ポリゴン・ピクチュアズ
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒106-0047 東京都港区南麻布三丁目20-1 麻布グリーンテラス1階 |
設立 | 1983年7月22日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4010401066486 |
事業内容 |
CGキャラクターの開発、ライセンス デジタルコンテンツの企画・制作・販売 映画、博覧会映像、TV番組、TV-CMの企画・制作 CG制作システムの企画・開発・ライセンス |
代表者 | 代表取締役社長 塩田 周三 |
資本金 | 100,000千円 |
従業員数 | 約300人(プロジェクト契約者含む) |
主要株主 |
株式会社ポリゴン・ピクチュアズ・ホールディングス キングレコード株式会社 株式会社アマナ |
主要子会社 |
株式会社ジェー・キューブ SILVER ANT PPI SDN.BHD. |
外部リンク | http://www.ppi.co.jp/ |
株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(英: Polygon Pictures Inc.)は、東京都港区に本社を置く3DCG制作会社。
略歴・概要
1983年7月22日、河原敏文により設立。当時は東京都港区南青山に本社を置き、1986年に中央区京橋に移転、1987年には品川区東品川に移転した。
河原が社長を務めていた頃は「企画型プロダクション」と称し、日本のCG業界にあって独自の存在感を示していた。1984年から1987年にかけてはパイオニアLDCと共同でレーザーディスクの映像作品『映像の先駆者』シリーズを企画・制作。広告デザイン、テレビ番組のオープニングCG、3DCGの研究開発等を手がける。1993年、テレビCMに登場した恐竜キャラクター「マイケル」とCGキャラクター初のタレント契約を結ぶ。1995年、資生堂の整髪剤「HGスーパーハード」のテレビCMに登場するイワトビペンギンのキャラクター「ロッキー×ホッパー」を生み出した。
1997年3月12日、ソニー・コンピュータエンタテインメントとナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から出資を得て、3社合弁による3DCG制作会社、株式会社ドリーム・ピクチュアズ・スタジオ(DPS)を江東区有明(お台場)に設立し、総制作費80億円のフルCG映画の企画に取り組んだが、1999年、映画は完成することなくDPSも解散。その後、DPSの跡地はポリゴン・ピクチュアズが本社として使用していたが長くは続かず、業務を縮小して2002年に本社を新宿区大久保に移転した。
2003年6月、塩田周三が代表取締役社長に就任。塩田が帰国子女で英語が堪能であるため、アメリカのテレビシリーズなどの受託案件が多く、再び規模を拡大して、2006年に本社を再び港区の現在地に移転。スタッフの大半はプロジェクトごとの契約になっている。また、塩田は2004年・2005年度にSIGGRAPHの審査員を務めた。
2004年に公開された押井守監督作品『イノセンス』の3DCGパートにも関わっている。押井作品のCGパートは、以前はオムニバス・ジャパンが担当していたが、最近は[いつ?]ポリゴン・ピクチュアズが担当することが多くなっている。
塩田の就任以降、大規模な制作や巨大プロジェクトを意識しており[1]、2011年6月にアマナと資本提携[2]。2012年にはマレーシアのアニメスタジオであるSILVER ANTと合弁会社「SILVER ANT PPI SDN.BHD.」を設立。大規模な作業量に対応するための分業体制を拡充するなどしている[3]。
2012年にポリゴン・ピクチュアズが映像制作を担当するハズブロ・スタジオ製作によるフルCGテレビシリーズ『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』が第39回デイタイム・エミー賞 アニメーション番組特別部門最優秀賞を受賞、同社担当プロデューサー陣も受賞者としてクレジットされる。
2013年、第40回アニー賞にてポリゴン・ピクチュアズ制作のフルCGテレビシリーズ『トロン:ライジング』(ディズニーXD放送)が4部門で受賞&ノミネート、フルCGテレビシリーズ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(カートゥーンネットワーク放送)が4部門でノミネートを果たした。
2014年、設立30周年記念作品として『シドニアの騎士』(弐瓶勉)のアニメーション制作を担当。日本のテレビアニメーションに本格的に参入。同年12月18日、アマナが保有するポリゴン・ピクチュアズの発行済み株式の一部をポリゴン・ピクチュアズ・ホールディングス及びキングレコードに譲渡。アマナは引き続き5%の株式を保有し資本提携を継続する[4]。
同社の社風として「徹底した工程管理」を行ない、品質や納期の両立、社員の過重労働防止などに力を入れており、旧来からこれらの問題に直面していたアニメ業界に新風を巻き起こしている、と報じられている[5]。
歴代社長
氏名 | 在任期間 |
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河原 敏文 | 1983年 - 1999年 |
笹沼 泰助 | 1999年 - 2003年 |
塩田 周三 | 2003年 - 現職 |
制作作品
- 『映像の先駆者』シリーズ(1984年 - 1987年)
- 『スーパーパワーリーグ』パッケージ用CG(1993年)
- 『スーパーパワーリーグ2』パッケージ用CG(1994年)
- 『資生堂 HGスーパーハード CM』シリーズ(1995 - 1997年)
- 『イワトビペンギン ロッキー×ホッパー』シリーズ(1997年 - 1998年)
- 『ポリゴン家族』(1998年)
- 『クロコタイヤ』(1999年)
- 『デジタル所さん』日本テレビ(2000年 - 2001年)
- 『いないいないばあっ!』「つみきでどうぶつ」NHK教育テレビ(2001年 - 2010年)
- 『SHOWBIZ COUNTDOWN』テレビ愛知/テレビ東京系(2001年 - 2010年)
- 『鬼武者2』(2002年)
- 『ウルトラマンコスモス2~THE BLUE PLANET~』映画(2002年)
- 『ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険』映画(2002年)
- 『劇場版サルゲッチュ 黄金のピポサル・ウッキーバトル』映画(2002年)
- 『イノセンス』映画 Production I.G 押井守監督作品(2002年)
- 『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス~THE FINAL BATTLE~』(2003年)
- 『Jリーグ ウイニングイレブンタクティクス』コナミ(2003年)
- 『げんきげんきノンタン』「まいごはだ~れ?」「だいすきABC」「コロコロことばいえるかな?」日本コロムビアDVD(2003年)
- 『いないいないばあっ!』「のりものダンボール」NHK教育テレビ(2003年 - 2006年)
- 『資生堂 オードレシピ薬用しろはだ水CM「美白の妖精」篇』(2004年)
- 『フォーラムエンジニアリング テクノアーティストCM「ピアノ」篇』(2004年)
- 『バンダイ PSPルミネスCM「サイレントフィーバー」篇』(2004年)
- 『ダークチャペル』「東京ジョイポリス」アトラクション(2004年)
- 『げんきげんきノンタン』「はっぱっぱカルタだれのこえ?」「はみがき しゅこしゅこ」「うたおう!クリスマス」日本コロムビアDVD(2004年)
- 『ギャラクシーエクスプレス999』「エプソン_品川アクアスタジアム」アトラクション(2005年)
- 『ヤマトホームコンビニエンスCM「新引越らくらくパック」篇 /「新単身引越サービス」篇』(2005年)
- 『零~刺青の聲~』テクモ(2005年)
- 『めざめの方舟』愛・地球博パビリオン 押井守監修(2005年)
- 『SAMUROID ZERO』(2006年)
- 『戦国自衛隊・関ヶ原の戦い』日本テレビ(2006年)
- 『文化シャッター エア・キーパー大間迅CM「バグズ・アタック」篇』(2006年)
- 『わかさ生活 ブルーベリーアイCMシリーズ』(2006年)
- 『DEAD OR ALIVE 4』「ハヤテ」篇「エレナ」篇エンディングムービー テクモ(2006年)
- 『DEAD OR ALIVE XTREME 2』テクモ(2006年)
- 『KOF MAXIMUM IMPACT 2』SNKプレイモア(2006年)
- 『げんきげんきノンタン』「がんばるもん」「いたいのとんでけ~☆」日本コロムビアDVD(2006年)
- 『BUMP OF CHICKEN 花の名 PV』(2007年)
- 『BONEHEADS』(2007年)
- 『いないいないばあっ!』「ことちゃんアニメ」NHK教育テレビ(2007年 - 2010年)
- 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』映画 Production I.G 押井守監督作品(2008年)
- 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』映画 Production I.G 押井守監督作品(2008年)
- 『ストリートファイターIV A NEWS BEGINNING』カプコン(2008年)
- 『モンスターファームラグーン』テクモ(2009年)
- 『バイオハザード5』カプコン(2009年)
- 『CHEMISTRY Period PV』(2009年)
- 『げんきげんきノンタン』「でかでかありがとう」日本コロムビアDVD(2009年)
- 『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』映画 Production I.G(2009年)
- 『彼岸島』映画(2010年)
- 『METROID Other M』任天堂(2010年)
- 『HANABEAM by HIFANA PV』(2010年)
- 『いないいないばあっ!』「このくもなあに?」NHK教育テレビ(2010年 - )
- 『今夜もドル箱S』テレビ東京(2011年)
- 『NISSAN×dwarf 「PLUG,OUR NeW WORLD」』 THE PLANET ZERO Movie Theater(2011年)
- 『マイブリッジの糸』映画『マイブリッジの糸』公式サイト(2011年)
- 『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』ハズブロ テレビ愛知/テレビ東京系(2012年 - 2013年)
- 『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』カートゥーンネットワーク NHK教育テレビ(2011年 - )
- 『トロン:ライジング』ディズニーXD(2012年 - )
- 『ストリートファイター X 鉄拳』カプコン(2012年)
- 『ロリポップチェーンソー』角川ゲームス(2012年)
- 『デジタリアル ライブステージ』「東京ジョイポリス」プロジェクションマッピング(2012年)
- 『恐竜ドミニオン』Androidアプリゲーム コロプラ(2012年 - 2014)
- 『“Caretta Illumination 2012”「リュミエの森」』カレッタ汐留 プロジェクションマッピング(2012年)
- 『きいろいゾウ』映画 アニメーションパート制作(2012年)
- 『げんきげんきノンタン』「スプーン たん たん たん」日本コロムビアDVD(2013年)
- 『爆獣合神ジグルハゼル』アニマックス(2013年)
- 『シドニアの騎士』アニメーション制作(2014年)
- 『スターチャイルドムービングロゴ』(2014年)
- 『The Powerpuff Girls:Dance Pantsed』ミュージックビデオ制作 (2014年)
- 『いないいないばあっ!』「クレヨンちゃん」NHK教育テレビ(2014年 - )
- 『Sacred3』Deep Silver(2014年)
- 『戦国かぶき道』Androidアプリゲーム コロプラ(2013年 - 2014年)
- 『シーフ』Square Enix & Eidos-Montréal(2014年)
- 『山賊のむすめローニャ』(2014年)
- 『ツムツム』 ディズニー・チャンネル(2014年)
- 『劇場版 シドニアの騎士』アニメーション制作(2015年)
- 『シドニアの騎士 第九惑星戦役』アニメーション制作(2015年)
- 『トランスフォーマー ロボッツインディスガイズ』ハズブロ(2015年)
- 『げんきげんきノンタン』「おばけむら めいろ」日本コロムビアDVD(2015年)
- 劇場版3部作『亜人-衝動-』アニメーション制作(2015年)
- TVシリーズ『亜人』アニメーション制作(2016年)
出典
- ^ 「日本にフルCGアニメは根付くのか?」第8回:塩田周三(プロデューサー/ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役)
- ^ "持分法適用関連会社の異動(連結子会社化)に関するお知らせ" (PDF) (Press release). アマナ. 23 June 2011. 2015年3月14日閲覧。
- ^ ポリゴン・ピクチュアズがマレーシアのシルバー・アント社と合弁会社設立の契約締結
- ^ "当社連結子会社(特定子会社)の異動を伴う株式譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ" (PDF) (Press release). アマナ. 18 December 2014. 2015年3月14日閲覧。
- ^ [ポリゴン・ピクチュアズ]アニメ業界に新風 驚異の工程管理で質とスピードを両立 マイナビニュース 2015年11月23日。
外部リンク
- 株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(POLYGON PICTURES)
- white-screen.jp
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