平和島競艇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
平和島競艇場
Heiwajima-kyotei-01.jpg
施設
所在地 東京都大田区平和島1-1-1[1][2][3]
座標 北緯35度35分6.8秒
東経139度44分23.7秒
座標: 北緯35度35分6.8秒 東経139度44分23.7秒
開場 1954年6月5日
所有者 京急開発株式会社
施行者 府中市
コース
水面 [2](平和島運河)
水質 海水[1][2][4]
モーター 減音 (ヤマト331型)
外向発売所
外向発売所  ボートレース平和島劇場
場外発売場
場外発売場 ボートピア河辺(秋田県秋田市)
ボートピア横浜(神奈川県横浜市中区)
ミニボートピア黒石(青森県黒石市)
オラレ上越(新潟県上越市)
オラレ刈羽(新潟県刈羽郡刈羽村)
実況
担当 松岡俊道高石順成坂田博昭福田裕美伊藤政昭
所属 トシ・ヴォイス
テンプレートを表示

平和島競艇場(へいわじまきょうていじょう)は東京都大田区にある競艇場である[1][2][3]

通称は、 BOAT RACE平和島(ボートレースへいわじま)。

概要[編集]

大森競走場(おおもりきょうそうじょう)として1954年6月5日に東京都主催で開催されたのが最初である。しかし、売上が伸びなかったため翌年の1955年には都営による開催が中止され、1955年9月20日から府中市主催による開催となる。

1957年平和島競走場に改称し、1960年3月から相模湖モーターボート競走組合神奈川県津久井郡城山町、津久井町、相模湖町、藤野町(いずれも当時)による一部事務組合)主催の開催も加わった。以降はこの2施行者によって開催されていたが、平成16年度(2004年度)をもって相模湖モーターボート競走組合が撤退[† 1]し、現在は府中市による開催のみとなっている。

従って現在は大田区を含む東京23区は開催に関与していない(同じ23区内・江戸川区江戸川競艇場も同様)。また府中市には多摩川競艇場があるが、府中市は一切関与していない。

現在の施設所有者は京浜急行電鉄(京急)グループの京急開発株式会社である。周囲には同社が所有するパチンコ店・ゲームセンター・平和島クアハウスや飲食店等が入る複合商業ビルやバッティングセンターなどがあり、平和島競艇場はこれらと併せてビッグファン平和島の一部を構成している。

東京都内にある3競艇場(平和島・多摩川・江戸川)の中では最大の売上高をあげている。立地条件および利用者数の観点から、かつては「東のメッカ」と呼ばれたこともあり(全国的な「メッカ」は住之江競艇場)、その証しとして、1991年2000年2014年には賞金王決定戦競走が開催された。SGの開催回数は30回と全競艇場の中で第2位の回数を誇り、総理大臣杯競走競艇王チャレンジカップ競走の2つは共に第1回大会が此処で開催された(第1位は住之江競艇場で60回)。一般戦ではあるがファン感謝3days ボートレースバトルトーナメントも第1回大会は此処で開催された。

実況は、2011年2月までは日本モーターボート競走会 平和島事業所 業務部 審判課の松永良一アナ(元大川興業構成員)が担当。2011年3月より、松岡俊道をはじめとしたトシ・ヴォイスのメンバー(高石順成、坂田博昭、福田裕美、伊藤政昭)や土屋和彦が実況している。中でも福田が担当することが多い。

2009年より新しいファン層の開拓を狙って「平和島 DE よしもと」というイベントを行っている。2011年2月より関東全5場とボートピア岡部・栗橋・横浜との間で関東地方総合払戻「どこでもはらいおん」を開始、2012年4月より全国総合払戻を実施。2012年の7・8月開催は「TOKYO Afternoon Race」という名称で薄暮競走が行われる。

マスコットはクジラのP☆STAR(ピースター)である。

投票締切前に流れるBGMは「僕達のお祭り前線」[5]という曲である。

なお、東京3場および戸田競艇場では現在、予想紙は「研究」・「ニュース」・「ガイド」の3種類が発行・販売されているが 現在「ニュース」のみ当本場で販売しておらず戸田本場のみで販売されてる。 すべてカラーで価格は500円である。

施設の特徴[編集]

品川区側から撮影した平和島競艇(2007年11月11日撮影)。手前側が平和島運河で、奧が区切られて競走水面となっている。この撮影当時、スタンド上部には笹川良一の書があったが2010年に広告看板と入れ替え。

施設内には一時期、スタンドとは「ベイプラザ」、「東京テレシアター」が場内施設として設置されており、大型モニター等で競艇観戦を楽しむことができた。これらからは水面を肉眼で見ることはできない。現在はベイプラザは閉鎖され、東京テレシアターは後述の外向発売所「ボートレース平和島劇場」となっている。

スタンド側面には「世界は一家 人類は兄弟」という笹川良一の書が大きく掲示されていたが、2010年秋にレース場の看板広告と入れ替わる形で撤去された。

牛丼チェーン店の吉野家が施設内に設置されている。

ボートレース平和島劇場[編集]

元々設置されていた映像ホールの東京テレシアターを、外向発売所として有料席も設置した上で改装し、平和島競艇劇場の名称で2010年1月20日にオープンした。当初はナイター競走も含む1日最大4場48レース発売されていたが、2012年1月12日より1日最大6場72レース発売となり合わせて名称もボートレース平和島劇場に変更された。さらに2014年1月12日より1日最大発売場が8場(96レース)となり、全国の舟券発売場において最も多くのレースを発売している。2016年11月21日より12場併売を行う[6]。(12場併売は江戸川競艇場の外向発売所「BOAT RACE 365」に続き全国で2番目)

2014年8月1日に300インチLEDモニターが2台設置された[7]

水面の特徴[編集]

平和島大森の海岸の間の運河を利用している。競走水面は海[2]で、水質は海水[1][2]。潮の満ち引きによる潮位の差はあるが、東京湾からの波は直接入ってくることはない。波は穏やかである[1]。しかし舟等が近くを通る場合があり、そのときには1マーク近くにうねりが発生する。また、付近を建物に囲まれている為、強風が吹きやすい春先などはビル風と合わせてかなりの荒水面になる。そのため、全国平均で見ると走りづらい水面である。

スタートをすると選手は北側にある1マークに向かって舟を走らせることになる。2マーク側には人工の小さな滝がついているが、ここから落ちる水は直接、競走水面には入ってこない。対岸にはマンション等が並んでいる。

  • 風が1マークから2マークに吹く風を俗に言う「チルト3度の風」と実況の松永アナが表現しているが、まくりに適した風となっている。

主要開催競走[編集]

春前に開催される総理大臣杯競走は開催数が12回と多い。SGの開催時には、来場客の先着者(日によって人数が違う)に専門予想紙を配布するというサービスを行っている。

周年記念 (GI) の名称はトーキョー・ベイ・カップであり、企業杯 (GIII) としてキリンカップが行われている。正月には東京ダービー、ゴールデンウィークには京急電鉄社長杯(2008年までは京浜急行社長杯)、お盆にはデイリースポーツサマーカップが行われている。

SG開催実績[編集]

総理大臣杯競走
年度・施行回 優勝者 登番 出身
1966・第01回 長瀬忠義 1284 広島
1983・第18回 高峰孝三 2390 群馬
1985・第20回 黒明良光 2090 岡山
1986・第21回 古川文雄 2170 佐賀
1990・第25回 岩口昭三 1670 福井
1991・第26回 野中和夫 2991 大阪
1994・第29回 大森健二 1910 岡山
1995・第30回 服部幸男 3422 静岡
1996・第31回 中道善博 2096 徳島
2002・第37回 野澤大二 3534 東京
2006・第41回 中澤和志 3952 岩手
2007・第42回 濱野谷憲吾 3590 東京
2010・第45回 山口剛 4205 広島
2013・第48回 池田浩二 3941 愛知
2016・第51回 坪井康晴 3959 静岡
全日本選手権競走
年度・施行回 優勝者 登番 出身
1962・第09回 長谷部義一 0483 和歌山
1964・第11回 北原友次 1481 岡山
1969・第15回 金子安雄 1435 埼玉
1983・第30回 林通 2260 岡山
1987・第34回 今村豊 2992 山口
1992・第39回 服部幸男 3422 静岡
2002・第49回 原田幸哉 3779 三重
2007・第54回 高橋勲 3517 神奈川
2011・第58回 池田浩二 3941 愛知
2013・第60回 瓜生正義 3783 東京
年度 競走名 優勝者 登番 出身
1959 第05回全国地区対抗競走 宮原和敏 0693 福岡
1960 第06回モーターボート記念競走 井上一二郎 0526 兵庫
1961 第07回全国地区対抗競走 倉田栄一 0318 三重
1967 第13回全国地区対抗競走 石原洋 1572 岡山
1981 第27回モーターボート記念競走 高峰孝三 2390 群馬
1991 第06回賞金王決定戦競走 松田雅文 2502 福岡
1997 第02回オーシャンカップ競走 熊谷直樹 3200 北海道
1998 第01回競艇王チャレンジカップ競走 江口晃生 3159 群馬
1999 第02回競艇王チャレンジカップ競走 今垣光太郎 3388 石川
2000 第15回賞金王シリーズ戦 吉田隆義 3231 愛知
2000 第15回賞金王決定戦 市川哲也 3499 広島
2003 第30回笹川賞競走 平石和男 3251 埼玉
2008 第35回笹川賞競走 井口佳典 4024 三重
2014 第29回賞金王シリーズ戦 平本真之 4337 愛知
2014 第29回賞金王決定戦 茅原悠紀 4418 岡山

SG開催予定[編集]

第64回ボートレースダービー(全日本選手権)平成29年10月24日~29日

アクセス[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 競艇事業の赤字と4町の相模原市への合併問題が理由で競艇事業からの撤退、一部事務組合の解散となった。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 藤野2006、211頁。
  2. ^ a b c d e f g h 蛭子1992、198頁。
  3. ^ a b c d e f 交通案内” (日本語). 施設&アクセス情報. 平和島競艇場. 2015年7月7日閲覧。
  4. ^ 水面特性|平和島競艇場
  5. ^ ローランドネットワークサービス|AL-574 「SUMMER」 リンク先より当該曲の試聴可能
  6. ^ 平和島劇場|11月21日より12場併売スタート! 平和島競艇場 2016年10月19日
  7. ^ 平和島競艇場 2014年8月30日閲覧

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]