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小半鍾乳洞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小半森林公園の大水車

小半鍾乳洞(おながらしょうにゅうどう)は、大分県佐伯市本匠(旧本匠村)小半にある鍾乳洞1922年大正11年)3月8日に大分県で初めて国の天然記念物に指定されている。

概要

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小半鍾乳洞の位置(大分県内)
小半鍾乳洞
小半鍾乳洞
小半鍾乳洞の位置

この鍾乳洞は、1899年明治32年)に発見されたもので、清流として知られる番匠川の源流の近くにある。全長1,750mで、そのうち330mが観光用に整備されている[1]。洞内の「宮殿」と呼ばれる区域にある「斜柱石」は、鍾乳石の成長後、地殻変動で倒れ、今に至っているもので珍しい。

鍾乳洞の近隣には、小半森林公園が整備されている[2]。公園内に設けられた直径約18mの大水車は、1993年(平成5年)の完成時には日本一の大きさを誇ったもので(2006年12月現在では4番目)、小半鍾乳洞の目印にもなっている。

2016年(平成28年)1月18日に入口付近で落石が確認されたため鍾乳洞は一時閉鎖され、もろくなっていた岩石を取り除いた上で約1ヶ月後に再開。しかし、その後も落石が続き、6月30日には直径1m超の岩が案内所の屋根を突き破る事故が起きたため、鍾乳洞を休業するとともに、入口に通じる市道も通行止めとなった。その後の調査で確認された落石の恐れのある箇所は132ヶ所にのぼっており、再開の目途は立っていない[3]

アクセス

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脚注

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  1. ^ JAPAN CAVING, vol.17, no.3-4, 1988. 日本ケイビング協会
  2. ^ 小半森林公園キャンプ場 佐伯市
  3. ^ “小半鍾乳洞再開いつ、落石相次ぎ2年近く休業”. 大分合同新聞. (2018年5月25日). http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/05/25/130722584 2018年5月26日閲覧。 
  4. ^ バスに乗ってでかけよう!”. 大分バス株式会社. 2018年5月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯32度56分56.68秒 東経131度45分25.64秒 / 北緯32.9490778度 東経131.7571222度 / 32.9490778; 131.7571222