ダンベル何キロ持てる?

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漫画:ダンベル何キロ持てる?
原作・原案など サンドロビッチ・ヤバ子
作画 MAAM
出版社 小学館
掲載サイト 裏サンデーマンガワン
レーベル 裏少年サンデーコミックス
発表期間 2016年8月5日 - 連載中
巻数 既刊5巻(2018年10月現在)
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ダンベル何キロ持てる?』(ダンベルなんキロもてる?)は、原作サンドロビッチ・ヤバ子、作画MAAMによる日本漫画作品。2016年8月5日から小学館のコミックアプリ、マンガワンで隔週金曜日→隔週月曜日[1]に連載。原作者のWeb漫画『求道の拳』や連載中の『ケンガンアシュラ』とも世界観を共有している。

あらすじ[編集]

食べることが大好きな皇桜女学院の女子高生・紗倉ひびきは友人の上原彩也香から最近太り気味であることを指摘される。ダイエットのために一念発起したひびきが近所に新しく出来たシルバーマンジムの見学に行くと、そこには同じ学校に通う優等生の奏流院朱美も見学に訪れていた。

登場人物[編集]

皇桜女学院[編集]

学生[編集]

紗倉 ひびき(さくら ひびき)
身長160センチメートル / 体重55キログラム B88・W65・H88
本作の主人公。皇桜女学院2年B組所属の女子高生。成績は下の中。好みのタイプは爽やかイケメン。アクション映画マニア。
食べ歩きが趣味の日に6食も食べる大食らいで、運動不足が祟って体重の増加が気になり始め、異性からナンパされるようなスタイルを手に入れるという不純な目的もあってジム通いを決意、インストラクターが好みのタイプだったことから即座に入会を決意する。根気がないのが欠点だが、物欲が絡むと意外なほどにやる気を見せる。「たくさん食べられる」という才能を見込まれて朱美からは筋肉道を極める金の卵として期待されているが本人はそのつもりはない。また運動はあまり得意では無い方で走るのも苦手だが一部の競技では驚異的な才能を見せることがあり、素人ながらサンドバッグを軽々殴り飛ばせるハードパンチャーであることからナナからも世界を目指せる器と見込まれており、アームレスリングでは筋肉量に圧倒的な差がある街雄に思わず軽く本気を出させてしまうほど。300gのステーキを何枚も平らげ、普段の昼食に運動会並みの量の重箱を持ってくるなど、そのフードファイターじみた食欲は時折周囲をドン引きさせる。力士式のドカ食いをしていたせいで体脂肪も増えるという事態に陥るなど無知故にダイエットがうまくいかなかったこともあったが、友人からの助言を受け徐々に筋肉量が増えている模様。とはいえまだまだぽっちゃり気味で、油断してリバウンドすることもあり、運動中にパツパツになった衣類が破けてしまうこともある。
買い食い費用を稼ぐため、脱サラした兄が営む焼肉屋で週5のバイトに明け暮れている。
当初、朱美の筋肉フェチぶりには当初引いていたが、次第に毒されつつある。街雄の発達しすぎた筋肉にも引いていたが、冬ごろから彼のことが少しずつ気になるようになっていく。
奏流院 朱美(そうりゅういん あけみ)
身長168センチメートル / 体重54キログラム B80・W59・H83
皇桜女学院2年A組所属の女子高生。文武両道・才色兼備の優等生で、姉が学院の理事長であるお嬢様。学校では生徒会の役員も務める。両親は世界旅行中なので、現在は広大な豪邸で姉と二人暮らししている。
姉の影響や、たまたま見たボディビルディング大会がきっかけで、超重度の筋肉フェチになる。好みの部位は大胸筋。ジム歴は1年で元々は別のジムに通っていたが、近場にシルバーマンジムが出来たことから移籍した。筋肉に対する知識が豊富で、筋トレ初心者であるひびきに対して正しいトレーニング法や食事法を伝授する。
中学時代は特別運動していたわけではないが、持ち前の優れた運動神経で色々な部活で助っ人を頼まれては好成績を残してきた。筋肉に裏打ちされた身体能力は非常に高く、倒立腕立て伏せを軽々とこなす。1年生の体育祭で一騎当千の活躍を見せ、特に400mリレーで陸上部員以上の走りをしたことから「皇桜のジョイナー」の異名を持っている。
100kgのバーベルに発情するなど、実は学生4人組の中で一番の変態。筋肉が絡むと普段とは比べ物にならないほど人が変わり、ハリウッドで行われるボディービル大会に行くのにテキサス到着以降の移動手段を全く考えないまま出発したことがある。ある意味ではひびきより欲望に忠実なところがあり、マッチョな彼氏と付き合いたいと思っている。街尾に対して恋愛感情はないが発達した大胸筋に惚れ込んでおり、しばらく見ていないと禁断症状を起こす。
上原 彩也香(うえはら あやか)
身長160センチメートル/体重50キログラム B74・W59・H79
皇桜女学院2年B組所属の女子高生でひびきの親友。ひびきと同じくアクション映画マニア。
父親が元プロボクサーで、実家は世界チャンプも在籍する名門「光栄ボクシングジム」。自身はボクサーをしているわけではないが普段から門下生のトレーニングにつきあっており、無意識にステップを踏むほどに生活の中までボクシングが染み付いているうえ、かなり筋肉質。たまに試合にも出ているらしく、本調子を出せれば試合ではなく「処刑」に見えてしまうほどの実力者。ただし、腹筋を打たれると足が止まるのが弱点。純粋なパンチ力だけならばひびきに一歩譲るが、それでもパンチングマシーンで123という数値を出している。ロードワークをしているため、4人組の中では一番持久力がある。同じ格闘技経験者としてジーナに親近感を抱いている。実家がシルバーマンジムと提携したため、ひびき達と一緒にトレーニングに通うようになる。飛行機が大の苦手で、朱美の姉のチャーター機でアメリカ行きが決まった際には1人居残りした。
ジーナ・ボイド
身長168センチメートル/体重59キログラム B83・W60・H85
ロシア出身の17歳。シルバーマンジムモスクワ支部のサンボクラスに通っている。趣味のアームレスリングも強く同世代では負けなしだった。ステレオタイプなロシア人のイメージを崩さないよう普段はキャラを作っている。暑さが苦手(本人曰く「氷系キャラだから」)。『ケンガンアシュラ』にも登場するペーチン首相を尊敬しており、座右の銘は彼の発言「とにかくがんばれ」。
日本のアニメを見て日本語を覚えたため流暢な日本語を話せるが、ジャッキーチェンの映画で日本文化への理解を深めたため方向性がおかしなことになっている(香港が日本の都市であると思っているなど)。アイドルやコスプレも好きで、里美=リコであることをすぐに見抜いた。日本でアイドルになることが夢で、ひびき、朱美、彩也香、里美を巻き込んでアイドルグループを結成しようと目論んでいる。
日本で開催されたジム主催のアームレスリング大会に参加、旅費を補填するために女子部優勝を狙う(参加者不足のため1回戦=決勝戦)もひびきに敗北しリベンジを誓う。数日後には日本への留学を決めクレムリン西高校から皇桜女学院2年A組に転入、紗倉家にホームステイすることになる。

教師[編集]

立花 里美(たちばな さとみ)
身長166センチメートル/体重59キログラム B88・W60・H88
皇桜女学院の世界史教師。29歳。好みのタイプは爽やかイケメンだが、彼氏はなし。限りなくエロ寄りのコスプレが趣味であり、「百合亞リコ(ゆりあ リコ)」を名乗り各種イベントに参加している。趣味のことは基本的に隠しており、知っているのは世話になっている整骨院院長で『求道の拳』『ケンガンアシュラ』にも登場する暮石光世などごく僅か。ちなみにコスプレ衣装は自作している。
イベントに向けたダイエットの一環でシルバーマンジムへ見学に向かい、街雄のルックスに惹かれて入会しジム通いを始める。その中で教え子達とも仲良くなるが、コスプレ趣味を隠したために「ハードコアな趣味がある」「BL好き」というあらぬ誤解を受けてしまう。親近感ゆえの失礼な言動の多いひびきに若干振り回されがち。勝負事となると熱くなりすぎる悪癖がある。また、無償の善意を信用できないなどかなり屈折した性格。コスプレ趣味がジーナにバレて彼女のアイドル計画に参加することになってしまったが、顔出しNGということで剣道の面や覆面を被って素性を隠している。
愛菓 るみか(あいか るみか)
身長164センチメートル/体重55キログラム B80・W58・H82
皇桜女学院2年B組の担任教師。気怠げな印象の女性。30歳独身。悪気はないが失言が口をついて出てしまうタイプ。元ヤン。アラサーになって脇腹のたるみが気になっている。
呉 夜叉(くれ やしゃ)
身長167センチメートル/体重55キログラム B83・W61・H84
皇桜女学院2年A組の担任教師。34歳既婚一児あり。よくわからないものには便乗しないタイプ。
清楚な和風美人といった外見だが意外と毒舌で、年齢の話題はタブー。殺し屋という前歴があるため、スタイルは良くプロアスリート並みの筋肉量と身体能力を維持している。

シルバーマンジム[編集]

街雄 鳴造(まちお なるぞう)
シルバーマンジムのトレーナー。顔立ちは爽やかイケメンだが、首から下はゴリマッチョという合成写真のような体格が特徴の好青年。
絵に描いたような人格者で服さえ着ていれば無敵のイケメン好青年だが、トレーニングの解説の中でボディービルのポーズを交えつつ服を脱ぎ筋肉を見せつける癖があり、時には路上でもポージングし始める。友人に誘われて参加したイベントで『極度の筋』の登場人物「筋王様」のコスプレを披露したところ、再現度の高さからちょっとした有名人になった。僧帽筋でスイカを器用にリフティングするという特技を持つ。『ケンガンアシュラ』に登場する氷室涼が勤務するバー「大宇宙」の常連で、仕事終わりに通ってプロテインを飲んでいる。
高校時代はアメフト部に所属しており、当時からすでにマッチョだった。高校卒業後はアメリカに留学してスポーツ理論を学んでいた。
家業は「益荒神社」という神社の神職で、自身も神職としての資格を持つ。年末年始は家の手伝いをしており、参拝客からは「マッスル大明神」と呼ばれている。霊的な気配を感知すると大胸筋が自然とパンプアップする体質(自称「大胸筋レーダー」)で、「お祓いトレーニング」による除霊もできる。

その他[編集]

上原 ナナ(うえはら ナナ)
身長167センチメートル/体重59キログラム B79・W62・H83
彩也香の姉。街雄とは小・中・高の同級生。家業のボクシングジムを手伝っており、かなりスパルタ。ひびきにボクサーとしての才能を感じて目をかけており、彼女には食事制限を設けず実質体重の上限のない女子ヘヴィー級で世界を目指してもらいたいと思っている。
出入 苦多朗(でいれ くたろう)
ムジテレビのディレクター。運動歴が一切なく、枝のように細い貧弱な体格をしている。
「なんかすごいアイドル公開オーディション」のディレクターをしていたときに参加者だったジーナ達「筋肉少女隊」と出会う。この時は「普通」なアイドル志願者ばかりが出場していたことで退屈していたが、本気のスパーリングやベンチプレスにデッドリフトを披露するのはさすがにぶっ飛びすぎと彼女たちを不合格にした。新春かくし芸大会の生放送で再会、レスラーブリッジを始めたことで視聴率が取れないと落胆したが、予想に反してF1層からの受けが良く激戦区の帯で瞬間視聴率2位を記録し、自身も社長賞を獲得する。この件が契機となり、上層部からの鶴の一声で彼女たちのトレーニングを主題とする番組制作に関わることになるが、なぜか自分まで巻き込まれトレーニングに励むことになる。
ハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー
アクション映画「七人のコマンドー」シリーズの主演俳優。アメリカを代表するアクションスターで、コアなアクション映画マニアにはファンも多い。日本での愛称は「ドゲちゃん」。発達した筋肉と特注のダンベルを握力でひしゃげさせるほどのパワーの持ち主。知人からは「Sir」と呼ばれている。街尾とは彼が留学していたころに師弟関係にあった。お互い連絡先を入れていた携帯電話を破損していたため長い間音信不通だったが、テレビ番組で彼の居場所を知り自身が主催するボディービル大会への参加を要請するため日本を訪れる。
ジェイソン・スゲエサム
ドゲゲンチョネッガーの秘書。頭頂部と左目に傷のある禿頭のマッチョ。ハリウッドでのボディビル大会の後、街尾のトレーニングサポートを命じられ再来日する。用のないときは背景のモブマッチョに溶け込んでいるが、その中のヒエラルキーでは自分を名前ありのほぼレギュラーだと考えている。「ハッスルマッスル」というワードを流行させたいらしい。ムジテレビの番組に勝手に乱入したせいで来日早々逮捕されてしまうが、無事に釈放された。
紗倉 伊吹(さくら いぶき)
ひびきの兄。6月6日生まれ。モデル体型の美形。街尾やナナは高校の同級生。京都の大学で経済学を学んだ後、東京の商社に勤めてから脱サラして焼肉屋「炭火焼肉さくら」を開業、超高層マンションのオーナーも兼任してかなりの儲けを出しており、最近ではやり手青年実業家として噂になっている。その収益を元に「筋肉王決定戦」というテレビ番組のスポンサーとして、賞金1000万円を男女別で提供した。
重度の中二病で、ひびきのことを一々「血を分けし我が妹」と呼んだり、雑多な二つ名を自分につけていたりと、「容姿にステータスを全振りした」と言われるほど。実家には黒魔術の儀式にでも使うかのような怪しげな道具を大量に保管している。
坂口 めい(さかぐち めい)
身長157センチメートル/体重49キログラム B78・W57・H86
芸能事務所に所属するプロコスプレイヤー。本名非公開。26歳。元はインディーズ系アイドルやグラビアアイドルを経験したが実績を残せず、最後の望みをかけて挑んだコスプレイヤー路線で知名度を高めた。現在の目標はマルチタレント枠に転身して芸能界のテッペンを取ること。計算高い性格で、レイヤー界隈では「黒い性格」で知られている。学生時代は陸上部所属。
出入や伊吹に取り入るために「筋肉王決定戦」に参加したが、一回戦で朱美とジーナに惨敗。その後、肉体派タレント枠を目指し、出入の紹介でシルバーマンジムに入会する。
豊田 忠勝(とよだ ただかつ)
戦国マニアの間ではたびたび最強武将として名が上がる知る人ぞ知る名将。戦の天才であったが、敵将の卑劣な罠によって落命した悲運の武将。生前は全くモテなかったため、リアルが充実した男女に厳しい。
その首は肉肉寺に祀られていたが、無念と憎悪から怨霊と化し、「封印の石碑」が土台の風化で倒れたことで数百年の時を経て復活、肝試しに来ていたジーナへ憑依する。「本物」のお化けとして肝試し参加者を死ぬほど怖がらせようとしたが、街雄の「お祓いトレーニング」なるフロアプレスで行動を起こす前に浄化され、邪気が抜け落ちた後は街雄に恩返しするためにシルバーマンジムに入会する。

用語[編集]

皇桜女学院
『ケンガンアシュラ』にも登場する「皇桜学園グループ」の高等部。
理事長の紫音の意向で学生の習い事を推奨しており、理事長のポケットマネーから補助金が支給される。待遇は習い事の内容によるが、スポーツ関連のものほど援助額が増え、ジム会費やトレーニング関連の買い物であれば(理事長の趣味により)全額負担される。
シルバーマンジム
皇桜学園の近くの駅前に出来た世界一の設備を誇るトレーニングジムで、現役ボディビルダーやプロ格闘家が在籍している。会費はそれなりに高額である。毎月第3月曜日は休館日。
海外支部も存在し、日本では公式ルールに則った会員のアームレスリング大会も開催された。
光栄ボクシングジム
彩也香の実家で、元ボクサーの父が経営している名門ボクシングジム。『求道の拳』の真備覇楽や『ケンガンアシュラ』のガオラン・ウォンサワットなど世界チャンプも何人か在籍している。門下生が増え手狭になってきたことから、シルバーマンジムと提携しボクシングクラスを開校した。
極度の筋
トレーニングのバイブル『月刊 筋肉野郎』で連載される世界初の筋肉漫画。里美は全く知らなかったが、一般での知名度もかなり高い人気漫画らしい。
益荒神社(ますらじんじゃ)
紗倉家の近くの、雲を突くような高山の山中に建つ歴史ある神社。祭神は「建益来神(タチマスクルカミ)」という筋肉の神。筋肉関係の願いだけでなく恋愛成就にも御利益があるとされており、初詣の時期は半裸のマッチョ達が大勢で長い石段を登って参拝に訪れる。神主は街雄家が務めている。縁日の出店もかなり個性的で、プロテインやダンベルが販売されている。
肉乃島(にくのしま)
東京都にありながら南国気分を味わえるということで、若者に人気の海水浴スポット。

書誌情報[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]