レアンドロ・ドミンゲス・バルボーザ

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レアンドロ・ドミンゲス
名前
本名 レアンドロ・ドミンゲス・バルボーザ
Leandro Domingues Barbosa
愛称 レアンドロ[1]
ニーヤン[1] レドミ
ラテン文字 LEANDRO DOMINGUES
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1983-08-24) 1983年8月24日(40歳)
出身地 バイーア州ヴィトリア・ダ・コンキスタ
身長 173cm
体重 70kg
選手情報
ポジション MF (OH) / FW
利き足 右足
ユース
1995-2000 ブラジルの旗 ECヴィトーリア
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2001-2006 ブラジルの旗 ECヴィトーリア 89 (27)
2007-2009 ブラジルの旗 クルゼイロEC 23 (7)
2008 ブラジルの旗 ECヴィトーリア (loan) 15 (3)
2009 ブラジルの旗 フルミネンセFC (loan) 0 (0)
2009 ブラジルの旗 ECヴィトーリア (loan) 30 (8)
2010-2014 日本の旗 柏レイソル 107 (40)
2014-2015 日本の旗 名古屋グランパス 14 (2)
2016 ブラジルの旗 ECヴィトーリア 9 (1)
2017 ブラジルの旗 ポルトゥゲーザ 4 (0)
2017-2020 日本の旗 横浜FC 98 (20)
1. 国内リーグ戦に限る。2020年12月20日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

レアンドロ・ドミンゲス・バルボーザ(Leandro Domingues Barbosa、1983年8月24日 - )は、ブラジルバイーア州ヴィトリア・ダ・コンキスタ市出身のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダーフォワード

サッカー選手のクレイトン・ドミンゲスは実弟。

来歴[編集]

ブラジル時代[編集]

12歳の時からECヴィトーリアの下部組織に所属し、2001年、トップチームへ昇格[2]

2006年ブラジル全国選手権セリエCに降格したクラブを1年でセリエBへ昇格させる原動力となり、翌年、セリエAクルゼイロECへ移籍した[2][3]

2008年、当時の監督であったアジウソンとの関係が悪化し、ミナスジェライス州選手権のタイトルを獲得した後、セリエAに昇格していたヴィトーリアへ復帰[3]

2009年フルミネンセFCへ移籍するが、出場機会に恵まれず、再びヴィトーリアへ戻った[3]

柏レイソル[編集]

2010年J2柏レイソル監督であったネルシーニョが獲得を熱望したこともあり[4]、柏へ移籍。3月28日の東京ヴェルディ1969戦で移籍後初ゴールとなる[5] 決勝ゴールを決めた。以降も「(J2でプレーするのは)反則」と言われるほどの圧倒的なパフォーマンスで首位を独走するチームを牽引し[4]、13ゴールを決めただけでなく[5]、アシストでも貢献、クラブ初のJ2優勝・1年でのJ1復帰に貢献した。

2011年、J1の舞台でも引き続き質の高いプレーを続け、前年の成績を上回るリーグ戦15得点を記録。Jリーグ史上初となる昇格1年目でのJ1優勝を達成し、自身もJリーグ最優秀選手賞を受賞した。

2012年、シーズン終盤に右膝内側側副靭帯を損傷[6]。約1ヶ月間離脱を余儀なくされたが、リーグ戦10得点を記録し、2年連続でJリーグベストイレブンに選出された。

2013年、シーズン中に3度の負傷で戦線離脱したこともあり、リーグ戦では移籍後最小となる12試合2ゴールに留まった。

名古屋グランパス[編集]

2014年、練習の遅刻やトラブルなどがあり解雇、それにともない名古屋グランパスへ移籍[7]。10月11日の天皇杯準々決勝で左ハムストリング肉離れで離脱し[8]、2015年開幕前には、右ひざの検査のため一時帰国[9] するなど、負傷での離脱が続き、2ndステージ第8節で11か月ぶりに復帰[10]。リーグ戦終了後、契約満了が発表された[11]

2016年より古巣であるECヴィトーリアに復帰することが発表された[12]

横浜FC[編集]

2017年6月、ポルトゥゲーザとの契約を解除し、横浜FCへ移籍[13]

2018年11月23日、J2第40節・大分トリニータ戦で、全得点に絡む活躍で逆転勝利に貢献したこと、J2第41節・ファジアーノ岡山戦で2得点を挙げ、4連勝の立役者になったこと、今シーズンはイバの17得点に次ぐ11得点をマークし、チームをJ1参入プレーオフ圏内の3位に導いたことが評価され、月間MVPを受賞[14]

2020年シーズンをもって契約満了により横浜FCを退団[15]

プレースタイル[編集]

シュート、パス、ドリブル、プレースキックオフ・ザ・ボールの全てを高いレベルでこなせるオールラウンダー[16][17]。ゲームコントロールに長け、視野が広く、プレー選択の判断も早い[18][19]

テクニシャンながらシンプルなプレーを好み、派手なプレーを見せることはほとんどない[18]

人物[編集]

  • 既婚者であり、右腕には息子の名前のタトゥーを入れている[16]。自身がゴールを決めた時は、このタトゥーにキスをすることが恒例となっている。
  • 来日してからしばらく車を持たず、練習場やスタジアムまで徒歩で通っていた。本人はその理由について「練習場から歩いてこれる距離に家がありますし、どこへ行くにも日本は電車網が繋がっています。東京に行くにしても、車より電車の方が早く着きますしね。それに、日本は危険なところが少なく、家の近くでなんでもモノが揃いますから」と語っている[20]
  • 日本の浴場に置いてある「小さなイス」を気に入っている[20]
  • 本気とも冗談ともつかないナルシスト的な発言をすることが多く、2012年柏レイソル公式プロフィールに記載されていた「レイソル選手でNo.1のイケメン」というお題に「」と回答しているほか、「あなたの『モテキ』はいつだった?」という質問に対しては「いつもそうだった」と答えている[21]。また、2011年のリーグ優勝記念に行われたビールかけの際には、チームメイトからプレーを褒めちぎられた後に「これで顔がよければなぁ」と冗談を言われ、「うそ!?自分ではイケてると思うんだけど……」と返したという[22]
  • 2014年シーズン途中まで在籍した柏にはレアンドロ・モンテーラ・ダ・シルバという同名選手が在籍していた。この際双方が「レアンドロ」と表記される事になったためか、一部の新聞などでは区別のためにドミンゲスの名前を「レアンドド」と表記されることがあった。

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2001 ヴィトーリア セリエA -
2002 -
2003 -
2004 -
2005 セリエB -
2006 セリエC -
2007 クルゼイロ セリエA 23 7 - - 23 7
2008 ヴィトーリア 15 3 - - 15 3
2009 フルミネンセ 0 0 - - 0 0
ヴィトーリア 30 8 - - 30 8
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2010 11 J2 32 13 - 3 4 35 17
2011 10 J1 30 15 2 0 3 3 35 18
2012 28 10 3 4 2 2 33 16
2013 12 2 1 0 1 0 14 2
2014 5 0 1 0 - 6 0
名古屋 33 11 2 - 2 1 13 3
2015 3 0 0 0 0 0 3 0
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2016 ヴィトーリア セリエA -
2017 ポルトゥゲーザ セリエD -
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2017 横浜FC 40 J2 19 3 - - 19 3
2018 38 11 - 0 0 38 11
2019 33 6 - 0 0 33 6
2020 J1 8 0 1 0 - 9 0
通算 ブラジル セリエA 68 18 - - 68 18
日本 J1 97 29 8 4 8 6 113 39
日本 J2 122 33 - 3 4 125 37
総通算 287 80 8 4 11 10 306 94

その他の公式戦

国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFCACLクラブW杯
2011 10 - 3 1
2012 7 5 -
2013 6 3 -
通算 AFC 13 8 3 1

タイトル[編集]

クラブ[編集]

ECヴィトーリア
クルゼイロEC
柏レイソル

個人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 柏レイソル公式プロフィール(2013年)
  2. ^ a b Entrevista / Leandro Domingues - Bahia Notícias 2011年9月19日
  3. ^ a b c BRASIL NOS 4 CANTOS – LEANDRO DOMINGUES - DOENTES POR FUTEBOL 2013年1月19日
  4. ^ a b 好調・柏を支える“キング”と“バンディエラ”の存在【鈴木潤】 - Soccer Journal 2011年7月23日
  5. ^ a b レアンドロ・ドミンゲス”. data.j.league.or.jp. 2020年7月25日閲覧。
  6. ^ レアンドロ ドミンゲス選手の負傷について - 柏レイソル公式サイト 2012年10月3日
  7. ^ レアンドロ ドミンゲス選手、移籍新加入のお知らせ - 名古屋グランパス公式サイト 2014年6月8日
  8. ^ 名古屋MFレアンドロ肉離れで全治4週間 nikkan sports
  9. ^ 名古屋レアンドロ・ドミンゲス、右膝検査で一時帰国 nikkan sports
  10. ^ F東京、スコアレスドローで連勝は3でストップ…名古屋L・ドミンゲスが約11か月ぶり復帰 ゲキサカ
  11. ^ 契約満了選手のお知らせ 名古屋グランパス公式サイト
  12. ^ "REPATRIADO Após sete anos, Leandro Domingues está de volta ao Vitória" (Press release) (ポルトガル語). EC Vitoria. 18 January 2016. 2016年1月19日閲覧
  13. ^ MFレアンドロ ドミンゲス選手 ポルトゲーザより完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)2017年6月29日https://www.yokohamafc.com/2017/06/29/579142017年6月29日閲覧 
  14. ^ 11月度「明治安田生命JリーグMastercard priceless japan 月間MVP」決定 明治安田生命J2:レアンドロ ドミンゲス選手(横浜FC)』(プレスリリース)J.LEAGUE.jp、2018年11月23日https://www.jleague.jp/release/post-56894/2018年11月23日閲覧 
  15. ^ MF レアンドロドミンゲス選手 契約満了のお知らせ 横浜FC 2021年1月16日
  16. ^ a b 【J2 4月度MIP受賞インタビュー】レアンドロ・ドミンゲス選手(柏) - J's GOALニュース 2010年6月15日
  17. ^ 【Jリーグ】名波浩が選ぶ、2011年ベストイレブン - web Sportiva 2011年12月14日
  18. ^ a b スカパー!『2011 JリーグアフターゲームショーFINAL』2011年12月3日
  19. ^ 【Jリーグ】識者が選ぶ!前半戦、最大のサプライズチームは? - web Sportiva 2011年7月29日
  20. ^ a b 来日以来ずっと徒歩通勤のレアンドロ選手「どこへ行くにも電車網が繋がっているし、日本は危険なところが少なく、家の近くでなんでも揃う」 - EL-CRACK.JP 2011年9月30日
  21. ^ 柏レイソル公式プロフィール(2012年)
  22. ^ 【枡田絵理奈】女子アナひとり体制で、酔っぱらいながら番組収録!? - web Sportiva 2011年12月29日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]