ユー・キャント・ドゥ・ザット
「ユー・キャント・ドゥ・ザット」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ビートルズ の シングル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
初出アルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
A面 | キャント・バイ・ミー・ラヴ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 | 1964年2月25日、5月22日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞・作曲 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
|
「ユー・キャント・ドゥ・ザット」("You Can't Do That")は、1964年3月にイギリスのロックバンド、ビートルズが発表した6枚目のオリジナル・シングル(「キャント・バイ・ミー・ラヴ」)のB面曲である。
解説
レノン=マッカートニーの作品。実質的にはジョン・レノンの作った楽曲である。リード・ヴォーカルはジョン。ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンがコーラスを担当している。中間部のギターソロはジョージでなくジョン。イントロはジョージの弾くリッケンバッカー・360/12(セミアコ12弦ギター)によるもの。マイナーとメジャーの組み合わさった不思議な印象をもつリフがフィーチャーされている。
1964年7月発表のビートルズのイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』にも収録された。
当初は映画の中で使われる予定だった曲で、実際にステージでの演奏シーン(口パク)も撮影したが最終的にカットされた。
ジョンはこの曲について「当然、シングルのA面を取れるものと思っていた。しかし結局はB面になった。理由はポールの作ってきた「キャント・バイ・ミー・ラヴ」がそれ以上によかったからさ」と発言しており、ジョンにとってこの曲が相当な自信作であったことと、当時ポールとの間で激しいシングルA面争いが行われていたことがわかる。
ビートルズが一回目のワールドツアーを行なっている最中、病気治療のためにリンゴ・スターが参加していなかった時期があった。ビートルズがオーストラリアに到着したとき、病気が完治したリンゴもここで合流することになった。その際の同国メルボルンコンサートでこの楽曲が歌われている。
ステレオ・ヴァージョン
「ユー・キャント・ドゥ・ザット」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1964年7月にリリースされたアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』ステレオ盤に収録された。
CDは2004年に発売された『ザ・ビートルズ ザ・キャピトル・アルバムス Vol.1』CDボックス中のアルバム『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されたものの、モノラル・ヴァージョンからの疑似ステレオ・ヴァージョンであった。リアル・ステレオ・ヴァージョンは2009年9月9日に『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のリマスター盤にてリリースされた。