ヤーデン・ジェルビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
獲得メダル

ヤーデン・ジェルビ
イスラエルの旗 イスラエル
女子 柔道
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 63kg級
世界選手権
2013 リオデジャネイロ 63kg級
2014 チェリャビンスク 63kg級
ワールドマスターズ
2013 バクー 63kg級

ヤーデン・ジェルビヘブライ語: ירדן ג'רבי‎ 、: Yarden Gerbi1989年7月8日- )は、イスラエル中央地区出身の柔道選手。得意技は内股。階級は63kg級。身長169cm[1][2][3]イスラエル・オープン大学で経済学と経営学を学んでいた[4]。ゲルビとも。

人物[編集]

1992年バルセロナオリンピック61kg級銀メダリストのヤエル・アラドに影響されて6歳で柔道を始めた[3][4]。国際大会では度々上位に食い込んでいたものの、イスラエルの63kg級にはより活躍していた2009年の世界選手権3位であるアリス・シュレジンガーがいたためにその陰になりがちであった。しかし、2012年には グランプリ・デュッセルドルフで3位になると、ヨーロッパ選手権でも2位となるなどの活躍を示すが、後一歩及ばずにロンドンオリンピック代表の座を掴むことができなかった。2013年にはヨーロッパ選手権で3位となると、グランドスラム・バクー及び グランドスラム・モスクワグランドスラム大会で2度の優勝を成し遂げた。ワールドマスターズでは決勝で阿部香菜と対戦して、開始早々の巴十字で敗れた。しかし、世界選手権では準決勝で秘密兵器だという変形の片羽絞で阿部を破ると、決勝では今年に入ってこの階級で負けなしのヨーロッパチャンピオンであり、また、ジェルビとマルティニークへ一緒に旅行するなどプライベートでは非常に仲が良いというフランスのクラリス・アグベニューをも片羽絞で絞め落として、イスラエルの選手として初めての世界チャンピオンとなった(但し過去には、元イスラエルの選手ながらイスラエル柔道連盟と揉めたことで1999年に出生国のアルゼンチンに帰化して、2003年の世界選手権63kg級で優勝したダニエラ・クルコウェルがいた。)[5][6][7][8]。なお、今回ジェルビが使った絞め技は上衣の裾を使って相手を絞めていることから、IJF試合審判規定において指導の対象となる「柔道衣の上衣の裾または帯を使って、あるいは直接指で絞技を施すこと」に該当するので、あきらかな反則技であるとの指摘もなされている。ジェルビは世界選手権前に筑波大学に立ち寄った際に、全柔連審判委員会副委員長の岡田弘隆にこの絞め技が反則であるか否かを尋ねて「明確な反則」であるとの回答を得ていたという。にもかかわらず今回敢えて使用したのは、実際に試合を裁くIJFのインターナショナル審判員がこの技を即座に反則と認識するだけの見識を持ち合わせていないと予見していたか、もしくはたとえ反則を与えられたとしても指導1の軽微な反則に留まるので敢えて使用した確信犯であったとの見方もなされているものの、その点の真偽の程は定かではない[9][10]。11月にIJFは2016年までの新ルールを正式に発表したが、そこではジェルビの使った絞め技が反則技であることが確認された。これに対してジェルビは、「この技は3年以上も前から使っていた技なのに何で今頃になって反則が明言されるのか」と不満を隠さなかったものの、自分の主要な武器は立ち技なのであまり影響はないとも語った。また、これからは新しい秘密兵器も探っていくと付け加えた[11][5]。2014年の世界選手権では、決勝で昨年破ったアグベニューの前に一本負けして2連覇はならなかった[12][13]。2015年の世界選手権では準決勝でまたしてもアグベニューに一本負けするなどして5位にとどまった[14]。次いで2016年のリオデジャネイロオリンピックでは準々決勝で地元ブラジルのマリアナ・シルバに有効で敗れたが、その後の3位決定戦で日本の田代未来に技ありで勝利して銅メダルを獲得した[1][15]。2017年10月には現役引退を表明した[16]

主な戦績[編集]

57kg級での戦績

63kg級での戦績

(出典[2]JudoInside.com)。

脚注[編集]

外部リンク[編集]