グランドスラム・バクー

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グランドスラム・バクー(Grand Slam Baku)はアゼルバイジャンの国際柔道大会

来歴[編集]

2011年におきたチュニジアのジャスミン革命の影響により、グランプリ・チュニスの開催が返上されたためにその代替大会として新たに設けられた、IJFワールド柔道ツアーにおけるグランドスラムに次ぐ位置付けにある柔道の国際大会[1]。

2011年は5月6日から8日にわたって開催された[2]。2013年はグランドスラム・リオデジャネイロの開催が取り止めとなったために、代わって今大会がグランドスラムとして扱われることになった[3][4]。2014年からも引き続きグランドスラム大会として開催されることになった[5]。2018年はバクーで世界選手権が開かれるため、今大会は開催されなかった[6]。2019年に再開された[7]。2020年は新型コロナウイルスの影響により中止となった[8]。2021年からは再び開催されることになった[9]。

名称の変遷[編集]

  • グランプリ・バクー Grand Prix Baku(2011-2012)
  • グランドスラム・バクー Grand Slam Baku(2013- )

優勝者(2011年-2012年グランプリ、2013年-グランドスラム)[編集]

男子[編集]

年 60 kg級 66 kg級 73 kg級 81 kg級 90 kg級 100 kg級 100 kg超級
2011年 ジョージア (国)の旗アミラン・パピナシビリ スロベニアの旗ロク・ドラクシッチ ウズベキスタンの旗ナフルズ・ユラコビロフ ドイツの旗オーレ・ビショフ ウズベキスタンの旗ディルショド・チョリエフ オランダの旗ヘンク・フロル エジプトの旗イスラーム・エルシャハビ
2012年 アゼルバイジャンの旗イルガル・ムシキエフ 日本の旗小寺将史 アゼルバイジャンの旗ルスタム・オルジョフ アゼルバイジャンの旗トゥラル・サフグリエフ ロシアの旗ルリイ・パナセンコフ アゼルバイジャンの旗エルハン・ママドフ 日本の旗百瀬優
2013年 モンゴルの旗ダシダワー・アマルトゥブシン モンゴルの旗ダワードルジ・トゥムルフレグ アゼルバイジャンの旗ルスタム・オルジョフ ジョージア (国)の旗レバン・チクラウリ アゼルバイジャンの旗シャヒン・ガーラマノフ アゼルバイジャンの旗エルハン・ママドフ ブラジルの旗ウォルター・サントス
2014年 アゼルバイジャンの旗オルハン・サファロフ イギリスの旗コリン・オーツ イスラエルの旗サギ・ムキ ロシアの旗アラン・フベツォフ オランダの旗ギヨーム・エレモント カザフスタンの旗マクシム・ラコフ チュニジアの旗ファイサル・ジャバラ
2015年 カザフスタンの旗ルスタム・イブラエフ アゼルバイジャンの旗ニジャット・シハリザダ アゼルバイジャンの旗ルスタム・オルジョフ ロシアの旗ハサン・ハルムルザエフ 日本の旗ベイカー茉秋 ロシアの旗アドラン・ビスルタノフ ハンガリーの旗ボル・バルナ
2016年 モンゴルの旗ガンバット・ボルドバータル ロシアの旗ミハイル・プリャエフ ウズベキスタンの旗ミラリ・シャリポフ 日本の旗永瀬貴規 スウェーデンの旗マルクス・ニマン ジョージア (国)の旗ベカ・グビニアシビリ ウクライナの旗ヤキフ・ハンモ
2017年 日本の旗志々目徹 イスラエルの旗タル・フリッカー モンゴルの旗ガンバータル・オドバヤル アゼルバイジャンの旗ルファト・イスマイロフ カザフスタンの旗イスラーム・ボズバエフ オランダの旗ミハエル・コレル ジョージア (国)の旗グラム・ツシシビリ
2019年 ブラジルの旗フェリペ・キタダイ モルドバの旗デニス・ビエル アゼルバイジャンの旗ヒダヤト・ヘイダロフ アゼルバイジャンの旗サギ・ムキ セルビアの旗ネマニャ・マイドフ オランダの旗ミハエル・コレル ジョージア (国)の旗ゲラ・ザアリシビリ
2021年 ジョージア (国)の旗 ジャバ・パピナシビリ アゼルバイジャンの旗 オルハン・サファロフ ロシアの旗 マフマドベク・マフマドベコフ トルコの旗 ヴェダト・アルバイラク 日本の旗 増山香補 ロシアの旗 ニヤス・ビラロフ 日本の旗 斉藤立
2022年 アゼルバイジャンの旗 バラバイ・アガエフ モルドバの旗 デニス・ビエル アゼルバイジャンの旗 ヒダヤト・ヘイダロフ アゼルバイジャンの旗 サイード・モラエイ スウェーデンの旗 マルクス・ニマン アゼルバイジャンの旗 ゼリム・コツォイエフ タジキスタンの旗 テムール・ラヒモフ
2023年 中立選手(AIN) アブゥドラエフ・ラマザン アゼルバイジャンの旗 ヤシャル・ナジャフォフ アゼルバイジャンの旗 ヒダヤト・ヘイダロフ アゼルバイジャンの旗 ゼリム・ツカエフ 中立選手(AIN) ミハイル・イゴルニコフ ジョージア (国)の旗 イリア・スラマニゼ 中立選手(AIN) イナル・タソエフ
2024年 中立選手(AIN) アブゥドラエフ・ラマザン スペインの旗 アルベルト・ガイテロ アゼルバイジャンの旗 ヒダヤト・ヘイダロフ アゼルバイジャンの旗 ゼリム・ツカエフ アゼルバイジャンの旗 ムラド・ファティエフ ジョージア (国)の旗 イリア・スラマニゼ 中立選手(AIN) バレリ・エンドビツキ

女子[編集]

年 48 kg級 52 kg級 57 kg級 63 kg級 70 kg級 78 kg級 78 kg超級
2011年 ロシアの旗リウドミラ・ボグダノワ フランスの旗プリシラ・ネト アゼルバイジャンの旗キファヤト・ガシモワ イスラエルの旗アリス・シュレジンガー オランダの旗エディス・ボッシュ ハンガリーの旗ヨー・アビゲール ロシアの旗テア・ドングザシビリ
2012年 トルコの旗エブル・シャヒン 日本の旗谷本和 アゼルバイジャンの旗キファヤト・ガシモワ 日本の旗安松春香 スロベニアの旗ラシャ・スラカ アゼルバイジャンの旗グルサダフ・カリモワ ジョージア (国)の旗イリーネ・レオニーゼ
2013年 トルコの旗エブル・シャヒン フィンランドの旗ヤーナ・スンドベルグ ドイツの旗ミリアム・ローパー イスラエルの旗ヤーデン・ジェルビ カナダの旗ケリタ・ズパンシック ハンガリーの旗ヨー・アビゲール ブラジルの旗マリア・アルテマン
2014年 モンゴルの旗ムンフバット・ウランツェツェグ フランスの旗アナベル・ウラニ オーストリアの旗サブリナ・フィルツモザー フランスの旗アン＝ラウル・ベラール オランダの旗キム・ポリング フランスの旗マドレーヌ・マロンガ 大韓民国の旗キム・ウンギョン
2015年 ルーマニアの旗モニカ・ウングレアーヌ ブラジルの旗エリカ・ミランダ ルーマニアの旗コリーナ・カプリオリウ オーストリアの旗カトリン・ウンターヴルツァッハー イギリスの旗サリー・コンウェイ オランダの旗フーシェ・ステーンハイス ウクライナの旗スビトラーナ・ヤロムカ
2016年 スペインの旗フリア・フィゲロア イスラエルの旗ギリ・コーヘン 日本の旗芳田司 スペインの旗マリア・ベルナベウ フランスの旗マリー＝エヴ・ガイエ オランダの旗フーシェ・ステーンハイス 日本の旗 山部佳苗
2017年 ブラジルの旗小山亜利沙 ルーマニアの旗アレクサンドラ＝ラリサ・フロリアン チャイニーズタイペイの旗連珍羚 イスラエルの旗アリス・シュレジンガー コロンビアの旗ジュリ・アルベアル オランダの旗フーシェ・ステーンハイス オランダの旗テシー・サフェルカウルス
2019年 スペインの旗ラウラ・マルチネス・アベレンダ フランスの旗 アマンディーヌ・ブシャール ブラジルの旗 ラファエラ・シルバ 日本の旗田代未来 日本の旗新井千鶴 ドイツの旗ルイーゼ・マルツァン ウクライナの旗エリザベータ・カラニナ
2021年 日本の旗 立川莉奈 ハンガリーの旗 プップ・リーカ 日本の旗 玉置桃 イギリスの旗 ルーシー・レンシャル 日本の旗 寺田宇多菜 ドイツの旗 ルイーゼ・マルツァン ドイツの旗 レネー・ルヒト　
2022年 フランスの旗 シリヌ・ブクリ ウズベキスタンの旗 ディヨラ・ケルディヨロワ カナダの旗 出口クリスタ イスラエルの旗 インバル・シェメシュ オランダの旗 サンネ・ファンデイケ イタリアの旗 アリーチェ・ベッランディ セルビアの旗 ミリカ・ザビッチ
2023年 イタリアの旗 アッスンタ・スクット 日本の旗 大森生純 コソボの旗 ノラ・ジャコヴァ ポーランドの旗 アンジェリカ・シマンスカ ギリシャの旗 エリサベト・テルチドゥ ドイツの旗 アンナ＝マリア・ヴァーグナー ブラジルの旗 ベアトリス・ソウザ
2024年 スウェーデンの旗 タラ・バブルファト ウズベキスタンの旗 ディヨラ・ケルディヨロワ カナダの旗 出口クリスタ オーストリアの旗 ルビャナ・ピオベサナ クロアチアの旗 バルバラ・マティッチ オランダの旗 フーシェ・ステーンハイス フランスの旗 ロマヌ・ディッコ

各国メダル数[編集]

グランドスラム大会となった2013年以降
順 国・地域 金 銀 銅 計
1 アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン 19 13 27 59
2 日本の旗 日本 13 8 14 35
3 オランダの旗 オランダ 10 9 11 30
4 ジョージア (国)の旗 ジョージア 7 5 16 28
5 ブラジルの旗 ブラジル 7 2 5 14
6 ロシアの旗 ロシア 6 5 17 28
7 フランスの旗 フランス 6 4 18 28
8 イスラエルの旗 イスラエル 6 3 12 21
9 モンゴルの旗 モンゴル 5 7 9 21
10 イギリスの旗 イギリス 5 5 5 15
11 ドイツの旗 ドイツ 5 4 15 24
- 中立選手(AIN) 5 2 3 12
12 スペインの旗 スペイン 4 2 7 13
13  ハンガリー 3 7 14 24
14 カナダの旗 カナダ 3 4 3 10
15 ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン 3 3 9 15
16  オーストリア 3 3 3 9
17  ウクライナ 3 3 9 15
18 カザフスタンの旗 カザフスタン 3 2 4 9
19  ルーマニア 3 1 2 6
20 イタリアの旗 イタリア 2 6 8 16
21 セルビアの旗 セルビア 2 6 2 10
22 トルコの旗 トルコ 2 2 9 13
23 モルドバの旗 モルドバ 2 2 1 5
24  スウェーデン 2 0 2 4
25 クロアチアの旗 クロアチア 1 3 6 10
26 コソボの旗 コソボ 1 2 3 6
27 タジキスタンの旗 タジキスタン 1 2 1 4
28 ポーランドの旗 ポーランド 1 1 3 5
チュニジアの旗 チュニジア 1 1 1 3
30 大韓民国の旗 韓国 1 0 2 3
31 ギリシャの旗 ギリシャ 1 0 1 2
32  コロンビア 1 0 0 1
 フィンランド 1 0 0 1
チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ 1 0 0 1
35 スロベニアの旗 スロベニア 0 4 5 9
36 ポルトガルの旗 ポルトガル 0 3 2 5
37 ベルギーの旗 ベルギー 0 2 5 7
38  ブルガリア 0 2 4 6
39  キューバ 0 2 0 2
40 ベネズエラの旗 ベネズエラ 0 1 4 5
41 中華人民共和国の旗 中国 0 1 3 4
42 ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナ 0 1 2 3
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 0 1 2 3
44  リトアニア 0 1 1 2
45 イランの旗 イラン 0 1 0 1
46 ブルネイの旗 ブルネイ 0 0 2 2
 チェコ 0 0 2 2
48 オーストラリアの旗 オーストラリア 0 0 1 1
 エジプト 0 0 1 1
アイルランドの旗 アイルランド 0 0 1 1
プエルトリコの旗 プエルトリコ 0 0 1 1
スイスの旗 スイス 0 0 1 1
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 0 0 1 1
2011年-2012年のグランプリ時代
順 国・地域 金 銀 銅 計
1 アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン 7 6 9 22
2 日本の旗 日本 4 0 0 4
3 ロシアの旗 ロシア 3 3 1 7
4 ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン 2 3 2 7
5 ジョージア (国)の旗 ジョージア 2 2 4 8
6 スロベニアの旗 スロベニア 2 1 0 3
7 オランダの旗 オランダ 2 0 6 8
8 ドイツの旗 ドイツ 1 1 1 3
 ハンガリー 1 1 1 3
10 トルコの旗 トルコ 1 0 3 4
11 フランスの旗 フランス 1 0 1 2
イスラエルの旗 イスラエル 1 0 1 2
13  エジプト 1 0 0 1
14 中華人民共和国の旗 中国 0 3 0 3
15 クロアチアの旗 クロアチア 0 2 1 3
16 モンゴルの旗 モンゴル 0 2 0 2
17  ウクライナ 0 1 5 6
18 スペインの旗 スペイン 0 1 2 3
19  ベラルーシ 0 1 0 1
カナダの旗 カナダ 0 1 0 1
21 イタリアの旗 イタリア 0 0 2 2
22  オーストリア 0 0 1 1
ブラジルの旗 ブラジル 0 0 1 1
 チェコ 0 0 1 1
 フィンランド 0 0 1 1
イギリスの旗 イギリス 0 0 1 1
 ラトビア 0 0 1 1
リビアの旗 リビア 0 0 1 1
 リトアニア 0 0 1 1
 ルーマニア 0 0 1 1

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ The Judo Grand Prix, Tunis will take place in Baku (AZE)
  2. ^ Grand Prix - Baku
  3. ^ 2013 IJF Calendar and Ranking Events
  4. ^ Baku takes over organisation Grand Slam instead of Rio
  5. ^ Calendar 2014 - NEW Version 23/11/2013
  6. ^ Düsseldorf Upgraded to a Grand Slam
  7. ^ Grand Slam Baku 2019
  8. ^ COVID-19: OG Qualification Extended
  9. ^ Baku Grand Slam 2021

外部リンク[編集]

柔道の国際大会 柔道
夏季オリンピック
メダリスト一覧
世界選手権
ワールドマスターズ 1月・5月・12月開催
グランドスラム
グランドスラム・パリ 2月開催 グランドスラム・デュッセルドルフ 2月〜6月開催
グランドスラム・テルアビブ 2月開催 グランドスラム・バクー 3月〜5月開催
グランドスラム・タシケント 3月開催 グランドスラム・トビリシ 3月開催
グランドスラム・カザン 3月〜7月開催 グランドスラム・アンタルヤ 4月開催
グランドスラム・ドゥシャンベ 5月開催 グランドスラム・アスタナ 5月〜6月開催
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