ウエルシア薬局

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ウエルシア薬局株式会社
Welcia Yakkyoku Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証2部 2717
2004年9月21日 - 2008年8月26日
略称 ウエルシア
本社所在地 日本の旗 日本
101-0021
東京都千代田区外神田2-2-15
ウエルシアビル[1]
設立 1974年4月19日
(株式会社十字・1959年12月創業)
業種 小売業
法人番号 3030001002411 ウィキデータを編集
事業内容 調剤併設型ドラッグストアチェーン
代表者 代表取締役会長 水野秀晴[1]
代表取締役社長 松本忠久[1]
資本金 1億円(2018年2月末日)[1]
売上高 連結:8664億42百万円
(2021年2月期)
総資産 連結:3422億77百万円
(2021年2月期)
従業員数 連結:8,936名
(2020年2月28日基準)
決算期 2月末日
主要株主 ウエルシアホールディングス株式会社(100%)
主要子会社 ウエルシア介護サービス株式会社[1]
ウエルシアオアシス株式会社[1]
関係する人物 鈴木孝之(創業者)
池野隆光
外部リンク www.welcia-yakkyoku.co.jp ウィキデータを編集
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ウエルシア薬局株式会社(ウエルシアやっきょく)は、調剤薬局併設型ドラッグストアチェーン展開する日本企業である[1][2]本社東京都千代田区外神田2丁目2-15のウエルシアビルに置く[1][2]イオングループに属する。

なお、表記・発音の「ウルシア」は誤りで、ウエルシア薬局および親会社持株会社)であるウエルシアホールディングスの公式サイトでも「ウエルシアの『エ』は大文字を採用しています」と明記されている[1][2]

概要[編集]

イオングループの一員として[編集]

1959年東京都府中市で創業した株式会社十字(十字薬局)を源流とし、鈴木孝之が創業した一の割薬局(埼玉県春日部市)、池野隆光が創業した池野ドラッグ(埼玉県坂戸市)の3社が、2002年までに合併することにより成立。初期には合併前の各社が「グリーンクロス」や「コア」の名称でドラッグストアを営業していたが、2002年に店名を「ウエルシア」に統一した。

2000年2月にジャスコ株式会社(現:イオン株式会社)と業務資本提携を行いイオングループ入りした。「ウエルシア」という屋号は、イオングループのナショナルドラッグチェーンである「ハピコム」の屋号変更当時の名称である「イオン・ウエルシア・ストアーズ」から採用されたものであるが、「ハピコム」への名称変更後も「ウエルシア」の屋号は変更されず、現在に至っている。

なお、イオンが2000年代初頭に策定した計画では、2010年頃までにイオングループ内の薬局事業を1社に統合する計画もあった[3]

イオングループの店舗として一部のトップバリュ製品を取り扱うほか、店舗によっては近隣のオリジン弁当店舗で製造された弁当や惣菜を販売するなど、グループ内での連携を行っている。本社ビル「ウエルシアビル」1階ではウエルシア薬局とイオングループのコンビニエンスストアであるミニストップを融合した店舗を出店している。

2022年9月には親会社のウエルシアホールディングスが同業会社であるコスモス薬品に対抗する目的として、イオン九州との合弁でイオンウエルシア九州を設立。九州地方において、店舗を共同展開していくことを発表した[4][5]

その一方で、ポイントサービスTポイントを主体としており、Tカードに付帯して利用できる電子マネーTマネー」による支払いもできる。イオングループの電子マネーWAONも一部店舗を除いて利用可能である。かつては「WAON POINTカード」は利用不可であったが、2023年1月24日から一部の店舗を除いて導入した[6]。その後、2024年5月1日からポイントサービスをWAON POINT主体に変更することを同年3月に発表した[7]。因みにイオングループでTポイントを導入している企業は他にマルエツがある[8][注 1]。過去にはレッドキャベツマックスバリュ九州(現:イオン九州)に運営が移管[注 2]されるまではTポイントを導入していた。また、ワーナー・マイカル・シネマズが導入していた時期がある[注 3]

また、北海道の独立系コンビニであるセイコーマートからワインアイスクリームなどのプライベートブランド商品の供給を受けている[9][10][注 4]。なお、当社では北海道に出店はしていないものの、2022年6月にウエルシアグループ入りしたコクミンが北海道(札幌市中央区千歳市のみ)に展開している。

ATMについては、イオン銀行ではなくりそな銀行の「バンクタイム」を設置している店舗もあるが[12][注 5]、イオン銀行ATMを設置している店舗やATM自体を設置していない店舗もあり、統一されていない。クレジットカードについてはイオン銀行(イオンカード)と協業し、2023年4月から提携カードの申込・発行を開始した[13]

上記のようにイオングループの企業でありながら、サービス面でイオンとは一線を画す点も見られる。

持株会社の設立後[編集]

その後もM&Aにより多数のドラッグストアを合併することを繰り返し、業容を拡大してきた。

2008年9月1日高田薬局静岡市、元マツモトキヨシグループ)と株式移転により共同持株会社「グローウェルホールディングス」を設立[14]。これに伴いウエルシア関東は上場廃止、グローウェルホールディングスが上場した。2012年9月1日、グローウェルホールディングスはウエルシアホールディングス株式会社に社名変更した[14]

2013年3月1日、寺島薬局つくば市)を完全子会社化するとともにドラッグストア事業を譲受[14]。これにより茨城県栃木県埼玉県千葉県長野県の店舗数が増加、福島県の店舗が新たに編入されて東北地方に進出した。翌2014年5月1日、寺島薬局をウエルシア介護サービス株式会社に社名変更した[14]

2014年9月1日、高田薬局(ウインダーランド)・ウエルシア関西(イレブン、ハートランドなど)・ウエルシア京都の3社を吸収合併し、ウエルシア関東は商号をウエルシア薬局に変更した。合併に先立ち、高田薬局とウエルシア関西は2014年にこれまで使用していた屋号から「ウエルシア」に順次屋号変更しており、統合によって高田薬局が運営していた静岡県愛知県、ウエルシア関西運営の店舗が多い近畿地方が編入され、東北から近畿まで広範囲に展開するようになった。

その後も、2015年12月1日にタキヤを、2019年3月1日に一本堂を吸収合併している。

2016年9月1日にはCFSコーポレーション横浜市)を吸収合併し、同社が運営していたハックドラッグ(派生業態を含む)の店舗を引き継ぎ「ウエルシア」との2ブランド体制で展開してきたが、「ウエルシア」への屋号変更や閉店に伴い、「ハックドラッグ」ブランドの店舗は統合当初の5都県から東京都・神奈川県に営業エリアが縮小されている。

プライベートブランド[編集]

  • トップバリュ - イオングループに属しているため、食料品日用品の一部を取り扱う。
  • ウェルマーク(welmark) - ウエルシアのプライベートブランド。日用品が中心。
  • からだWelcia / くらしWelcia - ウエルシアのプライベートブランド。2021年6月28日より販売開始。食品や化粧品など肌に触れるものが「からだWelcia」、日用品などが「くらしWelcia」として販売されている。

その他[編集]

沿革[編集]

  • 1959年12月 - 小関典旦東京都府中市住吉町一丁目50番1で十字薬局を開業。
  • 1965年12月 - 鈴木孝之(ウエルシアHD初代会長)が埼玉県春日部市一の割薬局を開業[18]
  • 1968年10月 - 一の割薬局を有限会社鈴木ファーマスィに改組。
  • 1971年6月 - 池野隆光(現:ウエルシアHD会長)が埼玉県坂戸市池野ドラッグ(店名「トップ」)を開業[19][20]
  • 1974年4月 - 十字薬局を株式会社十字に改組。
  • 1980年代
    • 鈴木ファーマスィが「グリーンクロス」の店名でドラッグストアを出店。
    • 株式会社十字が「コア」の店名でドラッグストアを出店。
  • 1980年代~1990年代 - 株式会社十字が株式会社コアに商号変更。
  • 1995年 - 有限会社鈴木ファーマスィを株式会社グリーンクロスに改組。
  • 1997年
  • 1998年 - 本社を埼玉県大宮市(現:さいたま市西区三橋6丁目185番地へ移転。
  • 1999年
    • 4月 - 有限会社リカーショップワタナベを吸収合併。
    • 8月 - 株式会社ツルハと業務資本提携。
    • 11月 - 有限会社高橋商店(酒類販売)の営業を譲り受ける。
    • 12月 - 有限会社コア・コーポレーションを設立し、薬事法における薬種商販売業についての販売業務委託契約を締結[21]
  • 2000年2月 - ジャスコ株式会社(現:イオン株式会社)と業務資本提携[14]
  • 2001年
  • 2002年
    • 3月 - 株式会社池野(旧:池野ドラッグ)を吸収合併[14]。これによりグリーンクロス・コアに池野隆光が入社[22]
    • 4月 - 本社を埼玉県さいたま市(現:さいたま市見沼区東大宮4丁目47番地7に移転[14]
    • 7月 - 店舗名を「ウエルシア」に統一。
  • 2004年9月 - 東京証券取引所2部上場[14]
  • 2005年12月 - 株式会社グリーンクロス・コアからウエルシア関東株式会社に社名変更[14]
  • 2006年
    • 3月 - 株式会社いいの(旧イオン・ウエルシア・ストアーズ会員)を吸収合併[14]
    • 12月 - 株式会社ナカヤ(子会社)を吸収合併[14]
  • 2008年
  • 2010年
  • 2011年3月1日 - 特例子会社としてウエルシアオアシス株式会社を設立[14][24]
  • 2012年
    • 4月27日 - 親会社のグローウェルホールディングスが東証1部に指定替え。
    • 3月13日 - Tポイントを導入[25]。同時に「ウエルシアTポイントカード」の発行を開始し、従来のポイントカードは1年間のポイント清算移行期間を経て廃止となる。
    • 9月1日 -
      • 親会社のグローウェルホールディングスが「ウエルシアホールディングス株式会社」に商号変更。
      • ドラッグフジイを吸収合併。これにより、富山県(「ウエルシアフジイ」)と石川県の店舗をウエルシア薬局の店舗に編入する。
  • 2013年3月1日 - 寺島薬局を完全子会社化するとともに[14]、同社からドラッグストア事業を譲受[14][26](当初は寺島薬局を吸収合併する予定だった[27]が、介護事業を残した上でドラッグストア事業の譲受に計画変更された)。これにより寺島薬局の福島県内の店舗をウエルシア薬局の店舗に編入する。
  • 2014年
  • 2015年
    • 1月22日 - 「ウエルシア岐阜加納本石町店」のオープンにより岐阜県に進出。
    • 2月1日 - 旧・ウエルシア関東子会社の有限会社コア・コーポレーションと旧・高田薬局子会社の有限会社ウィンダー・インクの2社を吸収合併[30]
    • 12月1日 - グループ会社のタキヤ株式会社を吸収合併[14][31]、同社の店舗をウエルシア薬局の店舗に編入する。
  • 2016年
    • 2月 - 日本橋ファーマ株式会社と有限会社ウエルテック(現・株式会社B.B.ON)を株式取得により子会社化[14]
    • 5月5日 - 「ウエルシア寒河江栄町店」のオープンにより山形県に進出。
    • 9月1日 -
      • 株式会社CFSコーポレーションを吸収合併[14]、同社が経営していたハックドラッグ(派生業態のハックエクスプレス、ハックベリーを含む)の運営を引き継ぐ[32]
      • この合併に伴い、CFSコーポレーションの子会社だった株式会社函南ショッピングセンターがウエルシア薬局の傘下となる。なお、特例子会社の株式会社CFSサンズは親会社の合併と同日にウエルシア薬局の特例子会社であるウエルシアオアシス株式会社へ吸収合併した。
  • 2017年6月1日 - 日本橋ファーマ株式会社を吸収合併[14]
  • 2018年1月25日 - 「ウエルシア盛岡本宮店」のオープンにより岩手県に進出。
  • 2019年
    • 2月28日 - 株式会社ジュンテンドーから「サンデーズ」の店舗ブランドで展開していたドラッグストア7店舗を事業譲受[33]
    • 3月1日 - 株式会社一本堂を吸収合併[14]、同社が運営していた「ウエルシア」をウエルシア薬局の店舗に編入する。
    • 3月9日 - 旧「サンデーズ」店舗だった「ウエルシア益田駅前店」のオープンにより島根県に進出(中国地区1号店)。
    • 3月16日 -
      • 「ウエルシア山県安芸太田店」のオープンにより広島県に進出。
      • 新業態として、流通チャネルが限定されている国内外のラグジュアリー化粧品を専門とするラグジュアリーコスメセレクトショップ「NARCIS(ナルシス)」を立ち上げ、ダイバーシティ東京プラザ内に1号店をオープン[34]
    • 3月30日 - 「ウエルシア新見高尾店」のオープンにより岡山県に進出。
    • 9月 - 子会社の株式会社B.B.ONを吸収合併[14]
  • 2020年
    • 3月 - CFSコーポレーションの子会社だった株式会社函南ショッピングセンターを吸収合併[14]
    • 9月23日 - プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(現:P&Gジャパン合同会社)の衣料用洗剤ブランド「アリエール」のコインランドリー店「アリエール LAUNDRY PRO」をウエルシア薬局の運営店舗5店舗に順次試験導入することを発表、同日に1店舗目として東京都江戸川区の「ウエルシア江戸川松本店」内にオープン[35]
    • 10月8日 - 「ウエルシア坂井丸岡店」のオープンにより福井県に進出。
    • 11月2日 - 上新電機株式会社から「マザーピア」の店舗ブランドで展開していたドラッグストア6店舗を譲受[36]
    • 11月5日 - 「ウエルシア米子東福原店」のオープンにより鳥取県に進出。
  • 2021年
    • 3月1日 - 株式会社ネオファルマー、株式会社サミットの2社を吸収合併[37]
    • 9月1日 - 「ウエルシア大分セントポルタ中央町店」のオープンにより大分県に進出(九州地区1号店)[38]
    • 9月18日 - 「ウエルシア イオンタウン川之江店」のオープンにより愛媛県に進出(四国地区1号店)[39]
    • 10月21日 - 千葉県千葉市に「ウエルシア イオンタウン幕張西店」をオープン。ウエルシア薬局初となる「イオンタウン」の核店舗としての出店となる[40]
    • 10月28日 - 「ウエルシア高松伏石店」のオープンにより、香川県に進出。
    • 11月25日 - 福井県鯖江市に「ウエルシア鯖江上河端町店」をオープン。当店はウエルシア薬局の親会社のウエルシアホールディングス株式会社と資本業務提携を締結している株式会社ホームセンターみつわから譲り受けた旧みつわ鯖江店を食料品併設型ドラッグストアとして業態転換した店舗で、生鮮食品・惣菜・ベーカリーを同じイオングループのマックスバリュ北陸株式会社が運営する「マックスバリュ」との一体型店舗となり、株式会社ホームセンターみつわからの商品供給により園芸用品も取り扱う[41]
    • 12月16日 - 「ウエルシア福岡和白東店」のオープンにより、福岡県に進出(イオン九州が運営していた「ワイドマート ドラッグ&フード和白東店」跡に出店)。
  • 2022年
    • 1月28日 - 同じくイオングループに属するスーパーマーケット「カスミ」と売場を共有した新業態「BLANDE」の1号店であるつくば並木店が開店[42][43]
    • 3月18日 - 「ウエルシアイオン島原店」のオープンにより、長崎県に進出。
    • 4月21日 - 「ウエルシア熊本麻生田店」のオープンにより、熊本県に進出。同店は福岡和白東店同様にイオン九州が運営していた「ワイドマート ドラッグ&フード麻生田店」跡に出店しており、同社とのコラボレーションにより、生鮮食品・総菜・弁当・ベーカリー・フローズンも取り扱う食料品併設型店舗となる[44]
    • 6月1日 - 金光薬品を吸収合併[45]。同社が岡山県に展開していた「金光薬品」全店舗をウエルシア薬局の店舗に編入する。
  • 2023年
  • 2024年5月1日 - 同日からポイントサービスを「WAON POINT」主体に変更予定。ボーナスポイントなどの付与やお客様感謝デーの対象ポイントカードをVポイントTポイント[注 6]からWAON POINTに順次変更する[7]

出店地域・店舗数[編集]

東北[注 7]関東甲信越北陸東海関西中国[注 8]四国九州[注 9]に2,055店舗(2022年6月時点)を出店しており、2022年6月時点での調剤受付店は約84%にあたる1,718店舗、うち85店舗は調剤専門店である。

2022年6月時点の店舗数を以下に記す。東京都神奈川県を除く全エリアは「ウエルシア」のみの展開となっている。CFSコーポレーションとの統合当初は、千葉県山梨県静岡県でも「ハックドラッグ」を展開していたが、後に「ウエルシア」へブランド統一されている。また、2021年3月にネオファルマーとサミットを吸収合併した関係で、四国地方については「ウエルシア」の屋号が付かない調剤薬局が存在していたが、2022年に「ウエルシア薬局」へ屋号変更され、店名が付くようになった。同年6月には金光薬品を吸収合併したことに伴い、「金光薬品」の屋号を引き継いだ。

  • 東北地方 - 92店舗(うち、調剤受付店66店舗)
    • 岩手県 - 14店舗(うち、調剤受付店9店舗)
    • 宮城県 - 19店舗(うち、調剤受付店17店舗)
    • 山形県 - 23店舗(うち、調剤受付店14店舗)
    • 福島県 - 36店舗(うち、調剤受付店26店舗)
  • 関東地方 - 1,047店舗(うち、調剤受付店898店舗、調剤専門店35店舗)
    • 茨城県 - 151店舗(うち、調剤受付店136店舗、調剤専門店3店舗)
    • 群馬県 - 59店舗(うち、調剤受付店45店舗、調剤専門店1店舗)
    • 千葉県 - 149店舗(うち、調剤受付店142店舗、調剤専門店1店舗)
    • 神奈川県 - 225店舗(うち、調剤受付店176店舗、調剤専門店12店舗)
      • ウエルシア - 61店舗(うち、調剤受付店59店舗)
      • ハックドラッグ - 164店舗(うち、調剤受付店117店舗、調剤専門店12店舗)
    • 栃木県 - 66店舗(うち、調剤受付店52店舗、調剤専門店2店舗)
    • 埼玉県 - 205店舗(うち、調剤受付店193店舗、調剤専門店5店舗)
    • 東京都 - 192店舗(うち、調剤受付店154店舗、調剤専門店11店舗)
      • ウエルシア - 190店舗(うち、調剤受付店152店舗、調剤専門店11店舗)
      • ハックドラッグ - 2店舗(全店舗調剤受付店)
  • 甲信越地方 - 145店舗(うち、調剤受付店119店舗)
    • 新潟県 - 73店舗(うち、調剤受付店59店舗)
    • 長野県 - 39店舗(うち、調剤受付店33店舗)
    • 山梨県 - 33店舗(うち、調剤受付店27店舗)
  • 北陸地方 - 71店舗(うち、調剤受付店49店舗、調剤専門店1店舗)
    • 福井県 - 6店舗(全店舗調剤受付店)
      • このうち、鯖江上河端町店・敦賀中央町店・福井北四ツ居店はマックスバリュ北陸運営の「マックスバリュ」(鯖江上河端町店以外の店舗は小型業態の「マックスバリュエクスプレス」)との一体型店舗
    • 石川県 - 23店舗(うち、調剤受付店15店舗)
    • 富山県 - 42店舗(うち、調剤受付店28店舗、調剤専門店1店舗)
  • 東海地方 - 338店舗(うち、調剤受付店245店舗、調剤専門店15店舗)
    • 静岡県 - 232店舗(うち、調剤受付店162店舗、調剤専門店13店舗)
    • 岐阜県 - 7店舗(うち、調剤受付店6店舗)
    • 愛知県 - 72店舗(うち、調剤受付店56店舗、調剤専門店2店舗)
    • 三重県 - 27店舗(うち、調剤受付店21店舗)
  • 関西地方 - 295店舗(うち、調剤受付店235店舗、調剤専門店10店舗)
    • 京都府 - 12店舗(うち、調剤受付店10店舗)
    • 兵庫県 - 96店舗(うち、調剤受付店75店舗、調剤専門店5店舗)
    • 和歌山県 - 7店舗(うち、調剤受付店3店舗)
    • 滋賀県 - 17店舗(うち、調剤受付店16店舗)
    • 大阪府 - 151店舗(うち、調剤受付店119店舗、調剤専門店5店舗)
    • 奈良県 - 12店舗(全店舗調剤受付店)
  • 中国地方 - 47店舗(うち、調剤受付店18店舗、調剤専門店12店舗)
    • 島根県 - 6店舗(うち、調剤受付店3店舗)
    • 岡山県 - 34店舗(うち、調剤受付店10店舗、調剤専門店12店舗)
      • ウエルシア - 8店舗(うち、調剤受付店3店舗)
      • 金光薬品 - 26店舗(うち、調剤受付店7店舗、調剤専門店12店舗)
    • 広島県 - 4店舗(うち、調剤受付店3店舗)
    • 鳥取県 - 3店舗(うち、調剤受付店2店舗)
  • 四国地方 - 16店舗(うち、調剤受付店2店舗、調剤専門店12店舗)
    • 徳島県 - 1店舗(調剤専門店)
    • 香川県 - 3店舗(うち、調剤専門店1店舗)
    • 愛媛県 - 12店舗(うち、調剤受付店2店舗、調剤専門店9店舗)
    • 高知県 - 1店舗(調剤専門店)
  • 九州地方 - 4店舗(うち、調剤受付店2店舗)
    • 福岡県 - 1店舗(調剤受付店)
    • 長崎県 - 1店舗(調剤未取扱)
    • 熊本県 - 1店舗(調剤受付店)
    • 大分県 - 1店舗(調剤受付店)

不祥事[編集]

千葉県佐倉市上座に所在するウエルシア薬局ユーカリが丘店の男性管理薬剤師(30代)が、2014年(平成26年)8月31日から2017年(平成29年)7月10日までの約3年間にわたり、自身を含む26人に勃起不全脱毛症の治療薬、向精神薬など36種類の処方箋医薬品処方箋なしで計63回授与したとして、2018年(平成30年)2月7日に県から処分を受けた。健康被害は確認されていない[47]

男性管理薬剤師は「要望を断り切れなかった」などと供述しており、当初は処方箋を持参して来た患者がその後に処方箋なしで購入を求めてきた例もあったと述べた[47]。また自身には向精神薬を処方していた[47]。男性管理薬剤師は内部調査後に退職した[47]。処方箋医薬品以外でも用法や用量を記した説明文書を購入者に渡していない法令違反があった[47]

千葉県薬務課によると、2017年9月に同薬局から内部調査で不正が判明したと報告があり、同年11月まで3回の立ち入り検査を行っていた。千葉県庁医薬品医療機器法(薬機法)違反として2018年2月7日、同店に同年2月9日から27日まで19日間の薬局業務停止処分を下すとともに、一連の法令違反を千葉県警察に通報した[47]。ウエルシア薬局の千葉県内の他3店舗でも処方箋なしの医薬品販売を確認したが、これは認識不足や勘違いが原因とみられるという[47]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ダイエーグループ、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス傘下。Tポイントはイオングループ入り後に導入。
  2. ^ みらい長崎ココウォーク店(長崎県長崎市)は先行で2019年9月1日付で運営移管。
  3. ^ 現在のイオンシネマはWAON POINTカードやdポイントが利用可能。
  4. ^ なお、イオン九州でも不定期に開催されている「北海道フェア」にてセイコーマートのプライベートブランド商品を供給し、フェア期間中に販売を行っている[11]
  5. ^ バンクタイムATM自体は当時のサークルKサンクス店頭にりそな銀行と提携して設置されていたものだが、ファミリーマートへ転換後、ファミリーマート設置分については2020年までにすべてゆうちょ銀行ATMへ置き換えられた。
  6. ^ 2024年4月22日からポイント名称を変更予定。
  7. ^ 青森県秋田県を除く。
  8. ^ 山口県を除く。
  9. ^ 佐賀県宮崎県鹿児島県を除く。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 会社概要”. ウエルシア薬局株式会社. 2020年12月11日閲覧。
  2. ^ a b c グループ企業概要 | 企業情報”. ウエルシアホールディングス. 2020年12月10日閲覧。
  3. ^ 鈴木孝之『イオングループの大変革』p.16、日本実業出版社。2016年12月29日閲覧。
  4. ^ 雪元史章 (2022年9月2日). “ウエルシアHDとイオン九州が合弁会社設立 フード&ドラッグの新業態展開へ”. ダイヤモンド・チェーンストアオンライン. 2022年10月30日閲覧。
  5. ^ 中井彰人 (2022年10月24日). ““九州の覇者”コスモス薬品に、ウエルシアが真っ向勝負 ドラッグストア戦争の行方は?”. ITmedia ビジネスオンライン. 2022年10月30日閲覧。
  6. ^ a b ウエルシアグループ、23年1月から「WAON POINTサービス」導入へ”. BCN+R (2022年11月4日). 2022年11月5日閲覧。
  7. ^ a b 臼田勤哉 (2024年3月1日). “ウエルシア、5月から「WAON POINT」を軸にポイントサービス変更”. Impress Watch. 2024年3月2日閲覧。
  8. ^ 「Tカード」のご案内”. マルエツ|しあわせいかつ。. 2020年12月10日閲覧。
  9. ^ セコマ、ウエルシアにワイン供給”. 日本経済新聞 (2017年4月25日). 2019年3月27日閲覧。
  10. ^ セコマ、ウエルシアにPB供給”. 日本経済新聞 (2017年8月22日). 2021年2月3日閲覧。
  11. ^ 参考 (PDF)
  12. ^ キャッシュポイント(ATM網)の整備・拡充について”. りそな銀行・埼玉りそな銀行(2018年5月17日作成). 2019年3月27日閲覧。
  13. ^ 全国で「ウエルシアカード」発行開始”. イオンフィナンシャルサービス株式会社・株式会社イオン銀行 (2023年3月31日). 2023年4月15日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 沿革”. ウエルシア薬局株式会社. 2020年12月11日閲覧。
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関連項目[編集]

  • ハピコム
  • 東京都庁舎 - 第一本庁舎32階と第二本庁舎4階に出店している。公式サイトの店舗検索でも表示されている。

外部リンク[編集]