ユー・キャント・ドゥ・ザット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年3月20日 (水) 00:42個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 9 件をウィキデータ上の (d:Q2315847 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ユー・キャント・ドゥ・ザット
ビートルズシングル
初出アルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
A面 キャント・バイ・ミー・ラヴ
リリース
録音 1964年2月25日5月22日
ジャンル ロック
時間
レーベル パーロフォン
作詞・作曲 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
ビートルズシングル盤 U.K. 年表
抱きしめたい
b/w
ジス・ボーイ
(1963年)
キャント・バイ・ミー・ラヴ
b/w
ユー・キャント・ドゥ・ザット
(1964年)
ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
b/w
今日の誓い
(1964年)
ビートルズシングル盤 U.S. 年表
ツイスト・アンド・シャウト
b/w
ゼアズ・ア・プレイス
(1964年)
キャント・バイ・ミー・ラヴ
b/w
ユー・キャント・ドゥ・ザット
(1964年)
ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
b/w
サンキュー・ガール
(1964年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
シー・ラヴズ・ユー
b/w
アイル・ゲット・ユー
(1964年)
キャント・バイ・ミー・ラヴ
b/w
ユー・キャント・ドゥ・ザット
(1964年)
フロム・ミー・トゥ・ユー
b/w
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
(1964年)
ハード・デイズ・ナイト 収録曲
A面
  1. ハード・デイズ・ナイト
  2. 恋する二人
  3. 恋におちたら
  4. すてきなダンス
  5. アンド・アイ・ラヴ・ハー
  6. テル・ミー・ホワイ
  7. キャント・バイ・ミー・ラヴ
B面
  1. エニイ・タイム・アット・オール
  2. ぼくが泣く
  3. 今日の誓い
  4. 家に帰れば
  5. ユー・キャント・ドゥ・ザット
  6. アイル・ビー・バック
テンプレートを表示

ユー・キャント・ドゥ・ザット」("You Can't Do That")は、1964年3月にイギリスロックバンドビートルズが発表した6枚目のオリジナル・シングル(「キャント・バイ・ミー・ラヴ」)のB面曲である。

解説

レノン=マッカートニーの作品。実質的にはジョン・レノンの作った楽曲である。リード・ヴォーカルはジョン。ポール・マッカートニージョージ・ハリスンコーラスを担当している。中間部のギターソロはジョージでなくジョン。イントロはジョージの弾くリッケンバッカー・360/12セミアコ12弦ギター)によるもの。マイナーメジャーの組み合わさった不思議な印象をもつリフがフィーチャーされている。

1964年7月発表のビートルズイギリス盤公式オリジナル・アルバムビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』にも収録された。

当初は映画の中で使われる予定だった曲で、実際にステージでの演奏シーン口パク)も撮影したが最終的にカットされた。

ジョンはこの曲について「当然、シングルのA面を取れるものと思っていた。しかし結局はB面になった。理由はポールの作ってきた「キャント・バイ・ミー・ラヴ」がそれ以上によかったからさ」と発言しており、ジョンにとってこの曲が相当な自信作であったことと、当時ポールとの間で激しいシングルA面争いが行われていたことがわかる。

ビートルズが一回目のワールドツアーを行なっている最中、病気治療のためにリンゴ・スターが参加していなかった時期があった。ビートルズがオーストラリアに到着したとき、病気が完治したリンゴもここで合流することになった。その際の同国メルボルンコンサートでこの楽曲が歌われている。

ステレオ・ヴァージョン

「ユー・キャント・ドゥ・ザット」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1964年7月にリリースされたアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』ステレオ盤に収録された。

CD2004年に発売された『ザ・ビートルズ ザ・キャピトル・アルバムス Vol.1』CDボックス中のアルバム『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されたものの、モノラル・ヴァージョンからの疑似ステレオ・ヴァージョンであった。リアル・ステレオ・ヴァージョンは2009年9月9日に『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のリマスター盤にてリリースされた。

収録シングル/アルバム