長井秀和
長井秀和 | |
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本名 | 長井秀和 |
生年月日 | 1970年1月3日(52歳) |
出身地 |
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血液型 | O型 |
身長 | 170cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 共通語 |
最終学歴 | 創価大学文学部 |
芸風 | 漫談 |
事務所 | タイタン |
活動時期 | 1992年 - |
同期 |
土田晃之 ジャリズム メッセンジャー ココリコ オアシズ TKO 古坂大魔王 |
過去の代表番組 |
F2スマイル スパスパ人間学! メンB |
配偶者 | あり(離婚歴あり) |
公式サイト | 公式サイト |
長井 秀和(ながい ひでかず、1970年1月3日 - )は、日本のお笑いタレント、漫談家。
来歴[編集]
1970年1月、東京都北多摩郡村山町(現:武蔵村山市)に生まれる。父は元武蔵村山市議(公明党)の長井孝雄。小学生時代は、東京創価小学校に途中編入。以降、創価中学校・高等学校から創価大学文学部へ進む。親とは教師になる約束をしていたが、「東洋のチャップリンになる」と宣言して大学卒業後の1992年に芸人としてデビュー。当初はパントマイムが持ち芸で、路上パフォーマンスなども行っていたが、無名の時代が続き、M2カンパニー(現・ホリプロコム)を始め、複数の事務所を渡り歩いた後、フリーの身であったところを現事務所のタイタンに拾われ、後の基盤を作り上げた。
1999年11月27日の爆笑オンエアバトルで、初挑戦にして初オンエア(3位)を勝ち取る。漫談ではなく「同じ動きなのに違うこと」というタイトルのショートコントであった。約1年後の挑戦(3回目、2000年10月21日)にも、動きネタでオンエア。同年、同居して長年連れ添い、無名時代を支えていた内縁の妻と結婚。この年から2004年までユリオカ超特Qと2人で定期的に都内でライブ『同行二人』を開催していた。「エンタの神様」に出演した2003年頃からは「間違いないっ!」の決め台詞で人気を博した。
2004年10月から2005年3月にかけて日本テレビ系の『不幸の法則』で、メイン司会者を務める。2005年3月22日、長男が誕生。
2007年5月、フィリピンで未成年者へのわいせつ疑惑が発覚(後述)。長井本人はこれを否定したが[1]、立て続けに同年10月にはカナダ人タレントとの不倫疑惑もスクープされた。一連の女性問題が大きく報道されたことに加えて同年9月初旬、「世界に通用するコメディアンを目指す」という目的で単身でニューヨークに渡り語学留学したこともあり、以降は日本のテレビ界から姿を消した。2008年4月より同地のコメディークラブで、英語によるライブを1、2週間に1度のペースで開催(その模様は本人のブログで動画配信)。下ネタ、動きネタで観客を大いに沸かせる[2]。
2008年11月26日、9年間連れ添った妻と離婚していたことが判明した。同27日に会見を開き、度重なる女性問題などについて「自分のしてきたことは極めて軽率だった」と反省した[3]。今後は日本で活動するとしたが、テレビ出演はほとんどなく、2011年7月、英検準1級を取得し、都内の外資系企業や保険会社などの法人を対象に週3日ほど英会話講師を務めている[4]ほか、2015年頃にはクレーン現場の警備員もしていたという[5]。
2017年10月、婚約中の英会話講師のドイツ人女性と結婚[7]。
2021年8月、政治団体を設立し、翌年12月の西東京市議会議員選挙に立候補する意向を示した[9]。
人物[編集]
- 「間違いないっ!」の決め台詞は、劇団ひとりが長井の口癖を大袈裟に真似するときに、その言葉を連発していたのを見て、逆に、自分自身のネタになると気づいたものである。
- 無名時代は小規模のお笑いライブに出演し、同じく無名時代の鳥肌実と共演することが多かった。年齢や感覚の相似から影響し合い、半ばコンビのように連れ立っていたので、現在の芸風にも共通する部分が見受けられる。女性好きな面でも意気投合していたようで、ライブ後は2人揃って客を真剣にナンパする姿が風物詩であった。
- 体操部に所属していたことから身軽であり、動きネタでその片鱗を見せる。バック転もできるため、ライブでは観客からの要望でやることがある。また、エアロビクスを愛好している。以前スポーツマンNo.1決定戦に出演したこともあり、そのときの記録は総合第14位であった。
- 爆笑オンエアバトルでは2003年度の第6回チャンピオン大会にて初出場を果たす。この年の年間合計KBランキングは総合20位(1732KB)であり、滑り込みでのチャンピオン大会進出であった[注 1]。大阪で行われたセミファイナル(2004年3月12日)では、当地の大阪人さえも風刺したネタを交え、1006KB(同番組のチャンピオン大会史上初となるオーバー1000を記録)を記録し1位で通過。セミファイナル後のインタビューでは「チャンピオンベルトは2本いらないんです。1本捨てて、1本に統一しましょう。間違いない!」と締めくくった。しかし期待されたファイナルでは途中で台詞を間違え、その影響かネタの語りが早くなるなど露骨に動揺してしまい、最下位(442KB)[注 2] となる。以来、漫談のネタをやる時、間違えたりかんだりして自分で笑うことも多い。
- 因みに通常回でオーバー500を記録した事の無い芸人が、チャンピオン大会でオーバー1000を記録したのは長井が史上初[注 3] であり、唯一となっている。更にピン芸人でオーバー1000を記録したのも長井のみとなっている。
持ちネタ[編集]
- 2003年に決まり文句「間違いないっ!」で一躍時の人となり、以降はバラエティで精力的に活躍。この言葉は一時期流行したが、前年のノミネートだった為流行語大賞に選ばれることはなかった。この他に、「○○だから気を付けろ!」、「知るかっ!」等の決め台詞があり、離婚後は「恐縮です」も用いた。上述の爆笑オンエアバトルセミファイナルでは、最後の方で、「インポッシブル」を3回用いた。また、一つひとつのネタの間に、「続けます」という無機質な言葉を挿入するのも特徴的である。
- 「同じ動きなのに違うこと」では、ほとんど同じアクションなのに状況がまったく異なるシーンを、体を使って演じる。
- バイオハザード(プレイステーション)を初心者が操作するときの主人公の動きを、パントマイムで披露する。この芸は爆笑オンエアバトルでも、漫談の合間に披露した。
- 青木さやかやだいたひかると親しい。漫談のスタイルは青木から、ネタはだいたからよくパクッていると公言しており、時々自身のネタにもする。だいたとは「ネタ作りを一緒にやっているから、同じようなネタになる」とも述べている。
- 2ヶ月に一度行われる事務所主催のライブ「タイタンライブ」においては、自身がかつて信仰していた創価学会を用いたネタを行うことが恒例となっている[10]。
特定の人物のネタ[編集]
- 「エンタの神様」でほしのあきのネタを披露する際の最後に「エイ、エイ、オッパ〜イ!!」と言い、観客にも言わせている(この台詞は、ほしのの公認のようで、安全剃刀の販促イベントで共演した際、一緒に「エイ、エイ、オッパ〜イ!!」と言っていた)。 ほしのあきの話は2006年5月13日で完結させ、5月27日は「女医の西川史子先生の話」に変更したが、最初の1週で終了した。7月8日の放送では、完結させた筈の「エイ、エイ、オッパ〜イ!!」のネタを突然持ち出して数回続けた後に封印し、2006年9月9日の放送で再び披露した。
- かつてさとう珠緒についてのネタを多用した。天敵としても話題となっていたが、険悪な仲というわけではないという。お互いにメディアへの露出が増えるというメリットがあるということで、そのこと自体を長井がネタにしたこともある。
- アーティスト関係ではよく「GLAYのTERU」ネタが多く見られる。このネタはバラエティでネタ披露する時や、ネタふりされたときに言うことが多い。
音楽活動[編集]
ジャンルを問わず音楽に造詣が深く、後述の歌手デビューのほか、2017年にはアイドルグループ“ロイヤルストレートフラッシュ”をプロデュース[11](2018年2月解散)。
2018年10月からは清水よし子、中野麻里子、秋吉尋美、後述の妻・ヘレンによる歌唱グループ「marvelous4」。文月詩織、星咲セイラによるアイドルグループ「高島平ミルフィーユ」をプロデュース[12]。歌詞提供などを行っている。
不祥事報道[編集]
フィリピン滞在中のわいせつ行為疑惑報道[編集]
2007年5月下旬、フィリピン滞在中に17歳の少女にわいせつな行為をしたとして現地の警察を名乗る男数人に身柄を拘束されたことが、同年9月25日発売の「女性自身」と「FLASH」に報道された[13][信頼性要検証]。その後男らから金銭での解決を提示された長井は、日本にいる妻を通じて掛川信用金庫及び島田信用金庫に合わせて約1100万円を振り込み、解放された[13]。所属事務所によれば長井には非はなく詐欺の被害者であるとコメントした[13]
カナダ人タレントとの不倫疑惑報道[編集]
2007年10月、米国留学中にカナダ人タレントのアンナとの不倫キスプリクラが一部写真誌に掲載された[14]。
出演番組[編集]
バラエティー[編集]
- 爆笑オンエアバトル(NHK) 戦績11勝6敗 最高473KB
- 第6回チャンピオン大会 ファイナル11位
- 上記の通り、番組初オンエアの回と2回目のオンエアの回では「同じ動きなのに違うこと」のネタを披露。3回目のオンエアを獲得した回(2001年8月4日放送回)からは「お話しさせていただきます」のネタで挑戦している。またこの回が長井にとって初及び唯一のトップ通過となった。番組出演の中期まではオンエアとオフエアを繰り返したり、連敗を経験するなどかなり苦戦していたが、2002年9月14日放送の佐賀収録で413KBでオンエアを獲得した事をきっかけに好調となり、以降は一度もオフエアを経験する事なく7連勝を記録した。番組最後の挑戦回となる2004年6月19日放送の岡山収録では自己最高となる473KBを記録した。また、上記の通り、チャンピオン大会では番組史上初となるオーバー1000KBを記録したが、通常回では一度もオーバー500を記録する事は出来なかった。
- 爆笑問題☆伝説の天才(フジテレビ系)
- F2スマイル(フジテレビ系水曜レギュラー。「失敗ストに聞け!」をTake2東貴博と担当)
- 爆笑おすピー大問題(フジテレビ系)
- 不幸の法則(日本テレビ系)
- 少女B(日本テレビ系)
- スパスパ人間学!(TBS系 主にナレーター)
- メンB(日本テレビ系 )
- 朝は楽しく!(テレビ東京系 金曜レギュラー)
- 完売劇場(テレビ朝日系 卒業)
- ザ・イロモネア(2006年3月1日、TBS) ※4thステージ敗退。
- クイズ!スパイ2/7(フジテレビ系)
- うまなりクン(ウマでもわかる競馬基礎講座に出演)
- 感じるジャッカル(フジテレビ系 月曜深夜の後期レギュラー)
- ザ・ジャッジ! 〜得する法律ファイル(フジテレビ系 太田のそーっとやってみよう 実験担当)
- 知的冒険ハッケン!!(フジテレビ系)
- エンタの神様(日本テレビ系)番組内でのキャッチコピーは「クールな毒舌スナイパー」→帰国後「帰ってきた一匹狼(ロンリーウルフ)」。だいたひかると隔週交代でトップバッターを務めていたが、留学のため降板(留学後は世界のうめざわが交代する形で隔週出演していた)。2009年1月24日の放送で復帰するが、同時期からトップバッターは週代わりになった。
- ここでるTV(山梨放送、信越放送他)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ系)
- 新春ゴールデンカーペット(2011年1月1日、フジテレビ) キャッチコピーは「毒舌ヒットマン」
- 笑点(日本テレビ系)
- 超絶!モンドリアンチョップ(MONDO21)
映画[編集]
- スプリング☆デイズ(2007年8月18日 - 25日) - 花村先生 役 ※池袋シネマ・ロサにて1週間限定ロードショー
- YUMENO(2004年) - 堀口 役
- TOKYO DECIBELS(2017年)- 矢崎仁志 役
テレビドラマ[編集]
- はだかの刑事 第23話(1993年7月23日、日本テレビ) - 野口タカヤ 役
- 87%(2005年1月 - 3月、日本テレビ) - 東史郎 役
- 富豪刑事 最終話(2005年3月17日、テレビ朝日) - バーの客 役
- 富豪刑事デラックス 第3話(2006年5月5日、テレビ朝日) - 振り込め詐欺グループのリーダー 役
- THE WAVE!(2005年7月23・24日、フジテレビ) - 関東テレビのレポーター 役 ※「FNS ALL-STARS あっつい25時間テレビやっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!」内のドラマ。25時間で13話を放送
- 翼の折れた天使たち 第一夜「セレブ」(2006年2月27日、フジテレビ) ※オムニバスドラマ
- 弁護士 灰島秀樹(2006年10月28日、フジテレビ) - 速水龍人 役
作品[編集]
CD[編集]
アルバム[編集]
- お話しさせていただきます。(2003年11月6日)
- お話しさせていただきます
- 美容院
- 女の話
- メタル
- アメリカの話
- フィクション
- リーマンブルース
- 間違いない
- パシリの本懐とは
- 中年女の話
- ダイエットをしたい方に
- デブテクノ
- 男の本懐とは
- ダメ人生
- いろいろお話しさせていただきます
- スロット
- スケベなんだ間違いない
- バイバイ
- Donation Theater ♡1
シングル[編集]
- ウラメシ夜(2007年5月16日)
- フジテレビ系アニメ『ゲゲゲの鬼太郎(第5期)』エンディングテーマ
- c/w 妖怪子守唄
長井秀和&Royal Straight Flush[編集]
マキシシングル[編集]
- Royal Straight Flush( 2017年7月28日発売)
書籍[編集]
- デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む(2003年11月21日)
- 間違いないっ!―長井秀和オフィシャル・ブック(2004年4月)
- マジネタ(2004年12月4日)
- 多事騒論(小学館)
DVD[編集]
- 今日、お腹いっぱい食べれてよかったなぁ(2006年)
- monomania《偏執狂》- 長井秀和 単独ライブ -(2004年)
- 爆笑オンエアバトル 長井秀和(2004年12月15日発売ポニーキャニオン)
- 完売劇場presents 秘宝闇商人 長井秀和(2004年)
PV[編集]
- 間瀬翔太『シアワセノ詩』(2015年) - 友情出演
- 長井秀和&Royal Straight Flush『NHM(ダンス!間違いない!)』(2017年)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “テレビから姿を消した長井秀和、芸能収入311円でも大成功が”間違いない”ワケ” (日本語). Asagei Biz-アサ芸ビズ. 2021年12月31日閲覧。
- ^ “長井秀和、過去の“事件”の影響で諸説が流れていることを明かす”. AbemaTIMES (2019年6月17日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ 長井秀和、未練たっぷり…「再婚も」(2008年11月27日、デイリースポーツonline)
- ^ “長井秀和、仕事激減…週3で英語講師に 離婚会見以来4年ぶり公の場に登場”. ORICON NEWS. oricon ME (2012年8月16日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ “長井秀和「いまは工事現場の警備員」離婚から7年目の告白”. 女性自身 (2015年11月18日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ https://twitter.com/pchip3/status/1556816064071499781?t=rQzOyesIHp49fneZab3BuQ&s=19
- ^ “長井秀和がドイツ人と再婚!…生涯の伴侶を得て再ブレーク期待”. SANSPO.COM(サンスポ). 産経デジタル (2017年10月22日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ “長井秀和が2度目の離婚、ドイツ人妻との破局を直撃「間違いないです…」”. 週刊女性PRIME. 主婦と生活社 (2020年12月21日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ “長井秀和が出馬へ!「公明党からは声がかからないので無所属です」”. FRIDAY DIGITAL. (2021年9月11日) 2021年9月12日閲覧。
- ^ “清水富美加「出家引退」の話題で長井秀和の名前を出した太田光代社長の狙い”. 東スポWeb (東京スポーツ新聞社). (2017年2月13日) 2021年9月11日閲覧。
- ^ “長井秀和「人気間違いない」アイドルをプロデュース”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2017年6月3日) 2019年3月12日閲覧。
- ^ “長井秀和プロデュースの歌手2組がデビューイベント”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2018年10月27日) 2019年3月12日閲覧。
- ^ a b c “長井秀和が解放金返還求め信金を提訴”. nikkansports.com (日刊スポーツ新聞社). (2007年10月1日) 2021年9月11日閲覧。
- ^ 『FRIDAY』2007年10月19・26日号
外部リンク[編集]
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