般車両が近鉄他線区よりも重点的に投入されている<!--- 名古屋線も同様 -->上に、折り返し運用の関係でトイレを装備する車両が上記のように準急や普通列車にも多く充当されており、中には[[近鉄5200系電車|5200系]]や[[近鉄5820系電車|5820系]]といったクロスシートを装備する車両も準急や普通列車に充当されていたが、トイレでの喫煙やいたずらの防止策として、これらのクロスシート車両ではトイレを使用不可とする処置がとられていたものの、[[近鉄2600系電車|2610系]]などのロングシート車両ではトイレが使用可能であった。短期間で放火事件が多発したため、大阪奈良両府県警は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を始めたが、2010年現在、犯人は逮捕されてい
: 近鉄大阪線では中・長距離列車が多く、トイレを装備する一般車両が近鉄他線区よりも重点的に投入されている<!--- 名古屋線も同様 -->上に、折り返し運用の関係でトイレを装備する車両が上記のように準急や普通列車にも多く充当されており、中には[[近鉄5200系電車|5200系]]や[[近鉄5820系電車|5820系]]といったクロスシートを装備する車両も準急や普通列車に充当されていたが、トイレでの喫煙やいたずらの防止策として、これらのクロスシート車両ではトイレを使用不可とする処置がとられていたものの、[[近鉄2600系電車|2610系]]などのロングシート車両ではトイレが使用可能であった。短期間で放火事件が多発したため、大阪奈良両府県警は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を始めたが、結局犯人は逮捕されなかった


===JR東日本電車内・乗務員強姦未遂事件===
===JR東日本電車内・乗務員強姦未遂事件===

2014年4月18日 (金) 19:38時点における版

日本の鉄道に関する事件(にほんのてつどうにかんするじけん)では、日本国内の鉄道施設で発生した刑事事件(破壊活動や騒乱事件、強盗等)や、鉄道車両の運行ではないが、鉄道施設内で発生した事故、もしくは軍事的攻撃の主な一覧である。なお、過失・天災による鉄道事故は別項を参照していただきたい。

1940年以前

山陽鉄道列車強盗殺人事件

1898年(明治31年)12月3日
山陽鉄道(現在の山陽本線)の鴨方-笠岡間を走行中の下り夜行列車の車中で、陸軍大尉が強盗に殺害された。強盗2人は逮捕され共に死刑になったが、当時の客車が小型であるうえ、隣の客車に行くための貫通扉がなかったため、車掌の目が行き届かないことから、犯罪被害を受けても他人の助けを得ることが出来ないという指摘もあった。そのため山陽鉄道は貫通扉のある大型客車の導入をすすめた。

山陽鉄道芸妓放り出し事件

1898年(明治31年)12月8日
山陽鉄道(現在の山陽本線)姫路駅を出発した三等客車に乗車していた芸妓(当時16歳)が、二軸客車で30歳ぐらいの男と二人きりになったところ、持ち物を奪われた上に車外に放り出された。幸い落ちたところが泥田であったため怪我しなかったが、犯人は特定できず未解決事件。

函館本線列車妨害脱線事件

1908年(明治41年)6月20日
函館本線銭函駅軽川駅を運行中の下り旅客列車が、午前11時53分に線路に何者かが置いた材木に乗り上げて脱線転覆し、1人が死亡20人が負傷した。日本国内で死傷者が出た最初の列車妨害事件であるとされている。

京阪京津線電車脅迫脱線事件

1930年(昭和5年)11月9日
京阪電気鉄道京津線浜大津駅三条大橋駅行きの早朝の電車に、大谷駅で5人組の覆面姿の男が乗り込み、車内の乗客・乗務員・巡視監督ら全員を脅迫して降車させたのちに制動をはずして下車した。同駅は勾配上に位置しており、電車は下り勾配となる三条大橋駅方面に無人のまま自然転動、1.3km先の追分踏切で脱線大破した。男たちは駅前に待たせていたタクシーで逃走したがのちに逮捕された。犯人は京津線の労働組合関係者で、要求事項が決裂し、争議の支援を求めていた他の組合からの支援が得られなくなって妨害に及んだものであった。

京都駅跨線橋転倒事故

1934年(昭和9年)1月8日
群集事故東海道本線京都駅構内で、広島県呉市の海軍海兵団に入団する新兵715人と付添人約300人を輸送する臨時列車を見送ろうとした関係者数千人が駅構内に詰めかけていた。駅員が東跨線橋から第3ホームに群衆を下ろそうとしたが降りることが出来ず将棋倒しになり、77人が死亡、74人が負傷する惨事となった。

第二次世界大戦下

山陽線列車脱線転覆事件

1944年(昭和19年)6月22日
兵庫県明石市にある明石駅構内を通過中の上り急行12旅客列車が、何者かがレールの上に小石を並べていた為、乗り上げて脱線し線路脇の民家に突入。4人が死亡、36人負傷した。

山陽線軍用列車衝突事件

1945年(昭和20年)4月21日
広島県の「瀬野八越え」と呼ばれる急勾配区間を走行中の下り臨時3033軍用列車が、何者かが貨車の空気ブレーキ装置を故意に閉鎖していたため、ブレーキが利かず減速できなくなり暴走、先行していた2869貨物列車に衝突し、4人が死亡20人が負傷したほか、軍用列車に乗せられていた軍馬85頭も死傷した。

多治見駅列車空襲事件

1945年(昭和20年)7月5日
岐阜県多治見市国鉄(現在のJR東海太多線多治見駅に停車中の列車にアメリカ軍戦闘機による機銃掃射により30人以上が死亡。

大山口列車空襲事件

1945年(昭和20年)7月28日
鳥取県西伯郡所子村(現在の大山町)の山陰本線大山口駅東方約600m地点で傷病兵輸送の赤十字標章付の車輌も含む旅客列車に対してアメリカ軍の艦載機3機が機銃掃射を加え、多数の死傷者が出た。

湯の花トンネル列車銃撃事件

1945年(昭和20年)8月5日
東京都南多摩郡浅川町(現、八王子市裏高尾町)内の国鉄中央本線湯の花トンネルで、アメリカ軍の戦闘機によって旅客列車に機銃掃射を加えられたため、多数の死傷者が発生した。

筑紫駅列車空襲事件

1945年(昭和20年)8月8日
福岡県筑紫郡(現、筑紫野市)内の西日本鉄道大牟田線筑紫駅付近で列車数本が空襲され、64人以上が死亡、100人以上が負傷した。

成東駅軍用列車爆発事件

1945年(昭和20年)8月13日
千葉県成東駅に、予想される連合国軍による日本本土侵攻作戦のため一般貨物列車に偽装した高射砲四門と弾薬が積載された軍用列車が到着した。しかしアメリカ軍の艦載機の機銃掃射を受け炎上、将兵と鉄道職員が必死の消火活動を行ったが、大爆発を起こし駅舎を含む周辺を吹き飛ばした。この爆発で職員15人と将兵27人のあわせて42人が死亡した[1]

1946年 - 1999年

庭坂事件

1948年(昭和23年)4月27日
福島県信夫郡庭坂村(現福島市在庭坂)の国鉄奥羽本線赤岩駅 - 庭坂駅間で起きた列車往来妨害事件。

予讃線事件

1949年(昭和24年)5月9日
愛媛県温泉郡難波村(現・松山市北条)で日本国有鉄道予讃線で起きた破壊活動による列車転覆事件。

下山事件

1949年(昭和24年)7月5日
日本国有鉄道初代総裁・下山定則が出勤途中に失踪、翌日未明に死体となって発見された事件。

三鷹事件

1949年(昭和24年)7月15日
東京都北多摩郡三鷹町(現・三鷹市)と武蔵野市にまたがる日本国有鉄道中央本線三鷹駅構内で起きた無人列車暴走事件。

松川事件

1949年(昭和24年)8月17日
福島県信夫郡金谷川村(現在の福島県福島市松川町金沢)の日本国有鉄道東北本線松川駅 - 金谷川駅間で起きた鉄道のレール外しによる意図的な列車往来妨害事件。

まりも号脱線事件

1951年 (昭和26年) 5月17日
北海道新得町の日本国有鉄道根室本線新得駅付近で起きた鉄道のレール外しによる意図的な列車往来妨害事件。

庄内事件

(電車通せんぼ事件)

1956年(昭和31年)2月2日
京阪神急行電鉄(阪急電鉄宝塚線庄内駅で発生した、乗客による列車妨害事件。

営団銀座線爆破事件(草加次郎事件)

1963年(昭和38年)9月5日
営団地下鉄(現・東京地下鉄銀座線京橋駅に停車中の電車内で時限爆弾が爆発した事件。遺留品から、当時脅迫・爆破事件を起こしていた「草加次郎」による犯行が疑われたが未解決。

山陽電鉄爆破事件

1967年(昭和42年)6月18日
山陽電気鉄道本線の電鉄塩屋駅(現・山陽塩屋駅)構内に停車中の電車内に置かれた爆破装置が爆発した事件。

横須賀線電車爆破事件

1968年(昭和43年)6月16日
大船駅構内で、横須賀線の上り電車内に置かれた爆破装置が爆発した事件。

新宿騒乱

1968年(昭和43年)10月21日
国際反戦デー新左翼諸派が、新宿駅構内で起こした騒擾事件。

近鉄奈良線爆破事件

1972年(昭和47年)8月2日
近鉄奈良線の上り普通電車内で、菖蒲池駅を出てまもなく爆破装置が爆発した事件。21人が重軽傷を負った。未解決事件となっている。

上尾事件

1973年(昭和48年)3月13日
国鉄労働組合(国労)と国鉄動力車労働組合(動労)の遵法闘争によって、朝の通勤時に運行ダイヤが乱れていたが、高崎線上尾駅埼玉県上尾市)のホームで電車に乗れなかった乗客多数が暴徒となり、駅の施設等を破壊する騒擾事件に発展した。

首都圏国電暴動

1973年(昭和48年)4月24日
国鉄労働組合(国労)・国鉄動力車労働組合(動労)の順法闘争に反発した乗客が、首都圏の日本国有鉄道の駅で同時多発的に起こした騒擾事件。

お召し列車爆破未遂事件

1974年(昭和49年)8月14日
極左テロリスト集団である東アジア反日武装戦線昭和天皇を暗殺する為、東北本線の荒川橋梁(赤羽-川口間)を通過予定のお召し列車ごと爆破しようとしたが、未遂に終わった事件。

京成スカイライナー放火事件

1978年(昭和53年)5月5日
京成電鉄宗吾車両基地に停車中の電車(AE形電車)が、日本の新左翼によって放火され、電車が全焼した事件。

京阪電気鉄道置石脱線事故

1980年(昭和55年)2月20日20時59分
京阪電鉄京阪本線枚方市駅 - 御殿山駅間で、中学校2年生5人組のグループが悪戯で側溝のU字溝用のコンクリート蓋を線路に置き、ここを通りかかった淀屋橋駅三条駅行の急行電車(5000系7両編成・乗客約400名)の先頭3両が脱線、先頭車輛が民家に突っ込み、2両目は横転。幸い死者は出なかったが負傷者104名の大事故になった。

国電同時多発ゲリラ事件

1985年(昭和60年)11月29日
東京周辺や京阪神の日本国有鉄道の施設で、ほぼ同時多発的に起きた通信ケーブル切断や火炎瓶による放火事件。

西船橋駅ホーム転落死事件

1986年(昭和61年)1月14日
千葉県総武線西船橋駅の4番線ホームで、女性が泥酔した男性にしつこく絡まれたため、もみ合いになり、身体を突いたところホーム下に転落し、男性は泥酔のためかホーム下から上ろうとしなかったため、入線してきた電車に引かれ死亡した。女性を検察は傷害致死罪で起訴したが、一審で正当防衛であったとして無罪判決が出され無罪が確定した。

こだま485号殺人事件

1988年(昭和63年)9月5日
東京名古屋行きの「こだま485号」の指定席で、午後6時ごろ男同士が口論になった。片方の男が沼津市在住の男(当時44歳)の腹部4箇所を刺し逃亡した。被害者の男性は追いかけたがホームで倒れ、午後9時ごろに死亡した[2]。目撃証言によれば加害者は50歳前後で、凶器のナイフや持ち物の老眼鏡やタオルが発見されたほか、階段付近に血痕がついた左手の跡など多数の物証があったが、被疑者を特定できず、2003年時効が成立した。

東海道新幹線墨子事件

1993年6月10日2000年4月24日
2度にわたって東海道新幹線の線路上に異物が置かれ、最後に脅迫状がJR東海に送りつけられた事件。1998年4月に線路のボルトが引き抜かれた事件も関連が疑われたが、いずれも未解決事件となった。

のぞみ24号殺人事件

1993年(平成5年)8月23日
博多東京行きの「のぞみ24号」(300系16両編成)が、午後8時25分ごろ静岡県掛川市を走行中、9号車のグリーン車内で大阪で研修を受けて同僚と共に帰宅途中の埼玉県在住の会社員(当時40歳)が同じ車両に乗車していた奈良県在住の27歳の男に刺殺された[3]。被害者は同僚4人と研修に関する話をしていたが、2列後方に座っていた男が「静かにしてくれ」と声を上げたため黙っていた。しかし男はいきなり刃渡り30cmのナイフで会社員の左胸に突き刺し殺害した。男はその場にナイフを持ったまま座ったため、同乗していた客は犯人に気づいたり、車掌のアナウンスで犯行が明らかとなったため他の車両へ逃げた。のぞみ24号は先行していたひかり号を静岡駅で待避させながら[4]そのまま走行を続け、新富士駅で緊急停車した。男はナイフを持ったまま11号車に移動し、午後8時49分に身柄を拘束しようとした警察官と乱闘のうえ取り押さえられたが、その際警察官1人に重傷を負わせている[5]
男の所持品から覚醒剤大麻が発見され、尿からも覚醒剤反応が出たため、精神鑑定が行われた。そのうえで覚醒剤中毒であるが犯行時心神喪失状態ではなく責任能力があったとして、殺人罪などで起訴され、1995年7月27日静岡地方裁判所沼津支部で懲役15年(求刑懲役20年)の判決が言い渡された。

地下鉄サリン事件

1995年(平成7年)3月20日
東京都の営団地下鉄で、オウム真理教が起こした化学兵器を使用した無差別テロ事件。

下関通り魔殺人事件

1999年(平成11年)9月29日
山口県下関駅構内に、自暴自棄になり無差別大量殺人を企てた男がレンタカーで突入し、通行人を跳ね飛ばした上に、ホームに乱入し利用客を刺した。結果、5人が死亡し10人が重軽傷を負った。犯人の男は死刑が確定し、2012年(平成24年)3月29日に死刑が執行された。

2000年以降

渋谷駅駅員銃撃事件

2004年(平成16年)6月23日
東京メトロ半蔵門線東急田園都市線渋谷駅で、夜勤明けの駅員が銃撃された事件。なお、犯人の男は1ヶ月前に東京駅で放火未遂事件を起こしていたことが逮捕後判明。

下関駅放火事件

2006年(平成18年)1月7日
山口県の下関駅の東口駅舎などが放火により全焼。

明石駅駅員現金着服事件

2006年(平成18年)6月以降659回
JR西日本明石駅に勤務する駅員ら4人が、架空の定期券を不正に再発行した上で払い戻す手口で、計約8,600万円を着服したとして、兵庫県警明石署詐欺などの容疑で逮捕された。

滋賀電車内駅構内連続強姦事件

2006年(平成18年)8月・12月
滋賀県内で、相次いで発生した走行中の列車内での強姦事件。

岡山駅突き落とし事件

2008年(平成20年)3月25日
JR西日本岡山駅在来線ホームで、列車を待っていた男性旅客が少年にホーム上から突き落とされ、進入した列車に撥ねられた事件。被害者は病院に搬送後死亡。

JR東日本電車内・乗務員連続暴行事件

2008年(平成20年)3月27日4月2日
JR東日本の普通列車に乗務するグリーンアテンダントが、乗客の男に相次いで暴行・強姦(未遂含む)される事件が発生。事件後JR東日本は客室への防犯カメラ設置、閑散時間帯の警備員の配置などの対策を行った。

近鉄大阪線列車便所連続放火事件

2009年(平成21年)5月26日6月4日
2009年6月4日午前8時40分頃、大阪府八尾市近鉄大阪線河内山本駅を発車した河内国分大阪上本町行き普通電車(6両編成、乗客約400人)の6両目トイレ内から、煙が出ているのを乗客が発見。連絡を受けた車掌がトイレットペーパーが焦げているのを見つけ、消火器で消し止めた。乗客は次の近鉄八尾駅で避難。けが人はなかった。
同線では5月26日の朝にも、奈良県香芝市五位堂駅に停車中の準急電車内のトイレで、トイレットペーパーや壁の一部を焦がされ、6月3日朝には、大阪府柏原市大阪教育大前駅ホームの男子トイレの個室内で、緊急通報用押しボタンのプレートが燃やされた事件が発生しており、近鉄秘書広報部は「ラッシュ時で、発見が遅れれば負傷者が出た可能性もあった」とし、青山町駅以西の準急、普通電車のトイレの使用を中止し、社員が乗り込み警戒を強化することを決めた。
近鉄大阪線では中・長距離列車が多く、トイレを装備する一般車両が近鉄他線区よりも重点的に投入されている上に、折り返し運用の関係でトイレを装備する車両が上記のように準急や普通列車にも多く充当されており、中には5200系5820系といったクロスシートを装備する車両も準急や普通列車に充当されていたが、トイレでの喫煙やいたずらの防止策として、これらのクロスシート車両ではトイレを使用不可とする処置がとられていたものの、2610系などのロングシート車両ではトイレが使用可能であった。短期間で放火事件が多発したため、大阪・奈良両府県警は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を始めたが、結局犯人は逮捕されなかった。

JR東日本電車内・乗務員強姦未遂事件

2012年4月にJR東日本の普通列車に乗務するグリーンアテンダントが、泥酔した60代乗客に強姦目的でトイレに押し込もうとされた事件が発生。2008年にJR東日本は警備員配置等の対策を行ったと公にしたが、事件当時は深夜23時だったにも関わらずグリーンアテンダントは1人で乗務していたことが埼玉新聞の取材により判明した。

関西本線運行妨害事件

2010年(平成22年)2月14日5月9日
2月14日、関西本線大和路線)で団体運行されていた臨時列車「あすか」を撮影するために三郷駅 - 河内堅上駅間並びに河内堅上駅 - 高井田駅間の線路上に鉄道ファンが侵入。JR西日本社員の退去命令に従わなかったため、後日大阪府警に被害届が提出された。
5月9日には臨時特急「まほろば」撮影のために線路内に三脚を置き、大和路線に遅延並びに運休を発生させる事件が発生。JR西日本は被害届を提出していないが、奈良県警鉄道営業法違反の疑いで神戸市営バスの運転手の男を書類送検した。鉄道ファンに対する世間からのバッシングが過熱した一件。

防護無線装置ヒューズ抜き取り事件

2010年(平成22年)4月など計約20件
JR西日本所属の電車の運転室内の列車防護無線装置ヒューズが、相次いで抜き取られているのが見つかり、大阪府警が捜査。その後、同社天王寺車掌区所属の男性車掌がヒューズの抜き取りを認め、同府警は器物損壊偽計業務妨害などの容疑で逮捕した。

列車無線配線切断事件

2010年(平成22年)4月など計4件
JR西日本関西本線大和路線久宝寺駅構内で、奈良電車区201系電車の運転室内の列車無線の配線が切断されているのが見つかり、同社がさらに調査した結果、いずれも同電車区所属の同系が同様の被害に遭っているのが4件判明した。同社は内部犯行の可能性もあると見て、奈良県警奈良署被害届を提出しているが、2013年9月現在未解決事件となっている。

東京モノレール社員マイル不正取得事件

2012年1月 - 3月
東京モノレールでは、2012年1月から3月にかけ、日本航空と連携し、羽田空港国際線ビル同空港第1ビルなど羽田空港内に位置する3駅から山手線各駅への割引切符などを1回購入する毎に1マイルを得られるキャンペーンを実施したが、これらのキャンペーン対象駅に勤務する東京モノレール社員計6人が、実際には切符を購入していないにもかかわらず、専用のカード読取機に自らが所持するカードを通すことで不正にマイルを得ていたことが明らかになった。同社は日本航空に対し謝罪するとともに、6人を諭旨解雇などの懲戒処分にした[6][7]。この不正が発覚したことにより、キャンペーン終了を繰り上げた。

阪和線運行妨害事件

2012年(平成24年)6月以降の数十回
6月から、JR西日本1社員が阪和線の信号のブレーカーを故意に落とし、運行を意図的に止めた事件。

富士急行置き丸太事件

2013年(平成25年)5月13日

JR北海道運転士ATS破壊事件

2013年(平成25年)9月17日
JR北海道の寝台特急「北斗星」の運転士が自動列車停止装置(以下、ATS)の確認ミスによってATSが作動し、腹いせにATSのスイッチを破壊した。運転士は「後輩社員が同乗しており、ミスを知られたくなかった」と言っていた。以前、運転士は2004年と2008年にもオーバーランを起こしていた[8][9]。この社員は2014年1月30日器物損壊容疑で北海道警察に逮捕された[10]。JR北海道が起こした相次ぐ事故と不祥事の一件。

注釈・引用

  1. ^ 成東駅爆破
  2. ^ 「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典」、東京法経学院出版、2002年、375頁
  3. ^ 「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典」、東京法経学院出版、2002年、376頁
  4. ^ 先行していたひかり号は緊急停車ではなく、通常の客扱い停車であった。
  5. ^ 新富士駅に緊急停車した際は、身柄確保のため11号車以外のドアをドアカットしていた。
  6. ^ 東京モノレールの駅職員、マイル不正取得で処分 読売新聞 2013年7月23日
  7. ^ 【お詫び】当社社員によるJALマイル不正取得について 東京モノレールニュースリリース 2013年7月23日
  8. ^ 運転士がATS(自動列車停止装置)のスイッチを損壊した件について (PDF) JR北海道のニュースリリース
  9. ^ 「後輩にミス隠すため」 ATS破壊のJR北海道運転士 北海道新聞 2013年9月18日閲覧
  10. ^ 「ミス隠したい」とATS破壊、JR北社員逮捕 読売新聞 2014年1月30日

参考文献