シノルニトミムス

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シノルニトミムス
シノルニトミムスの復元骨格図
地質時代
後期白亜紀チューロニアン期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : テタヌラ類 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
階級なし : オルニトミモサウルス類 Ornithomimosauria
: オルニトミムス科 Ornithomimidae
: シノルニトミムス属 Sinornithomimus Kobayashi & Lü., 2003
学名
Sinornithomimus dongi
和名
シノルニトミムス

シノルニトミムス学名:Sinornithomimus、「中国の鳥もどき」の意味)[1]後期白亜紀約9000万年前内モンゴル自治区中国)の烏蘭蘇海層英語版に生息していたオルニトミムス科恐竜

概要[編集]

シノルニトミムスの想像生態復元図

化石は14頭見つかっており、化石から群れで行動していたと考えられている。群れごと泥沼に埋まったため群れの化石が見つかったと思われる[2]。化石から胃石が見つかっているため、の中で植物をすりつぶし飲み込んで食べていたと考えられている。獣脚類で胃石を持っていたことを示す初めての化石である。オルニトミムス類としては短い首と頭や3本の爪のある細長い指が特徴がある。推定全長は約2.5メートルでオルニトミムス類の中で小柄なほうである。また、成体は見つかっていないと考えられている。体重は不明である。は歯が無く、植物を食べのに適していた[3]チランタイサウルスシャオチロンと共存した[4]

脚注[編集]

  1. ^ 小林快次『恐竜』講談社講談社文庫〉、2023年6月30日、夏
  2. ^ 冨田幸光『恐竜』小学館小学館文庫〉、2023年6月30日、夏
  3. ^ 小林快次千葉謙太郎『恐竜』角川角川文庫〉、2023年6月30日、夏
  4. ^ グレゴリー・ポール『恐竜事典』、2020年10月30日、夏

関連項目[編集]