チェナニサウルス

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チェナニサウルス
Chenanisaurus
生息年代: 白亜紀後期 68–66 Ma
見つかっている化石
地質時代
前期白亜紀マーストリヒチアン
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : ケラトサウルス下目 Ceratosauria
: アベリサウルス科 Abelisauridae
: チェナニサウルス属 Chenanisaurus
学名
Chenanisaurus barbaricus
Longrich et al.2017

C. barbaricus Longrich et al.2017模式種

チェナニサウルス(学名 Chenanisaurus 「チェナニ(発見場所シディ・チェナネ鉱山)にちなんだ名前」の意味)は、白亜紀後期マーストリヒチアン期のモロッコに生息していた大型のアベリサウルス科恐竜。チェナニサウルスは発見されている、バルバリカスの一種のみ知られている。

概要[編集]

チェナニサウルスとヒトとの大きさの比較
チェナニサウルスの想像生態復元図

推定全長は約7から8メートルと考えらており、アベリサウルス科としては大型でカルノタウルスピクネモサウルス英語版に匹敵する大きさ。ティタノサウルス類などの大型の竜脚類などを捕食していたと考えられている。アベリサウルス科の特徴の非常に短い前足と強力で頑丈な顎の前歯で、獲物を狩っていたと考えられている[1]

分類[編集]

2017年に、チェナニサウルスはアベリサウルス科のアベリサウルス亜科カルノタウルス亜科英語版と異なる位置に置かれた。顎の形の点ではカルノタウルス亜科のアベリサウルス科に似ているが、離れた位置に置かれた。

脚注[編集]

  1. ^ 小林快次『恐竜2最新研究』講談社講談社文庫〉、2020年2月18日

関連項目[編集]