レデイ薬局
レデイ薬局の本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒790-8556 愛媛県松山市南江戸4丁目3番37号 |
設立 | 1968年(昭和43年)7月22日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1500001004428 |
事業内容 | ドラッグストア・調剤薬局の経営 |
代表者 | 三橋信也(代表取締役社長) |
資本金 | 5億9864万円 |
売上高 |
545億68百万円 (2015年2月期) |
純資産 |
49億71百万円 (2015年2月28日現在) |
総資産 |
268億20百万円 (2015年2月28日現在) |
従業員数 | 643名(2015年2月28日現在) |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 |
ツルハホールディングス 51.35% フジ 48.65% (2015年10月19日現在) |
外部リンク | http://www.lady-drug.co.jp/ |
株式会社レデイ薬局(レデイやっきょく、英: Lady Drug Store CO., LTD.)は、愛媛県松山市に本社を置くドラッグストアチェーンの運営企業。ツルハホールディングスの子会社。
概要
創業者である故三橋春男(現代表取締役社長 三橋信也の実父)が、1959年(昭和34年)7月に医薬品等の販売を目的に愛媛県松山市に開業した「銀天街ストアー」をルーツとする企業である。1968年(昭和43年)7月に愛媛県今治市栄町に「株式会社レデイ薬局」を設立し、同年8月に、株式会社レデイ薬局の本店を愛媛県松山市に移転。同時に銀天街ストアーを「株式会社レデイ薬局湊町店」として薬局の営業を開始した。
沿革
- 1959年(昭和34年)7月- 創業。
- 1968年(昭和43年)
- 1976年(昭和51年) - 本店所在地を愛媛県松山市湊町4丁目に移転。
- 1987年(昭和62年) - 本店所在地を愛媛県松山市東石井町に移転。
- 1998年(平成10年) - アアバンレデイ薬局を吸収合併。
- 1999年(平成11年) - サカエレデイ薬局を吸収合併し、サカエレデイ薬局の旧高松店を香川県1号店となる高松店として継承。
- 2000年(平成12年) - 広島県1号店となる上安店(広島県広島市安佐南区上安)を出店。
- 2003年(平成15年) - 本店所在地を愛媛県松山市南江戸4丁目に移転。WINグループ結成入会。
- 2006年(平成18年) - ジャスダック証券取引所へ上場。
- 2007年(平成19年) - フジと資本・業務提携[1]。
- 2008年(平成20年) - 株式交換によりメディコ・二十一を完全子会社化。これにより、レデイ薬局はフジの関連会社となる。
- 2010年(平成22年)9月1日 - メディコ・二十一を吸収合併した。これで店舗数は190に上り、国内12番目に店舗が多い企業となる。
- 2013年(平成25年) - 岡山県1号店となる撫川店(岡山県岡山市北区撫川)を出店[2]。
- 2015年(平成27年)
- 3月1日 - 新業態となる次世代型介護ショップ「レデイ ライフショップ アクティブ」を立ち上げ、愛媛県松山市に1号店となる平井店をオープン[3]。
- 4月13日 - フジとツルハホールディングスが共同でレデイ薬局のTOBを発表。TOB完了時点でツルハが51%、フジが49%の株式を所有することになる見通し[4][5]。
- 5月25日 - 第一回TOBの結果、議決権所有割合はフジが48.94%、ツルハホールディングスが14.63%となる[6][7]。
- 7月21日 - 第二回TOBの結果、議決権所有割合はフジが48.95%、ツルハホールディングスが48.47%となる[8]。
- 10月1日 - 上場廃止。
- 10月6日 - 株式併合によりツルハホールディングス及びフジのみが株主となる[9]。
- 10月19日 - 端数株式の取得により、議決権所有割合はツルハホールディングスが51.35%、フジが48.65%となり、ツルハホールディングスの子会社となる(今後、ツルハホールディングスが保有していた0.35%分をフジへ譲渡する予定で、ツルハホールディングスが51%、フジが49%となる見込みである)[10]。
- 10月30日 - 前述のツルハホールディングスの子会社化に伴い、同社の株主優待(株主優待カードおよび株主様ギフト券)の利用を開始(なお、当日はドラッグストア全店舗が対象で、調剤薬局は同年11月30日より、レデイ薬局藤塚店は同年12月7日より順次利用可能となった)[11]。
- 2016年(平成28年)2月11日 - 兵庫県1号店となる洲本店(兵庫県洲本市)を出店[12]。
社訓・経営理念
- 社訓
- 相手の中に自分を生かし今日一日喜びを感じて生きていきましょう。
- 経営理念
- お客様の健康と美を追求し、喜びと感動と安心を提供する企業を目指します。
- 社員の成長と豊かさを実現し、地域社会と地域の人々に貢献する企業を目指します。
社名及び会社ロゴの由来
- 銀天街ストアーの時代から支持を得ていた女性層・主婦層に対して「より印象深く、愛される名前に」ということで「LADY=女性」の名を冠する社名となった。
- 会社ロゴは赤色ハートマークの中に「レデイ」と白字で記載したものを使用している。
- 会社名は「株式会社レデイ薬局」と「イ」を大文字で表記するが、理由としてはハートマーク内に社名を記載する場合に文字のバランスが良いからとされている。
マスコットキャラクター
- レデイファミリーと呼ばれるマスコットキャラクターを用いている。
- レデイファミリーには「レデイちゃん」のほか父親・母親・兄弟・祖父母・ペット(猫)等のバリエーションキャラクターが存在する。
- 同社が使用するレジ袋の他、チラシやPOP等に表示されている。
- 「レデイちゃん」には着ぐるみがあり新店舗のオープニングやイベントに登場する。
店舗
店舗ブランド
- くすりのレデイ(ドラッグストア)
- レデイ薬局(調剤薬局)
- メディコ21(インストア業態)
- ライフショップアクティブ(介護ショップ)
「メディコ21」は、2010年(平成22年)9月に吸収合併したメディコ・二十一が展開していた店舗ブランドを当社が継承して展開してきたが、2011年(平成23年)3月2日~4月1日の間に香川県・徳島県・高知県の14店舗を順次「くすりのレデイ」や「レデイ薬局」に屋号変更した[13]。その後、2014年(平成26年)2月14日~3月1日の間に愛媛県南予地区及び広島県・山口県の18店舗を[14]、2014年(平成26年)11月16日~2015年(平成27年)2月1日の間に愛媛県の東予地区及び南予地区の13店舗を[15]、2015年(平成27年)11月1日~12月1日の間に愛媛県中予地区の14店舗を[16]それぞれ「くすりのレデイ」・「レデイ薬局」へ順次屋号変更した。これにより、「メディコ21」は一部を除くインストア業態に用いるのみとなっている。
店舗数
2016年(平成28年)2月現在の店舗数は214店舗(「くすりのレデイ」161店舗(うち、「レデイ薬局」併設店12店舗)、「レデイ薬局」27店舗、「メディコ21」24店舗、「メディコ21薬局1店舗、「ライフショップアクティブ」1店舗)ある。地域ごとの店舗数は以下の通り。
- 兵庫県 - 1店舗(「くすりのレデイ」のみ)
- 岡山県 - 2店舗(「くすりのレデイ」のみ)
- 広島県 - 28店舗(「くすりのレデイ」17店舗(うち、「レデイ薬局」併設店1店舗)、「レデイ薬局」1店舗、「メディコ21」10店舗)
- 山口県 - 5店舗(「くすりのレデイ」4店舗、「メディコ21」1店舗)
- 香川県 - 44店舗(「くすりのレデイ」36店舗(うち、「レデイ薬局」併設店1店舗)、「レデイ薬局」8店舗)
- 徳島県 - 18店舗(「くすりのレデイ」15店舗(うち、「レデイ薬局」併設店2店舗)、「メディコ21」3店舗)
- 愛媛県 - 109店舗(「くすりのレデイ」80店舗(うち、「レデイ薬局」併設店8店舗)、「レデイ薬局」18店舗、「メディコ21」9店舗、「メディコ21薬局」1店舗、「ライフショップアクティブ」1店舗)
- 高知県 - 7店舗(「くすりのレデイ」6店舗、「メディコ21」1店舗)
展開する事業
ドラッグストア事業
- 白の壁面に赤・緑のカラーを基調とした清潔感のある外観の店舗を展開する。主に200~300坪の店内に医薬品・医療衛生品・健康食品・化粧品等「健康」と「美」に関する商品のほか、日用雑貨・菓子・食品等、幅広く取扱っている。
- 専門知識をもった従業員による「健康」と「美」に関するカウンセリングを特色としているが、近年は顧客の利便性向上のため、冷凍食品や日配品(パンや牛乳等)、酒など食品の品揃えを強化している。また無料のアルカリイオン水の給水器を導入している店舗が多くみられる。
- このほかフジ店舗内に立地する主に医薬品及び化粧品を取り扱う専門店を16店舗、化粧品を取り扱うコスメ店を12店舗展開している。
これらは通常のドラッグストア店舗に比べ規模は小さく、売場面積は約50坪程度となっている。
調剤薬局事業
- 地域の「かかりつけ薬局」を目指し、一般的な調剤専門薬局の他、調剤併設型ドラッグストア、ドライブスルー型調剤薬局と多様な店舗を展開している。
- 処方箋の事前予約サービスを利用することができ、医療機関から発行された処方箋をスマートフォンで撮影して送信することにより、調剤待ち時間を短縮することができる[17]。
またクレジット決済や、楽天Edyやエフカマネー等の電子マネー決済にも、いち早く対応している[18]。ツルハグループ加入後は、他のグループ会社同様にWAON、QUICPayのほか、Suica、ICOCA等の交通系電子マネーにも幅広く対応し、これらは調剤薬局だけでなくドラッグストアにおいても利用可能となっている。
- 在宅医療への取り組みにも力を入れており、医療機関と連携して、寝たきりの方、病院への通院が困難な患者や、介護施設入居者へ、365日24時間体制で薬剤師による薬の配達・訪問サービスを行う店舗を開設している。
- 平成27年3月に薬剤師の制服を一新している。機能性とデザイン性が両立されたものに変更した[19]。
介護関連事業
- 2015年3月1日、愛媛県松山市のパルティ・フジ平井に次世代型介護ショップ「ライフショップアクティブ平井店」を開店[20]。
- 従来の介護ショップと異なり、ノルディックステッキや、ウォーキングシューズ、シルバーカーなど活動的(アクティブ)なシニアを対象とした予防介護用品や健康トレーニング機器を販売。
- 同時に、ケアマネジャー、福祉用具専門相談員等の資格者が、介護をされる側、介護を行う側、双方のニーズに合わせ、相談内容に応じたケアプランの作成や住宅の改修、福祉用具(車椅子・介護用特殊ベッド・入浴用のリフトなど)の選定や使い方のアドバイスする機能を持ち合わせている。
ネット販売事業
平成19年6月より、「くすりのレデイハートショップ」を展開しており、自社サイトのほか楽天,Yahoo、Amazon.com、DeNA等の大手ショッピングモールサイトにも出店している。
ポイントカード
100円(税抜)につき、1ポイントが貯まるポイントカードを発行している。新規入会費、年会費は無料。300ポイント貯まると、300円分のポイント割引券が発行される。
なお、ツルハホールディングスのグループ会社となったことで2015年10月にサービス内容の一部変更が行われ、500ポイント貯まると、500円分のお買い物割引券(購入金額によってはお買い物割引券が1,000円分となる場合がある)に変更となり、発券したお買物券をツルハホールディングス内のグループブランドである「ツルハドラッグ」・「くすりの福太郎」・「ドラッグストアウェルネス」・「ウォンツ」での利用も可能になった[21]。
その他のサービス
携帯メールマガジンを発行しており、定期的にクーポン等を受け取ることができる。また近年はLINEを用いた販促にも着手しており、メールマガジン同様に商品情報やクーポン等を受け取ることができる。「ショプリエ」[22]「楽天チェック」[23]等、来店時にポイントが付与されるスマートフォンアプリの導入に関しても積極的である。
また、フジグループの発行する「ゴールドシニアパスポート」が店舗で使用できる。65歳以上であれば入会により毎月15・16・17日の3日間に限り全品5%引き(一部対象外商品あり)で買い物ができる。
地域貢献活動
健康フェスタ
- 愛媛県松山市のアイテムえひめで健康と美に関する最新情報を発信するイベント「健康フェスタinえひめ」を平成22年より毎年7月に実施している[24]。
- 薬や介護に関する相談コーナーや、メイク教室、サンプル配布、著名人による健康と美に関するトークショーなどを実施。毎年2万人以上が来場している。
健康啓蒙活動
- 健康フェスタ以外にも地域の医療機関と連携した健康セミナーを年に数回開催している。
- セルフメディケーションの推進、健康食品やサプリメント、ビューティケア用品によるアンチエイジング等、ドラッグストアらしい内容が多い。
- またがん検診や禁煙など、地域で開催される健康啓蒙イベントにも積極的に参加をしている。
環境活動
- 環境への取り組みも積極的に実施しており、LED照明や太陽光発電設備の導入、エコステーション(古紙、ペットボトルの回収設備)の設置等を行っている。
スポーツ活動
協賛
以下のスポーツチームに対して協賛を行っている。
キャッチコピー・CM
- すべてはお客様のために。
- あなたの明日の傘になりたい。
テーマソング
- Hello My Happy Days
- Oh Happy
脚注
- ^ レデイ薬局がフジと資本業務提携 - 薬事日報(2007年9月28日)、2014年11月24日閲覧。
- ^ レデイ薬局 岡山県に進出 岡山市内に撫川店オープン DFオンライン 2013年12月3日
- ^ 3月1日(日) 次世代型介護ショップ「ライフショップ アクティブ 平井店」オープン! (PDF) - 株式会社レデイ薬局 ニュースリリース 2015年2月16日(2016年2月11日閲覧)
- ^ “フジとツルハHD、レデイ薬局にTOB 60億円投じて全株取得”. 日本経済新聞. (2015年4月13日) 2015年4月13日閲覧。
- ^ “ツルハHD、フジ/レデイ薬局を56億円で公開買付け 流通ニュース 2015年4月13日
- ^ 株式会社フジ及び株式会社ツルハホールディングスによる当社株式に対する共同公開買付けの結果に関するお知らせ
- ^ 支配株主等に関する事項について
- ^ 株式会社ツルハホールディングスによる当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
- ^ 株式併合及び定款の一部変更に関する承認決議に関するお知らせ
- ^ “株式会社レデイ薬局の子会社化と同社の役員人事異動に関するお知らせ” (PDF). 株式会社ツルハホールディングス (2015年10月23日). 2015年12月1日閲覧。
- ^ “ツルハホールディングス株主優待のご利用開始のお知らせ” (PDF). 株式会社レデイ薬局 (2015年10月29日). 2016年2月11日閲覧。
- ^ 兵庫県初出店! 2月11日(木)「くすりのレデイ洲本店」オープン! (PDF) - 株式会社レデイ薬局 ニュースリリース 2016年2月4日(2016年2月11日閲覧)
- ^ レデイ薬局、吸収合併14店の名称「レデイ」に変更 - 日本経済新聞 2011年2月24日(2014年11月24日閲覧)
- ^ 店舗屋号変更のお知らせ (PDF) - 株式会社レデイ薬局 ニュースリリース 2014年2月20日(2016年2月11日閲覧)
- ^ 店舗屋号変更のお知らせ (PDF) - 株式会社レディ薬局 ニュースリリース 2014年11月14日(2016年2月11日閲覧)
- ^ 店舗屋号の変更に関するお知らせ (PDF) - 株式会社レデイ薬局 ニュースリリース 2015年10月26日(2016年2月11日閲覧)
- ^ スマホで調剤予約 レデイ薬局県内外35店で 愛媛新聞ONLINE 2014年6月17日
- ^ 調剤薬局で「エフカマネー」利用開始 株式会社レデイ薬局ニュースリリース 2014年4月27日
- ^ 薬剤師の制服を一新 株式会社レデイ薬局ニュースリリース 2014年2月25日
- ^ 3/1レデイライフショップアクティブ平井店オープン 株式会社レデイ薬局ニュースリリース 2014年2月16日
- ^ ポイントカードサービス内容変更のお知らせ (PDF) - レディ薬局 2015年10月6日(2015年10月29日閲覧)
- ^ 来店ポイントサービス「ショプリエ」導入 株式会社レデイ薬局ニュースリリース 2014年2月19日
- ^ レデイ薬局/香川県全店に来店促進アプリ「楽天チェック」導入 流通ニュース 2015年1月23日
- ^ 松山で「健康フェスタ」 松山経済新聞 2015年6月19日