グラム・ツシシビリ

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獲得メダル
ジョージア (国)の旗 ジョージア
柔道
世界柔道選手権
2018 バクー 100㎏超級
ヨーロッパ選手権
2017 ワルシャワ 100kg超級
2019 ミンスク 100kg超級
世界カデ
2011 キエフ 90kg級

グラム・ツシシビリ(Guram Tushishvili 1995年2月5日- )はジョージア出身の柔道選手。階級は100kg超級[1]

経歴[編集]

柔道は12歳の時に柔道家だった父親の影響で始めた。それまではサッカーに夢中だったが、始めて間もなく柔道に魅了されていった。双手背負投の名手として知られていたコーチのバト・ジクウリに左右の背負投を仕込まれて、それがやがて武器になっていった。当時から長身だったため、この技は向かないと周囲から指摘されるも、身長の高さは技術習得の妨げにならないとジクウリは考えていた[2]。2011年のヨーロッパカデ90kg級では3位だったが、世界カデでは決勝で同僚のグルジア選手を破って優勝した[1]。その後階級を100kg級に上げると、2012年のヨーロッパジュニアで3位、2013年には優勝した[1]。2014年の世界ジュニア個人戦では準々決勝で後藤隆太郎に反則負けするなどして5位だった。団体戦では決勝で日本チームと対戦すると、2-2で迎えた大将戦で小川雄勢GSに入ってから有効を取られてチームは2位にとどまった[1]。その後階級を100kg超級に上げた。2015年のヨーロッパジュニアでは2年ぶり2度目の優勝を飾るが、世界ジュニアの個人戦では準々決勝で田中源大に合技で敗れるなどして7位、団体戦の決勝は出場しなかったが、自チームは日本チームに5戦全敗して2年連続で2位に終わった[1]。2017年にはグランドスラム・バクーで優勝した[1]。さらにヨーロッパ選手権では決勝で同国の先輩であるアダム・オクルアシビリ腕挫十字固で破るなどオール一本勝ちで優勝すると、団体戦決勝のロシア戦では2-2で迎えた大将戦でレナート・サイドフに一本勝ちして2冠を達成した[3][4]世界選手権では準決勝でフランスのテディ・リネールと対戦すると、GSに入った直後に送足払でリネールを肘から崩したもののポイントにはならず、その直後の隅返で技ありを取られ敗れた。3位決定戦でもモンゴルのナイダン・ツブシンバヤルに抑え込まれて5位に終わった[5]世界選手権(無差別)では2回戦でリネールと再戦することになったが、技あり2つを取られて敗れた[1][6]ワールドマスターズでは決勝でブラジルのダビド・モウラに一本勝ちして優勝を飾った[7]。2018年のグランドスラム・パリでは準決勝で影浦心と対戦すると、GSに入ってから影浦の顔に膝蹴りを入れて反則負けした。この柔道精神に反する行為により、3位決定戦には出場できず5位となった[8]世界選手権では全て一本勝ちして決勝まで進むと、ジョージア出身で地元アゼルバイジャン代表のウシャンギ・コカウリを終了間際に一本背負投で破って優勝した[1][9]ワールドマスターズでは2連覇を果たした[10]。なお、2018年の世界ランキング年間1位となった。男子の全階級で最もポイントを積み上げたことにより、IJFから5万ドルが授与された[11][12]。2019年3月には地元で開催されるグランプリ・トビリシへの出場を果たせなかった。禁じられている他格闘技の国際大会にIJFの許可を得ずに参加したため、2か月の出場停止処分を受けたことによる。ツシシビリはカザフスタンレスリングとして知られるクレシュの世界選手権に、IJFの度重なる警告にも関わらず出場し続けて、2017年に2位、2018年には3位となっていた[13][14][15]。処分が解けた6月のヨーロッパオープン・クルジュ=ナポカでは優勝した[16]ヨーロッパ競技大会でも決勝でロシアのイナル・タソエフに内股で逆転勝ちして優勝した[17]

IJF世界ランキングは4760ポイント獲得で1位(19/4/29現在)[18]

主な戦績[編集]

90kg級での戦績

100kg級での戦績

100kg超級での戦績

(出典[1]JudoInside.com)。

脚注[編集]

外部リンク[編集]