恋する小惑星

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恋する小惑星
ジャンル 4コマ漫画
漫画
作者 Quro
出版社 日本の旗 芳文社
掲載誌 まんがタイムきららキャラット
レーベル まんがタイムKRコミックス
発表号 2017年3月号 -
巻数 既刊2巻(2019年5月現在)
アニメ
原作 Quro
監督 平牧大輔
シリーズ構成 山田由香
キャラクターデザイン 山崎淳
アニメーション制作 動画工房
放送局 未定
放送期間 2020年1月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

恋する小惑星』(こいするアステロイド)は、Quroによる日本4コマ漫画。『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)にて2017年3月号から連載が開始された。略称は「恋アス」[1]

作品概要[編集]

高校の地学部を舞台に、小惑星を見つけたいという夢を持った主人公と、その周囲の地学系女子(ジオジョ)による青春物語。

全編を通して地球科学を題材にしているため、作中では天文学地質学に関する雑学が多く見られる。また、地質標本館産総研[2]筑波宇宙センター宇宙航空研究開発機構[3]地図と測量の科学館国土地理院[4]といった実在の施設も作中に登場している。

あらすじ[編集]

幼いころ、町のキャンプに参加していた木ノ幡みらはアオと名乗る同じ年頃の子に出会う。ボーイッシュな外見のアオを男の子だと勘違いしたみらは、二人で星空を見ているうちに、自分と同じ名前の星があること、アオという名前の星がないことを知り、いつか二人で新しい小惑星を発見し、その星にアオの名前をつけるという約束を交わして別れる。

時は流れ、星咲高校に入学したみら。大切な思い出となっていた幼いころの約束を果たすために天文部に入部しようとした彼女だったが、その年から天文部は地質研究会と合併して「地学部」となっていたことを知りショックを受ける。宇宙の側から見れば地球の地面も天体の星も同じだという解釈に納得し、仕方なく地学部の門戸を叩いたみらであったが、そこで一緒に小惑星を見つけるという約束を交わした真中あおと再会する。アオが女の子であることを知って二重の衝撃を受けたみらだが、アオもまたみらとの約束を大切に思っていたことを知る。こうして天文班の先輩である森野真理、地質班の先輩である猪瀬舞桜井美景らとともに、みらとあおが地学部での活動をスタートするところから物語は始まる。

当初は互いの活動に知識や関心がなく、気風も異なっていた天文班と地学班だが、学校外での実地調査や屋上での天体観測、合宿など、行動を共にしてそれぞれの専門分野を教え合うことで、互いの分野に詳しくなっていく。みらの幼馴染で料理に詳しい鈴矢萌や、みらの姉で生徒会長を務める木ノ幡みさといったみらの身の回りの人々も、部員とはならないものの、みらを通じて地学部の活動を支援する。小惑星を発見するという、みらやアオのような高校生にとっては雲を掴むような目標も、みらとアオの入部動機を聞きそびれていた顧問の遠藤幸が、学生の頃に高校生に向けた天体発見のワークショップに参加した経験があることを思い出したことがきっかけで、来年度のワークショップに参加するための選抜に合格するという具体的な目標を得る。

やがて季節は巡り、地学部は会報の出来を巡って対抗意識を持たれていた新聞部を味方へと引き込み、文化祭では前年度に羽目を外しすぎて怒られた天文部と真面目すぎて人が寄りつかなかった地学研究会の出展内容を折衷して取り入れることでまずまずの成功を収めるが、その後は部活動を引退する3年生たちの進学問題や、進級と同時に引っ越しすることが決まったあおの家庭の問題などが影を落とす。あおは引っ越しのことを誰にも打ち明けられずに悩むが、最終的には皆が知恵を出し合い協力し合った結果、大学進学のため実家を出て行くみさの部屋にあおが居候させてもらうことに決まり、みらとあおの同居生活と、地学部の2年目の活動が始まる。

登場人物[編集]

木ノ幡みら(このはた みら)
本作の主人公。天文班の1年生。小さいころにあおと出会って一緒に小惑星を見つける約束をし[5]、それ以来あおの影響を受けて天文学に興味を持つようになる[6]。天真爛漫で、深く考えずに行動する性格[7]。絵を描くのが得意[8]。自作の恋愛漫画を描いたこともあり[9]、そこにはあおをモデルとした人物が登場している[10]。2代地学部副部長。
真中あお(まなか あお)
天文班の1年生。過去にみらと小惑星を見つける約束を交わした本人[5]。名前と短髪のせいでみらと初めて会った時には男の子だと勘違いされていた[11]。みらのことを忘れないようカバンにクジラのマスコットをつけている[12]。かつてはおしゃべりな性格であったが[13]小学生時代に恥ずかしい言い間違いを笑われた経験から話すのが苦手になった[14]。そのため周囲にはクールなように見られているが、みらのことを思うと笑顔になる[15]。2代地学部会計。
森野真理(もりの まり)
天文班の3年生で、地学部の初代部長。水瓶座生まれ[16]。基本的におっとりとした性格をしている。合併前の天文部ではコスプレで文化祭の客引きをしていた[17]。部長として部員達をまとめる立場にあり、本人もそれにやりがいを感じている[18]。将来の夢は宇宙飛行士[19]。みらによるあだ名はモンロー先輩[20][注釈 1]
猪瀬舞(いのせ まい)
地質班の2年生。乙女座生まれ[21]。昔から地図が好きで、たまに地図を見ながら飛び地暗渠といった場所を探検するのが趣味[22]だが、夢中になるあまり目的地に到着する前に迷子になることもある[23]。地質研の部室前で美景に地質図を紹介されたのをきっかけに入部し[24]、以来美景のことを慕っている。みらによるあだ名はイノ先輩イノちゃん[25]。初代地学部会計、2代地学部部長。
桜井美景(さくらい みかげ)
地質班の3年生で、地学部の初代副部長。蟹座生まれ[21]。地質学が好きで知識も豊富なのだが、不器用なため空回りすることも多い[26]。気になる石を見つけると観察したくなる[27]。おっとりとした真理とは対照的に真面目な性格で[28]、少々きつい言い方をすることも多い[29]。みらによるあだ名は桜先輩[20]
木ノ幡みさ(このはた みさ)
生徒会長で、みらの姉。みらと違って才女であり、姉妹関係を知った美景がそのギャップからみらに疑いの目を向けたほど[30]。みらからのプレゼントを飾るための神棚を作ったり[31]、地学部の会報を宣伝したり[32]とかなりの妹思いである。
鈴矢萌(すずや もえ)
みらの幼馴染。天秤座生まれ[16]。パン屋「スズヤベーカリー」の看板娘[33]で、家の手伝いが忙しいため地学部には入部していない[34]。みらのことを気にかけ、彼女に悪い虫(男)がつかないよう気になる人物は常にチェックしているが[35]、女の子同士が仲良くしている様子を見るのは好き。みらの姉であるみさに憧れており、彼女とのやり取りを楽しんでいるほか[36]、彼女を前にすると雰囲気が変わる[37]。家の手伝いをしている時にはモエモエという愛称で呼ばれているが、本人は嫌だったためみらにすずというあだ名をつけてもらった[38]
遠藤幸(えんどう ゆき)
地学部の顧問。部員達にバーベキューや合宿などを企画している[39]。根は真面目なのだが、教師になりたてのころは悩みが多くかなり荒れていたらしい[40]。昔、高校生向けの新天体発見プログラムに参加した経験がある[41]
祖父は農家であり、JAの帽子を手書きでJAXAにしてしまうほどの宇宙好きである[42]。地学部が合宿に訪れた際には温かく迎えてくれた[43]

書誌情報[編集]

テレビアニメ[編集]

2020年1月より放送予定[44]

スタッフ[編集]

  • 原作 - Quro[44]
  • プロデューサー - 山下愼平(KADOKAWA)
  • 監督 - 平牧大輔[44]
  • シリーズ構成 - 山田由香[44]
  • キャラクターデザイン - 山崎淳[44]
  • アニメーション制作 - 動画工房[44]

注釈[編集]

  1. ^ 左頬のほくろと豊満な胸がマリリン・モンローを連想させるため、と言及されている[20]

出典[編集]

  1. ^ 作者本人のツイート”. 2018年4月6日閲覧。
  2. ^ 単行本1巻94ページ
  3. ^ 単行本1巻101ページ
  4. ^ 単行本1巻115ページ
  5. ^ a b 単行本1巻15ページ
  6. ^ 単行本1巻23ページ
  7. ^ 単行本1巻19ページ
  8. ^ 単行本1巻80ページ
  9. ^ 単行本1巻60ページ
  10. ^ 単行本1巻62ページ
  11. ^ 単行本1巻16ページ
  12. ^ 単行本1巻16ページ
  13. ^ 単行本1巻20ページ
  14. ^ 単行本1巻21ページ
  15. ^ 単行本1巻24ページ
  16. ^ a b 単行本1巻49ページ
  17. ^ 単行本1巻10ページ
  18. ^ 単行本1巻30ページ
  19. ^ 単行本1巻104ページ
  20. ^ a b c 単行本1巻36ページ
  21. ^ a b 単行本1巻44ページ
  22. ^ 単行本1巻70ページ
  23. ^ 単行本1巻71ページ
  24. ^ 単行本1巻70ページ
  25. ^ 単行本1巻36ページ
  26. ^ 単行本1巻32ページ
  27. ^ 単行本1巻33ページ
  28. ^ 単行本1巻28ページ
  29. ^ 単行本1巻13ページ
  30. ^ 単行本1巻36ページ
  31. ^ 単行本1巻66ページ
  32. ^ 単行本1巻82ページ
  33. ^ 単行本1巻35ページ
  34. ^ 単行本1巻27ページ
  35. ^ 単行本1巻カバー裏
  36. ^ 単行本1巻79ページ
  37. ^ 単行本1巻63ページ
  38. ^ 単行本1巻35ページ
  39. ^ 単行本1巻32ページなど
  40. ^ 単行本1巻57ページ
  41. ^ 単行本1巻110ページ
  42. ^ 単行本1巻100ページ
  43. ^ 単行本1巻108ページ
  44. ^ a b c d e f “恋する小惑星:テレビアニメが2020年1月スタート 動画工房が制作 「きららキャラット」の4コマが原作”. まんたんウェブ. (2019年7月26日). https://mantan-web.jp/article/20190725dog00m200046000c.html 2019年7月26日閲覧。 

外部リンク[編集]