唐津競艇場

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唐津競艇場
Karatsu kyotei.jpg
施設
所在地 佐賀県唐津市原1116番地[1][2]
座標 北緯33度25分27.1秒
東経129度59分44.9秒
座標: 北緯33度25分27.1秒 東経129度59分44.9秒
開場 1953年8月7日
所有者 唐津市
施行者 唐津市
コース
水面 人工(プール[1]
水質 淡水[1][2]
モーター 減音 (ヤマト331型)
外向発売所
外向発売所 {{{外向発売所}}}
場外発売場
場外発売場
  • ボートピア三日月
  • 前売場外ミニット
  • 前売場外オラレ
  • ボートピアみやき
  • 外向発売所ドリームピット
実況
担当 石川香奈恵
溝上久美香
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一般観覧席および構内
唐津競艇場スタンド
競走水面

唐津競艇場(からつきょうていじょう)は、佐賀県唐津市にある競艇場である[1][2]

通称は、BOAT RACEからつ(ボートレースからつ)。

概要[編集]

1953年昭和28年)8月7日に初開催が行われ、初年度から既に唐津市の一般会計に繰り出せるほどの売上げを誇った。イメージキャラクターとして松田純羽田惠理香が務めた。 唐津市内のみならず福岡市方面や佐賀市方面からも多くのファンが訪れるため、それに対応できるよう広い駐車場と直行バスが確保・運行されている。建物は「ホテル並みの豪華さ」をもつと評され[2]、数キロ離れた鏡山麓からもその姿を確認することができる。

実況は石川香奈恵と溝上久美香が担当している。2008年平成20年)3月まで田中美洋が担当していた。1997年(平成9年)から2001年(平成13年)までのSG競走はメディアターナーの内田和男アナウンサーが担当していた。

1982年(昭和57年)4月23日から東松浦競艇組合も施行者として開催していたが、合併協議会の合意に基づき撤退し、2005年(平成17年)3月31日をもって組合を解散した。

歴史[編集]

開設当初は現在地と異なり同市中心部の栄町埋立地付近にあり、水面は松浦川河口を利用していた。水面の干満差が2mもあったため、大潮の干潮時に選手が転覆して立ち上がると、水面が選手の膝の上までしかないという状況であった。これを改善するため浚渫工事は何度も行われたが、すぐに土砂が堆積してしまった。また唐津駅の市街地に近かったため、違法な路上駐車が蔓延し苦情が絶えなかった。

1969年(昭和44年)2月に行われたレースにおいて、大本命である瀬戸康孝が浮遊物を巻き込んだめにスタートが遅れたが、そのスタートは正常と判断され瀬戸は6着でレースを終えた。このスタート判定に激怒した客により大規模な騒擾事件が発生した。上記の問題点とこの騒擾事件が契機となり、1975年(昭和50年)1月に現在地へと移転された[3]

1985年(昭和60年)4月9日、新しく創設された第1回モーターボート大賞競走が開催された。

2001年(平成13年)に開催された第11回グランドチャンピオン決定戦では、女子レーサーの寺田千恵選手が史上初女子レーサーによるSG優勝戦進出を果たした。

コース概要[編集]

競走水面はプール[1]で、水質は淡水[1]または汽水[2]。競走水面の大きさが特徴のひとつ[1][4]で、周辺は木や草で囲まれている。静水面で、ピットから2マークまでの距離が178mと長く、コース取りに大きく影響される。

年間通じて、6 - 7割が追い風であり、ほとんどインが決まりやすい。向かい風になると、インが弱く、センターからのまくりや差しが多い。

モーターは標準型を使用していたが、平成22年7月16日の開催から減音型(301型)に変わった。なお、唐津競艇場のみ電波障害対策型エンジンを採用している。

その他[編集]

  • トータリゼータシステムは富士通フロンテックである。(24場ある競艇場では唐津と、江戸川大村だけが採用している。)
  • 予想専門紙は「かもめ」と「大唐津」の2種類があり、予想紙の他に予想メモも購入でき、1階中央エントランスのエスカレータ付近で販売している。[† 1]
  • 近隣は、河畔公園として整備されており、天気のよい週末には家族連れが散歩する姿も見られる。
  • 唐津競艇場内施設1階案内所にコンシェルジュが滞在している。分からないことがあった場合はコンシェルジュが対応してくれる。
  • 1階中央エントランス南側に交通サービス払戻所があり、列車片道分が現金、または有料道路片道分が有料道路回数券としてキャッシュバックする。引換え時間は11時25分~13時25分(GII以上のレースは13時~15時20分)までとなっている。[† 2]
  • マスコットキャラクターはイルカの「か・らっキー」。

企画レース[編集]

2010年から唐津競艇では試みとして、企画レースを実施している。

  • 2010年(平成22年)2月19日の開催から第1レース朝イチ特賞(主力A1レーサーは1号艇)第7レースは進入固定競走を実施。
  • 2011年(平成23年)1月7日の開催から「軸アツ番組」[† 3]が実施。
  • 2011年(平成23年)4月1日の開催から芦屋競艇場徳山競艇場に続く3番目のモーニングレース「朝ドキ!からつ」がスタートした。

[† 4]

ただし、これらの企画は一般競走のみの実施であり、SG、GIGIIは除く。

主要開催競走[編集]

  • 周年記念(GI)として、全日本王者決定戦が行われている。
  • 企業杯(GIII)として、酒の聚楽太閤杯が行なわれている。
  • 2015年はルーキーシリーズ第2戦競走を実施。
  • 2015年は(GIII)オールレディース競走を実施予定。
  • 正月には佐賀県選手権、ゴールデンウィークにはゴールデンウィーク特選、お盆には唐津市長杯お盆特選が行なわれている。

以前は佐賀・福岡支部対抗戦競走が行われたことがあったが、現在は行われていない。

SG開催実績[編集]

年度 競走名 優勝者 登番 出身
1978 第24回モーターボート記念競走 村上一行 2073 岡山
1980 第27回全日本選手権競走 吉田重義 2288 大阪
1997 第44回全日本選手権競走 山崎智也 3622 群馬
1999 第09回グランドチャンピオン決定戦競走 大嶋一也 3010 愛知
2001 第11回グランドチャンピオン決定戦競走 植木通彦 3285 福岡
2003 第49回モーターボート記念競走 田中信一郎 3556 大阪
2010 第13回チャレンジカップ競走 今垣光太郎 3388 石川

SG開催予定[編集]

  • なし

佐賀支部[編集]

他の支部に比べてA1レーサーは12名(2015年7月現在)と少ないが、現役SGレーサーとして上瀧和則深川真二森永淳峰竜太などのG1ウィナーが誕生している。現在、現役選手のSGウィナーは上瀧和則だけだが、引退した選手でのSGウィナーは瀬戸康孝(第17、19回モーターボート記念競走制覇)だけである。現在、主力のある佐賀支部から新たなSGウィナーが出て来る可能性がある。

主なSG(G1)優勝タイトル

  • 渡邊伸太郎 - G1開設43周年記念全日本王座決定戦競走(芦屋)
  • 上瀧和則 - SG第43回全日本選手権競走(福岡)、SG第8回グランドチャンピオン決定戦競走(宮島)、SG第31回笹川賞競走(尼崎)、SG第8回競艇王チャレンジカップ競走(芦屋)、G1第8回新鋭王座決定戦競走(常滑)
  • 深川真二 - G1唐津モーターボート大賞(2009年)、G1開設56周年全日本王者決定戦(唐津)、G1開設60周年全日本王座決定戦競走(芦屋)
  • 森永淳 - G1下関モーターボート大賞(2008年)
  • 峰竜太 - G1第55回九州地区選手権競走(芦屋)、G1第40回高松宮記念競走(住之江)、G1開設59周年記念浜名湖賞競走(浜名湖)

その他の選手

  • 中尾誠
  • 三井所尊春 - 2006年唐津競艇場で行われた、第20回新鋭王座決定戦競走では準優出を果たしている。
  • 古賀繁輝 - 唐津競艇場での「GIII2009新鋭リーグ第11戦九州スポーツ杯」で完全優勝。
  • 山田康二

引退した選手

  • 瀬戸康孝-SGモーターボート記念競走(第17回桐生大会と第19回下関大会の2勝。)優勝、G1芦屋開設22周年記念(1974年)優勝など
  • 脇山久夫-G1尼崎開設36周年記念(1988年)優勝、SG第26回モーターボート記念競走 優出5着(常滑)、SG第9回鳳凰賞競走 優出3着(常滑)など

コースタイムレコード[編集]

2010年(平成22年)11月26日に開催された第2レースで篠崎元志選手が1分43秒8のレコードタイムを出した。これは1996年(平成8年)11月22日に開催された第11レース高橋勲選手が出した1分44秒3を14年ぶりに更新した。

場外発売場[編集]

アクセス[編集]

自動車[編集]

鉄道[編集]

  • JR筑肥線東唐津駅より車で3分 1.6km
  • JR唐津線鬼塚駅より車で3分 2.0km
  • 唐津大手口バスセンターから「鏡・久里線」に乗車、「競艇場南」で降車。
  • JR東唐津駅から唐津競艇場まで無料タクシーまたは無料バスを運行している[5]。運行時間は8時15分から12時45分まで。
  • 福岡市営地下鉄、JR筑肥線・唐津線分について、片道運賃分のキャッシュバックサービスを行っている(東唐津駅で使用済みきっぷにスタンプしレース場に持参)。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 地元独自の予想専門誌である。(これは福岡競艇場と同じである。)なお、関東や近畿で発売している「競艇ニュース」や「艇友ニュース」は販売はしていない。
  2. ^ 必ず証明になる物(列車は当日の往復切符の復路切符、有料道路は当日の領収書)が必要であるのと本場開催日のみ実施。場外単売日は実施しない。
  3. ^ 「軸アツ番組」は主力級(主にA級レーサー)の1人が第1レースに1号艇(激アツ)第2レースに2号艇(中アツ)第3レースに3号艇(並アツ)に乗艇する。
  4. ^ 第1レースのスタート展示時刻が午前8時26分、第12レース発売締め切り時刻が午後2時40分となっている。通常開催の時刻よりも約1時間30分繰り上げて開催する。(通常第1レーススタート展示開始時刻10時43分、第12レース発売締め切り時刻が午後4時43分)

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 蛭子1992、203頁。
  2. ^ a b c d e 藤野2006、232頁。
  3. ^ 参考文献:大空剛「失われた競艇場」『競艇マクール』2000年8月号、130-131頁。
  4. ^ 競走水面データ” (日本語). データボックス. 唐津競艇場. 2012年3月24日閲覧。
  5. ^ 交通サービス” (日本語). 交通アクセス・サービス. 唐津競艇場. 2015年4月29日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]