浜大津アーカス

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浜大津アーカス

浜大津アーカス(はまおおつアーカス)は、京阪電気鉄道琵琶湖ホテル浜大津駅近くに創った複合型商業施設[1]1998年平成10年)4月23日にアミューズメント棟が開業し[2]、同年10月1日に(2代目)琵琶湖ホテルが開業した[3]。 「京阪レークセンター(パノラマプール)」の跡地に建設された。

施設[編集]

所在地は大津市浜町2-1。敷地面積32,033平方メートル(ホテル棟も含)、ほかに屋外駐車場4,582平方メートル。駐車台数は約700台。

1996年(平成8年)10月14日に起工し[4]1998年平成10年)4月23日にアミューズメント棟が開業し[2]、同年10月1日に(2代目)琵琶湖ホテルが開業した[3]

アメリカの「シーザー ペリ&アソシエイツ」建築事務所に因りデザインされた「琵琶湖の波と山並みのうねり」を表現した曲線を多用し、琵琶湖に向けてデッキが造られた建物である[5]

ホテル棟[編集]

アミューズメント棟[編集]

地上5階建て延べ床面積19,800m2[1]。 開業時点では、4階に東宝シネマズの運営する「浜大津アーカスシネマ」が中核施設として入居していたが[7]2007年平成19年)12月5日に地場資本への売却が発表され[8]大津アレックスシネマとなった[1]

2010年平成22年)3月20日湖の駅が開業した[9]

2014年平成26年)3月に当時のテナント11店舗のうち7店舗が撤退し[10]、同年4月から改装工事に入り[11]、同年10月3日ラウンドワンスタジアム(営業面積約11,150m2)が開業した[11]。 このラウンドワンスタジアムの開業時点では、2階と3階にはスポーツ体験施設「スポッチャ」、4階にはボウリング場が開設された[11]

名称由来・シンボルマーク[編集]

  • 「アーカス」は「水」を意味するラテン語の『アクア』と、英語の「空間」を意味する『スペース』から造られた造語で、「琵琶湖と調和する浜大津」を表す名前として名づけられた。
  • 併せてシンボルマークとロゴをグラフィックデザイナー松永真に依頼、シンボルマークは白地に「琵琶湖とそれを取り巻く四季おりおりの風」を曲線を駆使した青色と水色の2つの形状を組み合わせて表現している。

歴史[編集]

アクセス[編集]

  • 京阪電車
  • JR
    • 大津駅より
      • バス(ラウンドワンシャトルバス、京阪バス、近江鉄道バス)
      • 徒歩15分

周辺[編集]

挿話[編集]

  • 大津市滋賀県が中心となり『浜大津総合整備事業』が立ち上げられたとき、浜大津駅前の「明日都浜大津」(現在名称)が物販施設、「浜大津アーカス」がアミューズメントとホテル施設という棲み分けの思惑があったといわれており、当初、明日都には核テナントとして「OPA」が入っていた。しかし、数年でOPAが撤退。その後コジマ電機がテナントとして入店したものの、こちらも数年で撤退した。明日都と浜大津アーカスとの連携性は開業当初から薄かったといわれている。
  • 開業から数年は、シネマコンプレックスというスタイルが珍しく、前面の道路が非常に混雑し、警察が出動するほどの賑わいを見せたが、経営状況は開業当時から赤字だったといわれている。(過去の有価証券報告書には減損損失が計上されている)
  • 周辺にユナイテッドやワーナーなどの映画館や、ピエリ守山フォレオ大津一里山イオンモール草津三井アウトレットパーク 滋賀竜王などの大規模な商業施設が相次いで開業している中、集客は横這いだといわれている。
  • コスプレなどのイベントに注力しており、愛好者(コスプレイヤー)たちの間でも認知されていたが、2014年2月11日の開催を以ってコスプレイベントの開催は終了となった。また関東などで同じくコスプレイベントを開催する商業施設では、その商業施設で利用できる金券を付すスタイルがスタンダードとなっており、この店舗利用を促すスタイルは、浜大津アーカスで始まったといわれていて、一部では「アーカス式」と言われている。
  • 2009年頃から「第2第4金曜日はアーカスの日」と打ち出して、花火を打ち上げるなど施設内で特典を付すなどの取組みをしている。(花火が上がるのは20時半頃で3分程度となっており、「アーカスの日」という言葉も近隣では定着しつつあるという。)

脚注[編集]

  1. ^ a b c “新施設で活気期待 浜大津アーカス、来月3日新装開業”. 朝日新聞 (朝日新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (2014年9月24日) 
  2. ^ a b c “若者に照準 初日からにぎわう 「浜大津アーカス」オープン 京阪電鉄の複合娯楽施設”. 京都新聞 (京都新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (1998年4月24日) 
  3. ^ a b c d “湖岸に新都心が出現 「琵琶湖ホテル」オープン”. 産経新聞 (産経新聞社): pp. 朝刊 10. (1998年10月1日) 
  4. ^ a b “若者に照準 初日からにぎわう 「浜大津アーカス」オープン 京阪電鉄の複合娯楽施設”. 京都新聞 (京都新聞社): pp. 朝刊 29. (1996年10月15日) 
  5. ^ “建物に琵琶湖のさざ波 背後の山並みイメージ 来月1日オープン 琵琶湖ホテル”. 朝日新聞 (朝日新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (1998年9月26日) 
  6. ^ “旧琵琶湖ホテルの完成 昭和9(1934)年10月25日(大津市柳が崎) ふるさと昭和史ビデオ”. 京都新聞 (京都新聞社): pp. 朝刊 26. (2003年4月10日) 
  7. ^ “湖岸に「遊びの殿堂」 複合映画館備える 「浜大津アーカス」23日オープン 大津”. 京都新聞 (京都新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (1998年4月21日) 
  8. ^ “浜大津アーカス地場会社に売却 TOHOシネマズ”. 京都新聞 (京都新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (2007年12月6日) 
  9. ^ a b “大津港に「湖の駅」 名産販売や特産品飲食”. 読売新聞 (読売新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (2010年3月21日) 
  10. ^ a b “11店中7店来月末撤退 シネコンなど営業継続 アミューズ棟 アーカス”. 読売新聞 (読売新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (2014年2月22日) 
  11. ^ a b c d “浜大津アーカス:スポーツ体験施設、来月3日に改装オープン”. 毎日新聞 (毎日新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (2014年9月27日) 
  12. ^ “地下鉄乗り入れ始まる 路面走る電車も一新 浜大津-上栄町間 京阪京津線”. 朝日新聞 (朝日新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (1997年10月14日) 
  13. ^ “湖畔のオペラハウス びわ湖ホールオープン”. 毎日新聞 (毎日新聞社): pp. 夕刊 3. (1998年9月5日) 
  14. ^ “完成は9年秋以降 大津市立なぎさ公園内の「びわ湖ホール」 当初予定遅れる”. 京都新聞 (京都新聞社): pp. 朝刊 3. (1994年2月16日) 
  15. ^ “リゾート時代の新名所 大津プリンスホテル きょう開業”. 朝日新聞 (朝日新聞社): pp. 朝刊 滋賀版. (1989年4月22日) 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度0分39.5秒 東経135度52分0.9秒