智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校

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智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校
智辯学園和歌山高等学校の建物
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人智辯学園
理念 感謝の心と堅い絆、そして未来へ
校訓 誠実・明朗・高学力
設立年月日 1978年4月
共学・別学 男女共学
小中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
学期 3学期制
高校コード 30506F
所在地 640-0332
公式サイト 智辯学園和歌山中学・高等学校
智辯学園和歌山小学校
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智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校(ちべんがくえんわかやましょうがっこう・ちゅうがっこう・こうとうがっこう、Chiben Gakuen Wakayama Elementary / Junior and Senior High School)は、和歌山県和歌山市冬野に所在し、小中高一貫教育を提供する私立小学校中学校高等学校学校法人智辯学園が設置・運営する。通称は智弁和歌山

智辯学園中学校・高等学校奈良県五條市)、智辯学園奈良カレッジ小学部・中学部・高等部(奈良県香芝市)とは設置者が同じ兄弟校。

概要[編集]

1972年昭和47年)頃、奈良県五條市智辯学園中学校・高等学校では生徒の40%が和歌山県から通学していた。和歌山県からの生徒には和歌山県から私学助成金が出ていないため、当時の校長が当時の和歌山県知事大橋正雄に出向いた経緯がある。大橋は「そんなに多くの生徒が通っているとは知らなかった。和歌山に進出してはどうか」と語ったという。和歌山県に当時優秀な私学はあまりなく、優秀な生徒は奈良県や大阪府の進学校に流出していた。また、1978年(昭和53年)には高校生の急増が予想され、和歌山での高校の設置は緊急の課題でもあった。知事の意向を受けた和歌山県議らが五條市の智辯学園を訪れ、和歌山への進出を強く要請した。

創立から10年余り、優秀生の獲得に苦労していた智辯学園は第2校を作る余裕はあまりなかったが、和歌山県教育界の熱意に引かれる形で開校を決断。智辯学園の和歌山からの生徒を減らすような姉妹校の開校は難しい賭けでもあった。和歌山県が用意したいくつかの候補地から、国鉄紀勢線黒江駅近くの根美山が選ばれた。和歌浦が一望でき、和歌山駅から電車で20分程度で通える。

1978年(昭和53年)4月に智辯学園和歌山中学校・高等学校を同時に開校。しかし生徒は動かなかった。初年度の高校入試で定員300名に対し受験者はわずか301名。しかもその半分を不合格にした。県議会は批判したが、先々どのような学校にするかを考えた末の苦渋の選択であった。

五條の智辯学園と同じく70分授業(2017年度から60分)、1日3時間学習、野球の全校応援も踏襲され、和歌山校は五條校で徐々に形作られた教育を強化する形で展開している。その結果、高校1期生に当たる1981年(昭和56年)から京大合格者を輩出し、また野球部も1985年(昭和60年)に選抜初出場。1993年(平成5年)は東大合格者数が単年度で20名を突破、1994年(平成6年)には優勝、1997年(平成9年)、2000年(平成12年)には優勝を果たした。

2002年(平成14年)には智辯学園和歌山小学校が開校し小中高一貫教育となる。

現在「中・高6年一貫コース」、「編入コース」、「スポーツコース」の3コースを設けている。「中・高6年一貫コース」、「編入コース」は中5(高2)の時点で合流していたが、2017年度から中6(高3)の時点での合流に変更された。また、同時に2017年度から、編入コースの文化部の活動が解禁された。「スポーツコース」は高校で入学し、甲子園出場を目指す。

開学当初より毎年4月に智辯学園にならって韓国に修学旅行に行くのが恒例となっている[1][2]が、2017年度からしばらくは北朝鮮情勢を考慮して中止することが決定している。1991年より大阪の韓国総領事館から講師を招き、ハングル講座も開始された[1][3]

学校重点目標[編集]

  • 一日一善
  • 学力向上
  • 挨拶励行

と定められており、各教室に掲示されている。

沿革[編集]

  • 1978年4月 - 智辯学園和歌山中学校・高等学校が開校。
  • 1987年4月 - 高等学校にスポーツコースを導入。
  • 2002年4月 - 智辯学園和歌山小学校が開校。

課業[編集]

  • 文系・理系ごとに学力による能力別クラス編成を実施している。
  • 朝礼はなく、毎朝スピーカーから担当の教師が読み上げる真言、宝号を各クラスで生徒全員が読経する。また、その後日替わりの「宗祖様のお言葉」を聞く。
  • アメリカ合衆国にあるトーマス・ジェファーソン高校、オーストラリア国内の学校とは学生交換プログラムを実施している。

行事[編集]

小学校
  • 4月
  • 5月 - こどもの日の行事、親子学校体験・見学会、春の遠足、感謝祭、水泳指導開始(小1~小3)
  • 6月 - 歌舞伎鑑賞教室(小6)、田植え(小4)、感謝祭、実力テスト(小6)、臨海学校(小4)、臨海学校(小1、小2)
  • 7月 - 七夕祭りの行事、臨海学校(小5)、感謝祭、林間学校(小3)
  • 8月 - 特別補習、天体観測
  • 9月 - 感謝祭、稲刈り(小4)
  • 10月 - 運動会、社会見学、珠算教室開始(小3)
  • 11月 - 実力テスト(小5・小6)、感謝祭、おにぎり昼食(小4)、味噌づくり(小6)
  • 12月 - 文化祭、感謝祭
  • 1月 - 感謝祭
  • 2月 - 節分の行事、オーストラリア修学旅行(小6)、実力テスト(小4・小5)
  • 3月 - 雛祭りの行事
中学・高校
  • 4月 - 錬成会、韓国修学旅行(高2)
  • 5月 - 球技大会
  • 6月 - 音楽鑑賞会
  • 7月 - 林間学校(中1:曽爾村、中2:三瓶山)、臨海学校(中3:淡路島
  • 8月 - 留学生来校(韓国)、東大見学(中3)、白崎合宿(中2)
  • 9月 - 体育大会、地区懇談会、留学生来校(オーストラリア)
  • 10月 文化祭、教育講演会、進学指導会
  • 11月 - 実力テスト
  • 12月
  • 1月 - 高校卒業式
  • 2月
  • 3月 - アメリカ短期留学(高1)、オーストラリア短期留学(高1)、高野山合宿(中1)

部活動[編集]

進学[編集]

東大京大国公立大学医学部医学科防衛大学校防衛医科大学校の合格者数は全国有数、和歌山県内では群を抜いている。他難関大学にも多数の合格者を出す。東大合格者は1990年代から2000年代は毎年20名ほど輩出していたが、2010年代に入ってからは6名や8名ということが多くなった。2017年度は10名を回復したものの、2018年度は7名だった。

野球部[編集]

1979年創部。1980年より高嶋仁が監督に就任。全国大会では春夏合わせて3回優勝しているが2002年夏の大会の3回戦において、兄弟校である智辯学園と対戦をした。このときは7-3で智辯和歌山が勝利している。2018年第90回記念選抜大会は18年ぶりの決勝進出を果たしたが、大阪桐蔭高校に2-5で敗退した。

(試合経過は[1]を参照)

著名な出身者[編集]

政治[編集]

学問・研究[編集]

マスコミ[編集]

スポーツ[編集]

その他[編集]

兄弟校[編集]

略称は兄弟校と区別するため、智辯学園中・高は「五條校」、智辯学園奈良カレッジは「奈良カレ」と呼ばれている。なお、高校野球では原則として新字体を用いることになっていることから「智学園和歌山」と表記される。
姉妹提携校

脚注[編集]

  1. ^ a b (教育2014 まなビバ!)関西ワイド 智弁和歌山中・高 /近畿・共通 2014年11月18日 朝日新聞 大阪地方版/大阪 31頁 大阪府 写図有 (全2,481字)
  2. ^ 智弁学園の理事長に韓国の「産業褒章」 29年前から修学旅行で訪韓=奈良 2004年10月02日 読売新聞 大阪朝刊 32頁 写有(全467字)
  3. ^ 智弁和歌山高、1年生にハングル講座 修学旅行前に生徒希望【大阪】1994年06月06日 朝日新聞 大阪朝刊 8頁 教育(全716字)

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『2001年 価値ある学校(ラッキースクール)を探そう 関西男子校+共学校』 旺文社2000年7月1日ISBN 4-01-008958-X

外部リンク[編集]