近鉄5200系電車
近鉄5200系電車 | |
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![]() 近鉄5200系 (2018年7月15日 黄金駅 - 烏森駅間) | |
基本情報 | |
運用者 | 近畿日本鉄道 |
製造所 | 近畿車輛 |
製造年 | 1988年 - 1993年 |
製造数 | 13編成52両 |
投入先 | 大阪線・名古屋線 |
主要諸元 | |
編成 | 4両編成 (2M2T) |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 |
直流1,500 V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 110 km/h[2] |
車両定員 |
Tc車:124名(新造時) M車:132名(新造時) |
自重 |
5200系・5209系:36.0 t(Tc車・新造時)・42.0 t(M車・新造時) 5211系:35.0 t(Tc車・新造時)・40.0 t(M車・新造時) |
車体長 | 20,720 mm [1] |
車体幅 | 2,800 mm [1] |
全高 | 4,150 mm [1] |
車体高 | 4,022 mm [1] |
車体 | 普通鋼[2] |
台車 |
積層ゴムブッシュ+コイルばね式ダイレクトマウント空気ばね台車 型式:KD-301形(5200系・5209系) 積層ゴムブッシュ片側軸箱支持式ボルスタレス台車 型式:KD-306形(5211系) |
主電動機 |
5201F - 5204F:三菱電機MB-5023-A[1] 5205F - 5212F:三菱電機MB-5035-A[3] 5213F:三菱電機MB-5035-B |
主電動機出力 | 165 kW |
駆動方式 | WNドライブ |
歯車比 |
5201F - 5204F:6.31(16:101) 5205F - 5213F:5.73(15:86) |
制御方式 | GTO-VVVFインバータ制御[2] |
制御装置 | 三菱電機MAP-174-15VD27 [1] |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ |
保安装置 | 近鉄型ATS |
備考 | 電算記号:VX [4] |
近鉄5200系電車(きんてつ5200けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道の急行列車用車両として1988年に登場した電車である。電算記号はVX[4][* 1]。
本項では5200系の改良型である5209系・5211系[* 2]についても記述する。
概要[編集]
1980年代当時の大阪線や名古屋線の長距離急行を中心に運用されていた2600系・2680系・2610系は座席に対面固定式クロスシートを装備していたが[5]、1970年代前半まで運用されていたその先代の急行車である2200系や2250系と比較するとシートピッチが狭く、旅客から敬遠されつつあったことや[6][2]、一部編成にてトイレを装備していた1600系や1000系、1200系などのロングシート車両も一部の急行で運用されており[2]、特別料金不要列車であっても高品質な輸送を求める声が多くなっていたことから、2600系列に代わる長距離列車用の一般車として1988年に登場した[2][1][6][5]。主に急行や快速急行[2]および団体専用列車[2][7][* 3]に使用するため、座席に転換式クロスシートを採用した[2][1]。
本系列の設計方針としては以下の3点を掲げた[8]。
- More Comfortable(より快適性を求めた車両とする)
- Multi Purpose(朝夕の通勤通学輸送、昼間の長距離急行輸送、団体運用のいずれにも適した車両とする)
- Modern technology(最新技術を導入し、保守の合理化と省エネ化を図る)
用途について[編集]
本形式は両開き3扉転換クロスシートを持つ車両であり、近鉄では特急用車両と団体用車両以外の車両については便宜上、一般車両として扱っているが、位置づけは急行兼団体用車両である[9]。なお、近鉄では1000位が「5」の車両は一般車両のうち、標準軌急行用クロスシート車と位置付けている[10][* 4]。
車体[編集]
1986年に登場した3200系や6400系ではアルミニウム合金製車体が採用されたが、本系列では車体側面に窓高さ950 mmの連続窓、車体前面に曲面ガラスを採用した関係上、車体強度を確保するため、普通鋼製とされた[1][11][2][5]。なお、車体断面そのものは1422系等のアルミ車体車と概ね同様であるが、側面の裾高さは800 mmと低くされ[1]、床材についてはステンレスを用いた[8]。
車体塗装は3200系登場以降の近鉄一般車で標準となったシルキーホワイトとマルーンレッドのツートンカラーである[2]。製造当初は連結面まで帯が周り込み[11]、当時の特急車に近い塗り分けだったが、後年はマルーンレッド一色に変更され、裾帯も消されるなど変化した。
先頭部は幌枠を目立たなくさせるために両サイドに僅かなふくらみを設け[8]、その部分をマルーンレッド塗装として、中央をシルキーホワイトとした結果、6400系等の先頭デザインとは異なってスマートな顔立ちとなった。このふくらみと面一になるようにLED式種別標識灯兼尾灯を設置した。LEDは初期車を縦4列・横12列[8]、その他を縦2列・横6列[12]の素子とした。また、後者のタイプには、2タイプが存在し、26000系で採用された素子61個を1ユニットで構成したタイプと22000系のように素子を高密度で構成したタイプである。従って5200系列では3タイプの種別標識灯兼尾灯が存在する。
乗降扉は片側3箇所[2][* 5]。両端側の2箇所は4扉の通勤形に合わせてあり、もう1箇所は車体の中央部に設置されている。前述のように連続窓の採用により、剛性確保の意味合いもあって鋼製車体となったが、窓の間柱を65 mmと太くすることで、さらに強度を上げた[11]。
機器・性能[編集]
近鉄に在籍する他のGTO-VVVFインバータ制御一般車両と同様に、本系列においても製造時期による主要機器の仕様変更に伴って、以下の派生形式が存在する。なお、5200系に区分される8編成でも5201F - 5204Fと5205F - 5208Fでは走行機器が異なるが、全て同一の形式となっている。
主要機器[編集]
走行機器や性能は5201F - 5204Fが1422系と、5205F - 5208Fが1430系と、5209系が1435系と、5211系が1437系とほぼ同一で、営業最高速度110 km/h[2][16]、大阪線22.8 ‰ - 33 ‰上り連続勾配区間でも100 km/h前後で走行可能な性能を確保している[16]。
制御装置[編集]
制御装置は16ビットの制御回路のマイコンを採用した1C4M制御のMAP型VVVFインバータ制御が採用されている[2][14]。主電動機は三菱電機製で出力165 kW、5201F - 5204FがMB-5023A、5205F - 5212FがMB-5035A、5213FがMB-5035Bを搭載している[17]。歯車比は5201F - 5204Fが6.31(16:101)、5205F以降は5.73(15:86)に設定されている[17]。
台車[編集]
台車は近畿車輛製で、両抱き踏面制動方式のKD-301系である。従来のシュリーレン式に酷似した形状ながらシュリーレン台車の特徴であった軸ばね部のオイルダンパーを廃し、代わりに積層ゴムブッシュを採用した軸箱支持を採用したのが特徴[15]で、枕ばねに空気ばねと左右動ダンパを用いた新設計台車で、走行安定性の確保と転向横圧低減の両立を計っている。
一方、5211系として区分される後期の3編成は軸箱支持部を片側支持積層ゴムブッシュ式とした全軸片押し踏面制動方式ボルスタレス台車の近畿車輛KD-306系に変更(電動車はKD-306B、制御車はKD-306Cを装着)した[3][14][15][* 6]。Tc車はディスクブレーキ(1軸1ディスク)を併設する。
制動装置[編集]
制動装置は抑速ブレーキ・回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ (HSC-R) 方式[1][14]を採用し、従来の抵抗制御車や界磁チョッパ制御車との併結も考慮している。
補機・集電装置[編集]
電動発電機は5208FまではサイリスタMGの日立製HG-77463形[7]で、5209F以降は三菱製NC-FAT形[7]を採用してSIV化した。
電動空気圧縮機はC-1000L[7]ないし車両によってはHS-10[18]をそれぞれTc車に配置している。
集電装置は各電動車の大阪・名古屋寄りに下枠交差式の東洋電機製造PT-48を1基ずつ搭載し、当初から母線引き通しが施されている[7]。
その他機器[編集]
冷房装置は冷凍能力10,500 kcal/hの集約分散式冷房装置を各車両に4台搭載[15]し、補助送風機としてラインデリアを併用する。
運転台は機器配置については従来通りで、色調もVVVF車標準のブラウン系とした。窓は大型曲面ガラスを採用し、貫通扉も窓が縦長となり、視界が向上した。
制御車連結面側床下に汚物タンク、ならびに水タンクを設けた。
車内設備[編集]
車内は従前の急行用一般車よりも特に快適性が重視されており、座席は各車連結部妻面の10列分を除いた全座席が転換可能で[14]、内装のカラーリングでは同時期製造のロングシート車両である3200系や1422系などと同様に、化粧板はパールカラーのサンドウェーブ柄、床材はブラウントーンを採用したが、本系列では妻面をレザー調のベージュ系とした。モケットは両先頭車をグリーン系[15]、中間車をブラウン系[15]とし[* 7]、シートピッチは910 mmと余裕を持たせ、背もたれはプライベートな空間を出すために従来よりも高めに取り、白のカバーを装着し、材質は長距離の乗車でも楽な姿勢を保てるように柔らかめとしている。仕切り壁と大型5連続窓下には小物を置くための小テーブルが設置されている[8]。ロールアップ式ブラインドカーテンはベージュ系となり、大型5連続窓と合いまって、一般車両の中でもトップクラスの開放感と高級感を併せ持つ車内空間を演出している。このほか、大型5連続窓下壁側にも当初肘掛けが設置されていた[8]。
乗降扉横の手すりは乗務員室およびトイレ寄りを除いて省略されたが、乗務員室およびトイレ寄りと仕切り壁には折り畳み式補助席が設置されており、団体専用列車として運行する際には使用されている[15]。なお、補助席を全て使用すると4両編成で296席となる。また、4両編成中2箇所の先頭車連結側車端部には和式トイレ[1](処理方式は貯蔵タンク式)が設置され、各車のトイレ寄りにはトイレ使用表示灯が取り付けられ、床は緑のタイル張りとした[* 8]。さらに、網棚下部には団体運用を考慮して特急車と同様の座番表示も貼り付けられている[* 9]。
なお、登場時から車内設備を備える車両は車体更新に伴い、2014年12月をもって消滅した(車体更新後の車内設備は後述)。
編成表[編集]
← 大阪上本町・近鉄名古屋・京都(貸切) 宇治山田・鳥羽 →
| ||||||||
組成内容 | ク5100(Tc1) | モ5200(M1) | モ5250(M2) | ク5150(Tc2) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
車両写真 | ||||||||
搭載機器 | MG・CP・BT | VVVF | VVVF | MG・CP・BT | ||||
自重 | 36.0(35.0)t | 42.0(40.0)t | 42.0(40.0)t | 36.0(35.0)t | ||||
車内設備 | トイレ | トイレ |
配置[編集]
1996年2月までに13編成52両が製造された[15]。導入当初は高安検車区にも配置されていたが、後述の通り2019年時点では配置されていない[19]。なお、1998年時点では5204F - 5206Fが高安検車区[20]、5202F・5203F・5207F - 5213Fが富吉検車区[21]、5201Fが明星検車区に配置されていた[21]。
2019年4月1日現在、大阪線用として明星検車区に5201F・5204F - 5206Fの4編成16両[19]、名古屋線用として富吉検車区に5202F・5203F・5207F - 5213Fの9編成36両が配置されている[19]。
運用[編集]
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- 大阪線所属車
主に中・長距離の急行列車に充当され、編成単独か他形式併結の6両 - 10両編成で運用されている[2][15]。一部時間帯で普通列車の運用に入る以外は団体専用列車の予備車として待機していることが多い[2][1]。なお、1988年の投入当時は大阪線では平日(当時は土曜日も平日ダイヤの扱い)のみ運用され、休日は予備車として使われていた[11]。
- 名古屋線所属車
主に近鉄名古屋駅 - 鳥羽駅間の急行列車に充当され、2両編成車と併結した6両編成で[2][15]運用されており[3][15]、名古屋線急行の主力系列となっている[3]。
- 共通事項
定期運用は大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線であるが[2]、天理教輸送列車や修学旅行およびその他の団体輸送[2]、臨時列車などで京都線、橿原線、志摩線[22]などの定期運用が無い他線区に入線することもある[2][1]。
現在(2020年3月14日改正のダイヤ)、本系列は各線で運用が限定されており、名古屋線所属編成の大阪線乗り入れや鳥羽線普通列車への定期運用はない。また、ダイヤ混乱時や団体運用などの臨時運用時に乗り入れることがあり、検査代走は両線共に明星検車区所属のトイレ付き4扉ロングシート車両(2610系)が行う。併結車両は原則ロングシート車両であり、現在では団体専用列車[23]や異常時を除けば、本系列を2編成連結した8両編成による運用は存在しない。2014年のダイヤ変更までは名古屋線所属車両が大阪線に、2020年のダイヤ変更までは大阪線所属車両が名古屋線に快速急行や急行の一部の列車で入線していた。
改造[編集]
- 車体更新
2007年12月から2014年12月にかけて全編成に車体更新[* 10]が高安検修センターにて行われ、営業運転に復帰した[3][15][24][25][26][27][28][29][30]。
車体更新の主な内容は以下の通り。
- 車体の外装材および車内の内装材交換[15]
- 乗務員室およびトイレ寄りと仕切り壁の補助席および仕切り壁と大型5連続窓下の小テーブル撤去[15]
- 仕切り壁の化粧板化[* 11]
- バリアフリー対応改造[15]
- その他の改造
車体更新とは別に、以下の改造も行われた。
- 車内天井部のつり革設置[* 14]
- 大型5連続窓下壁側の肘掛け撤去
- 車体連結部の転落防止幌設置[15]
- 車体側面のVVVFマーク撤去[15]
- LED式種別標識灯兼尾灯の2灯化(5201F - 5205F・5209Fのみ)[2]
- 網棚下部の座番表示交換
- 優先席前のつり革交換
車体更新出場 | LED式種別標識灯兼尾灯 | |
---|---|---|
5201F |
2009年4月 | 2灯[31] |
5202F |
2007年12月[24] | 2灯 |
5203F |
2008年10月[25] | 2灯 |
5204F |
2009年10月 | 2灯 |
5205F |
2010年2月 | 2灯[32] |
5206F |
2011年4月[27] | 原型 |
5207F |
2009年6月 | 原型 |
5208F |
2010年12月[26] | 原型 |
5209F |
2012年9月[28] | 2灯 |
5210F |
2013年3月[28] | 原型 |
5211F |
2013年11月[29] | 原型 |
5212F |
2014年2月[29] | 原型 |
5213F |
2014年12月[30] | 原型 |
本系列の功績[編集]
1988年、グッドデザイン商品に選定された[33][2][1][14]。転換クロスシートや編成中2か所に設置されたトイレや補助席付き仕切り壁という1980年代後半当時の一般車両では破格の車内設備ゆえに当初投入された大阪線はもとより在籍編成の多い名古屋線では好評を博した[6]。
アートライナー[編集]
- 5205F:2250系復刻塗装(2014年9月 - )[34][35]
- 近鉄エリアキャンペーン記念事業の一環として行われたもので、キャンペーン終了後も広告を外してツートンカラーで継続運用されており[36]、2015年5月に五位堂検修車庫を検査出場した際にも復刻塗装が維持されている[32]。
- 各種撮影会にも起用されており、2014年10月19日には12200系・15200系・15400系と並んだラインナップ撮影会が青山町車庫で行われ[37]、2014年11月15日には5800系5802F「奈良線100周年ヒストリートレイン」と並んだラインナップ撮影会が青山町車庫で行われた関係で本系列の5205Fが奈良線や橿原線を走行し[38]、2017年10月28日には「きんてつ鉄道まつり」開催に伴って往路のみ運転された難波線大阪難波駅 - 大阪線高安駅間直通の臨時普通列車にも起用された[39]。
- 5209F:赤塚グループ「FFCパイロゲン」(2005年8月 - 2007年11月)→ 「PiTaPa・KIPSカード」(2013年3月 - )[40]
- 5210F:2009年第29回世界新体操選手権(2009年3月 - 2009年11月)
- 2009年3月14日に近鉄名古屋駅で出発式を行った[41]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 『近鉄急行・団体用 5200系&あおぞら号』レイル・ロード 1988年 p.17 ここに5200系の編成記号 VXが示されている。
- ^ 5209系は1991年11月に、5211系は1993年3月に登場した。『近畿日本鉄道完全データ』 p.55 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- ^ 本系列は20100系の代替も兼ねており、同時期に団体専用列車化された18200系では輸送力不足となった際に汎用特急車の予備車を使用し、それらが運用に余裕が無い場合に本系列が使用されたことがあった。
- ^ 本系列が登場するまで、5000番台は狭軌線区の車両に割り当てられていた。
- ^ 大阪線では1460系、名古屋線では6441系以来の片側3扉車両である。近鉄時刻表2008年号p368 コラム「鉄道の名優たち38 5200系」
- ^ 本系列以外の標準軌VVVF制御車ではKD-306・KD-306Aが採用されたため、KD-306B・KD-306Cを装着するのは5211F - 5213Fのみとなっている。
- ^ 本系列に採用されたこの2種類のモケットは21000系に採用するための試作品として開発された8種類のモケットの内、21000系に採用されなかった6種類のモケットの中の2種類である。『鉄道ピクトリアル』1988年12月号 No.505 電気車研究会 p.29
- ^ この仕様は2600系列のトイレ改修にも概ね踏襲され、本系列の落成後に追加設置された車両にも波及している。
- ^ 2013年以降は50000系に合わせてアルファベットを併用した座番表示(例:1A、1B…)に交換された。
- ^ 本系列では前照灯のHID化と乗降扉の複層ガラス化と大型5連続窓の固定式化と車内天井部の化粧板交換と運転台の配色変更は省略されている。
- ^ 本系列では転換クロスシートを採用している関係で、幅は車体更新前と同等の広くとられた仕切り壁とされ、最初に車体更新が行われた5202Fは車体更新前を流用し、足置き台も存置されているが、5201F・5203F以降の車体更新車は薄型となり、足置き台は省略されている。
- ^ 最初に車体更新が行われた5202Fはトイレ前の座席および仕切り壁、5201F・5203F以降の車体更新車は乗務員室側1区画の補助席、中間車のモ5200形・モ5250形は鳥羽寄り連結側車端部1区画の座席および仕切り壁撤去時に設置された。これにより、補助席部分を除いた座席定員は5202Fでは16名分、5201F・5203F以降では8名分減少した。
- ^ いずれも12200系内装更新車や22000系原型車に相当する設備に改修され、室内灯と鍵の交換および便座クリーナーと鏡の取付のほか、5209F以降は化粧室ドアのピクトグラム貼付も行われた。
- ^ L/Cカーに設置されている五角形ではなく、従来の丸形が採用されている。
出典[編集]
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- ^ a b 三好好三『近鉄電車』p.230
- ^ a b c 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.16
- ^ a b c 近鉄時刻表2010年号p397のコラムより。 タイムスケープ100「16.近鉄が先駆けた種々のクロスシート」
- ^ a b c d e 日本の私鉄「近畿日本鉄道」p.127 - p.129(著者・編者 広岡友紀、出版・発行 毎日新聞社 2012年) ISBN 978-4-620-32003-8
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- ^ 近畿日本鉄道|鉄路の名優 5200系
- ^ PHP研究所「近畿日本鉄道のひみつ」p 127
- ^ a b c d 『近鉄急行・団体用 5200系&あおぞら号』レイル・ロード 1988年 p.2 - p.19
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- ^ a b 『近畿日本鉄道完全データ』 p.55 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2003年1月号 No.727 電気車研究会 p.298 - p.299
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- ^ a b c 交友社『鉄道ファン』2019年8月号 Vol.59/通巻700号 付録小冊子「大手私鉄車両ファイル2019 車両配置表」(当文献にページ番号の記載無し)
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- ^ 三好好三『近鉄電車』p.125
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- ^ 【近鉄】「きんてつ鉄道まつり」 臨時列車の話題|RMニュース|鉄道ホビダス ネコ・パブリッシング 2017年10月30日掲載
- ^ 近鉄5209系に「PiTaPa・KIPSカード」のラッピング 交友社『鉄道ファン』railf.jp 2013年03月24日
- ^ 近鉄5209系にラッピング編成登場 交友社『鉄道ファン』railf.jp 2009年03月19日
参考文献[編集]
- 『鉄道ファン』 交友社
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- 「大手私鉄車両ファイル 車両配置表&車両データバンク」2008年9月号 - 2015年8月号
- 『近鉄急行・団体用 5200系&あおぞら号』レイル・ロード 1988年
- 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』(カラーブックス)、保育社、1998年。ISBN 4-586-50905-8 C0165
- JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉
- 田淵仁 『近鉄特急 下』p.54・p.55 JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2004年。ISBN 4533054161
- 三好好三『近鉄電車 大軌デボ1形から「しまかぜ」「青の交響曲」まで100年余りの電車のすべて』(JTBキャンブックス)、JTBパブリッシング、2016年。ISBN 978-4-533-11435-9 C2065
- 『私鉄車両年鑑2012』 p.26 (発行 イカロス出版 2012年)ISBN 9784863205499
- 『近畿日本鉄道完全データ』 p.55・p.66・p.67 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- 日本の私鉄「近畿日本鉄道」(著者・編者 広岡友紀、出版・発行 毎日新聞社 2012年) ISBN 978-4-620-32003-8
- 近畿日本鉄道のひみつ p.118・p.119(発行者 小林成彦、編者・発行所 PHP研究所 2013年)ISBN 978-4-569-81142-0
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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