アルバートサウルス

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アルバートサウルス
生息年代: 後期白亜紀, 71–68 Ma
Albertosaurus Clean.png
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : テタヌラ下目 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
上科 : ティラノサウルス上科 Tyrannosauroidea
: ティラノサウルス科 Tyrannosauridae
亜科 : アルバートサウルス亜科Albertosaurinae
: アルバートサウルス属 Albertosaurus
学名
Albertosaurus
Osborn1905
シノニム

アルバートサウルス学名: Albertosaurus、「アルバータのトカゲ」の意)は、約7000万年前の後期白亜紀に北アメリカ西部に生息した、ティラノサウルス科獣脚類恐竜の属。タイプ種 A. sarcophagus の生息域は現代のカナダアルバータ州に限定されており、属名はこの地名に由来する。ただし属内の分類は一致しておらず、一部の研究者は Gorgosaurus libratus を本属の種とみなしている。

他のティラノサウルス科の属と同様に、アルバートサウルスは小さな二本指の前肢を有する二足歩行の捕食動物であり、大型で鋭い歯が多く並ぶ巨大な頭部を持つ。生息地域一帯における食物連鎖の頂点に位置していた可能性がある。アルバートサウルスは獣脚類としては大型であったが、一般的に知名度の高い近縁属ティラノサウルスと比べると遥かに小型であり、成体の全長は9メートルから10メートル、体重は2トン未満と推定される。

1884年に初めて発見されて以来、30個体を超えるアルバートサウルスの化石が発見されていることから、他の大半のティラノサウルス科恐竜よりも解剖学の研究がより詳細に展開されている。特定地域に集中して25個体が発見されており、群れで行動していたと断定されている。さらにこの事実発見により、オントロジー集団生物学英語版といった研究分野も他の恐竜以上に発展を遂げている。

概要[編集]

大きさ比較

アルバートサウルスはティラノサウルスやタルボサウルスといった他のティラノサウルス科よりも小型である。典型的なアルバートサウルスの成体は最大で全長9メートルに達するも[1][2]、希に10メートル超まで成長する個体もあった[3]。複数の成体のアルバートサウルスをそれぞれいくつかの手法を組み合わせて検証した結果、体重は1.3トン[4]から1.7トンの範囲と推定されている[5]

アルバートサウルスの外見上の特徴は、他のティラノサウルス科と共通点が多い。獣脚類の典型的特徴である二足歩行であり、長い尾を使って重い頭部や胴部とバランスを取っていた。しかし、ティラノサウルス科の前肢は体サイズに対して極端に小さく、指も2本だけである。後肢は長く、4本の指を持ち、そのうち第1趾は地面に届かないほどに短い。第3趾は他の足の指よりも長い。アルバートサウルスの歩行速度は時速14 - 21キロメートルに達した可能性がある[6]。ただし幼体に限定すると、歩行速度はこの数値を上回っていた可能性も指摘されている[7]

アルバートサウルスの皮膚は、部位によって異なる形状のウロコで覆われており、これまで2種類の印象化石 (ウロコの形がプリントされた跡) が発見されている[8]。このうち1種は、腹肋骨や未確認の長い骨とともに発見されており、腹部のウロコだと考えられている。このウロコはゴツゴツとした六角形に近い形で、徐々に大きさを増す。また、4 - 5センチメートル間隔で並ぶ大型のウロコの印象化石も発見されている[8]。もう1種類は、どの部位のウロコか特定できていないが、小型のダイヤモンド型をなして直線状に整列している[8]

頭骨と歯[編集]

コペンハーゲン大学頭骨雄型(キャスト)

アルバートサウルスの巨大な頭骨はS字型の短い首に付いており、成体の頭骨長は最大約1メートルである[9]。頭骨には広く孔が開いていて頭骨の軽量化に寄与するとともに、筋肉や感覚器官のためのスペースが形成されていた。長い顎には両側を合計して58本以上のバナナ状の歯が並んだ。近縁なゴルゴサウルスが最低62本の歯を持つ一方、より大型のティラノサウルス科の歯はアルバートサウルスよりも少なかった。大半の獣脚類と違い、アルバートサウルスや他のティラノサウルス科恐竜は口の中の場所によって歯の形状が異なるという異歯性を示した。上顎先端に位置する前上顎骨歯は左右それぞれに4本生え、これらは残りの歯より小型で、密に並び、断面はD字型をなした[2]。ティラノサウルスと同様にアルバートサウルスの上顎骨歯は一般にもがく獲物による横方向の力に耐えられる形状に適応していた。しかし、アルバートサウルスの咬合力は格段に強力なわけではなく、奥歯でも最大で3413ニュートンであった[10]。ただし2012年に発表された科学論文によると、アルバートサウルスの咬合力は約4万2000ニュートンであった[11]。目の上には骨質の突起があり、生きていた頃には鮮やかな色で交尾相手を惹き付けた可能性もある[12]

生態復元図

ウィリアム・エイブラー英語版は2001年にアルバートサウルスの歯を観察し、歯の鋸歯状構造が膨大部(ampulla)と呼ばれる丸い空洞で末端を迎える歯の割れ目に似ていると発表した[13]。ティラノサウルス科の歯は肉を体から引き剥がす道具として用いられていたため、ティラノサウルス科が肉を剥ぎ取る際に純粋に張力で歯全体に割れ目のような鋸歯状構造が広がった、と彼は考えた[13]。しかし、膨大部が存在することで張力は表面全体に拡散され、歯が損傷する危険は軽減していた[13]。空洞に終わる切れ込みの存在は人間の工学と相等しい。ギター職人も同様の切れ込みを用いており、エイブラーは歯が柔軟性と剛性を交互に使って機能していたと記載した[13]。航空機産業においては、ドリルを使用して膨大部を作り、素材に亀裂が走ることを防いでいる[13]。切れ込みと穴の開いたプレキシグラスの棒が通常のものよりも25%強度を増すことをエイブラーは実証した[13]。ティラノサウルス科とは違い、植竜類ディメトロドンといったさらに古い時代の捕食動物は鋸歯状構造を持たず、摂食時に受ける歯のダメージを軽減する適応を示さない[13]

発見と命名[編集]

命名[編集]

タイプ標本

ヘンリー・フェアフィールド・オズボーンは1905年にティラノサウルスを記載した際、最後の1ページでアルバートサウルスを命名した[14]:265。属名は化石が初めて発見されたアルバータ州にちなみ、アルバートサウルスの命名と同じ年に設立された州であった。属名は古代ギリシャ語の σαυρος/sauros(「トカゲ」)にも由来し、これは恐竜の名前には最も一般的な接尾辞である。タイプ種は Albertosaurus sarcophagus であり、種小名は古代ギリシャ語で「肉食の」という意味の σαρκοφάγος (sarkophagos) に由来し、エジプトの石棺サルコファガスと語源を共有している[14]。あらゆる年齢の30を超える標本が学術的に知られている[3][15]

初期の発見[編集]

アルバータ州ドラムヘラー付近のレッドディア川。アルバートサウルスの化石の約四分の三が両側の露頭で川沿いに発見されている

タイプ標本は頭頂部の骨で、1884年の夏にアルバータ州レッドディア川沿いのホースシューキャニオン累層の露頭から収集された。この標本は地質学者ジョセフ・ティレル率いるカナダ地質調査所英語版の発掘調査により1884年6月9日に発見された。特殊装備がなかったため、彼らはほぼ完全な頭骨を部分的にしか確保できなかった。1889年、ティレルとともに研究していたトーマス・チェスマー・ウェストンは、いくつかの骨格要素と繋がった小型の頭骨を近くの産地で発見した[16]。2つの頭骨はエドワード・ドリンカー・コープが1892年に既に存在していた種 Laelaps incrassatus に割り当てた[17]が、ラエラプスという属名は既にダニに使われており、オスニエル・チャールズ・マーシュが1877年にドリプトサウルスへ解明した。ライバルであるマーシュが作った名前にされることをコープは拒絶したが、ローレンス・ラムは1903年と1904年に化石を詳細に記載したときに Laelaps incrassatus ではなく、1902年にオリバー・ペリー・ヘイ英語版が属名と種小名を組み合わせた.[18] Dryptosaurus incrassatus という表記を採用した[19][20]。その直後、オズボーンは D. incrassatus が一般的なティラノサウルス科の歯に基づいており、ホースシューキャニオン累層の2つの頭骨が本種に確実には分類できないことを指摘した。また、ホースシューキャニオン累層の頭骨はドリプトサウルスのタイプ種 D. aquilunguis と大きく異なっており、オズボーンは1905年にこれらの化石を Albertosaurus sarcophagus と命名した。彼は化石を特に詳しくは記載せず、前年のラムによる完全な記載を参照した[14]。ホロタイプ標本 CMN 5600 とパラタイプ標本 CMN 5601 のいずれもがオタワカナダ自然博物館英語版に所蔵されている。21世紀初頭には、ホロタイプ標本の損傷状態が酷かったため他の標本を割り当てることができず、アルバートサウルスはタイプ標本だけを示す疑問名ではないかという意見も飛び出した。しかし2010年には、トーマス・カール英語版がホロタイプやパラタイプおよび後に発見された比較可能な標本がユニークな特徴を共有するあるいは固有派生形質を持つことを明らかにした。具体的には、口蓋骨のサイドの背側縁に広がる含気性の孔の存在であり、これはアルバートサウルスが有効な分類群であることを証明した[21]

ボーンベッド[編集]

ドライアイランドとドラムヘラーから産出した歯。ロイヤル・ティレル古生物学博物館

1910年8月11日、アメリカの古生物学者バーナム・ブラウンはアルバートサウルスの大規模な群れの化石をレッドディア川沿いの産地で発見した。骨が余りにも多く時間も限られていたため、ブラウンらは全ての標本を回収はしなかったが、ボーンベッドで区別可能な全ての個体から骨を収集した。ニューヨークアメリカ自然史博物館のコレクションにある骨は、7本の右中足骨とそれに大きさの合わない乖離した2つの趾骨のである。これにより、少なくとも9体が産地に眠っていたことが示唆された。ロイヤル・ティレル古生物学博物館の古生物学者フィリップ・J・カリー英語版は1997年にボーンベッドを再発見し、現在のドライ・アイランド・バッファロー・ジャンプ州立公園英語版でフィールドワークを行った[7]。1997年から2005年に行われたさらなる発掘調査では、さらに13体の様々な年齢の個体の化石が発見され、この中にはわずか2歳の個体や全長10メートルを超えると推定される非常に高齢の個体もいた。いずれも完全な骨格ではなく、大半は両博物館の化石に代表される[3][4]。発掘調査は2008年まで続いた。その年には、骨格に一つだけ保存された骨に基づくと個体数は最少で12体、類似する骨が個体発生において大きさが変わっただけの相同な骨であるとすれば26体とされた。合計で1128本のアルバートサウルスの骨が確保されており、白亜紀の大型獣脚類では最も化石が集中している[22]

他の発見[編集]

頭骨 TMP 1985 098 0001

1911年にアルバータ州のアメリカ自然史博物館で運営の職に就いて2年目を迎えていたバーナム・ブラウンは、レッドディア川トルマン橋付近で断片的なアルバートサウルスの頭骨 AMNH 5222 を発見した[23]

ウィリアム・パークス英語版は、1923年にレッドディア川付近でガス・リンドバルドとラルフ・ホーネルが発掘した頭骨を欠く部分的骨格に基づき、1928年に新種 Albertosaurus arctunguis を記載した[24]が、この標本は1970年以降 A. sarcophagus であると考えられている[1]。パークスの標本 ROM 807 はトロントロイヤルオンタリオ博物館に所蔵されている。

1926年から1972年の間アルバートサウルスの化石は全く発見されなかったが、70年代以降は着実に標本が増加している。ドライ・アイランドのボーンベッドとは別に6つの頭骨と骨格がアルバータ州で発見され、カナダの様々な博物館に所蔵されている。アマチュア古生物学者マウリス・ステファンクが1978年に発見した標本 RTMP 81.010.001、彼が1985年6月16日に発見した RTMP 85.098.001、1985年12月に発見した RTMP 86.64.001 、1986年の RTMP 86.205.001、1996年の RTMP 97.058.0001、そして CMN 11315 である。しかしヴァンダリズムと事故によりこれらは全て損傷を受けることとなった[16]。また、アメリカ合衆国モンタナ州ニューメキシコ州ワイオミング州からも化石が報告されているが、これらは A. sarcophagus ではなくアルバートサウルスですらない可能性がある[2][15]

ゴルゴサウルス[編集]

1913年に古生物学者チャールズ・ヘイゼリアス・スタンバーグは別のティラノサウルス科の骨格をやや古い時代のアルバータ州ダイナソーパーク累層から発見した。ローレンス・ラムは1914年にこの恐竜を Gorgosaurus libratus と命名した[25]。後にアルバータ州とモンタナ州で他の標本も発見された。主にアルバートサウルスの良い頭骨がなく、両者を区別する重大な相違点もなかったため、デイル・ラッセルはゴルゴサウルスを先に命名されたアルバートサウルスのジュニアシノニムと提唱し、1970年には G. libratusAlbertosaurus libratus に改名された。標本の時代が違ったため種レベルでは区別されたままとなった。ゴルゴサウルスがアルバートサウルスに加えられたことでアルバートサウルスの生息した時代範囲は数百万年拡張され、地理範囲も数百キロメートル南方へ広がった[1]

2003年にフィリップ・J・カリー英語版は獣脚類の解剖学的知識の増大とより広範囲の発見に恩恵を受け、複数のティラノサウルス科の頭骨を比較し、両者はかつて考えられていたよりも別個の動物であると結論付けた。両者は姉妹群で他のどの種よりも互いに近縁であったため、1属か2属の決定は恣意的な面も否めなかった。しかしカリーはそれを承知した上で、いつも別属に分類されているダスプレトサウルスティラノサウルスよりも両者が似ていないと結論付け、アルバートサウルスとゴルゴサウルスを別属にすべきであると推奨した。さらに、アラスカ州ニューメキシコ州から複数のアルバートサウルス亜科の標本が発見され、アルバートサウルスとゴルゴサウルスの状態はこれらが完全に記載されることで明確化すると提唱した[15]。大半の論文執筆者はカリーの意見に従った[2][4][26]が、そうでない研究者もいる[27]

他の種[編集]

A. sarcophagusA. arctunguisA. libratus(ゴルゴサウルス)の他に、複数のアルバートサウルスの種が命名されてきた。これらは今日では他の種の若年個体のシノニムか疑問名と見られており、アルバートサウルスには分類されていない。

1930年、アナトリー・ニコラヴィッチ・リアビニンは中国から産出した歯に基づいて Albertosaurus pericolosus を命名し、これはおそらくタルボサウルスに属する[28]。1932年にフリードリヒ・フォン・ヒューネDryptosaurus incrassatusAlbertosaurus incrassatus に改名した[29]。1970年にデイル・ラッセルはゴルゴサウルスをアルバートサウルスとし、Gorgosaurus sternbergi (Matthew & Brown 1922) を Albertosaurus sternbergi へ、Gorgosaurus lancensis (Gilmore 1946) を Albertosaurus lancensis へ改名した[1]。前者は今日では Gorgosaurus libratus の幼体と考えられており、後者はティラノサウルスナノティラヌスとされた。1988年にグレゴリー・ポールはモンタナ州ヘルクリーク累層から産出した小型のティラノサウルス科骨格標本 LACM 28345 に基づいて Albertosaurus megagracilis を記載した[30]。これは1995年にディノティラヌスに改名された[31]が、現在ではティラノサウルス・レックスの幼体と考えられている[9]。また、1988年にポールが Alectrosaurus olseni (Gilmore 1933) を Albertosaurus olseni に改名した[30]が、一般に受け入れられなかった。1989年に Gorgosaurus novojilovi (Maleev 1955) をブリン・メダーとロバート・ブラッドレイが Albertosaurus novojilovi に改名し[32]、現在ではタルボサウルスのシノニムとみなされている。

有効なアルバートサウルスの骨格に基づいて他の属へ再分類された種も2例ある。1922年にウィリアム・ディラー・マシュー英語版A. sarcophagusDeinodon sarcophagusに改名し[33]、1939年にドイツの古生物学者オスカー・クーン英語版A. arctunguisDeinodon arctunguis に改名した[34]

分類と系統[編集]

アルバートサウルスは獣脚亜目ティラノサウルス科アルバートサウルス亜科に分類される。最も近縁な種はわずかに古い時代に生息した Gorgosaurus libratusAlbertosaurus libratus とする説あり)である[35]。これら2種だけが唯一記載されたアルバートサウルス亜科であり、未記載種が存在する可能性もある[15]トーマス・R・ホルツ・ジュニア英語版アパラチオサウルスをアルバートサウルス亜科に加える論文を2004年に発表した[2]が、彼は後の未発表の研究でアパラチオサウルスをティラノサウルス科の外に位置付けており[36]、これは他の研究者からも賛同された[27]

ティラノサウルス科の別の亜科にはティラノサウルス亜科があり、ダスプレトサウルスやタルボサウルス、ティラノサウルスなどが属する。これら頑強なティラノサウルス亜科と比べ、アルバートサウルス亜科の体は細長く、頭骨のプロポーションは小さく、脚の下部(脛骨)や足(中足骨趾骨)が長い[9][35]

以下のティラノサウルス科のクラドグラムは2013年のローウェンらの系統解析に基づく[37]

アイオワ科学センター英語版の組み立てられた骨格
ティラノサウルス科

Gorgosaurus libratus

Albertosaurus sarcophagus

ティラノサウルス亜科

ダイナソーパーク累層のティラノサウルス科

Daspletosaurus torosus

ツーメディスン累層のティラノサウルス科

Teratophoneus curriei

Bistahieversor sealeyi

Lythronax argestes

Tyrannosaurus rex

Tarbosaurus bataar

Zhuchengtyrannus magnus

古生物学[編集]

成長パターン[編集]

ティラノサウルス科の成長曲線を示すグラフ。赤色がアルバートサウルス。Erickson et al. 2004 に基づく

アルバートサウルスはほぼ全ての年齢の個体が化石記録に残っている。骨の組織学を利用するとそれぞれの個体が死亡したときの年齢を大抵決定でき、成長率を推定して他の種と比較することも可能となる。これまで知られている中で最も若いアルバートサウルスはドライ・アイランドのボーンベッドで発見された2歳の個体で、体重は50キログラムに達し、全長は2メートルを超えたと考えられている。同じ産地から産出した全長10メートルの標本は知られている中で最高齢の28歳である。中間の年齢とサイズの標本をグラフにプロットするとS字型のカーブが現れ、12 - 16歳ごろに最も急激な成長を見せており、これは他のティラノサウルス科にも見られるパターンである。急成長期の成長率は1.3トンの成体に基づくと年間122キログラムであった。他の研究ではさらに成体の体重が重いことが示唆されており、これは成長率の大きさには影響するが全体的なパターンを左右することは無い。ティラノサウルス科はアルバートサウルスに近い成長率と体格を示したが、より大型のティラノサウルスは最大で年間601キログラムと5倍ほどの成長率を示した[3]。急成長段階の終わりはアルバートサウルスの性成熟の始まりを示唆するが、その後も生涯を通じて緩やかな成長は続いていた[3][4]。まだ活発に成長している時期に性成熟が起こるのは、小型恐竜[38]と大型恐竜[39]、そしてヒトやゾウといった大型哺乳類に共通する傾向であるらしい[39]。この比較的早期に性成熟が起こるというパターンは、成長が完了する後まで性成熟を遅らせる鳥類のパターンとは大きく異なる[26][39]

成長の間に歯が厚くなって形態が大きく変化したため、ドライ・アイランドのボーンベッドの若い個体と成体の骨格が同じ分類群に属すると証明できなくなり、幼体の歯は系統解析により別種のものと同定された可能性が高い[40]

生活史[編集]

これまで知られているアルバートサウルスの個体の大半は14歳前後で死亡している。幼体は滅多に化石として発見されないが、これは主に幼体の小さな骨は成体の大きな骨よりも化石化により保存されにくいという保存バイアス、小さな骨歯フィールドで収集者が気付きにくいという収集バイアスによる[41]。若いアルバートサウルスは動物の幼体としては比較的大型であるが、成体と比較すると化石記録はそれでも希少である。この現象はバイアスではなくアルバートサウルスの生活史によるもので、単純に幼体が成体ほど頻繁に死ぬことはなかったからだとする見解もある[3]

群れで大量死したものの幼体は体が小さく繊細な構造であったため化石記録に保存されなかったとする生活史仮説もある。わずか2年後には幼体は成体のアルバートサウルスを除けばその地域の他のどの捕食動物よりも大型で、大半の獲物より俊足であった。これにより幼体の脂肪質が劇的に低下し、そのまま化石の希少性に繋がったという。死亡率は12歳で倍加するが、これはおそらく急成長段階の生理的要求の結果である。14歳から16歳の間の性成熟を迎えるとともに死亡率は再び倍増した。成体はその後も死亡率が上昇し、これはおそらく交配や資源を巡る種内競争で受けるストレスや負傷などの生理的要求、最終的には老化の影響である。成体の死亡率が高いと、化石が多く保存されていることにも説明がつく。非常に大型の動物はそのような体躯に達するまで生き残る個体が少ないため希少である。生まれた直後の死亡率が高く、幼体の時期に死亡率が低下し、成体で急激に死亡率が増大し、ごく少数のみが最大サイズに達する動物には、ゾウやアフリカスイギュウサイなどの大型哺乳類が該当する。同様のパターンはティラノサウルス科でも確認できる。現生哺乳類と他のティラノサウルス科の比較はこの生活史仮説を支持しているが、全てのアルバートサウルスの三分の二を超える数が同じ産地から産出している以上、化石記録のバイアスもまだ大きな要因の一つである[3][26][42]

群れ[編集]

ブライアン・クーレイが2007年にデザインした、群れるアルバートサウルスのブロンズ像

バーナム・ブラウンらが発見したドライ・アイランドのボーンベッドには26体のアルバートサウルスが保存されており、一ヶ所から産出した大型獣脚類としては世界最多であり、ぞ尾型獣脚類全体でもユタ州の Cleveland-Lloyd Dinosaur Quarry から産出したアロサウルスに次いで2番目である。この群れは非常に高齢の個体1頭、17 - 23歳の成体8頭、12 - 16歳の急成長期真っ只中の亜成体7頭、2 - 11歳の急成長期に至っていない幼体6頭から構成されている[3]

アルバートサウルスのボーンベッドから植物食性動物の化石がほぼ産出しておらず、また多くの個体の保存状態が似ているため、 カリフォルニア州ラ・ブレア・タールピットのような捕食者トラップではなく、さらに保存されている死んだ動物たちは全て同時に死亡したとカリーは結論付けた。彼はこれを群れで行動していたことの根拠であると主張した[7]。他の科学者は懐疑的であり、アルバートサウルスは干ばつや洪水などの理由で一緒に運ばれた可能性があると意見した[3][41][43]

模型

角竜ハドロサウルス科など植物食恐竜には群れで行動していた証拠が豊富にあるが[44]、同じ場所で肉食恐竜が数多く発見されることも稀にある。ディノニクス[45]コエロフィシス[46]といった小型獣脚類は群れで発見されており、アロサウルスマプサウルスといった大型の捕食動物にも例はある[47]。他のティラノサウルス科にも群居性の証拠がある。シカゴフィールド自然史博物館で化石が組み立てられたスーの近くで小型個体の断片化石が発見されているほか、モンタナ州ツーメディスン累層のボーンベッドには少なくとも3つのダスプレトサウルスの標本が数頭のハドロサウルス科の傍に保存されていた[48]。これらの発見は、一時的あるいは異様な集合時の化石である可能性が否定できないものもあるが、アルバートサウルスの社会的行動の証拠と結びつけられる可能性がある[7]。社会的集団ではなく、コモドオオトカゲのように死体の周りに群がり、激しく争って殺し合いや共食いに発展したと推測する研究者もいる[41]

また、アルバートサウルスは群れで狩りを行っていたとカリーは推論している。小型個体の脚のプロポーションはおそらく最速の恐竜の一つであるオルニトミムス科に匹敵する。若いアルバートサウルスは同程度に俊足、あるいは少なくとも獲物よりも速かったとみられている。群れの若いメンバーが獲物を強力だが動作の襲い成体の方へ追い込んでいたとカリーは仮説を立てた[7]。また、幼体は成体と異なる生活スタイルを送っており、巨大な成体と、アルバートサウルスよりも体重が2桁軽いような同時代の小型獣脚類の間の捕食者の生態的地位を埋めていた[2]。同様の状況は現代のコモドオオトカゲでも確認でき、彼らは彼らは木を這って虫を捕食するところから始まって、島の支配的な捕食動物へ成長する[49]。しかし、行動が化石記録に保存されることは極めて稀であり、このアイディアは容易に確かめられなかった。2010年には、カリーはいまだ群れで狩りをしていた説を支持していたが、化石の集中は洪水でゆっくり水位が上昇したなどの他の要因でもたらされた可能性があると認めた[50]

古病理学[編集]

トリコモナス症型の病変を起こしたティラノサウルス科の顎の骨。Dがアルバートサウルス

2009年、アルバートサウルスなどティラノサウルス科恐竜の顎化石に見られる滑らかな縁の穴が、現代の鳥にも感染するトリコモナスのような寄生虫により生じたものであると研究者が仮説を立てた[51]。ティラノサウルス科恐竜が互いに噛み合うことで感染症を伝播し、感染により摂食能力が低下することを彼らは提唱した[51]

2001年にブルース・ロスチャイルドらは獣脚類の疲労骨折と腱断裂の証拠を調べる研究を発表した。彼らは319本のアルバートサウルスの骨のうちたった1本に疲労骨折が確認でき、手の骨には起こっていなかった。研究者は疲労骨折がカルノサウルス類アロサウルスよりもアルバートサウルスにおいて非常に少ないとした[52]A. arctunguis のホロタイプ ROM 807 は現在 A. sarcophagus に割り当てられており、これには腸骨に2.5×3.5センチメートルの深い穴があったが、本種の記載者はこれを病変と判断しなかった。また、標本には外骨腫英語版が左第4中足骨に複数存在した。1970年には Albertosaurus sarcophagus の標本5つのうち2つに病理的損傷が見られるとデイル・ラッセルが報告した[53]

2010年にドライ・アイランドのアルバートサウルスの群れの健康状態が報告された。大半の標本に病気の兆候はなかったが、3本の趾骨に腱の異常な骨化で構成される奇妙な骨の突起、すなわち靭帯付着部増殖体英語版が存在し、その原因は不明である。2本の肋骨と腹肋骨には破損と治癒の兆候が見られた。ある成体の標本は左の下顎に刺創があり、治癒した噛み跡と治癒していない噛み跡のいずれもが確認できた。2007年に調査されたマジュンガサウルスの群れの健康状態と比較して、病変を示す個体が19%と少ないことが明らかになった[54]

古生態学[編集]

Albertosaurus sarcophagus の大半の化石はアルバータ州の上部ホースシューキャニオン累層から産出している。これらのさらに新しい地層のユニットは7000万年前から6800万年前の後期白亜紀前期マーストリヒチアンにあたる。この層の直下は西部内陸海路を代表する海成層ベアパウ頁岩英語版である。西部内陸海路は白亜紀末に向けて気候が慣例化するとともに海面が低下して海退し、かつて水中だった陸地が露出することとなった。ただしこのプロセスはスムーズに進んだわけではなく、完全な海退が起こるまでに海路は海面上昇を起こして周期的にホースシューキャニオン中の一部領域を覆っていた。海水面変動のため、ホースシューキャニオン累層の環境は目まぐるしく変化し、沖合や沿岸の海洋生息域、ラグーン河口干潟などが出現した。また、無数の炭層により当時炭田湿地が存在したことが示唆されている。同じ層から産出する他の大半の脊椎動物化石と同様に、アルバートサウルスの化石はホースシューキャニオンの後半の時代に三角州氾濫原に堆積したと判明している。[55]

恐竜を含む脊椎動物化石が極めて一般に産出するため、ホースシューキャニオン累層の動物相は理解が進んでいる。サメエイチョウザメアミア・カルヴァガー、ガーに似たアスピドリンクス英語版が魚類相を形成した。哺乳類には多丘歯目有袋類ディデルフォドン英語版がいた。首長竜レウロスポンディルス英語版がホースシューキャニオンの海洋堆積物から発見されている一方、淡水環境にはカメチャンプソサウルスレイディオスクス英語版スタンゲロチャンプサ英語版といったワニが生息していた。恐竜は動物相を支配し、特にエドモントサウルスサウロロフスヒパクロサウルスといったハドロサウルス科恐竜は全ての恐竜の半分を占めた。角竜とオルニトミムス科もまた非常にありふれており、合計で動物相の三分の一を占めた。アンキロサウルス科パキケファロサウルス科はもっと希少であり、これらの動物は全てトロオドン科ドロマエオサウルス科カエナグナトゥス科英語版を含む多様な肉食性獣脚類の餌食になっていたと考えられている[55][56]。ドライ・アイランドのボーンベッドにはアルバートサウルスの化石とともに小さなアルバートニクスの骨が発見されている[57]。成体のアルバートサウルスはこの環境における頂点捕食者で、中間的な生態的地位はおそらくアルバートサウルスの幼体が占めていた[55]

出典[編集]

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