近鉄信貴線

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近畿日本鉄道 信貴線
信貴線の列車
信貴線を走る1430系。背景は高安山
山腹に西信貴鋼索線が見える。
概要
起終点 起点:河内山本駅
終点:信貴山口駅
駅数 3駅
路線記号  J 
運営
開業 1930年12月15日 (1930-12-15)
所有者 大阪電気軌道→関西急行鉄道
KintetsuLogo.svg 近畿日本鉄道
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線総延長 2.8 km (1.7 mi)
軌間 1,435 mm (4 ft 8 12 in)
電化 直流1,500 V 架空電車線方式
運行速度 最高65 km/h (40 mph)
最急勾配 40 (2 ° 17 )
停車場・施設・接続路線
STR
大阪線
BHF
0.0 J12 河内山本駅
ABZrf
大阪線
BHF
2.0 J13 服部川駅
2.8 J14 信貴山口駅
西信貴ケーブル
FUNI

信貴線(しぎせん)は、大阪府八尾市河内山本駅から信貴山口駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線。全線が八尾市内にある。

概要[編集]

信貴山朝護孫子寺への西側のルートの一部であり、信貴山口駅で西信貴鋼索線に接続している。沿線は変化に富み、河内山本駅付近の住宅地をすぎて外環状線を越えるあたりから田園風景がひろがる。途中の服部川付近では大阪平野が眺望できる。服部川駅から信貴山口駅までは急勾配が続く山岳路線の趣がある。なお、服部川駅付近には40の勾配があるが、これは近鉄の普通鉄道路線の中で最も急である。平日は通勤・通学利用が主体であるが、土休日は観光客や登山客、高安山にある霊園への参拝客の利用も多い。

スルッとKANSAI対応カードおよびJスルーカード自動券売機での乗車券引き換えのみ)、ICカードPiTaPaICOCASuicaなど全国相互利用乗車カードが使用できる。

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ):2.8km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:3駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式

全線、大阪輸送統括部(旧上本町営業局)の管轄である。

運行形態[編集]

線内折り返し運転の普通列車のみが、朝夕は約15分間隔、日中は約20分間隔で運転されている(2010年のダイヤ変更以前は日中も15分間隔だった)。そのうちの朝夕は約半数、日中は約40分に1本の割合で西信貴鋼索線と連絡している。

開始時期は不明だが、1967年までは上本町駅からの直通準急も運転されており、2010年12月12日に信貴線・西信貴鋼索線開業80周年記念イベントとして、この列車の復活運転が行われた[1]

なお、大晦日から元旦にかけての終夜運転は、ここ最近では線内折り返しの普通列車をおおむね30分間隔で運行し、西信貴鋼索線と連絡するダイヤが組まれている。時刻については近鉄の公式ホームページでも紹介されている。

また、信貴線は制限速度が低く設定されている。河内山本駅 - 服部川駅間は線形が良く駅間も長いが、全線65km/hに制限されている。

車両[編集]

大阪線所属の車両が使用されるが、信貴線は2両しか対応していないために2両編成の車両が限定使用され、主に1430系が使われている。詳細は大阪線の項を参照。なお、信貴線に9020系は運用されていない。

歴史[編集]

近鉄の前身である大阪電気軌道(大軌)により、信貴山電鉄の鋼索線(現在の西信貴鋼索線)・山上鉄道線(1944年休止、1957年廃止)と同日に開業した。はじめは、信貴山口から生駒山麓を通過して桜井方面に向かう計画であり、信貴線は複線分の線路用地を有している。また、信貴山口から北上して瓢箪山奈良線にアクセスする計画もあった。

開通当時、信貴山朝護孫子寺へのアクセスとしては既に東側から信貴生駒電鉄によって、1922年に現在の生駒線の一部と東信貴鋼索線1983年廃止)が開業していた。

しかしこの路線と信貴山電鉄の開業により、それまで関西本線・信貴生駒電鉄経由、ないしは1927年に信貴生駒電鉄の生駒駅 - 王寺駅間が全通したあと、大軌奈良線・信貴生駒電鉄経由で大阪から信貴山へ向かっていた客の多くは、大軌桜井線(後の近鉄大阪線)・信貴線・信貴山電鉄のルートを使うようになった。これにより信貴生駒電鉄は打撃を受け、結局は大軌の傘下に入ることにして存続を図ることにした。信貴生駒電鉄が大軌を改めた近鉄に合併されたのは、1964年のことである。

  • 1930年(昭和5年)12月15日:山本駅(現在の河内山本駅) - 信貴山口駅間が開業
  • 1968年(昭和43年)10月10日:自動列車停止装置 (ATS) 使用開始
  • 2001年(平成13年)
  • 2007年(平成19年)4月1日:各駅でPiTaPaICOCAの取り扱い開始。
  • 2009年(平成21年)3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了[2]
  • 2010年(平成22年)
    • 3月19日:同日のダイヤ変更で、日中の運転間隔が毎時4本から毎時3本に減便。
    • 12月12日:信貴線・西信貴鋼索線開業80周年記念イベントとして大阪上本町駅からの直通列車を復活運転。

駅一覧[編集]

全駅大阪府八尾市に所在。

駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線
J12 河内山本駅 - 0.0 近畿日本鉄道:大阪線 (D12)
J13 服部川駅 2.0 2.0  
J14 信貴山口駅 0.8 2.8 近畿日本鉄道:西信貴鋼索線 (Z14)

脚注[編集]

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参考文献[編集]

  • 徳田耕一(編著) 『まるごと近鉄ぶらり沿線の旅』 河出書房新社、2005年ISBN 4309224393
  • 諸河久・山辺誠(編著) 『日本の私鉄 近鉄2』 保育社〈カラーブックス〉、1998年ISBN 4586509058
  • 近畿日本鉄道(編著) 『近鉄時刻表』各号、近畿日本鉄道。
  • 電気車研究会(編)「特集:近畿日本鉄道」、『鉄道ピクトリアル』2003年1月号臨時増刊、2003年

関連項目[編集]