近鉄志摩線

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近畿日本鉄道 志摩線
鳥羽 - 中之郷間を走行する50000系
鳥羽 - 中之郷間を走行する50000系
基本情報
日本の旗 日本
所在地 三重県鳥羽市志摩市
起点 鳥羽駅
終点 賢島駅
駅数 16駅
路線記号 M
開業 1929年7月23日
改軌 1970年3月1日概要
所有者 KintetsuLogo.svg 近畿日本鉄道
運営者 KintetsuLogo.svg 近畿日本鉄道
車両基地 明星検車区
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線距離 24.5 km
軌間 1,435 mm標準軌
線路数 複線(鳥羽 - 中之郷間、船津 - 上之郷間、志摩磯部 - 賢島間)
単線(上記以外の区間)
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 近鉄型ATS
最高速度 130 km/h
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
STR
M 鳥羽線
STR+l KRZo
JR東海参宮線
HUBrg
0.0 M78 鳥羽駅 1970-
exSTR STR
0.1 旧 鳥羽駅 -1970
exKRWg+l exKRWr BHF
1.0 M79 中之郷駅 1992-
exSTRl exSTRq eABZg+r BOOT
伊勢湾フェリー
eBHF
旧 中之郷駅 -1992
TUNNEL2
赤崎トンネル
BHF
2.3 M80 志摩赤崎駅
BHF
3.9 M81 船津駅
BHF
5.5 M82 加茂駅
BHF
6.9 M83 松尾駅
BHF
7.9 M84 白木駅
exKRW+l eKRWgr
exGIPl TUNNEL1
青峰トンネル
exKRWl eKRWg+r
BHF
11.0 M85 五知駅
BHF
12.7 M86 沓掛駅
BHF
14.6 M87 上之郷駅
BHF
16.0 M88 志摩磯部駅
eKRWgl exKRW+r
BHF exSTR
17.6 M89 穴川駅
TUNNEL1 exBHF
旧 穴川駅
eKRWg+l exKRWr
穴川トンネル
BHF
20.4 M90 志摩横山駅
BHF
21.3 M91 鵜方駅
23.1 M92 志摩神明駅
WDOCKSm WDOCKSm
WDOCKSm
WDOCKSm WDOCKSc4
WDOCKSm
24.5 M93 賢島駅 賢島
WDOCKSm WDOCKSc3
WDOCKSm
真珠港駅 -1969
WDOCKSm WDOCKSm WDOCKSm WDOCKSm
英虞湾

志摩線(しません)は、三重県鳥羽市鳥羽駅から三重県志摩市阿児町の賢島駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線

概要[編集]

志摩半島を走る観光路線で、沿線には志摩スペイン村などの行楽地がある。伊勢市以北の各方面から鳥羽駅までは東海旅客鉄道(JR東海)の参宮線でも行くことができるが、鳥羽駅より先(志摩市方面)は近鉄でしか行くことができない。海沿いの路線だが、海の見える区間は鳥羽駅や賢島駅付近のごくわずかであり、大半は山間を走る。そのような地形上の事情に加えて元々志摩電気鉄道という小私鉄のローカル線として開業したため、至る所に急勾配や急カーブがあり、特急と言えども高速走行の可能な区間は非常に限られているが、線形改良された白木駅 - 五知駅間の青峰トンネル下り線では特急の130km/h運転が許容されている。

開業当初から単線主体となっていたが、1994年までに路線の大半が複線化された。

ローカル線の加算運賃が適用されている。志摩線ではスルッとKANSAIカードおよびJスルーカードは利用できないが、全駅にてPiTaPaICOCAのほかTOICAmanacaなどのICカード全国相互利用サービスにより利用可能となっている[1][2]。志摩線内では鳥羽駅・鵜方駅・賢島駅に自動改札機が設置されており、その他の駅には簡易改札機を設置して対応している。

近鉄では2012年12月1日より「ICOCA定期券」を導入しており、志摩線では志摩赤崎駅以北の区間でICOCA定期券を購入できるようになった[3]。2015年8月1日からは志摩線すべての駅を発駅または着駅とするICOCA定期券が購入可能になっている[2]

単線区間が残存する中之郷駅付近

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ):24.5 km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:16駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:鳥羽駅 - 中之郷駅間・船津駅 - 上之郷駅間・志摩磯部駅 - 賢島駅間
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式

全線、名古屋統括部(旧名古屋営業局)の管轄である。

運行形態[編集]

特急列車普通列車のみ運転されている。志摩線の駅の反転フラップ式案内表示機(ソラリー)には特急と普通のほかに急行が存在するが、方向幕に「急行 賢島」の表示は用意されておらず、臨時列車であっても急行の種別は使用されていない。臨時列車で3両以上の編成が使用される場合は、ホーム有効長の関係から特急停車駅にのみ停車する。志摩スペイン村開園直後、1990年代半ばの最盛期には定期列車だけで最大片道9本(阪伊甲特急2本、阪伊乙・名伊甲・名伊乙・京伊特急各1本、普通3本)運行されていた。2013年の観光特急「しまかぜ」運行開始後は、1時間あたり10 - 12時台に賢島方面が6 - 7本、14- 16時台に鳥羽方面が5 - 6本、早朝・深夜をのぞいた他の時間帯は4本程度運行されている。ただし、普通列車は終日1時間あたり2本の運行である。

特急[編集]

特急列車は大阪難波京都名古屋方面から賢島駅まで直通している。日中は大阪・名古屋発着が1時間あたり1本ずつの合計2本が運行されている。朝と夕方時間帯は京都発着や甲特急(停車駅の少ない特急)が加わり、最大片道あたり4本が運行されている。志摩線では観光特急「しまかぜ」のほか、阪伊特急名伊特急甲特急(土休日のみ)と乙特急のそれぞれと京伊特急の合計5系統の一般特急列車が運転されている。志摩線内では1994年3月15日ダイヤ変更以降、すべての特急が志摩磯部駅鵜方駅に停車していたが[注釈 1]、志摩スペイン村への連絡バスの接続駅が志摩磯部駅から鵜方駅に変更されたこともあり、2013年3月のダイヤ変更より営業運転された観光特急「しまかぜ」は志摩磯部駅を通過扱いとした。

志摩線内は8両編成まで入線が可能であるが、一部の列車は鳥羽駅、賢島駅(折り返し時)で車両の増結・解放が行われている。

編成の向きが阪伊・京伊特急と名伊特急では異なっており、前者は賢島寄り、後者は名古屋寄りが1号車になっている。これらは中川短絡線を経由する名阪特急の編成に合わせているためである[注釈 2]

普通[編集]

普通列車は運賃車内収受式ワンマン運転で1時間あたり2本ほど運転されており、伊勢中川駅または名古屋線白塚駅 - 賢島駅間を直通する列車が多い。ラッシュ時の一部と深夜には山田線明星駅・鳥羽駅 - 賢島駅間の列車も存在する。全列車が2両編成で運転され、原則として増結運転は行われない。

同線を運行する車両の運転室後方には収納式運賃箱・運賃表示器が装備され、無人駅では先頭車後部ドアから乗って先頭車前部ドアから降りる方式(後部車両のドアは締め切り)を採用している。 志摩線の複線化工事が本格化するまでは中型車の車両が運用の主体で、基本的には鳥羽駅で折り返し運転となっていた。1994年以降は大部分が伊勢中川駅まで直通するようになり、1999年に一旦宮町駅発着が増加した後、2004年から白塚駅まで直通している。

観光列車「つどい」[編集]

2013年10月に開催される第62回伊勢神宮式年遷宮に合わせ、2013年10月5日から山田線伊勢市駅 - 賢島駅にて運転されている観光列車[4]。土休日の日中2往復のみ運転されており、志摩線内では鳥羽駅と鵜方駅に停車している[4]。車両は専用形式の2013系が充当される[4]

終夜運転[編集]

大晦日から元旦にかけての終夜運転は、2010年の大晦日までは大阪・名古屋方面からの特急のほか、普通をおおむね60分間隔で運転される形態となっており、大晦日から元旦にかけて特別営業が行われる志摩スペイン村へのアクセスなどに利用されていた。ただし、2011年の大晦日は志摩スペイン村の終夜営業が中止されたため普通列車2往復の運転に留まり(志摩スペイン村では、今後もカウントダウンイベントは行わないとしている[5])、2012年以降は、賢島発の最終電車後及び賢島行の初発電車前に1本ずつ増発するのみとなっている[6]。時刻については近鉄の公式ホームページでも紹介されている。

車両[編集]

現在の使用車両[編集]

普通列車は全列車が2両編成・ワンマン運転であるため、前述の収納式運賃箱・運賃表示器を装備する改造を施した以下の形式が使用されている[注釈 3]。車両面では、臨時列車や観光列車つどいを除けばすべて抑速回生ブレーキを装備した界磁チョッパ制御車かVVVFインバータ車であることが特徴で、大半の車両に車椅子スペースが設けられ、一部のVVVFインバータ車にはバリアフリー改造も行われた車両で運用されている。

  • 1201系:1200系のワンマン改造車。
  • 1230系
  • 1240系:1233系のワンマン改造車。2017年4月現在1240Fの1本のみ。
  • 1259系:1253系のワンマン改造車。
  • 1440系:1437系のワンマン改造車。
  • 9000系:元奈良・京都線所属車両。ワンマン対応編成のみ

過去の使用車両(標準軌時代)[編集]

改軌後は名古屋線と車両が共通化された。改軌後も末端区間にあたるため、ワンマン化されるまでは名古屋線所属車両が多く使用され、モ1450形1460系680系といった黎明期の高性能車も、志摩線で終焉を遂げた。

過去の使用車両(狭軌時代)[編集]

近鉄合併直後は、三重交通から引き継いだ路線の中では唯一の軌間1067mmの狭軌(ほかは762mmの「特殊狭軌」)であった。当時の近鉄では狭軌線区全体で大型車に6000番台(現在は南大阪線用に限定)、中型車に5000番台を割り当てており、近鉄合併後の志摩線所属車は全車5900番台となった。

狭軌時代の全車における共通点として、パンタグラフは賢島駅側、三重交通時代から設置した行先方向板は進行方向左(運転席の前)、電動車は両運転台で制御車は片運転台などの点が挙げられる。標準軌に改軌されるまで、近鉄志摩線としての運用期間は5年弱であり、増備車や廃車も存在しなかった。当時の所蔵総数10両は鋼索線(ケーブルカー)をのぞけば、伊賀線を下回る近鉄線区別の最小記録である。

改軌後状態のよい車両は、座席についてはクロスシートのままモーター運転台を撤去して付随車化され、養老線(現在の養老鉄道)に転属して1983年まで使用された。養老線未転属車・転属車ともすべて廃車・解体され、現存しない。

歴史[編集]

開業直前の賢島駅(1929年)
駅舎は現存する
三重交通志摩線時代(1948年)

明治中ごろまでは奥志摩(現志摩市)から北方への陸路は徒歩での逢阪峠(現三重県道32号伊勢磯部線)越えが利用されていたが、1911年(明治44年)に参宮線が鳥羽駅まで延伸されてからは五知峠を越え鳥羽から鉄道を利用されるようになった。複数の事業者により鳥羽から奥志摩への鉄道敷設が計画がされたものの関東大震災ののちの経済不況などで計画は実現しなかった。

1923年大正12年)8月、鵜方村の森本確也が中心となり電気鉄道敷設を出願、1924年(大正13年)には敷設の許可を得た[7]。1926年(大正15年)に志摩電気鉄道(免許時は志州電気鉄道)を設立し、社長には四日市出身の実業家伊藤伝七 (11代目)が就任した[8]。当初の計画では起点を鳥羽駅とし鵜方浜(現鵜方駅)を終点とする路線とされたが[7]、着工前に目黒蒲田電鉄幹部に視察を依頼した結果、風光明媚な英虞湾岸のかしこ島(賢島)までの路線として参宮客(伊勢神宮の参拝客)を誘致しなければ利益が見込めないと指摘され、志摩電気鉄道の重役会議で英虞湾岸のかしこ島の真珠港駅までと計画が変更された[9]。 この計画の変更に対して、終点となることを期待していた鵜方の住民は4年に及ぶ鵜方以降の用地不売などの反対運動を起こした[10]。しかし1928年(昭和3年)2月に線路変更願いが認可され会社が鵜方村に補償金1万円を支払うことで解決を迎え[11]、全線が開通したのは1929年(昭和4年)7月23日のことである[12]。鉄道開通を記念し、当時無人島であった賢島の土地が志摩電気鉄道に寄付され、駅前周辺および賢島駅と奥志摩の各地を結ぶ航路の基地となる賢島港が整備された。

その後、三重県下の中小私鉄・バス会社を戦中の交通統制の方針で統合することになり、その結果6社が合併して発足した三重交通の保有路線となり、同社から一時的に鉄道部門を分離させた三重電気鉄道時代を経て、1965年の同社合併で近畿日本鉄道の路線となった。

鳥羽駅で接続する国鉄参宮線と貨車の直通を行うため、1067mm軌間750V電化を採用し、鳥羽駅では国鉄駅の東片端から発着していた。

近鉄合併後は、近鉄の他の路線と接続していない孤立線であったが、急行列車準急列車も運転されていた。急行列車の途中停車駅は中之郷駅志摩赤崎駅・志摩磯部駅(現在の上之郷駅)・迫間駅(現在の志摩磯部駅)・穴川駅・鵜方駅で[13]、準急列車は鳥羽駅 - 船津駅間および志摩磯部駅 - 賢島駅間の各駅に停車していた[14]1969年 - 1970年に列車を運休して当面バス代行輸送とし、標準軌への改軌と架線電圧の1500Vへの昇圧工事を行い、半ば貨物専用だった賢島駅 - 真珠港駅間を廃止した。そして、1970年の鳥羽線開業と同時に同線と繋がり、大阪・名古屋方面との旅客列車の直通運転が開始された。

2009年3月20日には、それまでの阪神西大阪線が西九条駅から大阪難波駅へと延伸される形で阪神なんば線が開業し、この線をはじめ鳥羽線山田線大阪線難波線・阪神なんば線・同本線・同神戸高速線山陽電気鉄道本線・同網干線を介して、山陽姫路駅もしくは山陽網干駅まで私鉄だけでの標準軌の線路が繋がった。しかし線路自体はつながったが、近鉄と阪神との相互乗り入れ区間が近鉄奈良駅 - 大阪難波駅 - 尼崎駅 - 神戸三宮駅間であることに加え、大阪難波駅以遠の阪神電鉄線あるいは神戸高速線経由山陽電鉄線方面への連絡乗車券も発売されていない。そのためICカード乗車券以外で実際に利用するには大阪難波駅までの乗車券を購入し、最終的に阪神電鉄ならびに山陽電鉄側の降車駅で大阪難波駅からの運賃を支払うことになる。

2016年(平成28年)には、第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)開催に伴うテロ対策のため、賢島を封鎖することになり、政府の協力要請により[15]5月21日 - 5月28日の間、近鉄は鵜方駅 - 賢島駅間の営業運転を休止した[16][17][18]。当初は、1か月間という案もあったが、この8日間で落ち着いた[19]。実際には、鵜方駅に折り返し設備がないため、鵜方駅 - 賢島駅間は通常ダイヤのまま全列車回送扱いで運転された[18]。運休区間は外務省が運用する(業務は名鉄観光サービスに委託[20])無料のサミットシャトルバスで代行輸送した。志摩神明駅は駅から300m離れた位置に臨時バス停留所を開設。志摩神明臨時停留所 - 賢島駅間に保安検査場兼ジャンボハイヤー乗換場(下りのみ、上りは通過)を設置。鵜方駅 - 志摩神明駅間は誰でも乗車できるが、志摩神明駅 - 賢島駅間は外務省発行の識別IDカードを必要とした[21][22]

年表[編集]

  • 1924年(大正13年)6月7日:志州電気鉄道に対し鉄道免許状下付(志摩郡鳥羽町-同郡鵜方村間)[7]
  • 1926年(大正15年)6月2日:志摩電気鉄道[8] に名称変更(届出)[23]
  • 1928年(昭和3年)6月8日:鉄道免許状下付(志摩郡鳥羽町-度会郡二見町間)[24]
  • 1929年(昭和4年)7月23日:志摩電気鉄道が鳥羽駅 - 賢島駅 - 真珠港駅間を開業[12]
  • 1935年(昭和10年)7月5日:鉄道免許失効(1928年6月8日免許志摩郡鳥羽町-度会郡二見町間 指定ノ期限マテニ工事ニ着手セサルタメ)[25]
  • 1944年(昭和19年)2月11日:志摩電気鉄道ほか6社が合併、三重交通が発足。
  • 1946年(昭和21年)12月:鵜方口駅を志摩横山駅に改称。
  • 1949年(昭和24年)7月25日:志摩赤崎駅開業。
  • 1964年(昭和39年)2月1日:三重交通の鉄道事業を三重電気鉄道に分離譲渡。
  • 1965年(昭和40年)4月1日:近畿日本鉄道が三重電気鉄道を合併。
  • 1969年(昭和44年)
    • 7月1日:賢島駅 - 真珠港駅間が廃止。鳥羽駅 - 賢島駅間の貨物営業も廃止。
    • 12月10日:鳥羽駅 - 賢島駅間が改良工事のため営業休止に。
  • 1970年(昭和45年)3月1日:標準軌化と架線電圧の1500V昇圧が完成。鳥羽線と直通運転を開始。ATS使用開始。鳥羽駅舎を国鉄駅北側に新築し移転。志摩磯部駅を上之郷駅に、迫間駅を志摩磯部駅に改称。
  • 1975年(昭和50年)12月:大阪線・鳥羽線複線化に呼応し、白木駅の通過線設置、上之郷駅・志摩神明駅の交換駅化等の輸送力増強工事完成。
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月6日:鵜方駅 - 志摩神明駅間複線化。
    • 3月18日:志摩線内で特急停車3駅のホーム延伸が完成し、8両運転を開始。
  • 1990年(平成2年)
    • 3月15日:志摩線で21000系(アーバンライナー)の運用開始。
    • 12月8日:志摩神明駅 - 賢島駅間複線化。
  • 1992年(平成4年)
    • 11月6日:鳥羽駅 - 中之郷駅間複線化。
    • 12月22日:船津駅 - 加茂駅間複線化。
  • 1993年(平成5年)
    • 4月28日:五知駅 - 上之郷駅間複線化。
    • 6月1日:志摩磯部駅 - 鵜方駅間複線化。
    • 9月11日:加茂駅 - 五知駅間複線化、青峰トンネル完成。
    • 9月21日:営業キロ改定実施。全線で0.7km短縮。複線化進捗(および京都線近鉄宮津駅開業)によるダイヤ変更が行われ、同年10月の伊勢神宮式年遷宮による志摩方面への観光客増加を見込んで阪伊乙特急・名伊乙特急の一部列車を賢島発着に変更。
  • 1994年(平成6年)
    • 3月15日23000系(伊勢志摩ライナー)の営業運転開始。賢島駅を3線から5線に拡大。白木駅に通過線を設置して待避可能駅に。同年4月22日に開業する志摩スペイン村(最寄駅:志摩磯部駅)への輸送対応のため阪伊特急・名伊特急の賢島乗り入れを拡大。日中の鳥羽駅 - 賢島駅間の普通を毎時3本に増発(原則として伊勢中川駅 - 賢島駅間を直通)。特急の130km/h運転開始。
    • 12月31日:特急の越年終夜運転を開始。
  • 1996年(平成8年)3月15日:23000系を京伊特急(・京奈特急)にも運用開始。阪伊特急・名伊特急(・吉野特急)の運行体制見直し(一部列車の臨時列車格下げなど)が始まる。
  • 1998年(平成10年)3月17日:23000系を阪伊乙特急・名伊乙特急にも運用開始。
  • 1999年(平成11年)3月16日:普通の運転系統を伊勢中川駅 - 宇治山田駅間と宮町駅 - 賢島駅間に分割し、毎時2本に削減。
  • 2001年(平成13年)5月30日:普通のワンマン運転開始。
  • 2003年(平成15年)3月6日:京伊特急の一部が大和八木駅 - 賢島駅間で阪伊乙特急と併結運転。
  • 2004年(平成16年)12月31日:志摩スペイン村のカウントダウンイベント中止のため、この年のみ特急・普通とも終夜運転を中止。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月1日:志摩スペイン村への最寄駅を志摩磯部駅から鵜方駅に変更。
    • 4月1日:鳥羽駅・中之郷駅・志摩磯部駅・鵜方駅・賢島駅でPiTaPaICOCAの取り扱い開始。
  • 2010年(平成22年)4月1日:鳥羽駅 - 賢島駅間の全線で名古屋列車運行管理システム「KRONOS」(クロノス)の運用開始[26]
  • 2011年(平成23年)
    • 11月1日:中之郷・志摩赤崎の2駅を無人化し、特急停車駅以外はすべて無人駅となる。
    • 12月31日:志摩スペイン村のカウントダウンイベント中止のため、特急の終夜運転を中止。
  • 2014年(平成26年)4月1日:志摩赤崎駅でPiTaPa・ICOCAはじめ全国相互利用サービス対応ICカードの取り扱い開始。
  • 2015年(平成27年)
    • 6月24日:上之郷駅 - 賢島駅間の全駅でPiTaPa・ICOCAなど全国相互利用サービス対応ICカードの取り扱い開始[2]
    • 8月1日:志摩赤崎駅 - 上之郷駅間の全駅で全国相互利用サービス対応ICカードの取り扱いが開始[2]。これに伴い生駒鋼索線を除く近鉄全線全駅でICカードが利用可能になった。
  • 2016年(平成28年)5月21日 - 5月28日第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)開催に伴うテロ対策に伴い、鵜方駅 - 賢島駅間の営業運転休止[16][18]

東海地震への対応[編集]

志摩線は、東海地震に対する地震防災対策強化地域に関わっており、東海地震の警戒宣言が発令された場合、全線において列車の運転が中止されることになっている[27]

駅一覧[編集]

  • 全駅三重県に所在。
  • 普通列車は省略:各駅に停車
  • 特急列車は近鉄特急の記事を参照のこと。
  • *印の付いた駅は有人駅。全駅PiTaPa、ICOCA対応。
  • 線路 … ∥:複線区間、#:複線区間(列車待避可能駅)、◇:単線区間(列車交換可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 線路 所在地
M78 鳥羽駅* - 0.0 近畿日本鉄道:M 鳥羽線(一部直通運転)
東海旅客鉄道:参宮線
鳥羽市
M79 中之郷駅
鳥羽水族館前)
1.0 1.0  
M80 志摩赤崎駅 1.3 2.3  
M81 船津駅 1.6 3.9  
M82 加茂駅 1.6 5.5  
M83 松尾駅 1.4 6.9  
M84 白木駅 1.0 7.9  
M85 五知駅 3.1 11.0   志摩市
M86 沓掛駅 1.7 12.7  
M87 上之郷駅 1.9 14.6  
M88 志摩磯部駅* 1.4 16.0  
M89 穴川駅 1.6 17.6  
M90 志摩横山駅 2.8 20.4  
M91 鵜方駅* 0.9 21.3  
M92 志摩神明駅 1.8 23.1  
M93 賢島駅* 1.4 24.5  

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ それまでは一部が志摩磯部駅を通過していた。
  2. ^ 50000系「しまかぜ」、23000系「伊勢志摩ライナー」は除く。
  3. ^ 1201系・9000系は運転席後部の座席の撤去改造も併せて行われている。

出典[編集]

  1. ^ 乗車券のご案内(乗車券・乗車カード・回数券・定期券) - 近畿日本鉄道、2015年8月1日現在(2015年8月2日閲覧)
  2. ^ a b c d 新たに志摩線10駅および西信貴ケーブル高安山駅でICカードサービスを導入! (PDF) - 近畿日本鉄道、2015年6月3日
  3. ^ ICOCA乗車券取扱規程 - 近畿日本鉄道株式会社、別表1(ICOCA定期券の発売範囲(第5条))
  4. ^ a b c 鉄道ファン』2014年1月号 {第633号} p.56 - p61
  5. ^ 年末年始の営業について 志摩スペイン村公式ウェブサイト、2012年1月2日閲覧
  6. ^ おおみそか - 元旦 終夜運転時刻表 - 近畿日本鉄道公式ウェブサイト、2013年12月22日閲覧
  7. ^ a b c 「鉄道免許状下付」『官報』1924年6月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ a b 『日本全国諸会社役員録. 第35回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 『図説伊勢・志摩の歴史 下巻』(伊勢・志摩の歴史刊行会編、1992年8月15日郷土出版社発行、ISBN 4-87670-028-1)86頁
  10. ^ 『阿児町史』(阿児町史編纂委員会、2000年3月15日発行)285頁
  11. ^ 武知京三『日本の地方鉄道網形成史』柏書房、1990年、62-69頁
  12. ^ a b 「地方鉄道運輸開始」『官報』1929年7月31日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 『まるごと名古屋の電車昭和ロマン』(徳田耕一著、河出書房新社、2008年、ISBN 978-4-309-22493-0)187頁
  14. ^ 「志摩線列車運行図表」、近畿日本鉄道作成、1965年10月改正
  15. ^ “伊勢志摩サミット警備、近鉄が一部運休へ 代替バス運行”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2016年2月1日). http://www.asahi.com/articles/ASJ1Y55TGJ1YOIPE019.html 2016年6月6日閲覧. "政府は、列車や定期船などを運行する近鉄グループに協力を要請し、警備体制を整えていく方針という。" 
  16. ^ a b 伊勢志摩サミット開催に伴う運転休止について”. 近畿日本鉄道 (2016年4月15日). 2016年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月6日閲覧。
  17. ^ 「賢島の規制開始5月21日で調整」中日新聞2016年3月29日付朝刊、10版1ページ
  18. ^ a b c 『伊勢志摩サミット』開催にともない近鉄で鵜方行き列車運転 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2016年5月22日
  19. ^ 賢島駅、サミットで封鎖へ 近鉄、最大1カ月前から - 中日新聞 2015年8月26日。
  20. ^ “平成28年04月26日 伊勢志摩サミットプレス用シャトルバス運行業務委託に係る一般競争入札の結果をお知らせします” (プレスリリース), 三重県, (2016年4月26日), http://www.pref.mie.lg.jp/NYUSATSU/m0032700005.htm 2016年5月26日閲覧。 
  21. ^ “シャトルバス(外務省運用)” (pdf) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, http://www.kintetsu.co.jp/railway/shuttlebus.pdf 2016年5月23日閲覧。 
  22. ^ 「伊勢志摩サミット」賢島への出入り規制 島民は厳重な手荷物検査受ける 2016年05月21日”. 伊勢志摩経済新聞 (2016年5月21日). 2016年5月23日閲覧。
  23. ^ 『鉄道統計資料. 昭和元年』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  24. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1928年6月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  25. ^ 「鉄道免許失効」『官報』1935年7月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  26. ^ 名古屋列車運行管理システム「KRONOS」が運用開始します (PDF) - 近畿日本鉄道プレスリリース 2010年3月30日
  27. ^ 東海地震に関するお知らせ 近畿日本鉄道

参考文献[編集]

  • 「まるごと近鉄ぶらり沿線の旅」(著者・編者 徳田耕一、出版・発行 河出書房新社 2005年) ISBN 4309224393
  • カラーブックス「日本の私鉄 近鉄1」(著者・編者 諸河久・杉谷広規、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 458650904X
  • カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058
  • 「近鉄時刻表」各号 (著者・編者 近畿日本鉄道、出版・発行 同左)
  • 「京阪神からの旅行に便利な交通公社の時刻表」(著者・編者 日本交通公社、出版・発行 同左)1987年頃に廃刊
  • 「鉄道ピクトリアル'03年1月号増刊 特集:近畿日本鉄道」(著者・編者 電気車研究会 出版・発行 同左)
  • 『近畿日本鉄道100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年、360頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]