松井繁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
松井繁
Boat Racer Matsui Shigelu.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府吹田市
生年月日 (1969-11-11) 1969年11月11日(47歳)
身長 169cm
体重 50kg
血液型 O型
競艇選手情報
所属 大阪支部
登録番号 3415
登録期 64期
級別 A1級
特徴 自在
選手実績
デビュー日 1989年5月13日
SG優勝 12回
GI優勝 52回
GII優勝 3回
GIII優勝 6回
一般戦優勝 44回
通算優勝 117回
通算勝率 7.82
通算勝利 出走5921回 1986勝
(2015年11月3日現在)
主要獲得タイトル
テンプレートを表示

松井 繁(まつい しげる、1969年11月11日[† 1][† 2] - )は、大阪府吹田市出身[† 2]競艇選手。登録番号3415[† 3]上に兄が一人いる。

来歴[編集]

大阪府吹田市南吹田出身[† 2]。中学・高校時代はテニスをしていたが、目立つ選手ではなかったという[† 4]北陽高等学校在学時は将来の進路を見い出せず、大学や専門学校を数校受験するつもりでいたが、父親が知人から競艇選手養成所の募集案内を渡されたのをきっかけに養成所にも出願したところ、合格[† 5]北陽高等学校を卒業してから本栖研修所に入所する。松井によると養成所時代は同期生の中でも転覆が抜きん出て多く、いつ養成所を退学になるか恐れる日々を送っていたという[† 6]。しかし同期生の應治千代美によると養成期間の後半に入り実戦形式の研修を行うようになると、松井は服部幸男とともにトップクラスの成績を収めるようになった[† 7]。その後、1989年3月24日に選手登録をする。[1] 1989年5月[† 8]13日、地元住之江競艇場にてデビュー[2]。デビューから半年でB1級に昇級し、その1年後にA級に昇級した[† 9]

  • 1995年賞金王決定戦競走に初出場。2004年まで連続出場していたが、2005年は1月に尼崎競艇場でのG1近松賞の優勝戦、7月には桐生競艇場でのオーシャンカップ競走の準優勝戦でそれぞれフライングを切ってしまい、ペナルティにより記念戦線から離脱。連続出場は10で途切れた。翌2006年からは再び連続出場している。
  • 1996年から始まった競艇SG大会のオーシャンカップ競走は記念すべき第1回の住之江大会から全ての大会で出場しており2011年大会まで唯一のオーシャン・皆勤賞だった。しかし、2012年尼崎競艇場で行われた第17回オーシャンカップはフライング休みのため出場できなかった。そのため連続出場記録は16で止まった。
  • 2008年9月12日福岡チャンピオンカップ初日のドリームレースで1着に入り、公営競技史上初の生涯獲得賞金25億円を突破。
  • 2009年7月14日津競艇場での「G1モーターボート大賞」で1500勝達成(決まり手は2コース差し)。
  • 2009年10月13日尼崎競艇場での「全日本選手権」で初優勝、悲願の競艇ダービー制覇を果たした。
  • 2009年12月23日、賞金王決定戦競走V3を果たし、SG競走V10を達成した。
  • 2011年9月8日鳴門競艇場での「G1大渦大賞」にて優勝。通算100回目の優勝を果たした。業界としては史上12人目の100V(うちSG10勝、GI45勝)という快挙。[3]
  • 2011年12月25日住之江競艇場での「第26回賞金王決定戦」にて2着(1着池田浩二)となり4500万円を獲得、公営競技史上初の生涯獲得賞金30億円突破を果たす(賞金王決定戦終了時点での生涯獲得賞金は30億1948万502円)。

エピソード[編集]

  • 「ボートレースのメッカ」住之江競艇場を抱えるなど、競艇の盛んな近畿地区の絶対的エースであり、全国的にも、「艇王」植木通彦に対し、「王者」という異名を持つ一流レーサーである。
  • 「王者」というニックネームにふさわしい活躍をして久しいが、難水面で有名な江戸川競艇場を苦手としており、これまで優勝したことがない。特筆すべきは2006年の江戸川MB大賞で、初日から波やうねりに苦しみ節間で1着を獲ることもままならずに予選落ち。最終日には「波も頑張っている」と、弱気なコメントすら吐いた。その後長らく江戸川の斡旋はなかったが、2014年の周年記念で実に7年半ぶりに斡旋され、優勝戦に進出。惜しくも優勝とはならなかったものの「王者」として気を吐いた。
  • 弟子に山本隆幸(兵庫支部所属)、同期に服部幸男中里英夫鈴木博らがいる。
  • 容姿がマイケル富岡に似ており、内田和男は松井を「マイケルレインボーアタッカー」と称した。雑誌でマイケルと対談したこともある。現在のキャッチフレーズは2012年の賞金王決定戦の出場選手へのキャッチフレーズを評して絶対王者となっている。
  • 競艇誌「BOATBoy」のインタビューで「アイスクリームは一日も欠かさない」と言うほどのアイスクリーム好き(この時の取材もソフトクリームを食べていたほど)。座右の銘は「時は金なり (Time is Money)」。趣味はペラ叩き。
  • 愛車はポルシェとベンツ。
  • 自宅はプール付きの豪邸である。

成績[編集]

勝率・連対率など[編集]


優勝実績[編集]

SG[編集]

回数 開催年 優勝戦日 開催名 開催場 枠番 進入コース スタート 決まり手 節間成績
1996年 5月27日 第23回 笹川賞 児島競艇場 6枠 6コース .17 恵まれ 23432②1
V2 1998年 7月20日 第3回 オーシャンカップ 三国競艇場 1枠 1コース .19 逃げ 132232①1
V3 1999年 12月23日 第14回 賞金王決定戦 住之江競艇場 2枠 2コース .03 まくり 3231
V4 2001年 5月20日 第28回 笹川賞 浜名湖競艇場 6枠 5コース .13 まくり差し 41226②1
V5 2006年 7月30日 第11回 オーシャンカップ 若松競艇場 1枠 1コース .14 逃げ 133431①1
V6 12月24日 第21回 賞金王決定戦 住之江競艇場 1枠 1コース .10 逃げ 1311
V7 2008年 3月30日 第43回 総理大臣杯 児島競艇場 1枠 1コース .10 逃げ 212221①1
V8 7月27日 第13回 オーシャンカップ 蒲郡競艇場 1枠 1コース .18 逃げ 21341①1
V9 2009年 10月13日 第56回 全日本選手権 尼崎競艇場 1枠 1コース .20 逃げ 231421①1
V10 12月23日 第24回 賞金王決定戦 住之江競艇場 3枠 3コース .08 差し 1341
V11 2013年 7月28日 第18回 オーシャンカップ 若松競艇場 1枠 1コース .14 抜き 332111①1
V12 2014年 3月23日 第49回 ボートレースクラシック(総理大臣杯) 尼崎競艇場 1枠 1コース .14 逃げ 312222①1

GI[編集]

回数 開催年 優勝戦日 開催名 開催場 枠番 進入コース 決まり手 節間成績
1992年 5月18日 開設36周年記念 戸田グランプリ 戸田競艇場 1枠 3コース まくり 1153141①1
2 1995年 2月15日 第38回 近畿地区選手権 びわこ競艇場 4枠 5コース 抜き 161125②1
3 4月25日 開設43周年記念 海の王者決定戦 大村競艇場 2枠 6コース まくり差し 3511433①1
4 1996年 4月7日 開設44周年記念 秩父宮妃記念杯 びわこ競艇場 6枠 5コース まくり差し 33143②1
5 7月11日 開設44周年記念 京極賞 丸亀競艇場 6枠 5コース 差し 222231①1
6 1997年 6月10日 開設45周年記念 つつじ賞王座決定戦 津競艇場 3枠 6コース 差し 132124①1
7 8月3日 開設44周年記念 マーメイドグランプリ 常滑競艇場 2枠 4コース 差し 413112①1
8 1998年 4月21日 GIモーターボート大賞 大村競艇場 6枠 6コース 恵まれ 212324②1
9 6月14日 開設46周年記念 つつじ賞王座決定戦 津競艇場 3枠 2コース 差し 213113①1
10 11月8日 開設44周年記念 宮島チャンピオンカップ 宮島競艇場 6枠 3コース まくり差し 122転12②1
11 1999年 3月11日 開設42周年記念 太閤賞 住之江競艇場 1枠 3コース まくり 11111①1
12 9月19日 GIモーターボート大賞 津競艇場 4枠 3コース 抜き 133144②1
13 2000年 2月14日 第43回 近畿地区選手権 尼崎競艇場 1枠 1コース 逃げ 141311①1
14 7月4日 開設46周年記念 ウエイキーカップ 多摩川競艇場 3枠 4コース まくり 221231①1
15 7月31日 開設47周年記念 浜名湖賞 浜名湖競艇場 1枠 2コース 差し 512132①1
16 11月7日 開設44周年記念 戸田グランプリ 戸田競艇場 1枠 1コース 逃げ 511241①1
17 2002年 2月1日 開設49周年記念 近松賞 尼崎競艇場 2枠 2コース まくり 243121①1
18 9月29日 GIモーターボート大賞 多摩川競艇場 1枠 1コース 逃げ 134323①1
19 10月8日 第30回 高松宮記念 住之江競艇場 1枠 1コース 逃げ 342213①1
20 2003年 3月2日 開設46周年記念 太閤賞 住之江競艇場 1枠 1コース 逃げ 13111①1
21 3月16日 開設49周年記念 北陸艇王決戦 三国競艇場 2枠 2コース 差し 322311①1
22 4月13日 ダイヤモンドカップ 多摩川競艇場 1枠 1コース 逃げ 344521①1
23 6月20日 開設50周年記念 福岡チャンピオンカップ 福岡競艇場 2枠 2コース 差し 154124①1
24 9月18日 GIモーターボート大賞 下関競艇場 1枠 1コース 逃げ 423221①1
25 9月28日 開設51周年記念 つつじ賞王座決定戦 津競艇場 2枠 1コース 逃げ 223411①1
26 10月25日 開設49周年記念 競帝王決定戦 下関競艇場 4枠 3コース まくり 143414②1
27 11月12日 GIモーターボート大賞 三国競艇場 1枠 1コース 逃げ 212331①1
28 2004年 1月17日 開設51周年記念 近松賞 尼崎競艇場 1枠 1コース 逃げ 212111①1
29 4月7日 開設52周年記念 びわこ大賞 びわこ競艇場 2枠 2コース 差し 111521①1
30 11月18日 ダイヤモンドカップ 浜名湖競艇場 5枠 2コース 差し 312312②1
31 12月12日 開設50周年記念 競帝王決定戦 下関競艇場 1枠 1コース 逃げ 113132①1
32 2006年 12月14日 GIモーターボート大賞 鳴門競艇場 1枠 1コース 逃げ 112141①1
33 2007年 2月26日 開設50周年記念 太閤賞 住之江競艇場 1枠 1コース 逃げ 312131①1
34 5月17日 開設55周年記念 全日本王座決定戦 芦屋競艇場 1枠 1コース 逃げ 111122①1
35 12月14日 ダイヤモンドカップ びわこ競艇場 4枠 5コース 差し 43131②1
36 2008年 1月20日 開設54周年記念 全日本王者決定戦 唐津競艇場 4枠 4コース まくり差し 261121②1
37 5月18日 開設55周年記念 大渦大賞 鳴門競艇場 4枠 5コース まくり差し 153212②1
38 6月10日 開設56周年記念 つつじ賞王座決定戦 津競艇場 1枠 1コース 逃げ 12115①1
39 12月14日 GIモーターボート大賞 津競艇場 1枠 1コース 逃げ 311213①1
40 2009年 2月24日 GIモーターボート大賞 大村競艇場 1枠 1コース 逃げ 121121①1
41 3月31日 開設52周年記念 太閤賞 住之江競艇場 1枠 1コース 逃げ 112212①1
42 6月9日 開設56周年記念 大渦大賞 鳴門競艇場 1枠 1コース 逃げ 211152①1
43 2010年 2月9日 第53回 近畿地区選手権 住之江競艇場 1枠 1コース 逃げ 112411①1
44 11月10日 ダイヤモンドカップ 丸亀競艇場 1枠 1コース 逃げ 123312①1
45 2011年 9月8日 開設58周年記念 大渦大賞 鳴門競艇場 1枠 1コース 逃げ 123211①1
46 12月7日 第55回 近畿地区選手権 尼崎競艇場 1枠 1コース 逃げ 411113①1
47 2012年 1月17日 開設59周年記念 近松賞 尼崎競艇場 1枠 1コース 逃げ 424121①1
48 9月4日 開設60周年記念 つつじ賞王座決定戦 津競艇場 2枠 2コース 差し 513112①1
49 11月6日 開設58周年記念 宮島チャンピオンカップ 宮島競艇場 1枠 1コース 逃げ 232131①1
50 2014年 2月11日 第57回 近畿地区選手権 住之江競艇場 1枠 1コース 逃げ 142111①1
51 5月8日 開設62周年記念 つつじ賞王座決定戦 津競艇場 1枠 1コース 逃げ 112511①1
52 2015年 11月3日 開設63周年記念 びわこ大賞 びわこ競艇場 1枠 1コース 逃げ 113121①1

GII[編集]

回数 開催年 優勝戦日 開催名 開催場 枠番 進入コース 決まり手 節間成績
2006年 4月29日 第10回 競艇マクール賞 競艇祭 大村競艇場 3枠 3コース まくり 243121①1
2013年 4月28日 モーターボート大賞 三国競艇場 1枠 1コース 逃げ 122131①1
2013年 12月9日 第57回 秩父宮妃記念杯競走 びわこ競艇場 1枠 1コース 逃げ 123211①1

GIII[編集]

優勝数6回

一般戦[編集]

優勝数44回

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 蛭子能収『競艇入門』、ポケットブック社、1992年11月、P163。
  2. ^ a b c 木村1992、248頁。
  3. ^ 木村1992、256頁。
  4. ^ 木村1992、249頁。
  5. ^ 木村1992、249-252頁。
  6. ^ 木村1992、252-253頁。
  7. ^ 木村1992、253頁。
  8. ^ 木村1992、254頁。
  9. ^ 木村1992、254-255頁。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]