河内風穴

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河内風穴、内部
第1層の開けた空間より、洞口(左上)を望む。

河内風穴(かわち ふうけつ、かわちのかざあな、英語名:Kawachi Wind Cave[1])は、日本滋賀県犬上郡多賀町河内にある鍾乳洞である。「河内の風穴(かわちのふうけつ)」とも称す。総延長が約10,020m[2]で日本国内では第3位の長さ。1959年昭和34年)に「河内の風穴」の名で滋賀県指定天然記念物に指定された。

概要[編集]

河内風穴は鈴鹿山脈北部にある霊仙山山塊の石灰岩地帯に位置し、約55万年(新生代第四紀更新世中期イオニアンcf.〉)より以前に形成されたとされている[要出典]近畿地方随一の規模で、測量されている部分だけでも長さが約10,020m、総面積は1,544m2とされている。洞口(洞窟の出入り口)の高さは1mで、内部は4層に分かれている。第1層は1,190m2、第2層は215m2、第3層は33m2、第4層は116m2である。洞内温度は一年を通して11℃程度である[3]

1922年(大正11年)に観光用の電灯や梯子が設置され、洞口から約200mほどの範囲にある第1層と第2層の一部が一般公開されている。それより奥は入り組んでいるため、許可を得た者しか立ち入れない。一般公開されている部分には鍾乳石などの鍾乳洞特有の地形は乏しい[独自研究?]

その昔、地元の村人が洞内に4頭を放して洞口を閉ざしたところ、1頭は死に、残りの3頭は鈴鹿山脈の向こう側[4]伊勢国(現・三重県篠立風穴に現れたとの言い伝え(口伝)が残っている[独自研究?]。青の水路という絶景や地底湖が立ち入り禁止区域に存在する。

洞内の生物[編集]

洞窟空間に、キクガシラコウモリユビナガコウモリcf.(en) / [5])、テングコウモリen)、モモジロコウモリen)などといったコウモリが棲息し、洞内を流れる清水に、コバヤシミジンツボ[6]ホラアナゴマオカチグサガイ[7]といった、中腹足目(ニナ目)の巻貝が棲息している。

所在地[編集]

アクセス[編集]

公共交通機関
最寄りの近江鉄道多賀線多賀大社前駅から約8kmの道のりである。多賀大社前駅からは近江タクシーによる乗合タクシーが運行されている[8]
自家用車
名神高速道路彦根ICから国道306号滋賀県道17号多賀醒井線を経由して約12kmの道のりである。

脚注[編集]

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  1. ^ 他に、Kawachi Fuketsu、Kawachi-no-Fuketsu との表記もあり。
  2. ^ 「河内風穴」長さ国内3位 多賀の鍾乳洞 さらに長い可能性 - 47NEWS 2012年7月4日(47NEWS)
  3. ^ 入場券より
  4. ^ 参照:犬上郡#隣接する郡と国
  5. ^ Miniopterus fuliginosus - Bats in China
  6. ^ 学名Akiyoshia kobayashii 腹足綱中腹足目(ニナ目)ミズツボ科。絶滅危惧II類(2007年版、cf. 貝類レッドリスト (環境省))。
  7. ^ 学名:Cavernacmella kuzuuensis 腹足綱中腹足目(ニナ目)カワザンショウガイ科。絶滅危惧I類(2007年版)。
  8. ^ 滋賀県多賀町のホームページへようこそ - 予約型乗合タクシー(愛のりタクシーたが)のご案内”. 多賀町. 2015年1月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度15分5.93秒 東経136度21分6.83秒 / 北緯35.2516472度 東経136.3518972度 / 35.2516472; 136.3518972