三国競艇場

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三国競艇場
Mikuni-kyotei-01.jpg
施設
所在地 福井県坂井市三国町池上80-1[1][2]
座標 北緯36度13分57秒
東経136度11分7秒
座標: 北緯36度13分57秒 東経136度11分7秒
開場 1953年(昭和28年)4月14日
所有者 三国観光産業
施行者 越前三国競艇企業団
コース
水面 人工(プール[1][2]
水質 淡水[1][2]
モーター 減音 (ヤマト331型)
外向発売所
外向発売所 {{{外向発売所}}}
場外発売場
場外発売場 なし
実況
担当 小林習之桃井雄也佐竹亮
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三国競艇場(みくにきょうていじょう)は、福井県坂井市にある[1][2]北陸地方および本州日本海側唯一の競艇場である。

通称は、BOAT RACE三国(ボートレースみくに)。

概要[編集]

2012年以降の主催者は越前市(参入当時は武生市)と坂井市(同坂井郡三国町)が加入している一部事務組合の越前三国競艇企業団(2016年3月までの旧称:武生三国モーターボート競走施行組合)。2011年までは、これとは別にあわら市(参入当時は坂井郡芦原町)も競走を主催していたが撤退し単一企業体の主催となっている。施設所有者は京福電気鉄道系列の三国観光産業株式会社。

1953年(昭和28年)に開設され、当初は九頭竜川の河口付近に作られていたが、1966年(昭和41年)の九頭竜川一級河川昇格に伴い建設省より移転通達が出され、1968年(昭和43年)に現在の場所へ移転した。かつての九頭竜川河口時代には、「九頭竜の三角波」といわれる全国屈指の難水面で、選手も恐れる競艇場であった。また、現在の三国競艇場も特に冬場は強風の日が多く、そのためここをホームプールとする選手は風に強いと言われている。

マスコットキャラクターの名前は「カニ坊」である。

レース実況は小林習之(コバヤシシュウシ)。たまに桃井雄也や佐竹亮も担当する。小林は以前は戸田などのオフィス・ケイ・ステーション、アナウンス工房(現・メディアターナー)に所属していた。なお、鳴門競艇場が休催の間(2014年3月~2016年4月)は、桃井の担当が中心であった。

記念競走を除く開催では、2003年6月5日より第1レースに「おはよう特賞」が組まれる。これは1号艇にA級選手が、その他にB級選手が組まれる番組である。"本命番組"と呼ばれるこのレースは売り上げとしても好調で、同様のレースは他の競艇場でも開催されるようになっている。また、第5レースは「昼サンサン」が組まれ、奇数艇(1・3・5号艇)がA級、偶数艇(2・4・6号艇)がB級選手の出走。第7レースの「ガチンコ」は、1・2号艇がA級、その他がB級選手の出走となる。

2016年9月から行われている企画レースは以下の通り。

  • 第1レース「あさイチ」おはよう特賞と同様に1号艇がA級、その他はB級
  • 第2レース「あさガチ」1号艇と2〜4号艇のうち1人がA級、その他はB級
  • 第5レース「ひるトクトク」1・3号艇がA級、その他はB級

2015年1月17日、落雷で大時計が故障し開催が中止となった。

コース概要[編集]

競走水面はプール[1][2]で、水質は淡水[1][2]。選手の間からは、硬い感じがして走りづらいとの声も聞かれる[1]。年間を通じてスタートラインに対して追い風が吹くことが多いため、全国でもインコースが強い水面として有名であったが、2001年の第1ターンマークの位置変更に伴い、幅広い決まり手の発生する水面へと変化した。昔は厳冬期に水面の凍結防止のため、夜中に救助艇を走らせていたという北陸地方ならではのエピソードもある。

主要開催競走[編集]

毎年3月頃には周年記念 (GI) である「北陸艇王決戦」が行われる。

企業杯 (GIII) として「スズキ・カープラザカップ」が行われている。

新鋭リーグ戦の名称はヤングヒーロー決定戦。女子リーグ戦の名称はクイーンカップ競走。また正月には「初夢賞」、ゴールデンウィークには「湯の花賞」、お盆には「しぶき賞」なども行われている。

当地福井支部の元選手で、SG競走覇者である岩口昭三の功績を称え、2008年からは「三国競艇大賞」に「岩口昭三杯」の副称が付けられた。

SG開催実績[編集]

年度 施行回 競走名 優勝者 登番 出身
1995 第41回 モーターボート記念 中道善博 2096 徳島
1998 第3回 オーシャンカップ 松井繁 3415 大阪
2015 第20回 オーシャンカップ 石野貴之 4168 大阪支部

2000年以降に開催されたGI競走[編集]

  • 2000年2月 開設46周年記念競走 優勝者:倉谷和信(3290・大阪)
  • 2000年10月 モーターボート大賞 優勝者:石田政吾(3635・石川)
  • 2000年12月 開設47周年記念競走 優勝者:西島義則(3024・広島)
  • 2001年2月 近畿地区選手権 優勝者:今垣光太郎(3388・石川)
  • 2001年12月 モーターボート大賞 優勝者:今垣光太郎(3388・石川)
  • 2002年3月 開設48周年記念競走 優勝者:西島義則(3024・広島)
  • 2003年3月 開設49周年記念競走 優勝者:松井繁(3415・大阪)
  • 2003年11月 モーターボート大賞 優勝者:松井繁(3415・大阪)
  • 2004年3月 開設50周年記念競走 優勝者:濱野谷憲吾(3590・東京)
  • 2005年2月 近畿地区選手権  優勝者:太田和美(3557・奈良)
  • 2005年3月 開設51周年記念競走 優勝者:野長瀬正孝(3327・静岡)
  • 2005年12月 モーターボート大賞 優勝者:吉川元浩(3854・兵庫)
  • 2006年3月 開設52周年記念競走 優勝者:今垣光太郎(3388・石川)
  • 2006年11月 モーターボート大賞 優勝者:魚谷智之(3780・兵庫)
  • 2007年3月 開設53周年記念競走  優勝者:魚谷智之(3780・兵庫)
  • 2007年7月 モーターボート大賞  優勝者:中島孝平(4013・福井)
  • 2008年3月 開設54周年記念競走  優勝者:吉川元浩(3854・兵庫)
  • 2008年10月 開設55周年記念競走 優勝者:池田浩二(3941・愛知)
  • 2009年2月 近畿地区選手権    優勝者:吉川元浩(3854・兵庫)
  • 2009年6月 モーターボート大賞  優勝者:今垣光太郎 (3388・石川)
  • 2009年11月 開設56周年記念競走 優勝者:菊地孝平(3960・静岡)
  • 2010年9月 開設57周年記念競走 優勝者:太田和美 (3557・大阪)
  • 2011年3月 女子王座決定戦競走 優勝者:田口節子 (4050・岡山) 
  • 2011年7月 開設58周年記念競走 優勝者:今垣光太郎 (3388・石川) 
  • 2012年6月 開設59周年記念競走 優勝者:須藤博倫 (3983・埼玉)
  • 2013年2月 近畿地区選手権   優勝者:中島孝平 (4013・福井)
  • 2013年6月 開設60周年記念競走 優勝者:田中信一郎 (3556・大阪)
  • 2014年8月 レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走) 優勝者:水口由紀 (3580・滋賀支部)
  • 2015年3月 開設61周年記念競走 優勝者:今垣光太郎 (3388・石川)
  • 2015年9月 開設62周年記念競走 優勝者:池永太 (4361・福岡)
  • 2016年4月 開設63周年記念競走 優勝者:太田和美 (3557・大阪)

福井支部所属の有名選手[編集]

福井支部は基本的に北陸3県 (福井県石川県富山県) に在住の選手で構成されている。三国競艇場は近畿地区に所属するため、競艇界では石川県や富山県も「近畿地区」の扱いを受ける。

近畿地区は競艇界でも最もレベルの高い地区として名高いが、松井繁田中信一郎湯川浩司石野貴之魚谷智之吉川元浩守田俊介など関西地方中心部の競艇場をホームプールとする有力選手が多い中にあっても、いわば関西からは遠隔地と言える福井支部の存在感はSG競走8冠の今垣光太郎を筆頭にまったく引けを取っておらず、勢力の拮抗に寄与している。

  • 岩口昭三(1670・福井-引退、1990年SG総理杯覇者)
  • 玉生正人(2743・富山-引退)
  • 今垣光太郎(3388・石川SG8冠)
  • 石田政吾(3635・石川 2001年SGオーシャンカップ覇者)
  • 中島孝平(4013・福井、2010年度賞金王)

アクセス[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 藤野2006、217頁。
  2. ^ a b c d e f 蛭子1992、200頁。
  3. ^ a b c d 交通案内” (日本語). 三国ガイド. 三国競艇場. 2012年3月18日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]