菖蒲池駅

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菖蒲池駅
Ayameike Station south entrance.jpg
駅舎(難波方面)
あやめいけ
Ayameike
(近畿大学付属小学校・幼稚園前)
A20 学園前 (1.0 km)
(2.2 km) 大和西大寺 A26
所在地 奈良県奈良市あやめ池南二丁目2-1
北緯34度41分53.17秒 東経135度45分39.32秒 / 北緯34.6981028度 東経135.7609222度 / 34.6981028; 135.7609222 (菖蒲池駅)座標: 北緯34度41分53.17秒 東経135度45分39.32秒 / 北緯34.6981028度 東経135.7609222度 / 34.6981028; 135.7609222 (菖蒲池駅)
駅番号  A21 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 A 奈良線
キロ程 20.1 km(布施起点)
大阪難波から26.2 km
電報略号 アヤ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
(全日)6,027人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1923年大正12年)9月9日
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配線図

学園前駅

2 1


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大和西大寺駅

奈良方面駅舎(2008年)

菖蒲池駅(あやめいけえき)は、奈良県奈良市あやめ池南二丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線。近鉄が前身の大阪電気軌道のころから開発してきたあやめ池に開設された駅で、あやめ池遊園地、ならびにOSK日本歌劇団の劇場のアクセス駅としても利用された。駅番号はA21

かつては近鉄自身も遊園地に合わせて駅名を「あやめ池」と表記することが多かったが、2004年に全線で正式な駅名表記に改めてからは「菖蒲池」と書かれるようになった。なお、奈良きたまちには「菖蒲池町」という地名があるが、こちらは「しょうぶいけちょう」と読み当駅とは関係がない。当駅前は「あやめ池北・南」という町名である。

歴史[編集]

1923年(大正12年)9月9日開業。近鉄によるあやめ池の開発は前身の大阪電気軌道時代にさかのぼり、乗客の誘致を図るため大阪から芸者を迎え、この地に住まわせ茶屋等を開かせたことが始まりとされる。いわば近鉄の沿線開発のルーツとも呼べるであろう場所である。

その後1926年(大正15年)6月11日には当地にあやめ池遊園地が開園[1]1950年(昭和25年)から大阪松竹歌劇団(のちのOSK日本歌劇団)があやめ池での公演をはじめると1967年(昭和40年)からは劇場を併設し、あやめ池遊園地を同劇団の本拠地とした[2]。当時関西では宝塚市に匹敵する規模の行楽地として関西一円から利用客を集め、大正年間から昭和中期まで当地に人が絶えることは無いとまで言われた。

しかしそれ以後、多くの人々の行楽場所として親しまれてきた「あやめ池」は、昭和後期頃から設備投資に目新しさが薄れ、さらに劇団経営の不振や近鉄の業績悪化により2003年(平成15年)に劇団は解散[2]、次いで巨大テーマパークの台頭で利用客数の回復が見込めない等の理由で、2004年(平成16年)6月に遊園地は78年の歴史に幕を閉じた[3]。同年、同じく近鉄の文化事業で上本町ターミナル核事業の一つであった近鉄劇場も閉鎖されている。

なお、遊園地跡には2010年(平成22年)4月に近畿大学附属幼稚園小学校が移転され[4]、2010年4月6日から開校日(平日のみ)には奈良行き快速急行が臨時停車している。(8:29発)[5]

年表[編集]

駅構造[編集]

相対式2面2線のホームを持つ地上駅

改札は上下線で分離されており、構内踏切等の連絡線はない。また、傾斜面上に駅があるため、1番ホーム側改札口とホームへは段差がある。(車いす利用者のためのスロープが設置されている。)

大和西大寺駅管理の有人駅で、PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1 A 奈良線 下り 近鉄奈良方面[10]
2 上り 大阪難波尼崎方面[10]

2004年6月までは遊園地の利便性を図るため、一部のシーズンを除いた土休日の朝から夕方の時間に快速急行と急行(天理臨を含むが土曜日の10両編成の列車は通過)を臨時停車させていた。これは1972年以前の無料特急時代から行われていた。

利用状況[編集]

近年の1日あたりの乗降・乗車人員は下記の通り[11][12][13]

年度 特定日 1日平均
乗車人員
調査日 乗降人員
1985年 - 7,334
1986年 - 7,509
1987年 - 7,625
1988年 - 7,643
1989年 - 7,720
1990年 - 7,491
1991年 - 7,675
1992年 - 7,551
1993年 - 7,482
1994年 - 7,219
1995年 - 7,174
1996年 - 7,037
1997年 - 6,727
1998年 - 6,515
1999年 - 6,436
2000年 - 6,378
2001年 - 6,296
2002年 - 6,195
2003年 - 6,146
2004年 - 5,720
2005年 11月08日 11,408 5,434
2006年 - 5,263
2007年 - 5,245
2008年 11月18日 10,593 5,187
2009年 - 4,871
2010年 11月09日 11,860 5,589
2011年 - 5,736
2012年 11月13日 12,150 5,850
2013年 - 6,066
2014年 - 6,010
2015年 11月10日 13,337 6,131
2016年 - 6,167
2017年 - 6,148
2018年 11月13日 12,583 6,125
2019年 - 6,027

駅周辺[編集]

近畿大学付属幼稚園・小学校(2010年3月撮影)

駅南側の道路は非常に狭く、駅北側の道路は近鉄の私道である。昭和の初め頃までは、秋になると駅周辺でマツタケ狩りが行われた。

バス路線[編集]

奈良交通

駅南口に「あやめ池駅」バス停がある。こちらは平仮名が正式な表記とされている。

  • [36](あやめ池循環)阪奈菅原方面行き
  • [36](あやめ池循環)学園前駅(南口)行き

隣の駅[編集]

近畿日本鉄道
A 奈良線
快速急行・急行
通過
準急・区間準急・普通
学園前駅 (A20) - 菖蒲池駅 (A21) - 大和西大寺駅 (A26)
  • 括弧内は駅番号を示している。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 97頁
  2. ^ a b 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 499-500頁
  3. ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 513頁
  4. ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 558-559頁
  5. ^ ダイヤ変更についてのお知らせ(PDF) 近畿日本鉄道、2010年2月10日
  6. ^ a b 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 681頁
  7. ^ a b c 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、11-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4 
  8. ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 883頁
  9. ^ “平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります” (pdf) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2007年1月30日), http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf 2016年3月2日閲覧。 
  10. ^ a b 駅の情報|菖蒲池”. 近畿日本鉄道. 2021年2月19日閲覧。
  11. ^ 駅別乗降人員 奈良線 - 近畿日本鉄道
  12. ^ 奈良県統計年鑑
  13. ^ 奈良市統計書「統計なら」

参考文献[編集]

  • 近畿日本鉄道株式会社 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月。全国書誌番号:21906373 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]