東京 - 岡山・倉敷線

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ルブラン号(両備ホールディングス)
ルブラン号(両備ホールディングス)
京浜吉備ドリーム号(中国ジェイアールバス)
京浜吉備ドリーム号(中国ジェイアールバス)
ルミナス号(小田急シティバス)
ルミナス号(小田急シティバス)
マスカット号(ケイビーバス運行時代)
マスカット号(ケイビーバス運行時代)

東京 - 岡山・倉敷線(とうきょう - おかやま・くらしきせん)は、東京都岡山県岡山倉敷両市を結ぶ高速バス路線である。運行会社の別により以下の11系統に整理できる。本項目ではこれらについて一括して記載する。

なお、中国ジェイアールバスが東京駅・横浜駅 - 岡山駅・広島駅間を運行する「ドリーム岡山・広島号」についてはニューブリーズ号#ドリーム岡山・広島号を、中国バスが横浜駅・町田バスセンター - 岡山・広島間で運行するメイプルハーバーについては、当該項目を参照のこと。

運行系統概説[編集]

  • ルブラン号(夜行/東北急行バス両備ホールディングス(両備バス))
    • 東北急行バスは東京営業所が、両備ホールディングスは両備バスカンパニー岡山営業所(2017年7月末までは倉敷営業所)が0.5往復ずつ担当。
      • 東京・横浜側の予約・発券業務は京浜急行バスが担当、東北急行バスは電話予約のみ受付。岡山側での予約・発券は岡山電気軌道でも可能。
    • 2015年9月30日までは羽田京急バスとの共同運行だったが、同社の撤退により翌日から両備ホールディングスの単独運行となった。
    • 2017年12月1日より、東北急行バスが参入し、2社共同運行に戻る[1]
  • ルミナス号(夜行/小田急シティバス下津井電鉄
    • 小田急シティバスは世田谷営業所が、下津井電鉄は児島営業所が0.5往復ずつ担当。
    • 年末年始・春休み・ゴールデンウィーク・お盆期間などの繁忙期には女性専用車を運行。

以上3路線は、運行開始当初は共倒れを防ぐ目的もあり、3路線6社でのプール精算制[2]となっていた。その後、各路線毎に精算するようになっている。

  • 京浜吉備ドリーム号(夜行/中国ジェイアールバス
    • 岡山支店が1往復運行。
    • この路線は中国JRバスの単独運行で、「ままかりライナー」運行開始まで最後発であったことから、他の3路線にない付加価値を持たせる方策を採った。具体的には、横浜に停車すると同時に、岡山地区では初のダブルデッカーを投入し、お台場の夜景や横浜ベイブリッジからの朝日を望めるような設定としたものである[3]
    • 2010年9月17日からはスーパーシート・3列スタンダードシート・4列スタンダードシートの3クラスの座席を装備した車両による運行となる(後述)。また、乗車日によって運賃が異なる上、早期購入割引もあるため、運賃体系が複雑化している。
    • 2016年4月1日(倉敷発は前日3月31日)から、通年3列シートでの運行となる。その為スーパーシート、並びに4列シートは廃止となった。
    • 2010 - 2011年の年末年始運行からは、多客時に4列シート車(4列スタンダードシート扱い)を続行便に使用している。トイレなしの貸切車が使用される場合もある。
  • ままかりライナー(夜行/東北急行バス ・両備ホールディングス(両備バス))
    • 東北急行バスは東京営業所が、両備ホールディングスは両備バスカンパニー倉敷営業所が0.5往復ずつ担当。
      • 座席予約システムに両備ホールディングスの「両備高速バス予約サイト」を使用する関係で、東北急行バスは電話予約のみ受付。4列座席のため、予約番号が異なる男女を隣同士にならないよう配慮されている。
      • 岡山側での予約・発券は岡山電気軌道でも可能。
    • この路線は、上記の4系統がトイレ付き独立3列シート車での運行であったのに対して、トイレ付き4列シート車での運行となっている。
    • 2011年3月20日から5月12日までの間は、東北急行バスが同路線を一時運休したため、両備バスが同社担当分を代行運行(実質的に両備バスの単独運行)した。
  • 杉崎高速バス(夜行/杉崎観光バス
    • 東京営業所が1往復運行。
    • この路線は、上記のままかりライナーと同じくトイレ付き4列シート車での運行となっている。

高速ツアーバスから移行した路線[編集]

  • WILLER EXPRESS(夜行/WILLER EXPRESS
    • 本社営業所が1往復運行。
    • 乗合移行前はWILLER TRAVEL主催の高速ツアーバスであった。
  • KBライナー(夜行/千葉みらい観光バス
    • 本社営業所が1往復運行。
    • 乗合移行前は高速バスツアーズ主催の高速ツアーバスであった。
  • JAMJAMライナー(夜行/ジャムジャムエクスプレス
    • 本社営業所もしくは運行受託事業者が1往復運行。
    • 乗合移行前は日本ユース旅行が催行しており、エポック観光が主に受託運行を行なっていた。
  • オリオンバス(夜行/オー・ティー・ビー
    • 本社営業所もしくは運行受託事業者が高知発着便を1往復運行。この他、繁忙期に倉敷発着便を1往復運行。
    • 乗合移行前はオリオンツアーが催行していた。

設定[編集]

停車停留所[編集]

一部停留所を省略。詳細は各路線の公式サイトなどにて確認のこと。

ルブラン号
東京テレポート駅(上りのみ停車) - 品川バスターミナル - 横浜駅東口(YCAT) - 津山駅前 - 岡山インター - 岡山駅西口
ルミナス号
ハイアットリージェンシー東京前 - バスタ新宿 - 津山駅前 - 落合インター - 津高 - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口 - 児島駅 - 下津井電鉄児島営業所
マスカット号
丸山営業所 - 中野駅北口 - バスタ新宿 - 津山駅前 - 岡山インター - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口
京浜吉備ドリーム号
新木場駅 - 東京駅 - バスタ新宿 - 横浜駅東口(YCAT) - 山陽インター - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口
ままかりライナー
東京営業所 - 浅草駅前 - 上野駅前 - 東京駅八重洲通り - 山陽インター - 岡山インター - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口
杉崎高速バス
東京駅鍛冶橋駐車場 - 横浜駅東口 - 東名秦野 - 三宮高架商店街前 - 姫路駅南口 - 岡山駅西口
WILLER EXPRESS
東京ディズニーランド - バスタ新宿 - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口
KBライナー
バスタ新宿 - 横浜駅東口 - 姫路駅南口 - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口
JAMJAMライナー
東京駅鍛冶橋駐車場 - 横浜駅東口 - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口 - 東福山駅南口
オリオンバス
東京駅鍛冶橋駐車場 - バスタ新宿 - 岡山駅西口 - 倉敷駅北口 / 高知駅

東京都・神奈川県内相互、岡山県・広島県高知県内相互のバス停の間では乗降ができない。ルミナス号とマスカット号の増便は、バスタ新宿ではなく新宿駅西口27番のりばに停車する。

運行経路[編集]

ルブラン号[編集]

ルミナス号[編集]

マスカット号[編集]

混雑時等は倉敷行きは初台出入口から、東京行きは新宿出入口まで首都高速4号新宿線中央自動車道・名神高速を経由して運行することがある。

京浜吉備ドリーム号[編集]

ままかりライナー[編集]

  • 江東区内 - 台東区内 - 千代田区内 - 霞が関出入口 - 首都高速都心環状線 - 首都高速3号渋谷線 - 東名高速道路 - 伊勢湾岸自動車道 - 東名阪自動車道 - 新名神高速道路 - 名神高速道路 - 中国自動車道 - 山陽自動車道 - 山陽IC - 赤磐市内 - 山陽IC - 山陽自動車道 - 岡山IC - 国道53号 - 岡山市内 - 岡山県道162号岡山倉敷線 - 国道429号 - 倉敷市(倉敷地域)内
    • 途中休憩 岡山行・駿河湾沼津SA、東京行・龍野西SA。

歴史[編集]

  • 1990年平成2年)
  • 1998年(平成10年)
    • 1月12日 - 分社化により、「マスカット号」の関東バス担当便をケイビーバスに移管。
  • 2000年(平成12年)
    • 8月1日 - 分社化により、「ルミナス号」の小田急バス担当便を小田急シティバスに移管[5]
  • 2003年(平成15年)
    • 4月25日 - 中国ジェイアールバスが単独で「京浜吉備ドリーム号」を運行開始。
    • 10月1日 - 分社化により、「ルブラン号」の京浜急行電鉄担当便を京浜急行バスに移管。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月1日 - 「ルミナス号」に女性専用車が運行開始。
    • 3月16日 - 「ルブラン号」の京浜急行バス担当便を羽田京急バスに移管。
  • 2006年(平成18年)
    • 6月1日 - 「ルミナス号」に「福渡」・「金川」停留所を追加。
  • 2007年(平成19年)
    • 10月1日 - 「京浜吉備ドリーム号」を新宿まで延長。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月20日 - 「マスカット号」の中鉄バス担当便の運行を両備ホールディングスへ移管。同時に倉敷駅北口 - 総社中鉄バスセンター間の運行を廃止。
    • 7月1日 - 「京浜吉備ドリーム号」を新木場駅まで延長すると共に新宿・東京両駅の到着順を入替え。同時に運行経路を伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路経由に変更。
    • 7月16日 - 「ルブラン号」の運行経路を伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路経由に変更。
    • 10月1日 - 「ルミナス号」・「マスカット号」の運行経路を伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路経由に変更。
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
    • 3月15日 - 東北急行バス両備ホールディングスとの共同運行で「ままかりライナー」を運行開始。
    • 6月1日 - 各路線とも岡山駅前(ワシントンホテル前/ドレミの街)に代えて岡山駅西口に乗入れ。これに合わせて「ルミナス号」「マスカット号」「ルブラン号」の天満屋バスセンター、金川、福渡は廃止。また「ルブラン号」は新たに倉敷インターに停車、瀬戸大橋温泉と川崎医大前を廃止。
    • 9月17日 - 「京浜吉備ドリーム号」がスーパーシート・3列スタンダードシート・4列スタンダードシートの3クラスの座席を装備した車両の運行を開始。同時に、通常日・閑散日運賃の採用と、スタンダードシート(3列・4列)における早割運賃(早割21・早割14・早割7)を設定(本件により、往復割引運賃設定を廃止)。
    • 10月15日 - 「ルミナス号」の東京都内と津山 - 津高間の運行経路をそれぞれ変更し[6]賀陽インター落合インター停留所を追加。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月1日 - 「ままかりライナー」、浅草駅前上野駅前停留所を追加、スタンプカード(6回押印で片道無料)を導入。
    • 3月20日 - 「ままかりライナー」、東北急行バスの東日本大震災に伴う東北地区輸送強化により、この日から5月12日まで、東北急行バス担当便を両備バスが代行運行。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 4月1日 - 中国バス運行の「メイプルハーバー」が倉敷インターチェンジ・岡山インターチェンジに新規停車開始。両備ホールディングスにとっては、事実上横浜方面へ運行しないマスカット号を子会社(中国バス)の路線で補完する形となる。
    • 7月1日 - この日よりキラキラ号が運休。
    • 7月17日 - 中国ジェイアールバスが期間限定で「ドリーム岡山・広島号」を運行開始(当初予定は平成27年5月10日まで。以後繁忙期のみ運行。29年3月より通年運行。)。
  • 2015年(平成27年)
  • 2016年(平成28年)
    • 3月31日 - 京浜吉備ドリーム号の使用車両をダブルデッカーから3列シート・28人乗りハイデッカー車に変更。これに伴い、スーパーシート及び4列シートの設定を廃止。4列シートについては、ドリーム岡山・広島号が事実上代替する形となる。
    • 4月4日 - バスタ新宿開業に伴い、新宿に発着する路線がこの日より順次乗り入れ開始。
  • 2017年(平成29年)
    • 4月1日 - 「ルミナス号」、この日の出発便から賀陽インター、瀬戸大橋温泉、川崎医大前を廃止[9]
    • 8月1日 - 「ルブラン号」、この日の出発便からグランドニッコー東京台場バス停と岡山駅西口 - 倉敷駅北口間の運行を廃止、新たに横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)への乗り入れを開始。
    • 12月1日 - 「ルブラン号」、この日の出発便から東北急行バスとの共同運行に。
  • 2018年(平成30年)7月17日 - 平成30年7月豪雨災害復旧のため、「京浜吉備ドリーム号」と「ドリーム岡山・広島号」の運行が、この日の岡山発の便から当面の間運休に。

運行車両[編集]

WILLER EXPRESS・オリオンバス・KBライナーを除くいずれの系統もトイレ付きの車両である(ただし、前述の通り京浜吉備ドリーム号の続行便は除く)。ルブラン号は浜松町バスターミナルの全高制限の制約から、ダブルデッカーは使用できない。他の8路線は全高制限の制約がないためダブルデッカーは使用可能だが、実際は京浜吉備ドリーム号のみで使用されていただけであった。

なお、車両仕様は臨時に変更される場合がある。

ルブラン号・ルミナス号・マスカット号[編集]

両備ホールディングス(両備バス)・小田急シティバス(および撤退した羽田京急バス)では 三菱ふそう・エアロクィーンIまたは三菱ふそう・エアロクイーン(最新シリーズ))・関東バス下津井電鉄(および撤退した中鉄バス)では日野・セレガ(現在はセレガR GD・セレガSHD)が、それぞれ使用されている。いずれも独立3列シートを装備する。どの会社も原則フェイスカーテン・サービスコーナー付の車両で運行されている。(但し小田急シティバスのみフェイスカーテンを備え付けていない。) 小田急シティバス担当便の続行便は、4列シート・トイレ付の貸切車や、新宿 - 木更津線「アクアライナー」用の車両が使用されることが多い。

京浜吉備ドリーム号[編集]

独立3列シート・28席のハイデッカーを使用。運行開始当初は独立3列シート38席のダブルデッカー(三菱ふそう・エアロキング)を、2010年9月17日から2016年3月31日までは独立2列のスーパーシート4席(2階前方)・独立3列のスタンダードシート21席(2階)・4列のスタンダードシート10席(1階)を装備したダブルデッカーを使用していた。スーパーシートでは地上デジタル波放送に対応した7インチ液晶テレビ・ACコンセント・無線LAN・プライベートカーテンを装備する。2013年12月20日からは、前述の通りdocomo Wi-Fiによる車内無線LANサービスが開始され、スーパーシート以外の座席でも無線LANの利用が可能となった。

ままかりライナー号[編集]

杉崎高速バス[編集]

  • ハイグレード貸切車として導入された4列シート・化粧室装備のスーパーハイデッカー車(三菱ふそう・エアロクイーン)を乗合用に小改造を施して使用。2016年4月まで使用されていた。
  • 現在はハイデッカー4列シート・トイレ無のスタンダードタイプへ変更され運行されている。

WILLER EXPRESS[編集]

  • 4列シート「リラックス」・3列シート「リラックスワイド」混合車両で運行される。いずれの座席もフェイスカバーが装備されている。但し、続行便「STAR EXPRESS」は4列シート装備の車両で運行される。

KBライナー[編集]

  • 他社のスタンダードに相当する4列シート・トイレ無の車両で原則運行される。

JAMJAMライナー[編集]

  • 原則3列シート・化粧室装備の車両で運行される。

オリオンバス[編集]

  • オー・ティー・ビーの自社車両で運行される場合は、4列シートの車両を使用。何れも座席コンセント・フットレストが装備されているがトイレ設備は設けていない。
  • 但し繁忙期の他社委託便の場合は4列スタンダードタイプになる事が多い。

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ 鈴木文彦「新版 高速バス大百科」による。
  3. ^ バスラマ・インターナショナル91「バス事業者訪問94 中国ジェイアールバス」による。
  4. ^ 公式サイト内の記述による。
  5. ^ a b “新宿 - 倉敷間夜行高速バス 小田急シティバスに移管”. 交通新聞 (東京都: 交通新聞社): p. 1. (2000年7月26日) 
  6. ^ 新宿駅西口 - 首都高速3号渋谷線間の運行経路を山手通り経由から首都高速中央環状線(山手トンネル)経由に、津山 - 津高間の運行経路を国道53号から中国道・岡山道・山陽道経由にそれぞれ変更。
  7. ^ 「docomo Wi-Fi」サービスを中国ジェイアールバス車内で提供開始”. NTTドコモ (2013年11月22日). 2013年11月26日閲覧。
  8. ^ 高速バス 品川 - 岡山・倉敷線ルブラン号について - 京浜急行バス公式サイト(2015年9月1日) 但し、東京側での予約・案内業務は、京急高速バス座席センターで継続して行われる。
  9. ^ 岡山~新宿線ルミナス号 「川崎医大前」、「瀬戸大橋温泉前」、「賀陽インター」 バス停留所廃止のお知らせ (PDF)”. 下津井電鉄 (2017年3月6日). 2018年9月3日閲覧。

外部リンク[編集]