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ケン・ハレルソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケン・ハレルソン
Ken Harrelson
2010年
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 サウスカロライナ州スパータンバーグ郡ウッドラフ英語版
生年月日 (1941-09-04) 1941年9月4日(83歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手右翼手
プロ入り 1959年 カンザスシティ・アスレチックスと契約
初出場 1963年6月9日
最終出場 1971年6月20日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ケネス・スミス・ハレルソンKenneth Smith Harrelson, 1941年9月4日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州スパータンバーグ郡ウッドラフ英語版出身の元プロ野球選手一塁手右翼手)。メジャーリーグベースボール(MLB)の中継実況アナウンサー。右投右打。引退後はMLBシカゴ・ホワイトソックスの球団専属アナウンサーを長く務めた。

愛称は「ホーク」。

経歴

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現役時代

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1959年カンザスシティ・アスレチックス(現:オークランド・アスレチックス)と契約してプロ入り。1963年6月9日にメジャーデビュー。1965年より一塁手のレギュラーとなり、.238の低打率ながら23本塁打を放った。

ワシントン・セネターズ(現:テキサス・レンジャーズ)を経た後、アスレチックスに2度目の在籍時の1967年にオーナーのチャーリー・O・フィンリーを批判して解雇され、ボストン・レッドソックスへ移籍した。レッドソックスでは翌1968年に35本塁打(アメリカンリーグ3位)、さらに109打点を挙げて打点王に輝いた。クリーブランド・インディアンスでプレーしていた1971年に30歳で引退した[1]

引退後

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引退後は実況アナウンサーとなり、1975年から1981年までレッドソックス、1982年から1985年までシカゴ・ホワイトソックスで同職を歴任した。1986年にはホワイトソックスのGMを務めたが、後に殿堂入りする監督のトニー・ラルーサを解任、後のオールスター選手となるボビー・ボニーヤピッツバーグ・パイレーツへトレードで放出するなど失政続きで1年でその座を解任された。

1987年からはアナウンサー業に戻り、同年から1989年まではニューヨーク・ヤンキースの試合の実況を担当した。1990年からはホワイトソックスへ復帰した[2]

2017年5月31日、2018年シーズン限りで実況アナウンサーを引退することが発表された[3]

2018年9月23日のシカゴ・カブス対ホワイトソックス戦が最後の実況となった。観客や両軍ベンチから惜しまれながら42年(うちホワイトソックスでは33年)にわたる実況生活にピリオドを打った[4]

実況の特徴

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ホワイトソックスの選手が本塁打を放った時の「You can put it on the board! Yes! Yes!」やファインプレーの時に発する「Mercy!」といったフレーズが特徴的。また、独自に考案したニックネームを選手に付けるのが得意である(例:アダム・ダンにはBigginダヤン・ビシエドにはThe Tank[5]など)。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1963 KCA 79 253 226 16 52 10 1 6 82 23 1 1 2 2 23 3 0 58 10 .230 .299 .363 .662
1964 49 152 139 15 27 5 0 7 53 12 0 1 0 0 13 0 0 34 6 .194 .263 .381 .644
1965 150 556 483 61 115 17 3 23 207 66 9 7 3 3 66 3 1 112 18 .238 .329 .429 .758
1966 63 238 210 24 47 5 0 5 67 22 9 2 1 0 27 3 0 59 3 .224 .312 .319 .631
WSH3 71 281 250 25 62 8 1 7 93 28 4 1 4 0 26 2 1 53 8 .248 .321 .372 .693
'66計 134 519 460 49 109 13 1 12 160 50 13 3 5 0 53 5 1 112 11 .237 .317 .348 .665
1967 26 89 79 10 16 0 0 3 25 10 1 0 1 2 7 1 0 15 3 .203 .261 .316 .578
KCA 61 194 174 23 53 11 0 6 82 30 8 2 0 3 17 1 0 17 3 .305 .361 .471 .832
BOS 23 85 80 9 16 4 1 3 31 14 1 1 0 0 5 2 0 12 2 .200 .247 .388 .635
'67計 110 368 333 42 85 15 1 12 138 54 10 3 5 4 29 4 0 44 8 .255 .311 .414 .725
1968 150 612 535 79 147 17 4 35 277 109 2 6 0 6 69 9 2 90 18 .275 .356 .518 .874
1969 10 51 46 6 10 1 0 3 20 8 0 1 0 1 4 0 0 6 1 .217 .275 .435 .709
CLE 149 621 519 83 115 13 4 27 217 84 17 8 0 5 95 6 2 96 18 .222 .341 .418 .759
'69計 159 672 565 89 125 14 4 30 237 92 17 9 0 6 99 6 2 102 19 .221 .336 .419 .756
1970 17 45 39 3 11 1 0 1 15 1 0 0 0 0 6 0 0 4 1 .282 .378 .385 .762
1971 52 187 161 20 32 2 0 5 49 14 1 0 1 1 24 3 0 21 4 .199 .301 .304 .605
MLB:9年 900 3364 2941 374 703 94 14 131 1218 421 53 30 12 23 382 33 6 577 95 .239 .325 .414 .740
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

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表彰

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記録

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背番号

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  • 12(1963年)
  • 4(1964年 - 1965年途中)
  • 6(1965年途中 - 1966年途中、1967年途中 - 同年途中)
  • 3(1966年途中 - 1967年途中)
  • 8(1967年途中 - 同年途中)
  • 40(1967年途中 - 1971年)

脚注

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  1. ^ 出野哲也『改訂新版 メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、422-423頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7 
  2. ^ The Official Site of The Chicago White Sox: Team: Broadcasters
  3. ^ R.J. Anderson (2017年5月31日). “Legendary White Sox broadcaster Hawk Harrelson to retire after 2018 MLB season” (英語). CBS Sports. 2018年9月24日閲覧。
  4. ^ Scott Merkin (2018年9月23日). “Hawk bids farewell from Sox booth: 'He gone'” (英語). MLB.com. 2018年9月24日閲覧。
  5. ^ 「2010年 メジャーデビュー組全203選手リスト」『月刊スラッガー 2011年2月号』、日本スポーツ企画出版社、60頁、雑誌15509-2。 

関連項目

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外部リンク

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