大谷駅 (滋賀県)

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大谷駅
Otani st.jpg
改札口(2006年9月)
おおたに
Otani
OT33 追分 (1.6 km)
(1.7 km) 上栄町 OT35
所在地 滋賀県大津市大谷町23-5
北緯34度59分38.86秒 東経135度51分13.29秒 / 北緯34.9941278度 東経135.8536917度 / 34.9941278; 135.8536917 (大谷駅)座標: 北緯34度59分38.86秒 東経135度51分13.29秒 / 北緯34.9941278度 東経135.8536917度 / 34.9941278; 135.8536917 (大谷駅)
駅番号 OT  34[1]
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 京津線
キロ程 5.0 km(御陵起点)
駅構造 地上駅(停留場)
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
189人/日(降車客含まず)
-2019年[要出典]-
乗降人員
-統計年度-
372人/日
-2019年[要出典]-
開業年月日 1912年大正元年)8月15日[2]
備考 無人駅
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大谷駅(おおたにえき)は、滋賀県大津市大谷町にある、京阪電気鉄道京津線停留場[3]駅番号OT34[1]

かつてはほぼ同じ位置に官設鉄道東海道本線の駅が存在した。

概要[編集]

標高は159mで、京阪の全駅の中では鋼索線も含めて最も高い位置にある。日本の普通鉄道・軌道では日本一の急傾斜の停留場である[4][5]

歴史[編集]

鉄道省 大谷駅[編集]

大谷駅
おおたに
Ōtani
大津 (3.1 km)
(8.5 km) 山科
所属事業者 鉄道省
所属路線 東海道本線(旧線)
キロ程 505.0km(東京起点)
大津から3.1 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
廃止年月日 1921年大正10年)8月1日[6]
備考 線路切替により廃止
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新逢坂山トンネル開業前の東海道本線(一部は現在の奈良線になっている)に存在した駅である。

京都- 大津(この大津駅は現在のびわ湖浜大津駅に近接した位置にあった)間の鉄道全通に先駆け、京都- 当駅間が開業した際に設けられた。この際のルート選定では、当時東山逢坂山を横断するトンネルの開削技術がまだなく、また東山を直接越えると急勾配が発生してしまう(後にこのルートで開業した京阪京津線には、碓氷峠とほぼ同じ66.7パーミルの勾配が生まれた)ことから、京都から現在の奈良線のルートで稲荷駅まで南下した後、東へ稲荷山の山すそを迂回するものが採用された[11]

駅は逢坂山トンネルのすぐ西側、蝉丸神社の近くに設けられ、相対式ホーム2面2線となっており、中線が1本存在した。上下線間の連絡は、跨線橋によって行っていた。

明治はじめ、京都駅 - 大津駅(のちのびわ湖浜大津駅)間鉄道開業前年の1879年(明治12年)8月の京都駅 - 当駅間開業時に開設、1921年(大正10年)8月に廃止された。

駅跡は逢坂山トンネル坑口とともにしばらく残っていて、京阪京津線の電車内から見ることができたが、現在は名神高速道路の盛り土に埋まっている。なお、太平洋戦争中は旧トンネル内で航空機部品工場として使用された逸話がある[要出典]

東側の旧トンネル入り口は現在も残っているが、そのトンネル内で京都大学防災研究所附属地震予知研究センターが地震観測所として使用(地震計を設置して観測)[12]しているため、入り口は固く閉ざされている。なお、旧トンネル入り口付近には「鉄道記念物 旧逢坂山ずい道東口跡地」という標柱と解説を記した案内板がある。

停留場構造[編集]


配線図

追分駅

STRg STRf
STR+BSr STR+BSl
STR+BSr STR+BSl
STRg STRf

上栄町駅

相対式2面2線[13]のホームを有する地上駅無人駅である[2]。改札口は大津方面行きホーム京都方にあり、反対側の京都方面行きホームへは構内踏切で連絡している。

当停留場は40パーミルの勾配上にあり[3][4][5][14]、日本の普通鉄道・軌道では最大の急傾斜である[4][5]。当駅のホームに設置されているベンチは、この勾配を考慮して脚の長さが左右で異なっている[3][14][15]。「軌道建設規程」により軌道の停留場の勾配は10パーミル以下にしなければならないと定められているが[16]、当駅は内務大臣(当時)の特別の許可を受けている[5]。また、この勾配は車両を4両化する際にホームを延長する場所がなかったため特例で認められている[16]。なお、2021年ロサンゼルス・エンゼルス所属(当時)の大谷翔平MVPを受賞した際、京阪の公式Twitterでは当駅のベンチの画像を掲載して(右肩上がりの意味が込められている)大谷のMVP受賞を祝福している[17]

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先 備考
改札口側 京津線 上り びわ湖浜大津方面[18]  
反対側 下り 三条京阪太秦天神川方面[18] 御陵駅より地下鉄東西線へ直通

利用状況[編集]

1日:356人(2009年11月10日) 1990年代半ばまでは800人前後乗降客数だったが、以後減少に転じ2002年には500人を割り込み、400人前後で推移している。また現在、京阪電鉄の全駅で最も利用者数が少ない[要出典]

京阪電気鉄道開業百周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編「駅別乗降客の推移」より

停留場周辺[編集]

地形的には逢坂峠より西で山科盆地の縁だが、滋賀県に属する。駅そばには老舗のうなぎ料理店[19]や峠の茶屋があるだけに見えるが、名神高速道路の蝉丸トンネル西側で入り口から北側へ続く道沿いに大谷団地、琵琶湖乗馬倶楽部がある。

隣の停留場[編集]

京阪電気鉄道
京津線
追分駅 (OT33) - 大谷駅 (OT34) - 上栄町駅 (OT35)
かつて当停留場と上栄町駅の間に上関寺駅が存在した。

かつて存在した路線[編集]

鉄道省(官設鉄道)
東海道本線(旧線)
馬場駅 - 大谷駅 - 山科駅
当時の山科駅は現在の東海道本線・湖西線の駅とは位置が異なり、現在の名神高速道路沿いの京都市営地下鉄東西線小野駅付近であった。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 平凡社 2021, p. 35.
  2. ^ a b c d 川島 2009, p. 58.
  3. ^ a b c “【湖国の鉄道さんぽ】地下鉄→登山電車→路面電車 京阪京津線は3つの顔”. 産経ニュース. (2020年6月9日). https://www.sankei.com/article/20200609-5VMQG4CHJNMLVHXD5KOOTDHOZE/ 2022年2月13日閲覧。 
  4. ^ a b c 平凡社 2021, p. 34.
  5. ^ a b c d e 沿線お出かけ情報(おけいはんねっと) 湖都から古都へ鉄の路 びわ湖浜大津~追分<京津線> - 京阪電気鉄道
  6. ^ a b c d 結解 2020, p. 100.
  7. ^ a b 寺田 2013, p. 276.
  8. ^ a b c 寺田 2013, p. 275.
  9. ^ a b c d e 出典・京阪開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編147頁
  10. ^ a b c 今尾恵介 『日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2』新潮社、2009年1月19日、32頁。ISBN 978-4-10-790027-2 
  11. ^ 結解 2020, p. 101.
  12. ^ 逢坂山観測所(京都大学防災研究所附属 地震予知研究センター)”. 京都大学防災研究所附属 地震予知研究センター. 2022年4月2日閲覧。
  13. ^ 川島 2009, p. 15.
  14. ^ a b 地下鉄→登山電車→路面電車!?まるで鉄道のトライアスロン 京都―滋賀を走る京阪京津線”. まいどなニュース (2021年3月21日). 2022年2月13日閲覧。
  15. ^ 地下鉄!?登山列車!?路面電車!?有人なのに自動運転!?トリビアだらけの変わった電車「京阪京津線800系」の魅力”. @DIME (2020年9月18日). 2022年2月13日閲覧。
  16. ^ a b c 京津線「直角」に曲がる電車 山越えの知恵、くねる軌道”. NIKKEI STYLE (2011年8月5日). 2022年2月13日閲覧。
  17. ^ 大谷翔平のMVP受賞 鉄道会社からの“右肩上がり”な祝福ツイートが話題 「縁起よろし」”. Hint-Pot (2021年11月20日). 2022年2月13日閲覧。
  18. ^ a b 大谷駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月19日閲覧。
  19. ^ 日本を知る、地域を考える@滋賀県大津市<後編>”. テレ東プラス (2019年9月8日). 2022年2月13日閲覧。
  20. ^ 琵琶湖乗馬俱楽部”. 琵琶湖乗馬俱楽部. 2022年4月2日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]