未沙のえる
未沙 のえる(みさ のえる、12月25日 - )は、元宝塚歌劇団専科男役。元花組組長。
略歴
- 1973年、59期生として宝塚歌劇団に入団。星組公演『花かげろう/ラ・ラ・ファンタシーク』[1]で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は49人中29位[1]。
- 1974年4月に月組[1]に配属後、1990年に花組へ組替えし副組長に就任。1991年に花組組長に就任。
- 1996年に、専科に組替え。各組に特別出演した。
- 2012年2月5日(星組公演『オーシャンズ11』の東京公演千秋楽)付[1]けをもって、宝塚歌劇団を退団。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
月組時代
- 1975年1月、『春鴬囀』新人公演:塩屋/『ラビング・ユー』
- 1976年5月、『スパーク&スパーク』/『長靴をはいた猫』新人公演:ジョルジュ
- 1978年8月、『隼別王子の叛乱』新人公演:麻奴(本役:清川はやみ)/『ラブ・メッセージ』
- 1979年2月、『日本の恋歌』/『カリブの太陽』新人公演:ドベック(本役:水城玉藻)
- 1979年4月、『ロミオとジュリエット』(バウ)モンタギュー
- 1979年6月、『春愁の記』新人公演:薄(本役:葉山三千子)/『ラ・ベルたからづか』
- 1979年9月、『恋とかもめと六文銭』(バウ)猿飛佐助
- 1979年11月、『バレンシアの熱い花』新人公演:ドン・ファン・カルデロ(本役:江夏淳)/『ラ・ベルたからづか』(東宝)
- 1980年1月、『アンジェリク』ベルナール・アンディジョ侯爵、新人公演:クロード・ル・プチ(本役:汝鳥伶)/『仮面舞踏会』
- 1980年6月、『スリナガルの黒水仙』サルヒンディ/『クラシカル・メニュー』
- 1980年8月、『恋とかもめと六文銭』猿飛佐助/『魅惑のプレリュード』(中日)
- 1980年9月、『恋とかもめと六文銭』猿飛佐助/『ラ・ベルたからづか』(全国ツアー)
- 1981年1月、『ジャンピング!』/『新源氏物語』右大臣
- 1981年2月、『ディーン』(バウ)エリア・カザン
- 1981年6月、『白鳥の道を越えて』ディエゴ、新人公演:ロドリーゴ(本役:神代錦)/『ザ・ビッグ・アップル』
- 1981年8月、『愉快な夢人たち』(中日)
- 1981年11月、『天明ふぁんたじい』(バウ)蔦屋重三郎
- 1982年2月、『あしびきの山の雫に』津守連通/『ジョリー・シャポー』
- 1982年8月、『シブーレット』(バウ)グルニュ叔母
- 1982年10月、『愛限りなく』甘酒屋/『情熱のバルセロナ』カルロス
- 1983年6月、『恋と十手と千両箱』(バウ)松五郎
- 1983年9月、『野菊の詩』(バウ)常吉
- 1984年1月、『I am What I am』(バウ)
- 1984年11月、『ガイズ&ドールズ』ナイスリー
- 1985年1月、『ハッピー・エンジェル』(バウ)変な女神
- 1985年5月、『二都物語』バーサッド/『ヒート・ウェーブ』
- 1985年9月、『スウィート・リトル・ロックンロール』(バウ)フレディ
- 1985年11月、『ときめきの花の伝説』ヴァレリオ・ミケーレ伯爵/『ザ・スィング』
- 1986年5月、『百花扇』/『哀愁』オルガ・キローワ
- 1986年11月、『パリ、それは悲しみのソナタ』メルケス/『ラ・ノスタルジー』
- 1986年1月、『スウォード・フラッシュ!』(バウ・東京特別・名古屋特別)
- 1987年5月、『ミー・アンド・マイガール』パーチェスター
- 1987年9月、『青春の旋風〜リトル・ヒーロー三四郎』(バウ)テリー・ゴートン
- 1988年2月、『ミー・アンド・マイガール』(中日)パーチェスター
- 1988年5月、『南の哀愁』タチ/『ビバ!シバ!』
- 1988年11月、『恋と霧笛と銀時計』松五郎/『レインボー・シャワー』
- 1989年2月、『赤と黒』(バウ・東京特別)レナール氏
- 1989年5月、『新源氏物語』右大臣/『ザ・ドリーマー』
- 1989年9月、『ウォーターフロント・ララバイ』(バウ)HAGA(羽賀)
- 1989年11月、『天使の微笑み・悪魔の涙』フロイト/『レッド・ホット・ラブ』
- 1990年2月、『大いなる遺産』ジャガーズ/『ザ・モダーン』
- 1990年4月、『天使の微笑み・悪魔の涙』フロイト/『レッド・ホット・ラブ』(全国ツアー)
花組時代
- 1990年9月、『秋…冬への前奏曲』レオ・シュルツ/『ザ・ショーケース』
- 1991年1月、『春の風を君に…』林則徐/『ザ・フラッシュ』
- 1991年2月、『小さな花がひらいた』(バウ・東京特別)中島市蔵
- 1991年6月、『ヴェネチアの紋章』アンドレア・グリッティ/『ジャンクション24』
- 1991年8月、『ディーン』(バウ・東京特別)エリア・カザン
- 1991年9月、『ベルサイユのばら - フェルゼン編 -』(全国ツアー)グスタフ3世
- 1992年2月、『白扇花集』/『スパルタカス』アルビニス
- 1992年4月、『小さな花がひらいた』助二郎/『ジャンクション24』(全国ツアー)
- 1992年8月、『心の旅路』ブランピード/『ファンシー・タッチ』
- 1992年10月、『フラワー・ドラム・ソング』(バウ)フランキー・ウィン
- 1993年2月、『メランコリック・ジゴロ -あぶない相続人-』フォンダリ/『ラ・ノーバ!』
- 1993年8月、『ベイ・シティ・ブルース』ペリー/『イッツ・ア・ラブストーリー』
- 1993年10月、『ワン・タッチ・オブ・ビーナス』(東京特別・バウ)タクシー・ブラック
- 1994年2月、『ベイ・シティ・ブルース』ペリー/『イッツ・ア・ラブストーリー』(中日)
- 1994年3月、『ブラック・ジャック 危険な賭け』スノードン卿/『火の鳥』
- 1994年5月、『アロー・アロー・キャメロット?』(バウ)マーリン
- 1994年9月、『冬の嵐、ペテルブルグに死す』カリオストロ/『ハイパー・ステージ!』
- 1995年1月、『哀しみのコルドバ』ゼバスチャン伯爵/『メガ・ヴィジョン - はてしなき幻想 - 』
- 1995年2月、『LAST DANCE』(バウ・東京特別)ルッチーノ
- 1995年6月、『エデンの東』ウィル・ハミルトン/『ダンディズム!』
- 1995年9月、『紅はこべ』プリンス・オブ・ウェールズ/『メガ・ヴィジョン - はてしなき幻想 - 』(全国ツアー)
- 1996年3月、『HURRICANE』(バウ)酔っぱらい
- 1996年6月、『ハウ・トゥー・サクシード - 努力しないで出世する方法 - 』トィンブル
- 1996年9月、『エデンの東』ウィル・ハミルトン/『ダンディズム!』(全国ツアー)
専科時代
- 1996年12月、『バロンの末裔』(月組)トーマス
- 1997年2月、『Non-STOP!! - 午前0時に幕は開く - 』(月組:バウ・東京特別)精霊の長ノエル/ミスター・マヤ
- 1997年6月、『EL DORADO』(月組)ドン・ラファエル・メンドーサ
- 1997年8月、『FAKE LOVE』(月組:バウ・東京特別・名古屋特別)ライアン
- 1997年12月、『春櫻賦』(雪組)樺山久高
- 1998年6月、『心中・恋の大和路』(雪組:バウ)妙閑/孫右衛門
- 1998年8月、『黒い瞳』(月組)サヴェーリィチ
- 1998年11月、『シンデレラ・ロック』(月組:バウ)アル
- 1999年4月、『再会』クードレイ・クレマン/『ノバ・ボサ・ノバ』シスター・マーマ(雪組)
- 1999年9月、『SAY IT AGAIN』(雪組:バウ)エメット
- 1999年11月、『バッカスと呼ばれた男』(雪組)アラミス
- 2000年4月、『ささら笹舟 -明智光秀の光と影- 』(雪組:バウ)羽柴秀吉
- 2000年6月、『うたかたの恋』(宙組:全国ツアー)ロシェック
- 2000年8月、『LUNA-月の伝言-』(月組:博多座)マッコイ
- 2000年9月、『ゼンダ城の虜』(月組)サプト
- 2000年12月、『月夜歌聲』(雪組:ドラマシティ・東京特別)張
- 2001年4月、『ベルサイユのばら2001 - フェルゼンとマリー・アントワネット編 - 』(宙組)メルシー伯爵
- 2001年4月、『ベルサイユのばら2001 - オスカルとアンドレ編 - 』(星組)ジャルジェ将軍
- 2001年9月、『ミケランジェロ』(花組:東宝)ユリウス2世
- 2001年12月、『カナリア』(花組:ドラマシティ・東京特別)ティアロッサミ
- 2002年4月、『風と共に去りぬ』(花組・雪組:日生)ミード博士
- 2002年5月、『追憶のバルセロナ』(雪組)イアーゴー
- 2002年11月、『ガラスの風景』(星組)アルト
- 2003年1月、『おーい春風さん』(星組:バウ)地蔵
- 2003年5月、『野風の笛』花井三九郎/『レビュー誕生』(花組)
- 2003年10月、『二都物語』(花組:バウ・東京特別)マネット
- 2004年1月、『Romance de Paris』(雪組:中日)シルヴァン/アッバス国王
- 2004年3月、『BOXMAN - 俺に破れない金庫などない - 』(宙組:東京特別・ドラマシティ)ロジャー
- 2004年4月、『ジャワの踊り子』(月組:全国ツアー)私
- 2004年5月、『ジャワの踊り子』(花組:全国ツアー)私
- 2004年8月、『La Esperanza-いつか叶う-』(花組)マイケル・ゴールドバーグ
- 2005年1月、『ホテル ステラマリス』(宙組)モーリス・ランカスター
- 2005年5月、『ホテル ステラマリス』(宙組:全国ツアー)モーリス・ランカスター
- 2005年9月、『ベルサイユのばら』(星組:全国ツアー)メルシー伯爵
- 2005年11月、『ベルサイユのばら』(星組:韓国公演)メルシー伯爵
- 2006年1月、『ベルサイユのばら - フェルゼンとマリー・アントワネット編 - 』(星組)メルシー伯爵
- 2006年6月、『コパカバーナ』(星組:梅田芸術劇場)サム・シルヴァー
- 2006年8月、『愛するには短すぎる』(星組)ジェラルド・ウォーバスク/ブランドン・オサリバン
- 2007年1月、『パリの空よりも高く』(月組)レオニード・マンジュボア
- 2007年5月、『大坂侍 - けったいな人々 - 』(月組:バウ・東京特別)渡辺玄軒
- 2007年8月、『MAHOROBA - 遥か彼方 YAMATO - 』/『マジシャンの憂鬱』(月組)シュトルムフェルド男爵
- 2008年1月、『ホフマン物語』(月組:バウ)ルテール/クレスペル/スパランツァーニ/ピティキナッチョ
- 2008年3月、『ミー・アンド・マイガール』(月組)パーチェスター
- 2008年8月、『マリポーサの花』(雪組)イスマヨール
- 2009年1月、『忘れ雪』(雪組:バウ・東京特別)桜木清一郎
- 2009年3月、『ZORRO 仮面のメサイア』(雪組)ドン・カルロス/長老レッド・ウィロー
- 2008年3月、『ミー・アンド・マイガール』(花組:梅田芸術劇場)パーチェスター
- 2009年10月、『ラストプレイ』(月組)グラハム(古美術鑑定家)
- 2010年2月、『ソルフェリーノの夜明け』(雪組)ルニオール・ハーベルマン(戦争で娘を失い酒におぼれる医師)
- 2010年6月、『ロジェ』(雪組)バシュレ
- 2010年10月、『はじめて愛した』(雪組:シアター・ドラマシティ、東京特別)アッシュ
- 2011年2月、『愛するには短すぎる』ブランドン・オサリバン/『ル・ポアゾン 愛の媚薬Ⅱ』(星組:中日劇場)
- 2011年5月、『美しき生涯 -石田三成 永遠(とわ)の愛と義-』豊臣秀吉(宙組)
- 2011年9月、『おかしな二人』(バウ)フィリックス・アンガー
- 2011年11月、『オーシャンズ11』ソール・ブルーム(星組) *退団公演
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2012年8月『明治座創業140周年記念 大江戸緋鳥808 』(明治座)お藤
- 2012年11月『客家』(天王洲銀河劇場・兵庫県立芸術文化センター)曽徳慈・謎の台湾人
- 2013年9月『40カラット』(大阪松竹座・東京芸術劇場)
- 2013年10月『TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY FINAL DREAM, A DREAM~宝塚歌劇100周年 前夜祭~』(東急シアターオーブ・梅田芸術劇場)
- 2014年2月『コンダーさんの恋』(明治座)伊藤梅子
- 2014年10月『夫が多すぎて』(シアタークリエ)
テレビドラマ
その他
- 2013年1月『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)
- 2013年4月『加藤浩次の本気対談!コージ魂!!』(BS日テレ)
- 2013年9月『ペケ×ポン』(フジテレビ)
脚注
- ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日 85頁。ISBN 9784484146010