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イロケレシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イロケレシア
生息年代: セノマニアン
~95 Ma
地質時代
後期白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Sauriscia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : アベリサウルス類 Abelisauria
: アベリサウルス科 Abelisauridae
階級なし : ブラキロストラ Brachyrostra
: イロケレシア属 Ilokelesia
学名
Ilokelesia
Coria & Salgado, 1998

イロケレシア学名Ilokelesia)は、アルゼンチンネウケン州にあるウインクル層ネウケン層群英語版)の後期白亜紀最初期の地層から発見された、絶滅したアベリサウルス科獣脚類恐竜[1]。唯一知られている標本は、頭蓋骨と骨格の断片で構成されており、1998年後半にロドルフォ・コリア英語版レオナルド・サルガド英語版によって記載された。

発見と命名

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イロケレシアは、1991年に発見された頭蓋骨と軸椎および肢の骨格の非常に断片的な部分からのみ知られている[2]。化石は、ウインクルサウルス英語版のホロタイプが発見された場所から10メートル離れた場所で発見された。本属は1998年に命名・記載された[3]

属名はマプチェ語で「肉」を意味する ilo と「トカゲ」を意味する kelesio に由来し、種小名は化石が発見された地名、Aguada Grandeに由来する[3]

概要

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イロケレシアは中型の獣脚類であった。2010年にグレゴリー・ポールは全長4メートル、体重200キログラムと推定した[4]。2016年に行われたアベリサウルス類の大きさに関する包括的な分析では、全長は5.3メートルと推定された[5]。同年の別の推定では、全長5.8メートル、体重840キログラムとさらに大きくなったとされる[6]。本属は頭蓋骨、特に方形骨後眼窩骨の特徴によって特徴付けられる。椎骨も他のアベリサウルス類とは明確に異なる特徴を有しており、例えば頸椎の突起が縮小していることや、胴椎では側腔(pleurocoels)を欠いていることがその例である[3]

イロケレシアは後眼窩骨の眼窩の下での拡大と眼窩の内側のフランジのようにアベリサウルス科ノアサウルス科英語版の特徴あわせ持つため、記載時には最も基盤的なアベリサウルス類であると考えられた。しかし方形骨の開口部やT字型の後眼窩骨といったものはアベリサウルス類の原始的な特徴が残っていたものと考えられる[3]。その後の分析により、本属はアベリサウルス科のブラキロストラ類英語版カルノタタウルス亜科に分類された[7]

脚注

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  1. Coria, R.A.; Currie, P.J. & Carabajal, A.P. (2006). "A new abelisauroid theropod from northwestern Patagonia" Canadian Journal of Earth Sciences 43: 12831289. doi:101139/E06-25
  2. Coria, R.A.; Salgado, L. & Calvo, J.O. (1991) "Primeros restos de dinosaurios Theropoda del Miembro Huincul, Formación Río Limay (Cretácico Tardío Presenoniano), Neuquén, Argentina." Ameghiniana, 28: 405-406.
  3. 1 2 3 4 Coria, Rodolfo A.; Salgado, Leonardo (December 1998). “A Basal Abelisauria Novas, 1992 (Theropoda-Ceratosauria) from the Cretaceous of Patagonia, Argentina”. Gaia 15: 89–102.
  4. Paul, Gregory S. (2010). The Princeton Field Guide to Dinosaurs. New Jersey: Princeton University Press. pp. 78
  5. Grillo, O. N.; Delcourt, R. (2016). “Allometry and body length of abelisauroid theropods: Pycnonemosaurus nevesi is the new king”. Cretaceous Research 69: 71–89. Bibcode: 2017CrRes..69...71G. doi:10.1016/j.cretres.2016.09.001.
  6. Molina-Pérez & Larramendi (2016). Récords y curiosidades de los dinosaurios Terópodos y otros dinosauromorfos. Barcelona, Spain: Larousse. pp. 257. ISBN 9780565094973
  7. Canale, J.I.; Scanferla, C.A.; Agnolin, F. & Novas, F.E. (2009). “New carnivorous dinosaur from the Late Cretaceous of NW Patagonia and the evolution of abelisaurid theropods”. Naturwissenschaften 96 (3): 409–414. Bibcode: 2009NW.....96..409C. doi:10.1007/s00114-008-0487-4. hdl:11336/52024. PMID 19057888.