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東新宿駅

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東新宿駅
駅直結の新宿イーストサイドスクエア
ひがししんじゅく
Higashi-shinjuku
所在地 東京都新宿区新宿七丁目27
北緯35度41分52.6秒 東経139度42分26.8秒 / 北緯35.697944度 東経139.707444度 / 35.697944; 139.707444座標: 北緯35度41分52.6秒 東経139度42分26.8秒 / 北緯35.697944度 東経139.707444度 / 35.697944; 139.707444
所属事業者 東京都交通局都営地下鉄
東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 東新(東京都交通局、駅名略称)
ヒシ(東京地下鉄)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線(大江戸線)
2面4線(副都心線、上下2層式)
乗車人員
-統計年度-
(東京都交通局)10,503人/日
(東京地下鉄)9,238人/日(降車客含まず)
-2010年-
乗降人員
-統計年度-
(東京都交通局)20,631人/日
(東京地下鉄)18,375人/日
-2010年-
開業年月日 2000年平成12年)12月12日
乗入路線 2 路線
所属路線 E 都営地下鉄大江戸線
駅番号 E 02
キロ程 2.2 km(都庁前起点)
E 01 新宿西口 (1.4 km)
(1.0 km) 若松河田 E 03
所属路線 F 東京地下鉄副都心線
駅番号 F 12
キロ程 15.5 km(和光市起点)
F 11 西早稲田 (0.9 km)
(1.1 km) 新宿三丁目 F 13
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東新宿駅
配線図

大江戸線
新宿西口駅

1 2


STRg STRf
STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSr
STRg STRf

若松河田駅


副都心線(A線)
地下5階
西早稲田駅

1


STRf
STRrg ABZrf
STR+BSl STR
STR+BSl STR
STRlf ABZlg
STRf

新宿三丁目駅


副都心線(B線)
地下6階
↑西早稲田駅

2


STRg
ABZlf STRlg
STR STR+BSr
STR STR+BSr
ABZrg STRrf
STRg

↓新宿三丁目駅

副都心線2番線ホーム(2009年6月)

東新宿駅(ひがししんじゅくえき)は、東京都新宿区新宿七丁目にある、東京都交通局都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)のである。駅開設後、中高層マンションの造成が進み利用者数が増加し、副都心線開通後も高い利用者増加率を見せ続けている。2012年5月には、三菱地所による「新宿イーストサイド」計画の一環として、商業&ビジネス複合型のオフィスビル「新宿イーストサイドスクエア」が建設され駅に直結するなど、再開発も進んでいる。

概要

2000年12月に都営地下鉄大江戸線の東新宿駅として開設。駅の機構はほとんどが新宿七丁目に含まれるが、一部は新宿六丁目(駅東南)、大久保一丁目(駅北西)、歌舞伎町二丁目(駅南西)にもまたがる。もともと駅周辺は地盤の良い地域でもあり[1]、駅開設後、新宿七丁目を中心にマンションの造成が進み、閑静な住宅地が形成されるにつれて駅の利用者数が増加し、2008年6月の東京メトロ副都心線開通後も高い利用者増加率を見せ続けている。

そして、三菱地所による「新宿イーストサイド」再開発計画により、2012年5月には、1万人以上が就業可能な商業&ビジネス複合型のオフィスビル「新宿イーストサイドスクエア」(地上20階・地下2階)が駅直結で建設され(2012年9月グランドオープン予定)、また外構空間の40%が緑化されている[2]。イーストサイド南側には、地上32階・地下1階・高さ111.7m・総戸数761戸のタワーマンションなども建設されている。

利用可能な鉄道路線

所在地

  • 大江戸線:東京都新宿区新宿七丁目27-3
  • 副都心線:東京都新宿区新宿七丁目27-11

駅構造

東京都交通局

島式ホーム1面2線を有する地下駅。新宿七丁目交差点を中心に、職安通り・抜弁天通りの直下に位置する。

都営地下鉄東新宿駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1 E 都営大江戸線 新宿西口都庁前(都庁前のりかえ)光が丘方面
2 飯田橋上野御徒町両国方面

東京メトロ

明治通りの直下、新宿七丁目交差点と大久保二丁目交差点の間に位置する。上下2層式、各層に島式ホーム1面2線を有する2面4線の構造である。ホームの位置は上層(地下5階)が渋谷方面、下層(地下6階)が池袋方面となる。上下2層に分けられた理由は、同一階層で2面4線の構造にすると明治通りの道幅に収まらなくなるためである。新たに建設された副都心線の池袋 - 渋谷間では最も深い駅に該当する。B線ホーム(池袋方面)は35.4m、A線ホーム(渋谷方面)は29.2mとなり、東京メトロ全駅では4番目に深い駅(B線ホーム)に該当する。

また、「つつじ」と「アクティブ」が駅のデザインコンセプトであり、ステーションカラーにはつつじの薄紅が採用され、ホームの壁面やベンチのデザインにもつつじの花が使われている。かつて駅にほど近い地区が「つつじの里」(鉄炮組百人隊の武士たちが内職でつつじを栽培していた)として知られており、現在は、「商業地域であると同時に、住宅地でもあり、多種多様な地域性が融合し、活気に満ちている(アクティブ)地域性」[3]から、設定されたものである。地下4階では中山ダイスケの作品「新宿躑躅」を見ることができる。

当駅では優等列車の追い抜きが行われているが、ホームドアは待避線側にのみ設置され、通過線側は壁が設置されている。よって、優等列車の待避の有無に関係なく、当駅に停車する列車はすべて待避線側に入線する。ただし、通過線側の壁は一部が開閉可能な構造になっており、異常時には通過線側からも乗客がホームに脱出できる構造としている。また、両ホームとも可動ステップが設置されている。

東京メトロ東新宿駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1 F 副都心線 新宿三丁目渋谷方面
2 池袋和光市森林公園飯能方面

利用状況

増加を続ける利用者数

開業以来、利用者数は増加を続けており、副都心線開通後も、都営地下鉄・東京メトロともに利用者数の大幅な増加が続いている。都営地下鉄の場合、一日平均乗降人員は、2008年度が18,231人、副都心線開通で乗換駅となった2009年度が19,550人、2010年度が20,631人(乗車人員10,503人、降車人員10,128人)に増加している[4]。そして、東京メトロにおける一日平均乗降人員も2009年度は16,152人(前年度比19.8%増)、2010年度は18,375人(前年度比13.8%増)となり、東京メトロ全駅で最も高い増加率を見せている[5]

一日平均乗車人員の推移

開業以来の一日平均乗車人員推移は下表の通りである。

年度 都営地下鉄 東京メトロ 出典
2000年 3,973 - [6]
2001年 5,170 - [7]
2002年 6,047 - [8]
2003年 6,383 - [9]
2004年 6,688 - [10]
2005年 6,975 - [11]
2006年 7,310 - [12]
2007年 8,112 - [13]
2008年 9,296 6,773 [14]
2009年 9,977 8,175 [15]
2010年 10,503 9,238 [16]

駅周辺

駅近辺は比較的閑静である。周辺は高層マンションが多く立地する。

東新宿再開発 - 新宿イーストサイド

イーストサイドスクエア(左)とパークハビオ新宿(右)

2007年、当駅の南東部約3.7万㎡の日本テレビゴルフガーデン跡地をUR都市機構の競争入札によって三菱地所が落札し[17]、同社が開発する敷地一帯を「新宿イーストサイド」と命名し、敷地北側のビジネスエリアには、広場や遊歩道とともに、地上20階・塔屋2階・地下2階・高さ96m・延床面積約17万㎡の新宿イーストサイドスクエアを建設し、2012年5月に竣工した[18](2012年9月グランドオープン予定)[19]。1万人以上が就業可能で、地下1階と1階の一部が商業施設、1階から20階までがオフィスエリアとなっており、当駅と直結している[20]。同ビルには、スクウェア・エニックス・ホールディングスの本社移転も決まっている[21]。ほかに、地上6階の賃貸住宅棟も建設されている。

敷地南側のレジデンスエリアには、地上32階・地下1階・高さ111.7m・総戸数761戸のタワーマンション(パークハビオ新宿イーストサイドタワー)、地上4階の「西棟」、地上1階の「南棟」の合計3棟が建設され、いずれも2012年春に竣工した。タワー棟1階にはスーパー(マルエツプチ)が同時期にオープンしている。  

駅出入口

マンションが多く立地するA2出入口
A3出入口はイーストサイドスクエアと直結
明治通りに面するB2出入口

A1出入口

A2出入口

  • 新宿七丁目
  • 大久保一丁目
  • 新宿区区民健康センター

A3出入口

2012年4月27日開設[22]。新宿イーストサイドスクエアと直結している。

B1出入口

B2出入口

副都心線開業時に新設。また、大久保通りと明治通りの交差点付近に、エレベーター専用出入口が設置されている。

バス路線

最寄り停留所は、明治通りと抜弁天通りの交差点にある「東新宿駅前」となる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局により運行されている。このバス停は都営大江戸線の駅が開業する前日の2000年12月11日までは「大久保一丁目」であり、また1978年7月までは「西大久保一丁目」と呼ばれていた。系統と行先は次の通り[23]

歴史

都営大江戸線の駅は開業前の仮名称が「西大久保」であった[24]。また、副都心線の仮名称は「新宿七丁目」であった。

  • 6月14日 - 副都心線の駅が開業。
  • 6月16日 - 小竹向原駅を中心に複雑な運行形態が原因となり、副都心線と有楽町線ダイヤがほぼ終日にわたり乱れるという事態が発生。当駅においては本来停車するはずの和光市駅方面行の各駅停車が通過線に入り、そのまま通過して西早稲田駅へと向かうというトラブルが起こった。

隣の駅

東京都交通局
E 都営大江戸線
新宿西口駅 (E 01) - 東新宿駅 (E 02) - 若松河田駅 (E 03)
東京地下鉄
F 副都心線
急行・通勤急行
通過
各駅停車
西早稲田駅 (F 11) - 東新宿駅 (F 12) - 新宿三丁目駅 (F 13)

脚注

  1. ^ 東新宿駅の表層地盤増幅率は1.31(独立行政法人防災科学技術研究所「地震ハザードステーション」による)。
  2. ^ 「東新宿に新たなランドマークが誕生、『新宿イーストサイドスクエア』竣工」財経新聞、2012年5月17日
  3. ^ 東京地下鉄「社会環境報告書2008」
  4. ^ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
  5. ^ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
  6. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  7. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  8. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  9. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  10. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  11. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  12. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  13. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  14. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  15. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  16. ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
  17. ^ 「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」RBAタイムズWeb版、2011年12月16日
  18. ^ 「東新宿に新たなランドマーク誕生 大規模環境創造型プロジェクト~「新宿イーストサイドスクエア」竣工」三菱地所、日本土地建物、大和ハウス工業、平和不動産、2012年5月17日
  19. ^ 「『新宿イーストサイドスクエア』が完成し報道公開 9月開業を前に」産経ニュース、2012年5月17日
  20. ^ 三菱地所株式会社・日本土地建物株式会社「SHINJUKU EASTSIDE SQUARE」
  21. ^ 「新宿イーストサイドスクエアに本社移転、スクウェア・エニックス」日経不動産マーケット情報、2012年1月6日
  22. ^ 東京都交通局「大江戸線 東新宿駅 新出入口オープンのお知らせ」
  23. ^ 東京都交通局「バス乗り場・東新宿駅」
  24. ^ これは旧町名に基づくもので、大久保駅の西側にある駅という意味ではない。当駅は大久保駅の東側に位置している。

関連項目

外部リンク